映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』の概要:トリクシー、ヘル、カメロはマフィアのゲイジを捕まえ、ダイヤの隠し場所を聞くために拷問した。だが、ゲイジはボスを恐れて話そうとはしなかった。そのボスとは、裏社会を牛耳っている超大物で、銃の売買や暗殺など何でも行うヤバい奴だった。
映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』の作品情報
上映時間:109分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:リック・ジェイコブソン
キャスト:ジュリア・ヴォス、エリン・カミングス、アメリカ・オリーヴォ、マイケル・ハースト etc
映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』の登場人物(キャスト)
- トリクシー(ジュリア・ヴォス)
- 闘うのが苦手なか弱い女性を装っているが、本当は“ピンキー”という名前で裏社会を牛耳っている。愛刀で敵を殺すのが得意。ゲイジが盗んだ愛刀を取り戻すため、身分を明かさずにヘルとカメロを仲間にする。
- ヘル(エリン・カミングス)
- スパイ。ゲイジがCIAの元から兵器を盗み出したため、取り戻そうと画策する。トリクシーと恋に落ちるが、ゲイジが盗んだ愛刀を取り戻すために利用されただけだった。
- カメロ(アメリカ・オリヴォ)
- ゲイジの元手下。ヘルと恋人関係だったが、ゲイジが持っているダイヤと兵器を盗むために利用されただけだった。喧嘩っ早い性格。
- ゲイジ(マイケル・ハースト)
- ピンキーの手下。ピンキーに内緒で、武器やダイヤをくすねて売り捌いていた。
- ロイ・ユージーン・フュークス(ロン・メレンデス)
- 副保安官。ストリッパーとして踊っていたトリクシーに恋に落ちる。
- フェニックス(ケヴィン・ソルボ)
- ヘルのボス。実はピンキーの手下。
- キンキ(ミナエ・ノジ)
- ゲイジの手下。刃物が付いたヨーヨーで戦う。
- ホット・ワイア(ウィリアム・グレゴリー・リー)
- ゲイジの手下。キンキと仲がいい。カメロと仲が悪い。
映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』のあらすじ【起】
カメロはトレーナーの中を調べるが、探している物が見つからなかった。カメロとヘル、トリクシーは情報を得るため、車のトランクを開けて閉じ込めていたゲイジを出した。ゲイジが暴れ出したため、カメロが殴って大人しくさせた。ゲイジは自分を裏切ったトリクシーを、悪態を吐いて非難した。トリクシーは申し訳なさそうに謝罪した。カメロはゲイジの下半身の急所を握って、どこに隠したのか拷問した。ゲイジは埋めたことをうっかりしゃべってしまうが、埋めた場所は言わなかった。
ゲイジは具合が悪い振りをして、近づいてきたトリクシーを人質に取り、解放しろと迫った。だが、カメロに下半身の急所を撃たれてしまう。それでもゲイジはボスのピンキーを恐れて、埋めた場所を話そうとしなかった。トリクシーはピンキーのことを知らなかったが、ヘルは知っており、顔を強張らせて怯えた。ヘルは命を助ける代わりに協力しろとゲイジに迫った。ゲイジは埋めた場所を話した。
ゲイジは仲間割れさせようと、カメロが裏切っていることを話した。それに腹を立てたカメロは、ゲイジの頭を撃ち抜いて殺した。4時間3分前。トリクシーはストリッパーに扮し、ゲイジの部屋に忍び込んで隠し場所を探っていた。無事に地図を発見するが、ゲイジに見つかってしまう。殺されそうになったところを、窓を突き破って現れたカメロに助けられた。
