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映画『ザ・ウォーカー』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ザ・ウォーカー』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ザ・ウォーカー』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ザ・ウォーカー』の結末までのストーリー
  • 『ザ・ウォーカー』を見た感想・レビュー
  • 『ザ・ウォーカー』を見た人におすすめの映画5選

映画『ザ・ウォーカー』の作品情報

ザ・ウォーカー

製作年:2010年
上映時間:118分
ジャンル:SF
監督:アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ
キャスト:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、レイ・スティーヴンソン etc

映画『ザ・ウォーカー』の登場人物(キャスト)

イーライ(デンゼル・ワシントン)
天から聞こえた声に導かれるまま旅を続けている男。持ち主に超常的な力を与える本を持っている。
ビリー・カーネギー(ゲイリー・オールドマン)
荒廃した世界に町を作った男。本を探しており、イーライが持つ本を奪おうとする。
ソラーラ(ミラ・クニス)
カーネギーの町で暮らしていた女。圧制に苦しみ、自由を求めてイーライの旅に同行する。

映画『ザ・ウォーカー』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ザ・ウォーカー』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ザ・ウォーカー』のあらすじ【起】

枯れた森の中に転がる死体。全身の毛が禿げた猫が、餌を求めて死体に近づいた。呼吸の音が聞こえる。死体からではない。猫は音のする方を振り返った。防塵マスクを被ったイーライが、弓矢を構えていた。矢は猫の身体を貫いた。狩りを済ませたイーライは、獲物を回収して森を出た。

獲物を片手に、イーライは遺棄された無数の車が転がるハイウェイを歩いていた。役に立ちそうなものはないかと車内を漁るが、見つかったのは白骨化した死体だけ。諦めたイーライは道を進む。陽が沈む前に、イーライは身を潜める場所を探した。手頃な廃屋を見つけたイーライは慎重に屋内を調査した。首吊り死体を見つけたイーライは歓喜した。死体はイーライよりも良い靴を履いていたのだ。自分の靴と死体の靴を取り換えたイーライは、森で捕まえた猫を調理して食べると、休息を取ることにした。食事をしていると、壁の隙間からネズミが現れた。イーライは猫の肉をネズミに分け与えると、バッテリー残量が残り乏しい音楽プレーヤーをつけながら、眠りに就いた。

映画『ザ・ウォーカー』のあらすじ【承】

道を進み、橋を潜った先で、ショッピングカートを携えた女を見つけたイーライ。女は助けを求めるが、イーライはそれが罠だと瞬時に見抜いた。物陰から現れた強盗を皆殺しにしたイーライは先を急いだ。

道を進んだ先で、バイカーが弱者を襲っているのを目撃したイーライは正義感に駆られるが、道を誤るなと自分に言い聞かせた。彼には進み続けなければならない理由があったのだ。

町に着いたイーライは雑貨屋に自前のバッテリーへの充電を依頼する。イーライが強盗から奪ったライターと、廃屋で拾ったフライドチキンショップのウェットティッシュを代金に、店主は彼の頼みを引き受けた。

イーライが雑貨屋の店主と取引を済ませた直後、道で見かけたバイカーが町にやってきた。町にはバイカーのボスがいたのだ。ボスのカーネギーはとある本を探していた。バイカーは通りがかりの者たちから奪ったものをカーネギーに差し出したが、カーネギーの目当ての本はそこになかった。

イーライが酒場で水の補給をしていると、バイカーが難癖をつけてきた。イーライがバイカーを返り討ちにすると、カーネギーはイーライを呼び出した。カーネギーは町作りに協力して欲しいと頼んできた。しかし、先を急ぐイーライは、その話を断る。

映画『ザ・ウォーカー』のあらすじ【転】

町に一泊するようイーライを説得したカーネギーは、ソラーラという女を使ってイーライを引き留めようとした。しかし、イーライの意思は揺るがない。カーネギーはソラーラの話から、自分が探していた本をイーライが持っているかも知れないと考える。カーネギーはイーライから本を奪おうとするが、既にイーライは部屋から姿を消していた。

