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映画『少女は卒業しない』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『少女は卒業しない』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『少女は卒業しない』の作品情報


出典:https://video.unext.jp/title/SID0084890

製作年 2023年
上映時間 120分
ジャンル ヒューマンドラマ
青春
恋愛
監督 中川駿
キャスト 河合優実
小野莉奈
小宮山莉渚
中井友望
製作国 日本

映画『少女は卒業しない』の登場人物(キャスト)

山城まなみ(河合優実)
高校3年生。元料理部の部長。料理が好きで、栄養学について詳しい。高校卒業後、料理の専門学校への進学が決まっている。
後藤由貴(小野莉奈)
高校3年生。元バスケ部の部長。心理学に興味を持っている。高校卒業後、東京の大学への進学が決まっている。
神田杏子(小宮山莉渚)
高校3年生。元軽音部の部長。中学時代はバレー部に所属していた。軽音部に所属する剛士とは中学校からの同級生である。
作田詩織(中井友望)
高校3年生。クラスに馴染めず、休み時間は必ず図書室に通っている。本と漫画が好き。
佐藤駿(窪塚愛流)
高校3年生。まなみの彼氏。野菜が嫌いだったが、まなみのおかげで食べられるようになった。
森崎剛士(佐藤緋美)
高校3年生。軽音部員。「ヘブンズドア」のボーカル担当。歌うことが好きで、誰もいない部室でよく歌っている。
寺田賢介(宇佐卓真)
高校3年生。バスケ部員。後藤の彼氏。小学校の教員を目指し、地元の大学への進学が決まっている。
坂口優斗(藤原季節)
現代文の教員。図書室の管理をしている。優しくて温厚な性格。詩織にとっての唯一の話し相手。

映画『少女は卒業しない』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『少女は卒業しない』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『少女は卒業しない』のあらすじ【起】

山梨県立島田高校は、明後日行われる卒業式をもって、廃校になる。

心理学を学ぶために東京の大学へ進学する後藤由貴は、地元の大学で教員を目指す彼氏の寺田賢介と喧嘩したまま、仲直りできずにいた。

卒業式の予行練習が始まり、卒業生代表として答辞を読む山城まなみの姿に、3年生全員が驚いていた。

卒業式後、軽音部による卒業ライブが恒例行事となっている。そのトリを飾るバンドは投票で決まり、今年はヘブンズドアが圧倒的な票数を得た。軽音部の部長である神田杏子がそれをヘブンズドアのメンバーに伝えると、杏子の中学校からの同級生の森崎剛士以外のメンバーは出演を拒否した。ヘブンズドアは当て振りと口パクのバンドでトリにはふさわしくないと思ったのだ。結果、剛士が1人でトリを飾ることになった。

3年間クラスに馴染めず、休み時間は必ず図書室に通っていた作田詩織に、図書室の管理をする坂口優斗先生は「あと1日は勇気を出して、自分からクラスメイトに声を掛けてみて」と助言した。

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映画『少女は卒業しない』のあらすじ【承】

まなみは調理室で彼氏の佐藤駿と、まなみが作ったお弁当を食べることが習慣だった。駿は食べ終えたお弁当を、鼻歌交じりで洗い、まなみが曲名を尋ねると、駿は「部活中によく聞こえてくる曲だが、曲名はわからない」と答えた。駿はお弁当から取り出した国旗のピックを、調理室の棚に貼り「国連193ヵ国を目指す」と言った。

卒業まであと1日となった。詩織は勇気を出して、隣の席のクラスメイトに話しかけたが、会話は続かなかった。

由貴は賢介が以前したいと言っていた花火をして、仲直りをすることを決めた。花火屋のおばさんは島田高校の卒業生で「去年は大変なこともあったのに、校舎もなくなるなんて」と寂しがっていた。帰宅した由貴は賢介に電話をかけ「明日一緒に登校しよう」と誘った。

詩織は書店に寄ったあと、坂口先生に会い「クラスメイトに話しかけたが、会話は続かなかった」と不満をぶつけた。坂口先生は「なぜ明日卒業のタイミングで変わりたいと思ったのか」と尋ね、詩織は「山城さんが答辞を読むから」と答えた。

映画『少女は卒業しない』のあらすじ【転】

卒業式の日を迎えた。まなみは調理室に、駿が食べる最後のお弁当を置いて、教室に向かった。

由貴は賢介と登校したがまた喧嘩してしまった。賢介は地元の大学でも心理学の勉強はできるのに、由貴が東京を選んだことが嫌だったと言った。

卒業式が始まった。答辞を読むためまなみは登壇した。壇上から駿の母親が見え、その手には駿の遺影があった。セミの鳴き声が響く夏の日、駿は教室の窓から落ち、亡くなった。まなみはその日を思い出してしまい、答辞を読むことができなかった。

卒業式が終わり、まなみは調理室で落ち込んでいた。駿が棚に貼っていた数十本の国旗を見て、まなみは「駿は国連193ヵ国分集めることができなかった」と悲しんだ。

誰かと話す勇気が出ず、帰ろうとした詩織に、昨日話したクラスメイトが「卒アル貸して」と話しかけてくれた。

由貴は「きちんとお別れができるだけ幸せだ」と、まなみと駿の運命に思いを馳せ、屋上に賢介を誘い、仲直りをして、一緒に花火を楽しんだ。

映画『少女は卒業しない』の結末・ラスト(ネタバレ)

詩織は図書室にいる坂口先生のもとを訪ね、クラスメイトからのメッセージが書かれた卒業アルバムを見せた。坂口先生は一緒に喜んでくれた。詩織はカバンからずっと借りたままの図書室の本と、昨夜買ったまったく同じ本を取り出した。「私は図書室があったから通い続けられた。この本は私の居場所を思い出させてくれる大切なお守り」と言うと、坂口先生は書店の本を受け取り、図書室の本を詩織に譲った。

卒業ライブが始まった。杏子は部室で剛士がたまに1人で歌っているのを聴いていた。バンドのときとは違う歌声で、杏子はその歌声が好きだった。剛士の綺麗な歌声にみんな魅了され、調理室にいるまなみにも、その歌声は届いた。まなみは駿の鼻歌と同じ曲だと気づき、体育館へ向かった。

詩織は坂口先生から譲ってもらった図書室の本とともに卒業した。杏子は自分だけのものだった剛士の歌声をみんなに共有して卒業した。由貴は自身の夢のために、賢介との別れを選んで卒業した。まなみは誰もいなくなった体育館で、駿に向けて答辞を読んで卒業した。

映画『少女は卒業しない』の感想・評価・レビュー

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映画『少女は卒業しない』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

以上、映画『少女は卒業しない』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。

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