映画『フライトプラン』の概要:航空機設計士であるカイルがある日突然、夫を自殺で亡くす。更に、遺体を輸送中の飛行機の中で、娘のジュリアが行方不明になった。ジュリアを見つけようと模索する中で、カイルがある人物の陰謀に気付き、娘を守るために戦う。
映画『フライトプラン』の作品情報
上映時間:98分
ジャンル:アクション、ミステリー
監督:ロベルト・シュヴェンケ
キャスト:ジョディ・フォスター、ピーター・サースガード、ショーン・ビーン、マーリーン・ローストン etc
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映画『フライトプラン』の登場人物(キャスト)
- カイル・プラット(ジョディ・フォスター)
- 航空機設計士の女性。夫を亡くし、自身が設計した飛行機で遺体を実家に輸送しようとしている。6才の娘をとても大切にしているが機内で見失い、必死で探す。
- ジーン・カーソン(ピーター・サースガード)
- カイルが乗った飛行機に乗り合わせた保安官。機内を混乱状態にしたカイルを拘束したことで英雄扱いされる。
映画『フライトプラン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『フライトプラン』のあらすじ【起】
航空機設計士のカイルは、夫が入った棺の前で昔を思い出していた。仲良く腕を組んで歩いていた頃の思い出だ。カイルの夫は飛び降り自殺をしたのだと知らされていた。あっという間に別れを済ませて、棺は施錠されてしまった。棺を飛行機に乗せるには施錠は必要なのだ。
カイルはベルリンでの仕事を辞め、6才の娘のジュリアと共にニューヨークの実家に帰ることにしたのだ。カイルとジュリアが乗る飛行機はジャンボジェットのE-474、カイルも手掛けた飛行機だった。2階建てでバーも付いている豪華な飛行機だ。悪天候ではあったが、飛行機は無事に離陸し、カイルとジュリアは眠りについた。
3時間過ぎてふと目を覚ますカイルは、ジュリアの姿がないことに気付く。慌てて機内を探しまわるが、どうしても見つからない。乗務員は機内放送を使い、ジュリアの居所を呼びかけた。それでも反応がないため、乗務員達は機長に相談してくると言った。娘の姿が見えなくなり、機内を必死に探し続けるカイル。周囲にジュリアを見ていないか確認するが、不思議なことに誰一人ジュリアの姿を見た人はいなかった。乗務員達がコソコソと話し始めたので問い詰めると、ジュリアが搭乗記録にないと言われてしまった。搭乗券を見せてくれと言われたが、ポケットにあるはずのジュリアの搭乗券が見当たらない。更に、ジュリアの荷物だけ消えてしまっていた。
映画『フライトプラン』のあらすじ【承】
これは誘拐だと機長に大声で呼びかけたが、居合わせた保安官のカーソンに拘束されてしまう。しかし、機長や乗務員、保安官のカーソンに懇願した結果、機長の指示でシートベルト着用のサインが発信された。そして、荷物ロッカーや格納庫の確認、機械室の確認をすることになったが、手を尽くしても見つからない。更に、カイルはあるアラブ人を怪しいと決めつけ、ベルリンで娘を狙っていたと言い始める。しかし、航空会社がベルリンの病院に問い合わせた結果、驚くべきことが知らされた。それは、夫が死んだ際に道連れにされたジュリアは、既にベルリンで亡くなったという話だった。
その話が信じられず逃げ惑うカイルは、自分の席に手錠で拘束されてしまった。自分の席で放心していると、席の窓にジュリアが離陸前に書いたハートマークが残っていた。やはりジュリアは飛行機にいるのだと確信し、トイレに行きたいと申し出る。そして、トイレの天井のハッチからコントロール盤を開き、機内を停電させてパニックを引き起こした。機体の異常により、ニューファンドランドへ緊急着陸することが決まった。その隙にカイルは貨物室に忍びこみ、夫の棺の施錠を開けてみた。すると、やはり遺体は夫のものだけで、ジュリアのものはなかった。そこに、保安官のカーソンが銃を持って現れ、カイルは再び拘束されてしまった。停電させた犯人を捕まえたカーソンは、機内でヒーローの様に扱われた。
しかし、暫くした後カーソンは自ら貨物室に忍び込み、ジュリアの夫の棺に隠した爆弾を持ち出し、飛行機の先頭部にセットした。また、ジュリアはその先頭部に縛りつけられていた。全ての黒幕はカーソンだったのだ。
映画『フライトプラン』のあらすじ【転】
