
結論から言います。
「超かぐや姫!」は、物語を“理解する”作品ではなく、感情を“浴びる”作品です。
日本最古の物語「竹取物語」をベースにしながら、現代の音楽ライブとバーチャル空間を融合させた本作は、観る側の理屈を一気に飛び越え、感情を直接揺さぶってきます。
MIHOシネマ編集部の映画専門ライターとして、2026年1月22日にNetflixで実際に鑑賞しましたが、上映後に残ったのは「理解」ではなく、胸に残る高揚感と不思議な余韻でした。
この記事では、「超かぐや姫!」をネタバレ込みで丁寧に解説しながら、
なぜここまで心が動かされるのかを、感想とレビューを交えて深掘りしていきます。
最初に語りたい最大の見せ場は“音楽が感情を支配する瞬間”
本作で最初に心を掴まれるのは、物語構造でもキャラクター設定でもありません。
圧倒的な音楽体験です。
バーチャル空間「ツクヨミ」で繰り広げられるライブシーンは、単なる挿入歌ではなく、
登場人物の感情そのものとして機能しています。
MIHOシネマ編集部として鑑賞した際も、
「今、自分は映画を観ているのか、それともライブ会場にいるのか」
その境界が曖昧になる感覚を何度も味わいました。
この“感覚の揺らぎ”こそが、「超かぐや姫!」の最大の武器です。
次は、物語の軸となるあらすじをネタバレ込みで整理します。
「超かぐや姫!」のあらすじをネタバレありで整理する
物語の主人公は、バイトと学業に追われる17歳の女子高生・酒寄彩葉。
彼女にとっての癒やしは、仮想空間「ツクヨミ」で活躍する人気ライバー・月見ヤチヨの配信を見ることでした。
ある日、彩葉は七色に光るゲーミング電柱から現れた赤ちゃんと出会います。
その赤ちゃんは、あっという間に彩葉と同年代の少女へと成長。
彼女こそが、本作の象徴的存在である「かぐや」です。
かぐやの願いにより、彩葉は彼女のライバー活動をプロデューサーとして支えることになります。
音楽を作る彩葉と、歌うかぐや。
2人の関係は、音楽を通じて少しずつ深まっていきます。
しかし物語後半、かぐやを月へ連れ戻そうとする存在が現れ、
楽しかった日常は大きく揺さぶられていくのです。
次は、この物語が持つテーマ性を深掘りします。
「竹取物語」を現代に翻訳したテーマ性が刺さる理由
「超かぐや姫!」が秀逸なのは、
かぐや姫=自分らしく生きられなかった存在
という解釈を、現代的に再構築している点です。
バーチャル空間「ツクヨミ」は、
“現実では言えないことを言える場所”
“本当の自分でいられる場所”として描かれます。
それは、現代のSNSや配信文化そのものです。
かぐやが「歌う」ことで自己を表現し、
彩葉が「作る」ことで支える構図は、
現代のクリエイターと表現者の関係性とも重なります。
次は、実際に鑑賞して感じた感情の変化をレビューします。
実際に観て感じた感想レビュー|感情のジェットコースター
正直に言うと、序盤は情報量の多さに戸惑いました。
映像、音楽、キャラクター、世界観。
すべてが一気に押し寄せてきます。
しかし中盤を過ぎたあたりから、
「理解しようとする」のをやめた瞬間、物語が一気に身体に入ってきました。
これは、頭で考える映画ではありません。
感情で受け止める映画です。
ラストに向かって積み上がる多幸感は、
竹取物語という古典を知っているからこそ、より強く胸に響きました。
次は、この映画が合う人・合わない人を整理します。
「超かぐや姫!」はこんな人におすすめ
- 音楽ライブや配信文化が好きな人
- 感情を揺さぶられる体験を求めている人
- 王道ストーリーより“体験型映画”が好きな人
一方で、次のような人には合わないかもしれません。
正直、こんな人にはおすすめしない
- 物語の論理性や説明を重視する人
- 静かで余白のある映画を好む人
- 映画を「物語」として楽しみたい人
次は、本作が刺さった人におすすめの映画を紹介します。
「超かぐや姫!」が好きな人におすすめの映画3選
竜とそばかすの姫
この映画を一言で表すと?
バーチャル空間で“本当の声”を見つける物語。
どんな話?
内気な少女が仮想世界で歌うことで自己を解放していく、現代的寓話。
ここがおすすめ!
音楽と感情が直結する体験は「超かぐや姫!」と強く共鳴します。
ペンギン・ハイウェイ
この映画を一言で表すと?
日常に潜む不思議を優しく描く成長譚。
どんな話?
少年の視点で描かれる、説明しきれない世界の魅力。
ここがおすすめ!
理屈を超えた感情体験が好きな人に刺さります。
泣きたい私は猫をかぶる
この映画を一言で表すと?
“本音”と“仮面”の間で揺れる青春。
どんな話?
本当の自分を出せない少女の心情を描いた物語。
ここがおすすめ!
自己表現をテーマにした点で「超かぐや姫!」と通じ合います。
あなたはどう感じましたか?
「超かぐや姫!」は、感じ方によって評価が大きく分かれる作品です。
だからこそ、あなた自身の感想が何より大切だと思います。
ぜひコメント欄で、
・刺さったシーン
・心が動いた瞬間
・正直な違和感
を教えてください。
この作品について、もっと深く語り合えたら嬉しいです。



みんなの感想・レビュー