映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の概要:大人気漫画「ONE PIECE」の映画シリーズ第4作目。麦わらの一味が冒険途中に出くわしたデッドエンドレース。賞金3億円のため参加するが、ガスパーデという男の陰謀に気付き戦う。
映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の作品情報
上映時間:90分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:宇田鋼之介
キャスト:田中真弓、岡村明美、中井和哉、山口勝平 etc
映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の登場人物(キャスト)
- モンキー・D・ルフィ(田中真弓)
- 麦わら帽子がトレードマークの海賊・麦わらの一味の船長。冒険が大好きで、自分が許せないと思った人間とは徹底的に戦う。
- シュライヤ・バスクード(宮本充)
- 海賊処刑人という異名を持つ懸賞稼ぎ。8年前に殺された妹の敵を討つため、ガスパーデを狙っている。
映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』のあらすじ【起】
ドレーク少佐を乗せた海軍の船が一隻、ある海賊船に攻撃していた。骸骨が麦わら帽子をかぶったマークが書かれた旗、麦わらの一味の船だ。優れた航海士・ナミのおかげで時化の海をスイスイと進み、麦わらの船は遠くに去って行った。そこに海軍本部から電話が入る。この辺りの海に海賊達が集まっているという情報だ。理由は分からないが、ガスパーデという男の船もそこに集まっていると聞いて、ドレーク少佐は驚いた。
一方で、麦わらの一味はある島に辿り着き、食事をしていた。食費がかさばり金欠だと話している。すると、レストランのオーナーがどこかの海賊と話をして、奥の部屋へ通していた。金の匂いに敏感なナミは、自分もオーナーの所へ行き金欠だと話し、自分達も通してほしいと話した。手配書で見たことのある面子だったことで、オーナーは麦わらの一味を奥の部屋へ通した。奥の部屋は洞窟の様になっていて、暗い道が続いていた。そして、辿り着いた部屋は海賊達が集まる大きな部屋だった。何階建てにもなっていて、楽しそうに飲んだり食べたり賭け事をしている。考古学者のロビンは、ここに来た事がある様だった。ロビンの説明によると、ここではデッドエンドレースという船でのレースが不定期に開催され、そのレースはルールなしの危険なレースだという。賞金が3億だと聞いて、麦わらの一味は参加することを決めた。
映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』のあらすじ【承】
デッドエンドレースの今回のゴールはパルティアというサイクロンの名所だった。ナミ達がレースの話をしている一方で、ルフィ・ゾロ・ウソップ・チョッパーは食べ物のことである海賊団の手下達と喧嘩を始めていた。更に、巻き込まれた賞金稼ぎのシュライヤという男も喧嘩に加わり、手下達をなぎ倒していった。手下達が倒されていくのを見ていたガスパーデは、弱い手下に愛想をつかし殺してしまった。それを見たルフィは、ガスパーデからクズの匂いがすると言って怒らせたが、ガスパーデはレース前なので黙って船へ帰って行った。
船へ戻ると、窯焚きのビエラ爺さんのために薬がほしいと言って、アナグマという少年が船員と揉めていた。更に、船員から銃を奪い、海賊の首を取った懸賞金で薬を買うと言って出て行った。
翌朝、いよいよレースがスタートした。沢山の海賊船はスタート地点近くの山を乗り越え、つぶし合いを始めた。山越えを終えた麦わらの一味のゴーイングメリー号では、隠れていたアナグマが見つかった。一味の首を狙っていたらしい。船に乗ったアナグマは、一味が懸命に襲ってくる敵を倒し、海王類と戦う姿を見て、命がけとはどういう事かに気付かされた。
映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』のあらすじ【転】
レースが進んで行く中、ガスパーデの船はなぜかコースを外れて進んでいた。更に、賞金稼ぎのシュライヤもガスパーデの船に乗っていた。どうやら、前日の仲間になれという言葉に乗って仲間になってはいるが、その実ガスパーデを殺そうと企んでいる様だった。ガスパーデを狙う中、ガスパーデの腹心と対決することになってしまったシュライヤ。なんとか勝利するも、満身創痍になってしまい、ついに対峙したガスパーデに傷一つ付けることも出来ずにいた。ガスパーデはアメアメの能力の実を食べ、体を水飴の様にドロドロにすることが出来たのだ。
一方で、麦わらの一味の船はゴールと思われる島に到着していた。しかし、そこは海軍要塞で、ゴールしたと思っていた海賊達は次々に海軍に沈められていった。このレース自体がガスパーデの罠だったのだ。麦わらの一味はなんとか逃げ出し、トナカイ人間のチョッパーンの鼻を頼りに、ガスパーデの船を探した。ついに見つけたガスパーデの船では、シュライヤが止めを刺さされる直前だった。ルフィはシュライヤを助け、ガスパーデと戦い始めた。
映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の結末・ラスト(ネタバレ)
ルフィとガスパーデが戦う中、ビエラ爺さんはボイラーを爆破させてガスパーデの船を爆発させた。レース中にビエラ爺さんがシュライヤと会い、シュライヤが復讐のために戦っていることに気付いた為だ。炎上した船の上でなおも戦いは続いていた。ルフィはガスパーデが体をドロドロにさせるので、上手く攻撃を当てることが出来ずに困っていた。そこにコックのサンジが小麦粉の入った袋を渡してきたので、小麦粉をかけるとドロドロが固まり、攻撃を当てることが出来る様になった。ルフィは更に、ガスパーデの頭から小麦粉をかけて全身に攻撃を当て、渾身の一撃でガスパーデを吹っ飛ばした。吹っ飛ばされたガスパーデはサイクロンにぶつかり、海の藻屑となって消えて行った。
ガスパーデに倒されたシュライヤは目を覚まし、ガスパーデが倒されたことを知る。すると、シュライヤは生きる目的がなくなったと考えた。シュライヤは、ガスパーデに川に落とされ殺された妹の敵を討つためだけに生きていたのだ。しかし、そこにいたビエラ爺さんがその妹は生きていると言い出した。弟子にしていたアナグマは実は女の子で、川から流れてきたのを助けていたのだ。再開を果たしたアナグマとシュライヤ、ビエラ爺さんと共にレースのゴールを目指す麦わらの一味。しかし、そこにドレーク少佐の軍艦が現れる。アナグマとシュライヤ、ビエラ爺さんにサヨナラを告げ、麦わらの一味は軍艦から逃げることにした。新しい人生が始まる三人を置いて、一味の乗るゴーイングメリー号は次の冒険に向けて帆を張った。
映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の感想・評価・レビュー
レース展開が盛り込まれたワンピース劇場版第4作品目である。漫画には無いオリジナルな展開なのだが、正直な所、ワンピースに期待している展開とはちょっと方向性が違うので、レース部分は飽きてしまった。後半は、海軍最大の汚点とも呼ばれるガスパーデというキャラクターとのバトルが描かれている。まだ4作品目という所もあり、少し探っているような映画内容という印象である。ラストはしっかりハッピーエンドとなっているので、何かの合間にもサクッと見ておくとよいかもしれない。(男性 30代)
シリーズ4作目です。ロビンが麦わらの一味としての初登場する映画で、ハナハナの能力が発揮されてロビン好きの人にはたまらない作品になっています。レースなだけあって、色んな船が登場してきて観ていて面白かったです。魚人や巨人と原作を読んでいないと、これ誰?というのはありますが原作を知っている人からすると楽しいです。
それぞれのキャラクターが、ちゃんと役割をしていて真面目な話をしている中でボケやツッコミが入っていたり面白かったです。(女性 30代)
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