カーネギーは部下を連れて、店の前を歩くイーライを撃ち殺そうとした。しかし、カーネギーの部下の弾はイーライからことごとく逸れ、イーライの反撃によってカーネギーは脚を負傷してしまう。カーネギーが逃げ帰ったあと、彼の部下が戦意を喪失したのを見て、イーライは町を出た。

イーライが持つ本には人を支配する力がある。治療を受けながら、カーネギーは部下にそう語った。治療が済むと、カーネギーは部下と共にイーライを追った。

自由を望んでいたソラーラは、イーライに旅の同行を申し出た。イーライは彼女を拒むが、押し負けて結局は許してしまう。ある晩、イーライはソラーラに本の話をせがまれた。彼が持っている本は世界に一つだけで、他の本は文明を滅ぼした戦争の直後に全て燃やされてしまった。この本こそが戦争の原因という噂もある。とにかく一冊だけが残った。戦争を生き延びたイーライは空から響く声を聞き、本を見つけ、その声に導かれるまま西を目指している。本は使命を果たそうとする者を守る力がある。そこでイーライは話を終わらせ、ソラーラに寝るよう言った。

映画『ザ・ウォーカー』の結末・ラスト(ネタバレ)

イーライとソラーラは途中で見つけた家に立ち寄った。そこには老夫婦が住んでいた。二人は老夫婦が荒野に二人きりで生きてこられたことを妙に思ったが、裏庭を見てすぐに理由を悟った。彼らは襲ってきた強盗を食い繋いでいたのだ。慌てて家を出ようとしたイーライたちだが、家の外にカーネギーの車が走っているのを見つけた。イーライとソラーラは老夫婦と共に、カーネギーと銃撃戦を繰り広げる。しかし、老夫婦は殺され、イーライとソラーラはカーネギーに捕えられてしまった。カーネギーはソラーラと本を奪うと、イーライを撃って立ち去った。

護送途中、ソラーラはカーネギーの部下に反撃し、脱走した。そして、イーライを救いに、老夫婦の家に戻ったが、彼の姿は消えていた。西を探すと、朦朧とした意識のまま歩くイーライがいた。二人は本を諦め、西を目指し続けた。すると、海に出て、沿岸部に大きな荒廃した都市を見つけた。その近くの島まで行くと、人がいた。島の中には、戦前の物が集められていた。島の管理者は、ここから新しい文明を始めると言った。

自分の屋敷に戻ったカーネギーは、本の封を開いて愕然とした。なんと、本は点字で記されていたのだ。

イーライは目が見えなかった。彼には確かに神の加護があり、それが彼を超人にしていたのだった。イーライが読んでいた本を島の蔵書に加えたいという管理者のために、イーライは記憶の中の本を読み上げた。イーライの言葉は筆記され、新たな聖書となり、印刷機にかけられ増刷された。

本の増刷体制が整った直後、イーライは力尽きたが、その顔はとても穏やかだったという。

映画『ザ・ウォーカー』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

持ち主に対して恩赦を与える本を持ったイーライという人物が、何者かに導かれて、荒廃した世界の中を進んでいくストーリー。劇中で断定はされていないが、本はいわゆる聖書であり、神によって導かれているのだと思われる。そして、カーネギーという欲深い人物が、その本を奪いに来るのだが、奪った後のまさかの展開が一番の見所であるだろう。とはいえ、劇中のイーライの行動に説明がつかない部分もあり、ちょっと強引な気もするラストであった。(男性 30代)


国家も文明も滅んだ地球は、殺伐としていて寂しい印象を受けた。生き残ったとしても強者に食い物にされ、日々の生活を送るだけでも大変そうだ。主人公のイーライは目的を成し遂げて満足した気持ちだったかもしれないが、見ている側からしたらモヤモヤした気持ちが残った。カーネギーの思い通りにならなくて良かったなとは思うが、やはりイーライが亡くなってしまうのは悲しかった。このラストでなければダメだったのか疑問に思う。(女性 30代)


