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映画『ライアーゲーム 再生』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ライアーゲーム 再生』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ライアーゲーム 再生』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ライアーゲーム 再生』の結末までのストーリー
  • 『ライアーゲーム 再生』を見た感想・レビュー
  • 『ライアーゲーム 再生』を見た人におすすめの映画5選

映画『ライアーゲーム 再生』の作品情報

ライアーゲーム 再生

製作年:2012年
上映時間:131分
ジャンル:サスペンス
監督:松山博昭
キャスト:松田翔太、多部未華子、芦田愛菜、江角マキコ etc

映画『ライアーゲーム 再生』の登場人物(キャスト)

秋山深一(松田翔太)
元天才詐欺師と呼ばれていた人物。常に冷静沈着で、幾つもの案を想定し状況に応じて策を講じる。現在は大学の講師をしている。専攻は心理学で極限状態に陥った心理を研究している。前回のライアーゲーム優勝者。
篠宮優(多部未華子)
秋山が講師をする大学の卒業生。真面目で優しく、騙されやすい。強い不安に駆られ、秋山を信じきれず一度は裏切ってしまうも、再び仲間へと戻る。全員が助かる方法を考案する。
桐生ノブテル(新井浩文)
秋山に敵意を剥き出しにし、戦いを挑む。高圧的で狡賢い。金髪で顔の右側に大きなタトゥーを入れている。柄が悪く、明らかに信用ならない。
張本タカシ(船越英一郎)
信仰宗教の教祖。常に余裕を持った態度で傲慢。賢いが、少々アクが強い。果ては自分を慕う部下達を切り捨て、自分だけが助かろうという醜悪さを露呈する。

映画『ライアーゲーム 再生』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ライアーゲーム 再生』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ライアーゲーム 再生』のあらすじ【起】

大学を卒業した篠宮優はその日、ライアーゲームの招待状を受け取った。ライアーゲームとは大金を賭け、プレイヤー同士で奪い合うゲームである。招待状を開いた段階で、ゲームへの参加が強制的に決定。参加費用の1億円は事務局から事前に付与される。辞退する場合は付与された1億円の返金と更にペナルティとして1億円支払わなければならなかった。

彼女は悩んだ末、極限状態の心理学を専攻する講師を思い出し授業中であるにも関わらず、講師の秋山深一へと縋り付くのである。
しかし、秋山は全く相手にはしてくれず。夕方になって、大学前にトラックが停車。優はトラックへと乗せられ、有無を言わせず会場へと連行されてしまう。

その夜、大学から帰宅する秋山の前に2年前、協力し合ってライアーゲームに勝利した元プレイヤーが現れる。彼は秋山へと招待状を渡し、事務局と主催者が復讐したがっていることを伝えた。

夜が明け、会場へと入った優。案内係からゲームで使用するメダル20枚と名札を受け取る。集められたプレイヤーは全部20名。勝ち抜いた勝者には20億円が賞金として与えられるが、敗者は会場を去る際、2億円を支払わなければならない。横暴な気がするが、事務局は勝てば良いのだと断言。
早速、ゲームが始まるという時、秋山が現れる。彼にも招待状が届いたので、参加するとのことだった。

ゲームはイス取りゲーム。会場のどこかにある15脚のイスを探すらしい。詳細なルールを聞いた20人は、必死にイスを探し始める。その間、秋山は室内を悠々と散策し、屋上にあるイスへ着座。対して優はギリギリのところで、前回のゲームに参加したことのあるプレイヤーに助けられた。第1ピリオドが終了。

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映画『ライアーゲーム 再生』のあらすじ【承】

すかさず第2ピリオド開始。イスを探し座る。その後、親を決める。親はイスの数を減らす。これが1ピリオドの流れだ。開始早々、秋山から止められる優。彼はこのゲームを国とりゲームだと言う。自分の仲間を増やし、メダルを各自に配る。そして、イスを確保しつつ親を決め続ける。そうすれば、必ず勝つことができる。現在、秋山国は5名。親決めでは人数的に勝てないとして、もう1人仲間を増やした。そして、第2ピリオドでは秋山国が勝利。

