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映画『魔法使いの弟子』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『魔法使いの弟子』の概要:1000年前に勃発した魔法使い同士の争いは今も続いていた。ニューヨークで暮らす物理オタクのデイヴは人類の救世主である魔法使いマーリンの後継者とされ、彼の弟子のバルサザールに魔法の修業を受けることになる。2010年公開のアメリカ映画。

映画『魔法使いの弟子』の作品情報

魔法使いの弟子

製作年:2010年
上映時間:110分
ジャンル:ファンタジー、コメディ、ラブストーリー
監督:ジョン・タートルトーブ
キャスト:ニコラス・ケイジ、ジェイ・バルシェル、アルフレッド・モリナ、テリーサ・パーマー etc

映画『魔法使いの弟子』の登場人物(キャスト)

バルサザール・ブレイク(ニコラス・ケイジ)
大魔法使いマーリンの弟子であり、マーリンの後継者を探すため1000年も生き続けている。恋人のヴェロニカは邪悪な魔法使いのモルガナとともに入れ子人形に封印されている。人間味のある心優しい魔法使い。プラズマを使った魔法を得意としている。
デイヴ・スタットラー(ジェイ・バルチェル)
小学4年生の時にバルサザールと出会い魔法の力を目の当たりにするが、その出来事は幻覚だと思うようになっていた。その後、大学でプラズマの研究に没頭する物理オタクとなる。10歳の時からずっとベッキーに片思いしている。ペットはブルドッグのタンク。
マキシム・ホルヴァート(アルフレッド・モリーナ)
マーリンの弟子でありバルサザールの親友だったが、ヴェロニカに失恋して裏切り者となる。バルサザールと同レベルの強い魔法使い。魔法のステッキを使いこなす。
ベッキー・バーンズ(テリーサ・パーマー)
デイヴの小学校時代の同級生。その後転校したのでデイヴとは大学で10年ぶりに再会する。音楽が好きでDJをしている。明るくて素直な性格。
ヴェロニカ(モニカ・ベルッチ)
マーリン唯一の女弟子。モルガナに命を狙われたバルサザールを救うため、モルガナの魂を自分の中に封印する。しかしモルガナに支配され始めたため、彼女と一緒に入れ子人形の中へ封印される。普通の生活を望んでいた。
モルガナ・ル・フェイ(アリス・クリーグ)
死者を呼ぶ術を使って世界を支配しようとしている邪悪な魔法使い。

映画『魔法使いの弟子』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『魔法使いの弟子』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『魔法使いの弟子』のあらすじ【起】

紀元740年 英国。人類の運命はマーリンという1人の魔法使いに託される。彼が秘術を伝授した弟子たちはバルサザール、ヴェロニカ、ホルヴァートの3人。しかしホルヴァートが裏切り、マーリンの宿敵モルガナに寝返る。モルガナはマーリンを襲い、最も恐ろしい“死者を呼ぶ術”を手に入れる。ヴェロニカはモルガナの魂を自らの体内に引き入れこの窮地を救うが、彼女の魂はモルガナに蝕まれ始める。バルサザールはヴェロニカを救うため、彼女をモルガナとともに入れ子人形の中へ封印する。そしてホルヴァートを始めとするモルガナの信者モルガニアンたちをいくつもの層に分けて人形の中に封印していく。バルサザールはマーリンからドラゴンの指輪を託され、マーリンの後継者となる“選ばれしマーリニアン”を探す旅に出る。

2000年 ニューヨーク。10歳のデイヴは遠足でエリス島を訪れ、同級生のベッキーに“僕の彼女になる?”と書いた紙を渡す。しかしベッキーが返事を書いてくれた紙は風に飛ばされ、古ぼけた骨董品店に吸い込まれてしまう。デイヴは恐る恐るその店の扉を開ける。

そこでデイヴを待っていたのはバルサザールだった。デイヴがドラゴンの指輪を手に取ると、ドラゴンが動き出し、デイヴの指にピタリと巻きつく。ついに後継者を見つけたバルサザールは、デイヴの修業を始めようとする。しかしデイヴの不注意で入れ子人形からはホルヴァートが姿を現し、バルサザールと戦いになる。デイヴは人形を持って外へ逃げ、そのまま人形を道端へ捨てる。バルサザールとホルヴァートは魔法の壺の中へ吸い込まれてしまう。

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映画『魔法使いの弟子』のあらすじ【承】

10年後。大学で物理学を専攻するデイヴはベッキーと再会する。ベッキーは音楽好きの可愛い女子大生になっていた。同じ頃、あの魔法の壺からホルヴァートとバルサザールが外の世界へ出てくる。

デイヴの前にホルヴァートが姿を現し、逃げるデイヴを追ってくる。そこへ巨大な鷲に乗ったバルサザールが来て、デイヴの危機を救ってくれる。バルサザールはホルヴァートたちが世界を破壊しようとしていることを説明し、一緒に戦おうとデイヴを誘う。しかしデイヴは巻き込まれたくないとそれを拒む。結局、人形を見つけるまでという約束で、デイヴはバルサザールと行動をともにする。

