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映画『クーリエ 過去を運ぶ男』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』の概要:運び屋として裏社会を渡り歩いていたクーリエは、イーヴル・シヴルという居場所も顔も解からない男にカバンを運ぶ仕事を依頼される。大切な人を人質にされ、依頼主も解からない仕事を引き受けることになったクーリエは……。

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』の作品情報

クーリエ 過去を運ぶ男

製作年:2011年
上映時間:95分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:ハニ・アブ・アサド
キャスト:ジェフリー・ディーン・モーガン、ジョシー・ホー、ティル・シュヴァイガー、リリ・テイラー etc

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』の登場人物(キャスト)

クーリエ / イーヴル・シヴル(ジェフリー・ディーン・モーガン)
裏社会で一定の信用を持つ運び屋。その過去は明かされていない。その正体はイーヴル。妻子をマックスウェルに殺され、殺し屋としての生き方から逃れるため、名を変えていた。
マックスウェル(ミッキー・ローク)
イーヴル・シヴルを殺し屋として育て上げたとされる人物。

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』のあらすじ【起】

荷物を抱えたクーリエは、廃墟になった遊園地にいた。彼の下に電子メールが送られてきた。人質が死ぬまで後五分。身代金を催促するメールだった。クーリエはジェットコースターのレールの上に人質と犯人の姿を見つけた。人質は今にも高所から突き落とされるというところだった。クーリエの姿を見た犯人は彼に身代金を要求する。鞄を放り渡すクーリエ。犯人は金を受け取ると、人質の命綱から手を離し、その場から去って行った。風に煽られた人質がレールから落ちる。クーリエは命綱に駆け寄り、それを掴んで人質の女を助けた。

自宅で目を覚ましたクーリエは、開いた傷口を接着剤で貼り付けると、近所のボクシングジムに立ち寄った。コーチのスティッチに傷を縫ってもらっていると、二人組の男が現れて、十万ドルの入ったカバンをイーヴル・シヴルの男に届けろという仕事を持ってきた。クーリエが断ろうとすると、男たちはスティッチとその家族も痛い目にあわせるぞと彼を脅した。男の場所は解らない。六十時間以内に届けろと言い、前金の一万ドルを経費として渡し、男たちはジムを出て行った。

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映画『クーリエ 過去を運ぶ男』のあらすじ【承】

スティッチが電話で娘と孫娘に引っ越しの準備をするよう指示している間、クーリエは仕事の準備を始めた。クーリエはイーヴルを見つけた後は先の二人組の男も探し出すと言い、スティッチを安心させようとする。イーヴルというのは、マックスウェルという男と仕事をしていた殺し屋だとスティッチは言う。有名だが誰も顔を見たことがない。クーリエはFBIのサーバから情報を収集し、武器屋に向った。武器屋でイーヴルについて聞くと、商人たちは彼とは関わるなと警告した。クーリエは頷かず、武器を受け取るとセントルイスに向うための飛行機の手配を武器屋に頼んだ。

スティッチに飛行機の運転手を手配してくれと頼み、飛行場で待っているとアナという女がやってきた。回収屋として、幼い頃からスティッチと仕事をしていたと言う。二人はセントルイスに向けて飛行機を飛ばした。

セントルイスに着くと、二人はFBIの追跡装置を間借りして発信機の信号を追った。信号の出所は一台の車で、その車は屋敷に停まった。車から降りた男は屋敷にあった資料を燃やし、クーリエの存在に気付くと慌てて逃げ出した。クーリエは男を捕まえ、何をしていたのかと男を問い詰める。男は怯えた様子でイーヴルが復讐にやってくると言った。更に情報を得ようとしたクーリエだが、殺し屋がやってきて、男を殺してしまう。自分に向って来る殺し屋を始末し、殺し屋が持っていた資料を手掛かりに、クーリエはニューオリンズを目指した。

