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映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』の結末までのストーリー
  • 『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』を見た感想・レビュー
  • 『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』を見た人におすすめの映画5選

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』の作品情報

さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅

製作年:1981年
上映時間:131分
ジャンル:SF、アドベンチャー、アニメ
監督:りんたろう
キャスト:野沢雅子、池田昌子、麻上洋子、肝付兼太 etc

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』の登場人物(キャスト)

星野鉄郎(野沢雅子)
メーテルと共に999号に乗り惑星を旅していた少年。機械人間達との最後の戦いに臨む。
メーテル(池田昌子)
機械帝国の王女の娘でありながら、鉄郎と共に機械人間達の悪行を止めようとする。
車掌(肝付兼太)
999号の車掌。規則を重んじ、真面目に職務をこなしている。
キャプテン・ハーロック(井上真樹夫)
全宇宙を股にかける海賊。メーテルと鉄郎をサポートする。
クイーン・エメラルダス(田島令子)
美しい容姿の女海賊。鉄郎達を支援する。
黒騎士(江守徹)
キャプテン・ハーロックのかつての戦友であり、実は鉄郎の実の父親。

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』のあらすじ【起】

かつてメーテルと共に旅をした鉄郎。星を壊し戦いに終止符を打ったはずが、まだ機械人間達はその活動を止めてはいなかった。人間達は必死で機械人間達と戦うが、長い戦いに仲間は一人、また一人と減っていく。そんな時、鉄郎の耳にある言葉が聞こえてくる。それはメーテルからのメッセージだった。

そのメーテルの言葉に従い、鉄郎は再び現れた999号に乗り込むことになる。そして999号に乗り込んだ鉄郎は、メーテルと久々の再会を果たすのであった。メーテルが鉄郎を呼び出したのは、今度こそ二人で機械人間達を止めるためだった。

999を運転していたのは、当時と変わらず同じ車掌だった。鉄郎と再会した車掌は、隠していた自分の秘密を鉄郎に打ち明ける。それは、彼の身体についてだった。実は長い時を生きることが出来る機械人間に憧れた車掌は、かつての自分の人間としての肉体を手放したのだ。しかし、多くの人の出会いの中で、その考えも徐々に変わっていくのだった。

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映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』のあらすじ【承】

そして車掌は、今もなお自分は機械の体を手に入れるべきか、それとも人間に戻るべきかを悩んでいた。そんな中途半端な彼は、車掌服に自らの魂を宿らせ不安定な状態で999の車掌を務めていた。そんな車掌の話を聞き、鉄郎は自らの昔を思い出す。メーテルと出会う前、999に乗り込んだばかりの自分も同じような経験をしていたのだった。

そして、彼らはとうとう一つの星へと到着する。そこは、機械人間達にとって中枢とも言える重要な場所だった。虐げられている人間達とは違う華美な暮らしに目を奪われる鉄郎だったが、そんな鉄郎の目に信じられない光景が映る。実は、機械人間達が生き延びるためにはとある栄養分が必要であった。そしてなんとそれは、生身の人間の命で出来ているのだった。

つまり、機械人間達は自分達が生き残るために生身の人間を犠牲にしているのだ。その様子を見た鉄郎は大きなショックを受ける。そしてメーテルと共に、この惨劇を止める決意を固めるのだった。

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』のあらすじ【転】

そして、鉄郎達と機械人間達の戦いがとうとう幕を開けた。数も多い機械人間達に苦戦を強いられる鉄郎だったが、そんな鉄郎を助けるべく、キャプテン・ハーロックやクイーン・エメラルダスという味方がかけつけ鉄郎を支援する。

しかし、戦いとは別にブラックホールの脅威が鉄郎達を襲う。実はこの星の近くには大きなブラックホールがあり、機械人間達がそれを制御していた。しかし、機械人間の力が不足しそれをコントロールしきれなくなっていたのだ。ブラックホールの持つ引力から逃げようと鉄郎たちは撤退を始めるが、その前に黒騎士という敵の中でも有数の力を持つ人物がたちはだかる。