人形がチャイナタウンにあることがわかり、2人はそこへ移動する。バルサザールは魔法の理論をデイヴに教えていく。ホルヴァートはすでに人形を手に入れ、バルサザールが200年前に封印した中国系魔法使いのサン・ロックの封印を解いていた。サン・ロックの魔法で紙製の龍が暴れ出し、追い詰められたデイヴは初めてドラゴンの指輪で魔法を使うことに成功する。そしてバルサザールは人形を取り返す。魔法の魅力に目覚めたデイヴは、修業をする決心をし、バルサザールの正式な弟子となる。

映画『魔法使いの弟子』のあらすじ【転】

バルサザールはデイヴが修業中の身でベッキーに恋をしていることを快く思っていなかった。しかしデイヴは10年間想い続けて来たベッキーを諦めきれない。一方、デイヴがマーリンの後継者であることを知ったホルヴァートは、モルガニアンのストーンを仲間に引き入れ、デイヴの命を狙っていた。

大学のトイレでストーンとホルヴァートに捕まったデイヴは、後継者の話や入れ子人形の秘密を初めて知る。殺されそうになったところをバルサザールに救ってもらい、デイヴはバルサザールから詳しい話を聞き出す。しかしデイヴは物理オタクの自分がマーリンの後継者となって世界を救うことなどできるはずがないとバルサザールに反発する。

デイヴの秘密の研究所を突き止めたホルヴァートとストーンはバルサザールから人形を奪い返す。今度は殺されそうになったバルサザールをデイヴが救う。しかしホルヴァートたちには逃げられてしまう。

かつてバルサザールとホルヴァートは親友だったが、同時にヴェロニカに恋をしてしまいヴェロニカはバルサザートを選んだ。ホルヴァートはそのせいで悪の道に走り、2人は敵同士になってしまった。ヴェロニカを救いたいというバルサザールの想いを知ったデイヴは、一緒にモルガナと戦う決意をする。

映画『魔法使いの弟子』の結末・ラスト(ネタバレ)

ホルヴァートは次の協力者アビゲイルの封印を解くため、寄生虫の術を使ってストーンの魔力を吸い取り人形を開ける。しかしアビゲイルもベッキーをさらってくるという役目を終えると、ホルヴァートに魔力を奪われてしまう。

デイヴはモルガナの人形を見つける。しかしベッキーが人質に取られているのを見て、ホルヴァートにドラゴンの指輪と人形を渡してしまう。バルサザールもそれを許してくれた。

バルサザールは1人でホルヴァートと最後の対決するためバッテリーパークへ向かう。パークではヴェロニカの姿をしたモルガナが蘇り、死者を呼ぶ術を唱え始めていた。

デイヴは今まで研究してきたプラズマ放射装置を搭載した車でバッテリーパークへ向かう。ベッキーには衛星アンテナの塔に登ってアンテナの向きを動かし、モルガナの発する電磁波を妨害することをお願いする。

バルサザールはホルヴァートに戦いを挑むが、強力な魔力を手にしたホルヴァートに歯が立たない。デイヴはプラズマ放射装置を使ってホルヴァートを倒し、モルガナの術はベッキーの妨害のおかげで失敗する。しかしヴェロニカから解放されたモルガナはバルサザールを殺し、デイヴに1対1の対決を挑んでくる。いつの間にか一人前の魔法使いに育っていたデイヴは、魔法と科学の力を結合させて強力なプラズマをモルガナに向けて放射し、ついにモルガナを葬り去る。そしてバルサザールを復活させることにも成功し、ベッキーともめでたく結ばれる。

映画『魔法使いの弟子』の感想・評価・レビュー

魔法が題材という映画であれば、誰もがハリーポッターをイメージするであろうが、実はこの作品も知る人ぞ知るれっきとした魔法をテーマにした映画である。設定も悪の魔法使いや、元々は仲間であったが、恋愛感情の交錯から裏切り者となったホルヴァートなど、どこか似ている感は否めないが、いわゆるハリーにあたるがオタクだったり、魔法と科学の融合という部分で少し毛色が違う内容となっている。又、展開は割とスピーディな為、すっきりと観れる事であろう。それにしてもニコラスケイジは、ナショナルハンターだったり、ゴーストライダーだったり、本当に色々な顔をもっているとついつい感心してしまう。(男性 30代)


物語において、主人公に好感を持てるかは作品を面白く感じられるかに関係する大切な要素だが、主人公が騒がしくて個人的には苦手な部類のキャラクターだった。

魔法ものといえば『ハリーポッター』という有名な作品がそびえているので、魔法に特に新鮮さは感じないもののディズニーらしい安定感のあるシナリオと迫力の映像もあって、普通に家族で楽しく見ることができる。作品にダークさを求める人には少し物足りないかも知れない。(男性 30代)

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