映画『悪魔のいけにえ2』の概要:かつて大ヒットを果たした『悪魔のいけにえ』。数多くのパロディ作品が生み出されているが、今作が正統的な続編にあたる。恐怖のソーヤー一家が現代に復活。観客を再び恐怖のどん底に陥れる。
映画『悪魔のいけにえ2』の作品情報
上映時間:95分
ジャンル:ホラー
監督:トビー・フーパー
キャスト:デニス・ホッパー、キャロライン・ウィリアムズ、ビル・ジョンソン、ジム・シードウ etc
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映画『悪魔のいけにえ2』の登場人物(キャスト)
- レフティ・エンライト(デニス・ホッパー)
- 13年前、甥をソーヤー一家に殺されたレンジャー隊員。世間がソーヤー一家を忘れていく中、一人彼らを追い続ける。
- ストレッチ(キャロライン・ウィリアムズ)
- ラジオのDJを務める人物。たまたまソーヤー一家に狙われた人物と通話をしていたため、恐ろしい事件に巻き込まれていく。
- レザーフェイス(ビル・ジョンソン)
- ソーヤー家の一員。皮膚病を患っており、常に人を殺し剥いだ顔の皮を被っている。
- チョップトップ(ビル・モーズリー)
- ソーヤー家の一員。レザーフェイスの双子の兄弟。電動のこぎりを手に人間に襲いかかる。
映画『悪魔のいけにえ2』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『悪魔のいけにえ2』のあらすじ【起】
時代は遡り、1973年8月8日のこと。5人の仲の良い若者が、テキサスにドライブをしに向かっていた。しかし、彼らはそこで恐ろしい事件に巻き込まれることとなる。彼らは、ソーヤー一家という3人組に出会ってしまったのだ。
そして、ソーヤー一家とは、人を殺し、そしてその人肉を食らうという恐ろしい殺人鬼一家だったのだ。その毒牙は、5人の若者達にも向けられる。仲間達が次々と殺されていく中、サリーという少女だけが唯一、なんとか生き延びることができたのだった。後にサリーは警察に保護され、自分達に降りかかった悲劇について全てを話した。
サリーの話を受けて、警察は捜査に乗り出すものの、一ヶ月が経過しても事件には全く進展がみられなかった。そして、なんと警察は、その事件をなかったことにして無理やり調査を終了させたのだった。そして、時の経過と共にその事件とソーヤー一家に関する記憶は、徐々に人々の記憶の中から消えていくのだった。
映画『悪魔のいけにえ2』のあらすじ【承】
サリーが生死の境を彷徨ったあの日から、あっという間に13年が経過した。その頃のテキサスでは、謎の行方不明事件が起こっていた。しかし、面倒ごとを抱えたくはない警察は見て見ぬ振りをしていた。そんな状況で、警察がソーヤー一家による惨殺事件を覚えているはずもない。
しかし、たった一人だけ、未だに事件の調査を行なっている人物がいた。レフティというレンジャーの隊長である。彼は、13年前ソーヤー一家によって殺された、フランクリンの叔父だったのだ。
そして、とある夜、とうとう事件が起こった。二人組の高校生、バズとリックは夜、車を走らせていた。そして、調子に乗った二人は、生放送のラジオ番組に電話をかけた。その電話はストレッチというDJに繋がっており、二人の声はラジオに乗るのだった。そして、そんな時だった。バズ達の乗る車を猛スピードで追い越した車があった。そして、なんとその車の上には、チェーンソーを振り回す男がいたのだった。
映画『悪魔のいけにえ2』のあらすじ【転】
そして、その男こそがソーヤー一家の一人、レザーフェイスだったのだ。レザーフェイスは、持っているチェーンソーで人を殺し、さらにその皮膚を剥ぎまるでマスクのように顔に張り付けるという狂気的な男だった。バズ達は、自分達の見ているその光景に目を疑う。そして、彼らの混乱の様子は、ストレッチとの電話から、ラジオにのり全国へ発信されたのだった。
そして、その翌日、バズとリックは変わり果てた死体となって警察に発見されるのだった。この事件は、長年消息を絶っていたソーヤー一家の復活を意味していた。しかし、それでも尚、警察はソーヤー一家に対して本腰で調査を進めようとはしない。