ヘルはゲイジを射殺したカメロを非難した。人を殺さない約束だったため、トリクシーも取り乱してしまう。ヘルとカメロは口論していたが、トリクシーはゲイジの死を悲しんでいた。6時間前。トリクシーはゲイジを誘惑し、お酒に睡眠薬を入れて飲ませた。だが、ゲイジはそれに気づかず、トリクシーに結婚しようとプロポーズしていた。
映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』のあらすじ【承】
トリクシーはピンキーとは何者なのか、ヘルに問い掛けた。ピンキーとは裏社会の超大物で、麻薬や銃の売買、暗殺や偽札作りまで何でも行うヤバい人物だった。直接話した者はおらず、幽霊かもしれないと噂されていた。
ヘル達が土を掘り起こしていると、遠くからパトカーがやって来るのが見えた。ヘル達はゲイジの遺体をトランクに隠し、急いで血を土で誤魔化した。保安官は立ち入り禁止場所に何故いるのか、ヘル達に質問した。ヘルは自分達が聖処女合唱団の団員で、信者に襲われて車で必死に逃げて来たら、迷い込んでしまったのだと嘘を吐いた。保安官は話を信じ、帰っていった。
ヘル達は土を掘り起こすが、出てきたのは誰かに拷問された遺体だった。しかも、携帯が一緒に埋められており、突然電話が鳴りだした。トリクシーは怖くなって取り乱してしまい、トレーラーの中に逃げ込んだ。カメロは足手まといのトリクシーを殺して逃げようとするが、ヘルに止められる。ヘルはトリクシーの元に行き、無理に誘ったことを謝罪した。だが、トリクシーは自分がヘルといたいから来たのだと話し、キスをした。ヘルもトリクシーのことを思っており、キスをして体を求め合った。
カメロはトリクシー達の情事を目撃してしまい、自分を裏切る気かと銃を突きつけて怒鳴った。ヘルはカメロを宥め、仕事の上で裏切る気はないと説得した。カメロは苛立ちを消化できず、ヘルを殴りつけてトレーラーを出て行った。
映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』のあらすじ【転】
ヘルは床から立ち上がろうとしたとき、手に違和感を覚え、カーペットを捲って床板を外した。すると、対戦車ミサイルとレーザースコープを搭載した銃器を発見する。それは、市場には出ていないヤバい武器だった。トリクシーはヘルが銃器に詳しいことに疑問を抱くが、ヘルは父がCIAの特殊部隊にいたからだと誤魔化した。
ヘル達が外に行くと、カメロが男女(ホット・ワイアとキンキ)の2人組に捕まっていた。カメロはゲイジの行方を探すときに、ホット・ワイア達を訪ねていた。その時、ホット・ワイア達はカメロが何かを隠していると感じ、後をつけてきたのだ。ホット・ワイア達はヘル達が探している、“ゲイジの秘宝”を奪おうとしていた。ヘルは見つからなかったことを話すが、ホット・ワイアは辺り一帯を掘り起こせと指示した。7週間前。ヘルは刑務所でカメロと出会い、恋人関係になっていた。そして、2億ドルのダイヤを盗む話を持ち掛けていた。
ヘルとカメロは辺り一帯を掘り起こし、トレクシーはホット・ワイア達のおもちゃにされていた。ヘル達は砂の中に埋まっている何かを見つける。カメロはトレクシーを見捨てて逃げようと誘うが、ヘルはそれを拒み、ホット・ワイア達に何かを発見したことを伝えた。掘り起こしてみると、地下へと通じるドアが埋まっていたが、解除コードが必要だった。ヘルは何故か解除コードを知っており、入力してドアを開けた。その時、保安官が現れ、銃を突きつけてきた。ヘル達の様子を不審に思い、確認するために戻ってきたのだ。ホット・ワイア達が保安官に気を取られている隙に、ヘルはトレーラーから銃器を持ち出し乱射した。そして、カメロが銃を撃ってホット・ワイア達を始末した。
カメロは今まで疑問に思っていたことをヘルにぶつけた。ヘルは懲役7~10年だったはずなのに3週間で出所し、カメロ自身も12年刑期が残っていたのに急に釈放されることになったのだ。だが、ヘルは正体を打ち明けようとはせず、カメロを殴って気絶させた。