だが、第3ピリオドでは敗北を期してしまう。どこかの国が合併したと思われる。これで、イスの数は12脚。そこで、優は脱落したガヤを買収しようと提案。誰もが反対したが、勝つためには致し方ない。優はガヤを買収して歩いた。しかし、今回も敗北。しかも、秋山国のイスを消されてしまう。

恐らく、他の2つの国もガヤの買収をしている。敗北したことで粋がった男が優を脱落させようとする。しかし、秋山が一計を案じ優にイスを与え、粋がった男を脱落させた。どうやら、秋山には必勝法があるらしい。それは、秋山国が親決めに参加しないことだ。このことで票が割れ、秋山国は投票を棄権。あとは黙って待てば残りの2国、張本国と桐生国は互いに潰し合いをする。

しかし、第7ピリオドまできて、票が2回連続で同点になる。このことで、ガヤが手を組みメダル稼ぎをしていることが判明。しかも、それを操っているのは秋山であった。争い続ける両国はスパイを放ち、秋山がガヤを動かしている情報を入手。すると、両国はガヤの買収をやめてしまう。ガヤはメダル稼ぎができなくなり、秋山国を復活させようということになる。

映画『ライアーゲーム 再生』のあらすじ【転】

そうして、第8ピリオド。秋山国が投票へ復活。しかし、結果は優が8票、秋山が3票と票が割れる。優は秋山を信じ切れず、不安に駆られてガヤにメダルを配ってしまったのだ。
そして、彼女は秋山国のイスを消してしまう。優は秋山国から独立を宣言し、ガヤ連合と手を組むことにしたのだった。

ライアーゲームは人を騙し、蹴落として勝利を手にするゲームである。彼女は秋山に裏切られる前に自分から裏切ることを決めたのだ。
だが、第9ピリオド投票前。突然、優の仲間が彼女を貶めるような発言をする。このことで、ガヤ連合は騒然となり投票が無効となってしまう。

実は優の仲間である女性は、元々張本国の仲間だった。優は初めから彼女に騙され、甘言に乗せられて秋山を裏切ったのである。そうして、優は偽善者と呼ばれ罵られてしまうのだった。

ここで一旦、休憩。自分のやったことに罪悪感で一杯の優。彼女の前に秋山が現れ、自分達のところへ戻れと声を掛けてくれる。ライアーゲームは確かに人を貶めるゲームであるが、勝利だけがすべてではない。優はひたすら考えて秋山にその案を相談、了承を得た。

第10ピリオドの投票前。彼女は全員の前に立ち、助け合おうと声をかける。全員が助かる道を提案しメダルを配ろうとするが、裏切り者の言うことなど誰も信じない。だが、そこへ秋山が出て来て自分のメダルを全て捨て、優のメダルが秋山国での本命メダルだと明言するのだった。

しかし、説得は功を成さず。その上、挑発に乗った優が桐生をひっぱたいてしまったため、脱落が決定。秋山国は秋山たった1人になってしまう。
その後、残りの桐生国と張本国がガヤの買収を巡り、潰し合いを始める。

映画『ライアーゲーム 再生』の結末・ラスト(ネタバレ)

そうして、第12ピリオドで張本国が没落。勝ち残ったのは、秋山に敵意を剥き出しにしていた桐生国だった。だが、そこへ秋山が登場。彼は奴に買収工作をすると宣言する。
第13ピリオド投票。秋山が親に決定する。桐生国は仲間割れを起こし騒然となった。そうして、秋山は奴の国のイスを削除。これでイスは残り4脚となる。

第14ピリオド。桐生はその後、秋山に寝返った裏切り者探しと買収を必死に行った。しかし結果は桐生、秋元ともう1人が脱落となり、優勝者は誰も予想していなかったプレイヤーに決定してしまうのだ。