キリスト教や聖書など、全く知識や興味が無いので、1つの映画として楽しみましたが、衝撃的すぎるラストに思わず拍手をしてしまいました。
神の教えが書かれた本を持ち、神の導く場所へと旅を続ける男と、その本を奪おうとする者たち。理不尽で納得出来ない敵の言い分にも常に冷静沈着なイーライは背中で全てを語るような寡黙な男でとてもかっこよかったです。
本を奪っても結局…というラストのシーンはイーライの寡黙さに隠された秘密も明らかになり、最高に気持ち良い展開でした。(女性 30代)


デンゼル・ワシントンが荒廃したマッドマックスのような世界をひたすら歩いて無双するお話。キリスト教の信仰心で苦難を乗り越え、神から与えられた使命を全うし死に、伝説となるという宗教色強いお話なので、そういったものにアレルギーを持っている人にはお勧めできない。そうでない人にとっては、キリスト教圏の人々にとっての宗教の捉え方という点で興味深い。

最後のどんでん返しもびっくりするにはするが、辻褄が合うかは少し疑問が残る。(男性 30代)


現代版イエス・キリスト再来を描いたような作品かなと思う。ただ、今作を鑑賞して初めに抱いた感想は、本ってすげぇだった。神の本と言えば聖書。恐らく主人公が運んでいたのは聖書で間違いないだろうと思う。所持しているだけで力を与える本という特別な設定がついていたら、そりゃ狙われるだろう。荒廃した世界観と救いの旅といった印象。敵役のゲイリー・オールドマンの演技が真に迫っていて個人的には好きだった。主人公がラストで息を引き取ったのには多少ショックを受けたが、役目を終えたからだと考えれば納得できなくもない。確かにマッドマックスと作風が似ている感じはある。でもあっちと違って今作はまだあそこまで落ち込んでいない印象があった。(女性 40代)


荒廃した世界を黙々と歩くイーライの姿が、とにかく神話的で印象に残る作品。ネタバレになるが、彼が実は盲目だったと明かされる終盤には素直に驚かされた。聖書を守るためだけに生き、使命を果たした後に静かに命を終える姿は、ヒーローというより巡礼者のようだ。アクション映画として観ていた自分が、いつの間にか「信仰」や「言葉の力」について考えさせられていた。派手さよりも余韻が残る一本。(20代 男性)


終末世界を描いた作品は多いが、本作は暴力よりも精神性に重きが置かれている点が印象的。ネタバレだが、イーライが聖書を暗記していたという設定は、文字や知識が失われた世界での「記憶」の尊さを象徴しているように感じた。ゲイリー・オールドマン演じる悪役も単なる暴君ではなく、言葉の力を理解しているからこそ恐ろしい。静かだが芯の強い映画で、大人向けのSFだと思う。(30代 女性)


アクションを期待すると少し地味に感じるかもしれないが、世界観の作り込みは非常に完成度が高い。ネタバレになるが、盲目でありながら戦闘をこなすイーライの姿は、信仰による導きという超常的解釈があってこそ成立する。ラストで聖書がアーカイブに加えられる展開は、人類の再生を示唆していて希望も感じた。宗教的テーマをSFに落とし込んだ意欲作だと思う。(40代 男性)


映像の乾いた質感と、セリフの少なさが独特の雰囲気を生んでいる。ネタバレだが、ヒロインが実はイーライを裏切っていたと分かる場面も、人間の弱さを感じさせて切ない。善と悪が単純に分かれていない点がリアルで、終末世界の倫理観を考えさせられる。女性の立場から見ると、過酷な世界で生き延びるための選択の残酷さが特に胸に刺さった。(40代 女性)


ポストアポカリプスものとして王道だが、テーマはかなり哲学的。ネタバレになるが、イーライが自分の命と引き換えに使命を果たす展開は、自己犠牲という言葉では片付けられない重さがある。正直、宗教的メッセージが強すぎると感じる部分もあったが、それを含めて作者の覚悟を感じた。万人受けはしないが、考えさせられる作品。(20代 女性)

映画『ザ・ウォーカー』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ザ・ウォーカー』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ザ・ロード

この映画を一言で表すと?

希望がほとんど残されていない世界で、それでも生きる意味を探す終末ドラマ。

どんな話?