映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』の結末・ラスト(ネタバレ)
トレクシーはトレーラーで保安官の怪我を手当した。保安官は名乗っていないにも関わらず、トレクシーの名前を知っていた。トレクシーがステージで踊っている姿を見たことがあり、実は以前からファンだったのだ。最初に会ったときにも気づいており、トレクシーが心配で戻ってきたのだ。トレクシーは保安官の優しさに感動する。
3か月前。カメロはシスターの振りをして修道院に隠れていたが、ゲイジに見つかってしまい、隠し持っていたダイヤを奪われていた。現在。ヘルはカメロを鎖に繋ぎ、トレクシーと地下に下りた。中にはゲイジがピンキーから盗んだ武器が大量に置かれていた。何年もの間少しずつ盗んで売り捌いてきたのだ。トレクシーはなぜヘルがそんなことを知っているのか疑問を持つが、ヘルは詳細を明かさなかった。
ヘルは探していた兵器とダイヤ、トリクシーは気に入った刀を持って地上に戻った。すると、鎖を引っこ抜いて自由になったカメロに襲われる。カメロの望みは、トレクシーの死だった。ヘルはその願いを拒否し、カメロと殴り合って戦った。カメロはヘルの体に鎖を巻き付けると、トレクシーの体にガソリンを撒いて火を点けた。そして、車に乗って立ち去った。だが、ヘルは銃を撃って、カメロが乗った車を爆発させた。トレクシーは自分の体に点いた火を何とか消すが、トレーラーと残っていたガソリンタンクは火が引火して爆発してしまう。
ヘルはトリクシーにスパイであることを打ち明けた。今回の狙いは、ゲイジがCIAから盗んだ兵器の回収だった。ヘルは嘘の身分を伝えていたが、愛情は本物だとトリクシーに告白した。そして、仕事を辞めて、一緒にミクロネシア諸島で暮らそうと伝えた。2人で微笑み合っていると、突然トリクシーがお腹を撃たれてしまう。カメロが生きていたのだ。カメロはヘルと殴り合い、首を絞めて殺害した。
カメロがトリクシーを犯して屈辱を与えようとしたとき、体に彫られていた入れ墨が目に入った。4か月前のサーカスで、カメロがセックスをした相手にも同じ入れ墨があった。それは、カメロが人生最高のセックスだと感じていた相手だった。怒ったカメロがトリクシーを殺そうとしたとき、後ろから撃たれてしまう。保安官が生きていたのだ。
6か月前。ヘルは上司のフェニックスと共に、ゲイジの取引現場を見張っていた。兵器とダイヤが出てきたときに捕まえようとするが、ゲイジの部下のキンキやホット・ワイア達に襲われ、激しい銃撃戦となる。その時、バイクに乗ったカメロがダイヤを奪っていった。ヘルは兵器を回収しようとするが、建物の爆発に巻き込まれて吹っ飛んでしまう。その建物からはピンキーが現れ、刀を振り回して戦った。ピンキーが気絶したヘルに気を取られている隙に、ゲイジが兵器と刀を奪って逃げた。
トリクシーは手裏剣を投げて保安官を殺した。実は、トリクシーがピンキーだったのだ。目を覚ましたヘルはその事実を知り、ショックを受けた。フェニックスもトリクシーの部下で、出会いもミッションも初めから仕組まれていたことだった。トリクシーの目的は、ゲイジが盗んだ刀を取り戻すことだった。トリクシーは迎えに来た車に乗って、笑顔で去っていった。
映画『ビッチ・スラップ 危険な天使たち』の感想・評価・レビュー
ザ・B級アクション映画という感じなので、こちらも開き直って単純に楽しんで観ることが出来て良かった。セクシーな女優さんの衝撃が大きすぎて全くストーリーが頭に入らなかったが、元々このようなタイプの映画にはストーリーは重視されないと感じるので問題ないと思った。
突っ込みどころがたくさんあったが、最後の結末もなんでこうなったと言わずにはいられない終わり方で、最後まで笑えて面白い映画だった。(女性 20代)
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