愕然とする桐生に秋元が種明かしをする。彼が買収に使っていたのは、優勝者となる人物のメダルである。すると、秋山達が優勝を狙っていないと知ったガヤは簡単に寝返った。更に秋山達はもうメダルを所持していない。故に、別の者を勝たせることで、そっちの方が儲かる思ったガヤと裏切り者達は、秋山の言葉を信じたのである。この作戦を遂行するためには、秋山国が優勝できないことを証明する必要があった。

そのため、第10ピリオド時、優の説得で秋山がメダルを全部捨てたのである。更に秋山は説得の他にプランBを用意していた。投票後、優の提案に誰も答えなかったことで、作戦はプランBへ移行。優の嘘に桐生が挑発を開始したため、彼女は挑発に乗った振りをしてわざと脱落した。作戦は見事に成功し、桐生はまんまと罠に嵌ってしまったのである。

ゲーム終了後、プレイヤー達はそれぞれに痛み分けをして和解。皆で賞金を分け合った。結果的に1人も借金を背負うことなく、優が望む通りに終わったのである。彼女は秋山に礼を言い、笑顔で帰路に就くのだった。

映画『ライアーゲーム 再生』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

頭を使う内容ではあったが、映画のなかにのめりこんでしまうほど面白く、考えさせられた。テレビドラマと、その後の映画を見続けていたため、かなり期待して鑑賞したが、期待以上の内容であった。主人公の秋山を演じた松田翔太と、新たなヒロインの篠宮を演じた多部未華子との掛け合いも良かった。今回はイス取りゲームという簡単な内容で始まったが、一人一人の堕落していく姿や、すかっとする心理戦などかなり釘付けになり、またその場にいて共感し、自分ならどう考えて行動するのかなど、勝手に想像してしまう映画でもある。(女性 20代)


正直、戸田恵梨香さんの代わりに出てきた多部未華子さんが心配だったけど、演技力で完全に不安を吹き飛ばしてくれました。秋山との新たな関係性も丁寧に描かれていて、違った魅力を持つ作品に進化したと思います。終盤の仕掛けも「なるほど!」と膝を打ちました。映画館で見てよかったと思える作品でした。(30代 女性)


『ライアーゲーム 再生』は、純粋に頭脳戦の面白さを楽しめる映画でした。心理ゲームや人間の欲望の描写が深くて、観ていて自分も試されてる気がしました。秋山のロジックは今回も冴え渡っていて、特に最後の逆転劇には拍手したくなりました。エンタメとして非常に優秀な一作です。(40代 男性)


若い頃から『ライアーゲーム』シリーズが好きで、今回の「再生」も迷わず観ました。新しいプレイヤーたちの個性が強くて面白かったですし、裏切りと信頼のバランスが絶妙でした。特に、篠宮という新キャラクターが徐々に成長していく様子が印象的で、シリーズの中でも心に残るキャラになりました。(50代 女性)


心理戦の部分が秀逸で、観ているこちらまで緊張感を味わえる構成に脱帽です。あの「ライアーゲーム」の世界観を壊さずに、うまく再構築した感じがして、ファンにも新規にもおすすめできる映画です。終盤の“真実”の暴露シーンは圧巻で、スクリーンから目が離せませんでした。(30代 男性)


作品のテーマである「人間の信頼と裏切り」の描き方が、以前よりもさらに深くなっているように感じました。若いキャストが多い中でも、それぞれの役割がはっきりしていて、群像劇としても楽しめました。特に篠宮が過去の自分と向き合うシーンは、涙腺にきましたね。(40代 女性)


娯楽として非常に完成度の高い作品でした。計算されたゲーム構成と緻密な心理描写が見事に噛み合っていて、終始ワクワクしながら観ました。篠宮の葛藤や成長に共感できたし、秋山の冷静さも健在で安心。まさに「再生」というタイトルにふさわしい内容でした。(20代 女性)


ライアーゲームシリーズがここまで続くとは思っていなかったけど、この「再生」はシリーズの中でもかなり完成度が高い。テンポの良い展開と複雑すぎないゲームルールで、観る人をしっかり引き込む作りがされている。終盤の種明かしも納得感があって、再度見返したくなった。(60代 男性)


