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映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』の概要:ストリップクラブのオーナーである男は、博打で多額の借金を背負ってしまう。男はマフィアに、借金帳消しの代わりに人殺しを依頼される。しかし、殺した相手は西海岸のボスだった。

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』の作品情報

チャイニーズ・ブッキーを殺した男

製作年:1976年
上映時間:107分
ジャンル:フィルムノワール
監督:ジョン・カサヴェテス
キャスト:ベン・ギャザラ、ティモシー・アゴリア・ケリー、シーモア・カッセル、アジジ・ジョハリ etc

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』の登場人物(キャスト)

コズモ・ヴィッテリ(ベン・ギャザラ)
ストリップクラブのオーナー。博打でマフィアに借金を作る。借金返済のため、マフィアから人殺しを依頼される。任務中に腹部を撃たれてしまう。仕事熱心で、誰よりもショーを愛している。
モート(シーモア・カッセル)
マフィアの男。コズモを脅して、人殺しをさせる。最後にコズモを殺そうとするも、返り討ちに遭って殺されてしまう。意地汚い男。
フロー(ティム・カリー)
マフィアの男。モート同様コズモを脅す。コズモに対して友情を感じ、コズモを殺せという命令に従わない。組織の中では一番気性が荒い。
レイチェル(アジジ・ジョハリ)
ストリッパー。長年コズモの店に勤めており、コズモに対して恋愛感情を抱いている。スタイルの良い黒人。
ミスター・ソフィスティケイション(ミード・ロバーツ)
コズモの店で、ショーに出演する男。お店のマスコット的存在。

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』のあらすじ【起】

場末のストリップクラブ「クレイジー・ホース」に、飲み歩いていたオーナーのコズモが帰ってくる。客足の悪いお店に、少し苛立ちを隠せない。

楽屋へと向かうコズモ。彼は演者達とくだらない話をして楽しんでいる。演者は、どこのストリップクラブも客足が悪いらしいと言う。外へ出たコズモは店員に、これから客足は伸びるから大丈夫だと言う。

ショーが近づくにつれ、客足は良くなっていく。特にこのクラブは、ストリッパー達とミスター・ソフィスティケイションという男のショーが人気で、小さいながらも経営は良好だった。コズモはやっとお店の借金を返しきったばかりだった。

コズモは、借金返済のお祝いにお店のストリッパー達を連れてプライヴェート・クラブへと出かけ、ポーカーを楽しむ。そこは、コズモのお店にお客としてきたモートという男のお店だった。見ているだけのストリッパー達は退屈そうにしている。

コズモは博打に負け、そのクラブのバックにいたマフィアから大きな借金を背負ってしまう。その様子を見たストリッパー達は、別の仕事を探した方かいいかしらとコズモに皮肉を言う。

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映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』のあらすじ【承】

朝方、お店へと戻ったコズモ。外に出てカフェでコーヒーを飲んでいると、そこの店員の女がコズモのお店でストリッパーとして働きたいと言い出す。オーディションをしてくれと頼まれたコズモは、お店に彼女を連れていく。

お店でオーディションを始めるコズモ。女は舞台で軽やかに踊り出す。するとそこへ、一緒に博打へと行ったストリッパーの一人であるレイチェルがやってくる。レイチェルは突然にオーディション中の女に殴りかかる。レイチェルはコズモに対して恋愛感情を抱いていたのだ。オーディションを受けていた女は立ち去り、コズモはレイチェルをなだめる。

コズモのお店にモート達が訪れる。モート達はコズモに、チャイニーズ・ブッキーという男に困っていると言い出す。その男を始末して欲しいのだと察したコズモは、受け入れることができないと答える。

後日、モートがコズモのお店を訪れる。借金をどう返すのだと迫るモートは、コズモをお店の外に連れ出す。そこで待っていたモートの仲間のフローというの男に殴られるコズモは、とうとう彼らの依頼を受けることになる。

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』のあらすじ【転】

コズモはマフィアから説明を受ける。地図で場所を説明され、チャイニーズ・ブッキーを殺すための銃を渡される。

コズモが一人でその現場へと車で向かっている途中、車が故障してしまう。近くにあったガソリンスタンドからタクシー会社に電話して、タクシーを呼ぶ。さらに、そこから自分のお店に電話をし、舞台の状況を事細かに確認する。

タクシーに乗り、途中でハンバーガーを買ったコズモは、チャイニーズ・ブッキーの家に辿り着く。ハンバーガーを番犬に食べさせて、その隙に敷地内へと侵入する。

監視の目をかいくぐって家へと侵入したコズモは、チャイニーズ・ブッキーが一人になったところを見計らって発砲する。駆け寄ってきた人間達も撃ち殺し、コズモは急いでその家から走り去って行く。しかし、コズモは腹部に銃弾を受けてしまった。

チャイニーズ・ブッキーが死んだことを確認したモートはフローに、今度はコズモを始末するよう命じる。コズモは痛みをこらえて自分のお店へと帰ってくる。そこではいつものようにショーが行われていた。

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』の結末・ラスト(ネタバレ)

フローがコズモのお店に顔を出す。フローに連れ出されて近くの駐車場へと向かうコズモ。フローは世間話をした後コズモに、あんたは友達だと言い出してその場を去って行く。入れ違いで入ってきたモートにフローは、コズモは友達だから殺せないと伝える。殺すなら自分でやれと言ってフローは去って行く。

モートがコズモの前に姿を見せる。モートはコズモに、チャイニーズ・ブッキーは西海岸の大ボスだと知らせる。

モートを返り討ちにし、その場から逃げ去ったコズモはレイチェルの家へと訪れる。ショーに穴を空けるのかとレイチェルに言うコズモ。レイチェルの母親は、今回の事件のことでコズモを非難し、弾の入った体で生きて行くのかと問う。

お店へと向かったコズモ。楽屋へと入り、いつものように演者達と雑談をする。舞台への意気込みを語り、コズモとストリッパー達はステージへと向かう。

ステージ上からコズモは観客に向け、これから始まるのは全く新しい旅だと語る。コズモがステージを降り、ショーが始まる。コズモは店を出て、血の吹き出る自分の傷を確かめる。店では、いつものようにショーが始まっていた。

映画『チャイニーズ・ブッキーを殺した男』の感想・評価・レビュー

ジャケットにも登場している女の子の衣装がとにかく可愛い今作。キュートでセクシーな衣装に身を包むダンサーは華麗でとても美しかったです。
そんな美しい女性とは裏腹にストーリーは結構ハードな内容なので渋さというか、男臭さが感じられました。
作品に流れる雰囲気や、カメラワーク、主人公の心の描写などどれをとってもかっこよくて様々なシーンでこの映画の魅力を感じ取ることが出来ました。
特にショーのシーンのカメラワークは思わず引き込まれてしまうので注目して鑑賞して欲しいです。(女性 30代)

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