映画『バトル・オブ・アトランティス』の概要:石油リグが突然沈没した。原因を究明するため、“アルマダ計画” (防衛計画)によって開発された、3体の人型巨大ロボットが海底に行くことになった。ロボットに乗ったレッド達が探索をすると、巨大な怪獣が現れる。
映画『バトル・オブ・アトランティス』の作品情報
上映時間:86分
ジャンル:SF、アクション
監督:ジャレッド・コーン
キャスト:グレアム・グリーン、トレッチ、デヴィッド・チョカチ etc
映画『バトル・オブ・アトランティス』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | × |
---|---|
Hulu | × |
Amazonビデオ | ◯ |
dTV | × |
TELASA | × |
TSUTAYA DISCAS | × |
ビデオマーケット | × |
Netflix | ◯ |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『バトル・オブ・アトランティス』の登場人物(キャスト)
- ハドレー(グラハム・グリーン)
- アメリカ軍の兵士。中将。怪獣への攻撃を指揮する。寡黙で強面だが、部下思いの優しい人物。
- ジム(トリーチ)
- アメリカ軍の兵士。通称ジミー。小心者だが、市民のためなら危険も厭わない勇敢な人物。
- トレイシー(ジャッキー・ムーア)
- アメリカ軍の兵士。ウォーターズと付き合っているが、酔った勢いでジムとキスをしてしまう。
- マーガレット・アダムス(ニコール・ディックソン)
- NASAの研究員。“アルマダ計画”(防衛計画)の指揮を執っており、人型巨大ロボットの製作にも携わっている。
- ギャレット・ウォーターズ(デビッド・デイビット・チョーカチー)
- アメリカ軍の兵士。大尉。通称レッド。すぐに暴走するので、危険な男として有名。だが、人型巨大ロボットの操縦の腕が超一流。
映画『バトル・オブ・アトランティス』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『バトル・オブ・アトランティス』のあらすじ【起】
石油が海に流失したが、人的ミスではないとし、掘削作業を行っていたトランス・アトランティック社はコメントを拒否した。潜水艇がパイプの破裂箇所を探っていたが、無線が通じなくなってしまう。石油リグにいた現場監督のスミスは、その状況に頭を抱えた。その時、無線から悲鳴が聞こえ、海から巨大な怪獣が現れた。
海軍基地第7地区。ハドレー中将は石油リグが突然消失したとの報告を受けるが、巨大な石油リグが突然消失するとは思えず、信じられない気持ちでいた。しかし、NASAは石油リグが沈没したと考えており、ドクター・アダムスとストーンが“アルマダ計画”(防衛計画)の試験段階を進めるために派遣されてきた。アダムス達は深海調査をするべきだと中将や他の兵士達に進言した。深海を探索するロボットの操縦は、ウォーターズ大尉が行うことになった。彼はすぐに暴走する危険な男だったが、全ての適性試験を通過しており、操縦の腕も一流だったため、外すことはできなかった。
米陸軍 航空機工場。ウォーターズ大尉(通称レッド)、ジミー、トレイシーは1500メートルほど海を潜り、石油リグの発見と、リグにいた172人の作業員を救助する任務に就くことになった。それぞれ人型巨大ロボットに乗り込むと、海の中を潜って行った。だが、途中でトレイシーの乗ったロボットにシステム異常が発生してしまう。ストーンが管理室からパワーを送り、ロボットの異常を解消した。
映画『バトル・オブ・アトランティス』のあらすじ【承】
レッド達は1500メートルの海底で石油リグを発見するが、それは原型を留めていないほど変形していた。そんな状態は誰も見たことがなく、石油リグが沈没した理由を掴むことができなかった。地質構造も正常で、地震も観測されていなかった。その時、3人のロボットのソナーに反応があった。トレイシーが本部の制止を無視して反応のあったモノを追ったため、レッド達も後に続いた。
中将はドクター・アダムスに、遠隔操作で人型巨大ロボットの行動を停止するよう指示を出した。ジミーとトレイシーの乗ったロボットは停止できたが、レッドの乗ったロボットは圏外のため止めることができなかった。もし、ロボットが人目にさらされれば“アルマダ計画”のことが世間にバレてしまうため、中将は全艦隊を東海岸に配備させるよう指示を出した。
レッドは東海岸に上陸するとビーチにいた人々に、このロボットは政府の作った物で、ここは危険だから避難するよう呼びかけた。だが、ビーチにいた人はロボットに興奮し、レッドの指示を聞いていなかった。その時、ロボットの背後から怪獣が現れた。人々が逃げ惑う中、東海岸に集まった兵士達が怪獣に向けて発砲するが、全く攻撃が効いていなかった。
レッドは怪獣と必死に戦うが、ロボットの動きが遅く、全く歯が立たなかった。本部に助けを求めると、中将は戦闘機を出動させた。そして、中将自身もドクター・アダムスと共に現場に向かった。
映画『バトル・オブ・アトランティス』のあらすじ【転】
