映画『ドラえもん のび太の大魔境』の概要:1981年から1982年まで連載された、藤子・F・不二雄の大長編シリーズの映画化。アフリカの秘境にある犬の王国バウワンコを舞台に、のび太たちの大冒険が始まる。バウワンコ王国の王子ペコとのび太たちは、王国に迫る危機に立ち向かうため、アフリカの大地にやってくる。
映画『ドラえもん のび太の大魔境』の作品情報
上映時間:92分
ジャンル:SF、ファンタジー、アニメ
監督:西牧秀夫
キャスト:大山のぶ代、小原乃梨子、野村道子、肝付兼太 etc
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映画『ドラえもん のび太の大魔境』の登場人物(キャスト)
- ドラえもん(大山のぶ代)
- 野比家に居候する未来からやってきた猫型ロボット。未来の道具を使って、アフリカの前人未到の地に石像を発見する。
- 野比のび太(小原乃梨子)
- 地味で冴えない小学生。汚れてお腹を空かせていたバウワン王国の王子ペコを助ける。
- ペコ / クンタック王子(清水ミチコ)
- アフリカの奥地にある犬の王国バウワンコの王子。謀反に遭い、国から追放され日本に辿り着く。
- 剛田武 / ジャイアン(たてかべ和也)
- のび太が通う小学校のガキ大将。秘境の冒険に友達を巻き込み、危険な目に遭わせたことを後悔する。
- 骨川スネ夫(肝付兼太)
- ジャイアンといつもつるんでいる少年。ジャイアンと一緒に秘境冒険の立案をする。
- 源静香(野村道子)
- いじめられっ子ののび太にいつも優しい女の子。のび太らに誘われて、アフリカの秘境冒険について行く。
- ダブランダー大臣(滝口順平)
- ペコのお父さんに仕えていた大臣だが、世界征服を目論む。反対したペコのお父さんを暗殺し、ペコを国から追放する。
映画『ドラえもん のび太の大魔境』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『ドラえもん のび太の大魔境』のあらすじ【起】
のび太はジャイアンとスネ夫に空き地に呼び出される。明日から春休みということで、ジャイアンとスネ夫は秘境冒険に繰り出そうと提案する。ドラえもんにお願いして、アフリカのどこかに秘境がないか調べてもらうようのび太に命令した。
ドラえもんは、未来の道具で小型の人工衛星を宇宙へ飛ばし、アフリカを調査し始める。のび太はママからお使いを言い渡され、その途中で空き地にいた薄汚い子犬を見つける。かわいそうに思ったのび太は、子犬にソーセージを分けてあげる。
家についてきてしまった子犬に、自分の家では飼えないと困り果てるのび太だったが、子犬がママの無くしたかばんを見つけたことで、自宅で飼うことになる。のび太は子犬に「ペコ」と名付けた。
秘境の地を探して、人工衛星から送られてくる写真を調べていると、ペコが石像の写った写真を発見する。友人の出木杉君に見てもらい、そこが常に深い霧に包まれている「ヘビー・スモーカーズ・フォレスト」で、これまで誰も行ったことがない場所なのだと知る。
次の日、早速ジャイアンやスネ夫、しずかちゃんを連れてのび太たちはどこでもドアで石像から100キロ離れた地点へ赴く。ジャングルを歩き、猛獣が次々とジャイアンを襲う中、ドラえもんの道具で猛獣を撃退。夕方になり、ひとまず空き地までどこでもドアで戻ってくると、猛獣に散々な目に合わされたジャイアンは探検の続きを拒否し、怒って帰ってしまった。
映画『ドラえもん のび太の大魔境』のあらすじ【承】
深夜、ジャイアンが眠っていると、夢に巨神像が出現する。巨神像はジャイアンに、途中で諦めるのは男らしくないと諭し、また、現地には財宝が眠っていると言い、石像までの地図を渡した。
次の日、ジャイアンはのび太たちを空き地に集め、前日に使ったタケコプターやスモールライトなどのドラえもんの便利な道具は置いて、再びジャングルへと向かう。前日の続きから歩いていき、川へ辿り着くと地図に従ってドラえもんの船で川を遡る。
途中で大量のワニが出現し船が襲われ、どこでもドアで日本に逃げようとするが、ワニにドアを食べられてしまう。船底にも穴が開き、船が沈没しかけたときペコが果敢にワニに立ち向かう。すると、ジャングルの中から先住民が現れ、槍を使ってワニを撃退しのび太たちを助けてくれた。
先住民の村に、衛星写真で見た巨神像と似た木像が祀られていた。石像の近くまで来たことを喜んだのび太たちは、酋長に話しを聞く。石像のある場所まで辿り着くには、ライオンのいるサバンナと高い雪山、そして死霊の住む深い霧に包まれた谷を越えなくてはならない。それでも進むと言うジャイアンに、酋長は神を冒涜したと怒り、のび太たちを村から追い出した。