殺し屋の残した暗殺リストに載っていた男を見つけたクーリエ。しかし丁度、男の命を狙った殺し屋もそこにいた。リストの男を救い、知っていることを話せと脅すクーリエ。リストの男はマックスウェルがイーヴルの妻子を殺したという話をした。そこに、殺し屋が運転する車が突っ込んできた。クーリエの命に別状はなかったものの、リストの男は死んでしまった。クーリエは騒ぎを聞きつけた警察に捕まってしまう。しかし、謎の人物から警察に電話がかかり、彼は直ぐに釈放された。

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』のあらすじ【転】

スティッチの下に、マックスウェルがイーヴルを探しているという電話が入る。

クーリエは自分の部屋に盗聴器が仕掛けられていることに気付き、その出所からFBIが関与していることに気付いた。彼に仕事を持ちかけてきた二人組こそが、FBIの捜査官だったのだ。FBIのデータベースで調べた事務所に忍び込み、クーリエは捜査官を尋問する。FBIはイーヴル・シヴルを探していた。しかし、十年かけても見つからない。そこで、クーリエならイーヴルを見つけてくれると期待して、マックスウェルと関与しているロシア人から押収したカバンを彼に託した。クーリエはスティッチとその家族に危険が及ぶことがないと解ると、仕事を断って事務所を後にした。

再びスティッチの下に電話がかかり、受話器の向こうからカバンと友達はどこかという問いかけがあった。スティッチは沈黙を貫いた。

仕事の真相を説明するためにボクシングジムに立ち寄ったクーリエ。すると、彼はトイレで血塗れになって倒れているスティッチを見つけた。

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』の結末・ラスト(ネタバレ)

リストの男を殺した暗殺者を探すクーリエ。盗聴器を仕掛けた偽のカバンを用意し、それを掴ませると暗殺者が雇い主と連絡を取るのを傍受した。クーリエは通信先を特定し、ラスベガスに向う。通信先の屋敷に潜入するとクーリエは背後から何者かに襲われ、気を失ってしまった。目を覚ますと、殺し屋がいた。クーリエを拷問にかける殺し屋。殺し屋はクーリエに雇い主のことを問い、自分たちはマックスウェルに雇われていることを匂わせた。隙を見つけて拘束を解くとクーリエは殺し屋からマックスウェルの居所を聞き出し、殺し屋を始末した。

殺し屋が「マックスウェルが居る」と言っていたカジノに向ったクーリエ。制服と名札を盗み出し、従業員に成り済ますと、彼はカジノのコンピュータからマックスウェルについての情報を得ようとした。しかし、マックスウェルの名前を入力しても反応はない。何か他に手掛かりはと辺りを見渡すとイーヴル・シヴルの名前が記された電光掲示板を見つけた。それは、エルヴィス・ライヴの鏡文字だった。クーリエは控室に戻ったパフォーマーの後を付けた。パフォーマーとして新しい人生を歩んでいたマックスウェルは、クーリエがイーヴルとして生きていた頃のことを語り出した。お互い別の人生を生きているが何も変わっていない。マックスウェルはそう言って、過去のことは水に流そうと持ちかけてきた。しかし、クーリエはマックスウェルを許さず、彼を殺した。

映画『クーリエ 過去を運ぶ男』の感想・評価・レビュー

主人公を演じたジェフリー・ディーン・モーガンはドラマ『スーパーナチュラル』で初めて知ったのだが、アウトローで無骨な男性のキャラクターが合っていると思う。
イーヴルとは誰なのか、彼を探している者は何者なのか、謎が多くサスペンス映画として非常におもしろかった。まさか、主人公自身がイーヴルだとは思わなかった。アクション要素もしっかり作られており、高所から飛び降りるシーンは本当にヒヤッとした。最後まで飽きずに見られる作品だと思う。(女性 30代)


結末やあらすじを知らずに見て欲しい作品です。所謂「運び屋」の物語ですが、『トランスポーター』のような派手さやかっこ良さはほとんど無く、一人の男が寡黙に戦いながら荷物を運ぶ姿を描いています。
個人的にミッキー・ロークが大好きな私にとってはマックスウェルの渋さが最高でした。最後の最後で自分の運んでいたもの、探していたものが何だったのか分かりますが、そこが1番面白いところなのでなるべく情報を入れずに見て欲しい作品です。(女性 30代)

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