戦闘機の機関銃が効かなかったため、レッドが怪獣の口を抑え、戦闘機に爆弾を撃ち込ませた。怪獣の口から入った爆弾は、体内で爆発した。皆が怪獣を倒したことを喜んでいると、中将は憲兵にレッドを逮捕するよう指示を出した。レッドのロボットが放った攻撃により、街が滅茶苦茶になってしまったのだ。
上司の命令に背いた罪でレッドは逮捕され、倉庫に閉じ込められる。そこに中将がやって来て、政治家のパーティーに参加してご機嫌伺いをしろと指示を出した。だが、それが終わると、レッドは審問会に参加する必要があった。中将はレッドの行った行為を認めていたが、同時に規則を破ったことに腹も立てていた。レッドが中将もパーティーに参加するのか尋ねると、お前が壊した街の後始末があると皮肉られる。その後に、ジミーとトレイシーもやって来た。2人もパーティーに誘われていたが、ジミーは街の再建を手伝うため、パーティーに参加しないつもりだった。トレイシーもジミーの考えに賛同しており、パーティーに行っている場合なのかとレッドに尋ねた。レッドはパーティーに参加したかったため、少しだけ参加してジミーを手伝いに行くとトレイシーに約束した。
“トルトス計画”は実験的ソナーで海底に眠る化石鉱床を探す計画で、今は禁止されている計画だった。だが4年前に、イエメン沖とペルシャ湾で、数億年前の生物が発見されていた。その生物の卵は、原油の中で数千年を過ごしていた。
空母ワスプの通信が途絶え、行方不明になった。中将は数億年前の生物(怪獣)の卵が孵ったことに気づく。レッドも不審な声が聞こえ戦闘に参加するため、見張りの兵士に出してくれと頼むが、却下され置き去りにされる。トレイシーとジミーが助けに来てくれるが、鍵がなかったので開けることができなかった。建物が燃え始めていたため、レッドはジミーに、トレイシーを連れて逃げろと叫んだ。だが、トレイシー達はレッドを見捨てることができず、ハンマーを使ってドアを破壊した。
大統領が核の使用を許可した。だが、中将は最後まで戦うことを諦めなかった。戦術に関係のない者を退避させるが、自らは指揮を執り続けた。戦闘機が怪獣に爆弾を落とすと、怪獣は動きを止め倒れた。中将達は歓声を上げて喜んだ。
映画『バトル・オブ・アトランティス』の結末・ラスト(ネタバレ)
レッドはトレイシーとジミーと共に、バーでお酒を飲んでいた。そこでジミーから、数週間前に酔った勢いでトレイシーとキスをしたと告白される。トレイシーはレッドが怒るのではないかと恐れるが、レッドは今日の出来事に比べればたいしたことではないと笑い飛ばした。トレイシーが話そうとしていると、軍から連絡があり招集を受ける。
再び怪獣が現れたため、レッド達はロボットに搭乗することになった。ドクター・アダムスはロボットの反応速度と敏捷性を上げるため、訓練中に開発した、ハローと呼ばれる実験的インターフェイスを3人に渡した。トレイシーは安全な物なのか訝しむが、試すしか安全か分かる方法はなかった。
レッド達は空を飛び、怪獣がいるニューヨークの街に向かった。そこにいた怪獣は今まで戦った怪獣の3~4倍の大きさがあったが、レッド達は必死に戦った。しかし、攻撃が全く効かず、弾が切れてしまう。レッドが体術を使って攻撃を加えていると、怪獣から反撃され、痛みを感じてしまう。痛みは緩和されて伝わるように設計されていたが、実地では試していない状態だった。レッドは痛みに耐えながら必死に戦った。
中将の部下のガイスはロボット達では怪獣を倒せないと思い、大将に核ミサイルでの攻撃を進言した。それを知った中将はレッド達に、怪獣を倒せなければ避難するよう指示を出した。レッドは電子妨害装置を使ってミサイルを止めることを決め、怪獣との戦いをトレイシーとジミーに任せた。レッドは見事作戦を成功させ、ミサイルを止めた。怒ったガイスは銃を使ってドクター・アダムスを脅し、ロボットの動きを止めるよう命令した。中将が気を逸らした隙に別の兵士がガイスを捕まえるが、中将は腕を撃たれてしまう。だが、レッド達が戦っているため、中将は病院に行くつもりはなかった。
ハローの影響でトレイシーが倒れてしまう。ジミーがトレイシーを安全な場所に運び出した。レッドは怪獣を道連れにミサイルを爆発させるため、宇宙へと飛んだ。レッドのロボットは爆発により致命的ダメージを追って地上へと墜落したが、レッド自身は生きており、雄叫びを上げながら立ち上がった。現場に来た中将、レッド、トレイシー、ジミーや他の兵士達は歓声を上げて喜んだ。
映画『バトル・オブ・アトランティス』の感想・評価・レビュー
アサイラムが製作しているB級ロボット映画である。同時期にパシフィックリムが公開されているので、恐らくその流れに乗って製作された作品であるだろう。本家というのも変な話だが、パシフィックリムと比べると、やはりキャラクターデザインや、ストーリー展開が単調に感じられる。また、ロボットが3体出てくるがカラーリング以外それぞれのロボットの特徴が薄く、必要性があまり感じられないのも事実である。CG映像はそれなりに整っているので、アサイラム系のB級映画を好む方は一度観てみるのも良いかもしれない。(男性 30代)
みんなの感想・レビュー