しかし、レフティにとっては長年追い続けてきた因縁の相手である。レフティは、犯行の一部始終を聞いていたストレッチに連絡を取る。そして、ストレッチからその一部始終を録音したテープがあることを聞くのだった。しかし、今度はその恐ろしい魔の手がストレッチへと伸びていた。
映画『悪魔のいけにえ2』の結末・ラスト(ネタバレ)
なんと、ラジオ放送直後、ソーヤー一家の一員、チョップトップがソーヤーのファンを装ってラジオ局に潜入してきたのだ。チョップトップは、金槌を手にストレッチに襲いかかる。しかし、ここで予想外のことが起こる。なんと、レザーフェイスがストレッチに恋をしてしまったのである。二人はストレッチに変わり、エンジニアのLGを誘拐していく。
勇敢なストレッチは、そんなチョップスティックたちの後をつける。すると、彼らは現在は使われていない、バトルランド遊園地へと入っていくのだった。その遊園地の地下で彼らは現在生活をしていた。しかし、とうとうストレッチはソーヤー一家に見つかってしまう。彼らは今度こそストレッチを殺そうと襲いかかるが、そんな絶体絶命の時、駆けつけたのがレフティだった。
レフティは、チェーンソーを振り回すソーヤー一家と必死の戦いを繰り広げる。そんな最中、ストレッチがソーヤー家の一人からチェーンソーを奪うことに成功する。そして、そのチェーンソーで、ストレッチはチョップトップを倒したのだった。
映画『悪魔のいけにえ2』の感想・評価・レビュー
殺人鬼に可愛いという言葉は似合わないかもしれない。しかし、今作のレザーフェイスには愛嬌があり、人らしい感情を表に出す瞬間も幾度かある。ストレッチに対しては、恋する少年のように振る舞い、彼女とダンスをしたりと、チェーンソーを握っている時とはまるで異なる印象となっている。殺人鬼が恋をして、相手にたじたじとしてしまう姿は、ある種のギャップ萌えである。
ストレッチにLGの顔皮を被せたのは、きっと自分がされて嬉しいと思うことを、彼女にしてあげたいと思ったからだろう。レザーフェイスは純粋な好意からそれをしたが、ストレッチにとっては苦痛そのものであったと感じる。二人の少し切ないすれ違いは、恐ろしいような面白いような奇妙な雰囲気を作り上げている。ちょっぴり可哀相なレザーフェイスが可愛く思える作品であった。(女性 20代)
ひょっとしたらホラーコメディに入るのかもしれないという程、絶妙に間の抜けた展開を入れ込んでくる本作。元々はレザーフェイスという恐ろしい殺人鬼を筆頭としたソーヤー一家にまつわる話なのだが、今作ではまさかのレザーフェイスが恋をしてしまうというなんとも不思議な展開を盛り込んでくる。凶悪な殺人鬼に愛着を持たせるという、製作者の意図には疑問を感じるが、一応大筋のホラー展開は健在なので、そこまで外した作品ではない。なんともいえない気分が味わえる作品である。(男性 30代)
この作品の映画会社は「キャノンフィルムズ」始まってすぐにこの会社のロゴが出てきます。キャノンフィルムズとは80年代のB級映画市場を独占していた会社。ホラーやニンジャなど「何も考えずに見られる」ただ面白い作品を大量生産していました。そんな会社の作ったこの作品。本当に何も考えずに見て、ただ楽しめます。
ホラーと言うよりもコメディ要素も強く、怖いけど面白い、明るい作品でした。親子で楽しめる作品だと思います。(女性 30代)
前作から13年も経っているというのに、相変わらず元気に殺人一家をやっているソーヤー家の人々に思わず笑ってしまった。ホラーなのにいまいちホラーに集中出来ないのは大体この一家のせいだが、もはやこれこそが本シリーズの魅力なのだから仕方がない。ストレッチに恋してしまい右往左往するレザーフェイスの姿が可笑しかった。
レフティの助けはあったものの、最終的には自分の力で敵を倒し生き延びたストレッチの姿は、前作のヒロインを彷彿とさせ、なんだか妙に感動してしまった。(女性 30代)
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前作 悪魔のいけにえ
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