日本に帰ることができないのび太たちは、ドラえもんの道具を使ってジャングル内でキャンプをする。ジャイアンはこんなことになった責任を感じ、人知れず泣いた。
翌朝、一行はライオンのいるサバンナへやってくる。無数のライオンに岩場に追い込まれ、絶体絶命のピンチに見舞われる。ペコがのび太たちから離れると、空に巨神像の幻影が現れる。両手から光線を放ちライオンを撃退し、のび太たちは事なきを得た。
映画『ドラえもん のび太の大魔境』のあらすじ【転】
雪山を登り終わり、のび太たちは深い霧の谷に到着する。ゆっくりと谷底まで下りていき、死霊の声が岩を通り過ぎる風の音だと知り安堵の表情を浮かべる。ここまで来たところで、突然背後にいたペコが後ろ足で立ち上がり喋り出す。日本から遠く離れたアフリカまでやってきたのび太たちの勇気に賛辞を述べる。
ペコは、この先にあるバウワンコ王国の王子で、悪大臣ダブランダーの策謀に嵌り父親を殺され、日本に来てしまったのだと言う。バウワンコ王国は、犬の先祖が進化した民族で作り上げた国で、2本足で立ち人間と同じような生活をしているとのこと。のび太たちは地下水脈を遡り、バウワンコ王国に辿り着く。
石造りの建物が並ぶキレイな街には、ダブランダーの手下たちが蔓延っていた。ペコの信頼する臣下ブルススのいる隠れ家を訪れるが、そこは既に荒らされており蛻の殻だった。ダブランダーは世界征服を目論み、コス博士と協力して古代の兵器を大量に復活させている。町の大人たちは兵器の製造のために連れて行かれていた。
ペコたちは、城の地下牢に捕らわれているブルススを助け、町の一角にドラえもんの道具でダブランダーの目を盗み隠れ家を設ける。ブルススは戻ってきた王子に感激し、また、一緒にやってきた外国人であるのび太たちを見ると、バウワンコ1世の予言を語る。
予言では、5000年後王国に重大な危機が訪れたとき、10人の外国人が巨神の心を動かして国を救うと言うもの。5人しかいないのび太たちは、予言の真相を確かめるため巨神像に向かうことにする。
映画『ドラえもん のび太の大魔境』の結末・ラスト(ネタバレ)
深夜、巨神像へ向かうのび太たちは、ダブランダーの罠に嵌り取り囲まれてしまう。ブルススが敵兵を一手に引き受け、ペコたちは先へ進む。しかし、ダブランダーが作らせた空を飛ぶ船や火を噴く戦車に追い詰められ、木のくぼみに逃げ込んだ。
空から大量の爆薬が森に撒かれ、辺りは段々と火の海になっていく。ペコは森を南に進めば湖に出られるとのび太たちに伝え、敵を引き付けるため1人で歩いて行ってしまう。戸惑っているのび太たちを尻目に、ジャイアンは意を決してペコを追った。
のび太たち4人も、ジャイアンとペコを見捨てず後を追い、一緒に歩き出す。巨神像の前で待つダブランダーと対峙し、襲い来る敵兵と戦う。しかし、便利な道具が何もないのび太たちは、あっという間に追い詰められる。そこへ、未来からやってきたのび太たちがタケコプターで飛んで助けにやってくる。
空き地に置いてきた便利な道具を使って、未来ののび太たちが敵兵をあっという間に撃退する。その隙に未来のドラえもんがペコたちを巨神像の中へ案内する。巨神像の階段を駆け上がり最後の小部屋に入ると、中央にはハート形の像があった。巨神像の心であるハート形の像を、ジャイアンとスネ夫が動かす。
巨神像にエネルギーが行き届くと、巨神像が立ち上がり動き出す。ダブランダーは逃げ出し、巨神像はダブランダーの兵器を次々と破壊していく。ペコたちは巨神像を操り、逃げたダブランダーを追う。ダブランダーは王宮に戻り、捕らえていたペコの婚約者であるスピナ姫を連れ出そうとしていた。追いついたペコは、剣を振りかざしてダブランダーを打ち破り、姫を無事救出する。
バウワンコ109世となったペコと別れを告げ、未来のドラえもんが置いていった新しいどこでもドアでのび太たちは無事に日本へ戻る。空き地へ戻ってきたのび太たちは、早速置いて行った道具を持って、過去の自分たちを救うべくのび太の部屋にあるタイムマシンまで走り出した。
映画『ドラえもん のび太の大魔境』の感想・評価・レビュー
のび太が抱き上げられるくらいの子犬だったはずのペコが、バウワンコ国で二本足で立っている時に、のび太たちと同じ大きさになっている気がしましたが…。秘境で人間と別の進化を辿った犬たちが外界と交流を持たず、国を作っていたというのは面白かったです。
いつものメンバーのいつものお話しですが、本作では現代の地球、地上が舞台で、宇宙や深海以外にも「まだまだ未知の場所があるのでは?」と思えてワクワクしました。(女性 40代)
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