文明が崩壊した世界で、父と息子がわずかな食料と希望を頼りに旅を続ける物語。人間性が失われつつある世界の中で、「善く生きる」ことの意味が静かに描かれていく。

ここがおすすめ!

荒廃した世界観と、信念を持って歩き続ける姿は『ザ・ウォーカー』と強く共鳴する。派手な展開はないが、命や倫理について深く考えさせられる重厚な一本。

マッドマックス 怒りのデス・ロード

この映画を一言で表すと?

終末世界を全力疾走で描き切る、圧倒的エネルギーのアクション叙事詩。

どんな話?

資源が枯渇した荒廃世界で、独裁者から逃げる女性たちと共に、男マックスが命懸けの逃走劇を繰り広げる。物語はシンプルながら、世界観は濃密。

ここがおすすめ!

同じポストアポカリプスでも、身体性と信念を前面に押し出した表現が魅力。『ザ・ウォーカー』の世界観が好きな人なら、異なるアプローチの終末像として強く楽しめる。

チルドレン・オブ・メン

この映画を一言で表すと?

希望が失われた未来で、奇跡を守ろうとする人間の物語。

どんな話?

人類が子どもを産めなくなった近未来で、奇跡的に妊娠した女性を守るため、男が危険な旅に出る。社会崩壊の中での人間の尊厳が描かれる。

ここがおすすめ!

終末的世界観の中で「未来を託すもの」を守るというテーマが『ザ・ウォーカー』と共通。リアルな映像と重い問いかけが、強い余韻を残す。

アイ・アム・レジェンド

この映画を一言で表すと?

孤独と使命を背負った男の、静かで切ないサバイバル。

どんな話?

ウイルスによって文明が崩壊した世界で、生き残った科学者がたった一人で治療法を探し続ける。孤独と希望が交錯する終末ドラマ。

ここがおすすめ!

世界が崩壊しても使命を捨てない主人公像は、イーライの姿と重なる。静かな孤独感と自己犠牲のテーマが好きな人におすすめ。

ノーカントリー

この映画を一言で表すと?

秩序が崩れた世界で、生き残る意味を突きつける不条理サスペンス。

どんな話?

偶然大金を手にした男と、それを追う殺し屋、そして老保安官の視点から、暴力が支配する世界の現実が描かれる。明確な救いは用意されない。

ここがおすすめ!

世界が理不尽に傾いた中で、人は何を信じて生きるのかという問いが『ザ・ウォーカー』と通じる。静かだが哲学的な余韻を味わえる一本。

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この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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SF映画

みんなの感想・レビュー

  1. 匿名 より:

    キリスト教徒の思い込みのみの、最低のストーリー。神に導かれた青年が、悪党ではあるが、人々を殺しまくる。イラクで某国が、異教徒を殺しまくるのと同じ。吐き気がする。

  2. あばろん より:

    聖書的なメタファが盛り込まれた意味深い物語だと思います。主人公の名前も、アラム語の「エリ」(我が神)ではないかと。主人公が聖書を守って行う危険な旅を通して学んだことは、そこに書かれていることを行うことだった、というのも、イエス・キリストの教えそのものです。そして、カーネギーという人物もまた、メタファです。名前がアメリカ有数の事業家から取られていることからして、アメリカの物質文明を示しているに違いありません。彼は、聖書を手にしても、そこに書かれていることを読むことができなかった。これもイエス・キリストの教えそのものです。

  3. 匿名 より:

    物語自体は淡々と進んでいきますし、本の内容に対する認識が自分にはなかなか理解できないため、正直おとなしい世紀末のお話という感じがしていまひとつかなと思っていました。ですがラストにびっくりしたのは本当に久しぶりです、こんなにショックを受けたのは「シックス・センス」以来です。ラストを知って物語を最初からみると絶対違う目線で見る事ができるはずです。

  4. 匿名 より:

    イーライが30年も廃墟と化した道を歩き続け本を守りながら旅をするのもカーネギーが手に入れる事を熱望したのもすべてはこの本が特別なものだからです。本は戦争の原因になったということで戦後すべて自主的に焼かれてしまいこの世に1冊しか存在していません。その内容は・・ぜひ映画を観てご自分で確認してみてください。