新キャラ・篠宮の登場で最初は少し違和感がありましたが、物語が進むにつれて彼女の信念や成長がしっかり描かれていて、物語に深みが増していました。秋山とのやりとりも、静かだけど重みがあって良かったです。個人的には、最後の真実が明かされる瞬間が一番の見どころでした。(30代 女性)


ライアーゲーム特有のどんでん返しがしっかり健在で、観ていて何度も「やられた!」と思わされました。最初は全員が敵のように見えるけれど、少しずつ信頼が芽生えていく構成が良く練られていて、最後には一種の爽快感すら感じられます。続編をまた期待したいですね。(50代 男性)

映画『ライアーゲーム 再生』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ライアーゲーム 再生』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

カイジ 人生逆転ゲーム

この映画を一言で表すと?

極限状況での究極の心理戦と、人間の欲望がぶつかり合うサバイバルバトル!

どんな話?

借金を背負った青年・伊藤カイジが、脱出不能なギャンブルの世界に巻き込まれていく物語。希望と絶望が交錯する中、仲間との絆や裏切りが渦巻く極限状態の中で、彼は知恵と運を駆使して生き延びようとする。

ここがおすすめ!

緊張感のあるゲーム設定、個性的なキャラクター、そして予測不能の展開が見どころ。藤原竜也の圧巻の演技と、緻密に組み立てられた“究極の心理戦”は、『ライアーゲーム』ファンにとってまさに理想的な一本!

デスノート

この映画を一言で表すと?

頭脳vs頭脳の壮絶なバトルにハラハラが止まらない、ダークサスペンスの金字塔!

どんな話?

名前を書かれた人間が死ぬ「デスノート」を手にした天才高校生・夜神月と、彼を追う世界的探偵・Lとの緊張感あふれる頭脳戦が繰り広げられるサスペンススリラー。倫理観と正義感が試される物語。

ここがおすすめ!

高度な心理戦と謎解き要素、そして衝撃的な展開が見どころ。特に月とLの知略を尽くした駆け引きは、『ライアーゲーム』に通じる緊迫感が魅力。視点がどんどん変化するストーリー展開にも注目!

イカゲーム

この映画を一言で表すと?

命を懸けたデスゲームの裏に潜む人間ドラマが心をえぐる、韓国発の衝撃作!

どんな話?

多額の借金を抱えた人々が、巨額賞金を賭けて子供の遊びを模したデスゲームに挑む。ゲームが進むにつれ、次第に明らかになるプレイヤーたちの過去や葛藤、そして“主催者”の正体に迫っていく。

ここがおすすめ!

スリル満点のゲーム展開と、プレイヤーたちの人間模様が見事に融合。ライアーゲーム同様、ただの勝負ではなく“信頼”や“裏切り”が深く描かれている点が秀逸。見終わった後も心に残る重厚さがある。

アジョシ

この映画を一言で表すと?

沈黙の元殺し屋が、少女を救うために再び立ち上がるハードボイルド・アクション!

どんな話?

元特殊部隊員で現在は質屋を営む男・テシクが、親しい少女が誘拐された事件をきっかけに裏社会に立ち向かっていく。孤独な男の過去と、少女との絆が交差する感動のバイオレンスドラマ。

ここがおすすめ!

圧倒的なアクションと緻密な演出が魅力。静かな男の内面と、少女への深い思いが物語に深みを与えており、『ライアーゲーム』とは一味違う“信念を貫く強さ”が描かれている。感動もアクションも欲しい人に。

ミスティック・リバー

この映画を一言で表すと?

喪失と秘密、過去と現在が交差する濃密な人間ドラマの傑作!

どんな話?

幼なじみ3人のうち1人の娘が殺害されたことで、過去の事件が再び浮かび上がる。警察、被害者の父、そして疑われる友人たちの視点が交錯しながら、衝撃的な真相へと導かれていくミステリードラマ。

ここがおすすめ!

サスペンスと人間ドラマの融合が見事で、観る者の感情を揺さぶるストーリー。伏線の張り方や緻密な構成は、『ライアーゲーム』のような謎と駆け引きを楽しむ方にぴったり。ラストの余韻も圧巻。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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