その黒騎士は、かつてキャプテン・ハーロックと肩を並べていた同志であった。しかし黒騎士は機械人間達と戦うにつれ、少しずつ彼らの考え方に感化され、味方を裏切り機械人間の側についたのだった。そして、黒騎士は鉄郎の方に視線を向けると、なぜか慈しむような表情を浮かべたのだった。

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』の結末・ラスト(ネタバレ)

そして、黒騎士のそんな行動には理由があった。実は、黒騎士は鉄郎の父親だったのだ。その事実を知らない鉄郎は、機械人間を倒すという目的のため父親と相対する。しかし、そんな時ブラックホールが突如として二人を襲うのだった。絶体絶命、そう思われた時、黒騎士が自らの身を呈して鉄郎を守った。ブラックホールに吸い込まれていく黒騎士の姿を見ながら、鉄郎は何故黒騎士がそのような行動に出たのか不思議に思うのだった。

そして、生き延びたメーテルと鉄郎は、キャプテン・ハーロックの船に乗り込み、なんとかその場を脱出、メーテルの生まれ故郷へと向かうのであった。そして平和なその星にたどり着き、鉄郎とメーテルの目的と果たされた。

再び違う惑星へと向かおうとする999号に乗り込んだ鉄郎だったが、その列車内にはメーテルの姿はなかった。メーテルと再び旅が出来ることを喜んでいた鉄郎は、とうとう別れの時が来たことを悟るのだった。そして、成長し旅立っていく鉄郎を、メーテルはいつまでも見送っていた。

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

全体的に暗めな印象で子供が見る作品では無いなと感じてしまいました。前作までは夢や希望に向かって旅に出るといった印象でしたが、今作では冒頭から戦闘シーンで始まり、多くの人が犠牲になります。敗北や犠牲を知った上で旅をする重みや苦しみが、作品全体に漂っていました。
大人になると言葉にしてしまえば簡単ですが、そんな単純な問題ではないですよね。鉄郎がこの旅で得たものはなんだったのか。大人になるためには仕方の無い犠牲や苦しみだったのか。複雑な気持ちのまま終わってしまいました。(女性 30代)


最初は期待半分で観ましたが、続編とは思えないほど内容が濃く、心に残る作品でした。特にメーテルとの再会と別れは涙なしには見られません。鉄郎が自分の意志で未来を選び取る姿は、すごく感動的でした。子供の頃とは違う見方ができる映画でした。(30代 女性)


鉄郎の精神的な成長を真正面から描いたストーリーに感動しました。機械帝国との戦いもスケールが大きく、迫力満点でしたが、それ以上に「人間とは何か」というテーマを深く掘り下げていて、考えさせられました。メーテルの寂しげな微笑みが忘れられません。(40代 男性)


銀河鉄道999シリーズの締めくくりにふさわしい、壮大な感動作でした。鉄郎がもう少年ではなく、立派に一人の人間として旅立つ姿には、長年のファンとして胸がいっぱいになりました。ラストの銀河鉄道を見送るシーンでは、涙が止まりませんでした。(20代 女性)


前作に比べるとやや暗めのトーンですが、その分テーマが深く、大人になった今だからこそ響く部分が多かったです。鉄郎とメーテル、それぞれの道を選んだ2人のラストシーンがとにかく切なくて美しかった。松本零士作品ならではの哀愁が詰まった傑作です。(50代 男性)


鉄郎の「人間らしく生きる」という選択がとても重たく、そして希望に満ちていました。機械の体を捨てるという決断は、少年期の彼には想像もできなかったはず。だからこそ、成長物語として完璧だったと思います。メーテルとの別れも永遠のテーマですね。(30代 女性)


