この記事では、映画『デリシュ!』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『デリシュ!』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0079085
製作年 | 2020年 |
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上映時間 | 112分 |
ジャンル | ヒューマンドラマ 歴史 |
監督 | エリック・ベナール |
キャスト | グレゴリー・ガドゥボワ イザベル・カレ バンジャマン・ラヴェルネ ギヨーム・ドゥ・トンケデック |
製作国 | フランス ベルギー |
映画『デリシュ!』の登場人物(キャスト)
- マンスロン(グレゴリー・ガドゥボワ)
- 誇り高い宮廷料理人。実家は、馬車で旅をする人たちが馬を休ませ、自身も休憩を取るときに利用する中継所。かつてはパン職人だったが、シャンフォール公爵の父に才能を見出され、シャンフォール城の厨房に入る。料理だけではなく、もてなし方や、食事を楽しむ空間のデザインについても、豊かな発想と創造力を持っている。
- ルイーズ(イザベル・カレ)
- マンスロンの噂を聞き、シャンフォール城の厨房の状況などの情報収集の後、マンスロンに弟子入りを申し込む。マンスロンに、ブリアンソン伯爵の城でジャム作りをしていたと自己紹介し、料理への情熱と知識、向学心を表現すると、頑ななマンスロンが気持ちを変えるほど、強い「何か」を持ち続けている。思いやりに溢れ、細やかな気遣いができるが、嫌なものはきっぱりと拒絶する。
- シャンフォール公爵(バンジャマン・ラベルネ)
- マンスロンの料理を高く評価し、そのマンスロンを育てたのは自分だと自慢する。常に愛人を携えているが、関係は長続きせず、相手をころころ変える。軽薄で気まぐれ、傲慢な性格であり、気に入らないことがあると、公爵という立場を利用して相手を陥れる。
映画『デリシュ!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『デリシュ!』のあらすじ【起】
18世紀、革命直前のフランスでは、貴族たちが豪華な食事会を開くことで力を誇示する一方で、庶民は食べることに必死だった。
また、旅籠が旅人に軽食を出すことはあっても、皆で食事を楽しむレストランという場は、まだ生まれていない。
マンスロンは、シャンフォール城の厨房で料理長を務める宮廷料理人だ。
この日は、公爵主宰の重要な食事会が開かれ、来賓たちがマンスロンの料理を絶賛したため、彼の料理の才能を発掘したと自負する公爵も得意顔だ。
しかし、来賓の一人である司祭が、じゃが芋を使ったマンスロンの創作料理「デリシュ」を批判すると、場の空気は一変する。
当時、じゃが芋などの地中からの作物は病気をもたらすと考えられており、豚の餌にされていた。
来賓たちは、手のひらを返したように料理を批判し始め、公爵はマンスロンに「詫びろ」と命じたが、マンスロンは従わなかった。
その結果、マンスロンは解雇され、息子・バンジャマンを連れて実家に帰ることになった。
マンスロンの実家は、馬車での旅の中継所で、現在はマンスロンの父の友人・ジャコブが細々と営んでいた。
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映画『デリシュ!』のあらすじ【承】
マンスロンが、料理はもうしないと宣言したため、バンジャマンは中継所の仕事を引き継ぎ、慣れない料理を客に提供した。
そんなある日、ルイーズという女性がマンスロンを訪れ、弟子入りを申し込む。
彼女はブリアンソン伯爵の城でジャム作りをしていたという。
マンスロンは断り続けたが、最終的にはルイーズの熱意に根負けし、ルイーズを弟子として迎え、料理を教えることにした。
再び厨房に立ったマンスロンの料理と、バンジャマン、ルイーズ、ジャコブの献身的な協力により、中継所は客で賑わうようになった。
ある日、シャンフォール公爵の執事が中継所を訪れた。
公爵がパリからの帰路に立ち寄り、マンスロンの料理で宴会を開きたいと言っており、金も人員も、必要なだけ用意するという。
マンスロンは快諾し、宮廷料理人らしい発想で、中継所を豪華な宴会場に改造すべく準備を進めた。
しかし公爵の来訪が1週間後に迫った日、公爵の希望で宴会は翌日にするとの知らせが届いた。
城からの応援を呼び寄せる時間もないのに、リクエストされた40品の料理を作らなくてはいけない。
映画『デリシュ!』のあらすじ【転】
マンスロンがすぐに料理を開始するためにルイーズとバンジャマンに指示を出していたところで、外で大きな音がした。
それは馬車に積んでいた樽が落下した音で、下敷きになったジャコブは絶命した。
マンスロンは「悲しむのは後だ」と料理を始めたが、完成した料理の保管場所で、誤って倒したランプの火が乾草に燃え移り、火事になってしまう。
完成した料理は失われ、マンスロンは両手を火傷して料理が出来ない状態となった。
諦めかけたマンスロンを、ルイーズが「私があなたの手になる。メニューは、あなたの料理にすればいい」と励まし、マンスロンの指示でルイーズが料理を始める。
料理が完成し、公爵を出迎える準備は整ったが、公爵の馬車は中継所の前を通り過ぎて去った。
公爵は空腹に耐えきれず、前の中継所で食事を済ませたとのことだった。
テーブルに残されたデリシュを、バンジャマンが食べようとすると、ルイーズは「ダメ!」と叫び、皿を払い落とす。
落ちたデリシュの欠片を食べた鳥たちは次々に死んだ。
ルイーズは公爵に、毒を盛ろうとしていたのだ。
映画『デリシュ!』の結末・ラスト(ネタバレ)
ルイーズの夫は、公爵に騙られた末に自殺し、ルイーズは公爵への復讐を誓った。
公爵が、一度は手放したマンスロンを再び呼び戻すことを確信したルイーズは、マンスロンの弟子となり、復讐の機会を待っていたのだ。
事情を知ったマンスロンは激怒したが、その直後、落馬して大怪我をしたマンスロンを、ルイーズが献身的に看病した。
マンスロンが療養している間に、ルイーズとバンジャマンは中継所を、貴族も農民も関係なく食事を楽しめる場所に変えようとしていた。
マンスロンはそれに賛同し、レストランとなった中継所は瞬く間に人気を集めた。
マンスロンは城へ出向き、彼の料理を恋しがる公爵を、中継所での昼食に招待した。
そして農民たちには「公爵も出席される無料の試食会」のビラを配った。
公爵は約束通り中継所を訪れたが、同室内に農民たちがいることに驚き「庶民に味が分かるものか。帰らせろ」とマンスロンに怒りをぶつけた。
しかし、農民たちが口々に「貴族を倒せ」と立ち上がるのを見て、公爵は怯え、逃げるように去った。
マンスロンとルイーズは微笑み合い、抱き合った。
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映画『デリシュ!』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『デリシュ!』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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