この記事では、映画『ボーン・コレクター』のあらすじをネタバレで解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ボーン・コレクター』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ボーン・コレクター』 作品情報

- 製作年:2000年
- 上映時間:117分
- ジャンル:サスペンス
- 監督:フィリップ・ノイス
- キャスト:デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー、クイーン・ラティファ、マイケル・ルーカー、マイク・マッグローン etc…
映画『ボーン・コレクター』 評価
- 点数:75点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★★☆
- キャスト起用:★★★★☆
- 映像技術:★★★★☆
- 演出:★★★★☆
- 設定:★★★★☆
[miho21]
映画『ボーン・コレクター』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『ボーン・コレクター』のあらすじを紹介します。
4年前、殺人事件の被害者検証の最中に頭上から鉄の塊が落ちてきたせいでライム刑事(デンゼル・ワシントン)の四肢は麻痺し、体で動かせるところは首から上と左手の薬指一本だけ。そんな絶望の毎日を生きている彼は、友人の弁護士に安楽死をさせてもらうことを約束していた。
ある時、不動産王の夫婦が早朝に空港から自宅に向かおうとタクシーに乗り込んだ。そのタクシーは黄色いキャブでバックミラーに不気味な人形を吊っている車だった。しかしその後ある少年からの通報で、不動産王の夫は惨殺死体で発見され妻は連れ去られていることが判明。2人の刑事はライムの病室を訪れこの難事件の解決の協力を仰ぎに行く。それはライムが事件前は犯罪と鑑識のスペシャリストだったからだった。
最初は断っていたライムだが段々と捜査に興味を持ち、現場を最初に見た女性刑事アメリア(アンジェリーナ・ジョリー)に協力するよう要請する。
その後まだ生きていた不動産王の妻が殺害され、デート帰りの男性がタクシーに連れ去られた後死体が発見されるなど連続殺人事件に発展。どれも殺害の仕方が猟奇的であった。
アメリアにベッドの上から指示し捜査させるライム、だが捜査はうまくいかない。
そんな時猟奇的殺人に注目したライムは、1900年代に書かれた猟奇犯罪の本通りに殺害計画が実行されていることに気がついた。
そして最後の殺害計画のターゲットがライム自身であることがわかってしまう。
そして来たるクライマックスはベッドの上でしか動けないライムがついに襲われてしまう。犯人は心電図技師のリチャードであった。
彼はライムに個人的に恨みを抱いておりこの殺害計画に至ったと告白する。
そしてリチャードがライムの胸にナイフを突き刺そうとしたその時、アメリアが銃を構え病室に入ってきた。
アメリアのおかげでライムは助かり、その後お互いいつのまにか大切な存在となっていたのだろう。アメリアと仲間の警察官に囲まれたクリスマスのその後が描かれている。

映画『ボーン・コレクター』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『ボーン・コレクター』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
恐怖が身近な映画
映画自体は良く出来ている。
原作が小説というだけあってストーリー構成もうまく、鑑賞者が徐々に物語の恐怖を感じるように出来ている。
最初は他人事であったタクシーの殺人事件も、身近なことのように思えてくる描写がこの映画の魅力だろう。そして次の殺人事件がまるで自分に身に起きたかのような錯覚に陥り、被害者の無事を本気で願ってしまう。
惨殺されるシーンは酷く目を覆いたくなるほど、しかし同じような種類の映画よりもリアルで撮影技術の高さがうかがえる。
そして舞台はNYではあるが、タクシーは今や世界共通のもの。タクシーでこんな事態に巻き込まれたらと想像するだけでぞっとする。
この誰でも乗ることが出来る手軽な乗り物がより一層恐怖感を煽るのである。
キャストのチョイスが見事
デンゼル・ワシントンを主役に起用したのが成功につながったのでは。
彼の実力は世界が認めるほどで、このようなシリアスな役をやらせるのには適役である。
特に体を全く動かすことができないため、表情とセリフで見せなくてはいけない難役を違和感を感じさせず演じきったのはさすが。
この映画で彼の映画をちゃんと見たという人も多いのではないだろうか?