カーソンは、カイルが爆弾をセットしたハイジャック犯だと言い、5000万ドル要求されているので言う事を聞いた方がいいと話した。共犯者である客室乗務員のステファニーは、カイルが自分のことを疑っているのではないかと心配になって、カーソンに相談した。カーソンはカイルの手錠を外し、着陸後は機内全員を尋問してジュリアを探そうと安心させた。
ニューファンドランドに緊急着陸した後、乗客は全員飛行機から降りた。次に乗務員達が降りていく姿を見て、カイルは機長に駆け寄り謝った。そして、カーソンに制止される中、この飛行機の中で娘を必ず見つけると機長に話した。すると、機長は金を振り込んだことを話し、要望には全て応えたのにまだ演技を続けるのかと言った。その横をすりぬけ飛行機から降りて行こうとするカーソン。飛行機の外は既に沢山のFBIや警察車両で固められ、カイルの逮捕の準備をしていた。この様子を見て、カイルはカーソンが黒幕だという事に気付いた。
カイルはカーソンを呼び止め、銃を乗務員に預けて飛行機に残る様に指示した。カーソンは乗務員達の手前、ハイジャック犯の指示に従っている様に見せて飛行機に戻った。そして、ここで真実を話せば娘の命はないとカイルに耳打ちした。ハイジャック犯に仕立てあげられたカイルの指示通り、飛行機はドアが閉められ、中にはカイルとカーソン、囚われているジュリア、そして身を隠していた乗務員のステファニーが残った。
映画『フライトプラン』の結末・ラスト(ネタバレ)
まず話し合いをしようとカーソンが背中を向けた途端、カイルは消火器でカーソンを殴り、カーソンが持っていた手錠をカーソンの手にはめ、反対側を座席につなげた。そして、ポケットの中を探り爆弾の起爆装置を奪った。カーソンに娘の居所を聞いていると、ステファニーが現れた。共犯者がステファニーだと知って、娘を捜索中にステファニーが担当していた機械室が怪しいと気付き、走り出す。
しかし、カーソンは隠し持っていたもう1つの銃で手錠を外し、カイルに向けて撃ちながら追いかけてきた。カイルはバーがある部屋に駆け込んでドアを施錠した。ドア越しに会話をするカイルとカーソン。夫を殺したのもカーソンではと聞くと、恨みがある訳ではないがX線検査をしない棺が必要だったのだと答えた。そして、ハイジャック犯に仕立てあげる飛行機の専門家も。カイル一家は運が悪かったのだと話し続けるカーソン。そのドア越しで、ハッチから天井裏に入っていくカイル。天井裏から通りぬけて客室に戻るとそこにはステファニーが立っていた。困惑しているステファニーを殴って通り抜け、機械室へ向かうカイル。カーソンは一度天井裏に上がるも、客室の気配に気付いて戻って行った。すると、状況に恐くなったステファニーが飛行機から逃げていく所を見つけた。
機械室では、ついにジュリアを見つけたカイル。ジュリアは眠っていたが、起こしても起きない。そうしている間にカーソンが機械室に入ってきた。眠ったジュリアと共に安全な場所に隠れ、カーソンが飛行機の先頭部に達した所で起爆スイッチを押した。爆炎の中で、ジュリアを抱いて出てきたカイルを見て、周囲は驚いた。やはり娘はいたのだ、と。そして、共犯のステファニーは逮捕され、ジュリアとカイルはFBIの用意した車に乗り、去って行った。
映画『フライトプラン』の感想・評価・レビュー
大きな陰謀というよりは、たまたまカイル一家が巻き込まれてしまったという所が、不運で片付けていいのか疑問が残る作品である。また、いたはずの娘が攫われるまではわかるのだが、その存在自体を抹消するというのは少し無理があるのではないだろうか。例え、客室乗務員のステファニーが操作したとはいっても、事実居た人間を誰も見かけてないというのには、強引さを感じざるをえない。結果娘が見つかり、変人扱いされた汚名も返上できたので、良しということだろうか。もう少し設定を細かく決め込んで頂きたかったのが本音である。(男性 30代)
不慮の事故で夫を失ったカイルは、その遺体を故郷のニューヨークに帰す為自身が設計した旅客機に搭乗するが、フライト中に居眠りをして目覚めると隣にいたはずの一人娘が姿を消していたというところから物語が始まる。
犯人が分かるまでは不安が収まらなかったが、消えた娘が見つかり犯人が判明した時は唖然としてしまった。観ていて設定の細かい部分に物足りなさを感じた。
しかし、娘を想う母親の強さは素晴らしいと思った。
高度1万メートルの密室サスペンス。(女性 20代)
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