冒険アニメとしても、哲学的なヒューマンドラマとしても非常に完成度の高い作品でした。特に、鉄郎が旅を終えて立ち上がる姿に、自分自身の成長と重ねてしまいました。前作が好きな人にはもちろんですが、人生に迷った大人にもぜひ観てほしい映画です。(40代 女性)


最後にメーテルと別れる展開はわかっていてもやっぱり辛かったです。でも、彼女が鉄郎を「一人の男」として見送ったことに、大きな意味があると感じました。未来へ向かう鉄郎の背中に、大人になるってこういうことなんだなと、しみじみ思わされました。(30代 男性)


子供の頃に観たときはただの冒険映画だと思っていましたが、大人になって観ると、ものすごく深いテーマを持った作品だと気づきました。機械の身体に頼らず、自分の力で生きる鉄郎の選択に、強い感動を覚えました。ラストシーンが心に焼き付いて離れません。(50代 女性)


鉄郎とメーテルの関係性が、単なる憧れや依存ではなく、お互いを尊重し合うものに変化しているのが印象的でした。旅の終わり=成長の象徴であり、別れは悲しいけれど希望にも満ちていました。大人になった今だからこそ、より深く味わえる作品です。(20代 男性)

映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

銀河鉄道の夜

この映画を一言で表すと?

命と死、そして旅を幻想的に描いた不朽の名作!

どんな話?

宮沢賢治の名作童話をアニメ化した作品。ジョバンニとカムパネルラが、銀河を旅する中で生と死、そして別れを経験していく。幻想的なビジュアルと静謐な語り口が心に染み渡る一作です。

ここがおすすめ!

『さよなら銀河鉄道999』と同じく「旅」と「成長」と「別れ」をテーマにしていて、深い余韻が残ります。美しい音楽と詩的な映像に浸りたい方におすすめです。

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア

この映画を一言で表すと?

宿命のライバルが辿り着く、悲しくも壮絶な決着!

どんな話?

アムロとシャア、因縁の二人が地球を巡る最後の戦いに挑む壮大な宇宙戦争ドラマ。それぞれの理想と葛藤を抱えながら、避けられない戦いへ向かっていきます。

ここがおすすめ!

成長と決別、そして未来への希望と絶望が交錯する重厚なドラマが魅力。『さよなら銀河鉄道999』で感じた「自分の道を選ぶ重さ」をさらに熱く深く描いた傑作です。

風の谷のナウシカ

この映画を一言で表すと?

破滅と再生を描く、少女の壮大な冒険と祈り!

どんな話?

滅びゆく世界で、人間と自然の共生を目指して戦う少女ナウシカの物語。文明の罪と赦し、そして希望を描いた壮大なスケールのアニメーションです。

ここがおすすめ!

生と死、人間の業と未来への希望を重層的に描く深いテーマ性が『銀河鉄道999』と共鳴します。美しい映像と力強いメッセージに胸打たれる名作です。

トップをねらえ!

この映画を一言で表すと?

少女たちの努力と成長、そして壮絶な戦いを描いた青春SF!

どんな話?

宇宙怪獣との戦いに身を投じた少女たちが、友情と努力、そして葛藤を乗り越えながら成長していく物語。未来を守るために少女たちが背負う運命とは――。

ここがおすすめ!

成長と別れ、未来への希望と絶望、そして自らの意志で立ち上がる強さ。『さよなら銀河鉄道999』に共感した人には、間違いなく熱く胸を打つ作品です!

時をかける少女(2006年版)

この映画を一言で表すと?

青春のきらめきと切なさをタイムリープに乗せた名作!

どんな話?

時間を跳び越える力を手に入れた少女が、青春の中で大切なものに気づいていく物語。時間を巻き戻すたびに訪れる「別れ」と「成長」が胸に響きます。

ここがおすすめ!

時間や運命を超えて、大切な人を想う切なさがあふれる作品です。『さよなら銀河鉄道999』で感じた、成長と別れの美しさに心震えた方にぴったりの一本です。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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