鑑賞するタイミングで感想が変わる映画
原作も映画も面白くキャストも問題ない。
しかしこの映画は他の作品より感想が二分化しやすいのが特徴である。
鑑賞したタイミングによるのではないだろうかと思う。
公開当時に劇場で見た人はこの映画に驚き、印象に残る映画になったという人は多いに違いない。
しかし、時間が経過した後鑑賞した人は「よくある映画だ」という感想を持つひとが多い。
2000年以降は映画の技術がより発展し、ミステリーやサイコサスペンスといったジャンルがより人気となった。
この種類の映画に慣れてしまっているとなんて地味で全体的に暗い映画だろうと思う人もいるはず。
アンジェリーナ・ジョリーの初主演にして一番キラキラしていた瞬間の映画。テーマは猟奇殺人の捜査だが。
この手のサスペンスは後年に質の高いものが次々と発表されているために、今見るとイマイチパンチ不足に感じる点もあるが、出演俳優は一流で彼らの演技力に引き寄せられてしまう。今よりずっと若いデンゼル・ワシントン演じる、四肢麻痺の元捜査官の演技は見逃せない。
途中でオチが分かってしまったのは残念だったが楽しめた。(男性 30代)
全身麻痺の元刑事リンカーンが、ベッドの上から猟奇殺人を追うという設定がまず秀逸。現場に立つアメリアとのやり取りを通して、知性だけで犯人を追い詰めていく展開に引き込まれた。だが一番驚いたのは、看護師が真犯人だったという終盤のどんでん返し。信頼していた人物の裏切りが、サスペンスを一段引き上げていた。(20代 男性)
連続殺人のトラップ描写が緊張感抜群で、特に蒸気パイプの現場は息が詰まる思いだった。リンカーンの絶望と再起、そしてアメリアの成長が並行して描かれる構成が良い。看護師の犯行動機が過去の恨みに根差している点もリアル。静かな室内劇でありながら、終盤の対決は手に汗握った。(30代 女性)
動けない主人公という制約が逆に物語を引き締めている。リンカーンが言葉だけで指示を出し、アメリアが危険な現場に踏み込む構図がスリリング。犯人が身近にいたという展開は王道だが効果的。最後にリンカーンが自らの生き方を見直す余韻も印象的だった。(40代 男性)
猟奇的な殺害方法が次々と提示され、ミステリーとしての完成度が高い。特に時計仕掛けのように進むタイムリミット演出が緊迫感を生む。犯人の正体が看護師だと判明する瞬間は衝撃。信頼と裏切りをテーマにしたサスペンスとしても楽しめた。(20代 女性)
リンカーンの無力感と知性の対比が印象的。身体は動かなくても頭脳で戦う姿に惹かれた。アメリアが恐怖に打ち勝ち、次第に自信をつけていく成長物語としても見応えがある。犯人との最終対峙は緊迫し、ベッド上での攻防は息を呑んだ。(50代 男性)
舞台の多くが室内にもかかわらず、テンポが良く飽きさせない。猟奇殺人の謎解き要素が強く、手がかりを積み重ねる過程が面白い。犯人の動機が個人的復讐だった点はやや単純だが、身近な存在の豹変という恐怖が強く残った。(40代 女性)
サイコサスペンスとして王道だが、主人公の設定が斬新。リンカーンの自殺願望が事件を通じて変化していく点が人間ドラマとして深い。終盤、犯人が自宅に侵入する展開は予想外で緊張感が高まった。静と動のバランスが巧みな作品。(30代 男性)
猟奇的な犯行現場の描写は怖いが、謎解きの面白さが勝る。アメリアが罠から脱出するシーンは思わず声が出た。看護師の裏の顔が明らかになる瞬間は衝撃的で、ラストの攻防は短いながらも濃密。サスペンスとして満足度が高い。(20代 女性)
犯人像が徐々に浮かび上がる展開が巧妙。リンカーンの分析力とアメリアの行動力が噛み合うことで物語が進む。犯人の過去の事件への執着が明らかになり、最後に正体が判明する流れは見事。緊張感が最後まで途切れなかった。(60代 男性)
映画『ボーン・コレクター』を見た人におすすめの映画5選
セブン
この映画を一言で表すと?
猟奇殺人の闇に迫る、陰鬱で衝撃的な心理サスペンス。
どんな話?
大都市で発生する連続猟奇殺人事件。ベテラン刑事と若手刑事が捜査を進めると、犯人は“七つの大罪”になぞらえた計画的犯行を重ねていたことが判明する。次第に犯人の罠に追い込まれていく捜査陣。予想を覆す結末が観る者を打ちのめす。
ここがおすすめ!
知的で冷酷な犯人像と、じわじわと追い詰められる緊張感はボーン・コレクターと共通。陰影の強い映像美とラストの衝撃は忘れがたい。猟奇犯罪サスペンスの金字塔として必見。
羊たちの沈黙
この映画を一言で表すと?
知性と狂気が対峙する、究極の心理戦。
どんな話?
若きFBI訓練生は、連続殺人犯を追うため、収監中の天才的殺人鬼に協力を求める。二人の緊迫した対話の中で事件の真相が浮かび上がる。捜査と心理戦が絡み合う緊張感あふれる物語。
ここがおすすめ!
頭脳戦を中心に展開する構成と、犯人の存在感が圧倒的。ボーン・コレクターのように、知性で事件を解き明かす面白さが味わえる。静かな恐怖が続く傑作サスペンス。
コピーキャット
この映画を一言で表すと?
過去の猟奇事件を模倣する殺人鬼との攻防。
どんな話?
広場恐怖症を抱える犯罪心理学者と女性刑事が、歴史的連続殺人を模倣する犯人を追う。外出できない学者が室内から捜査に協力する構図が特徴。犯人は次々と模倣殺人を重ね、都市は恐怖に包まれる。
ここがおすすめ!
身体的制約を抱える人物が知性で事件を追う点はボーン・コレクターと重なる。心理描写と緊迫した展開が魅力で、どんでん返しも見応え十分。知的サスペンス好きにおすすめ。
キス・ザ・ガール
この映画を一言で表すと?
監禁から始まる、執念の追跡劇。
どんな話?
女性を次々と誘拐する連続犯を追う心理学者と刑事。被害者の一人が脱出に成功し、犯人の実態を証言する。だが事件は思わぬ方向へ展開し、意外な真相が明らかになる。
ここがおすすめ!
連続殺人犯との知的な駆け引きや、衝撃の犯人像がボーン・コレクターに通じる。被害者の視点を交えた緊張感が高く、最後まで目が離せない展開が魅力。
ゾディアック
この映画を一言で表すと?
未解決事件に取り憑かれた男たちの執念の記録。
どんな話?
1960年代後半、サンフランシスコを震撼させた連続殺人事件。新聞記者や警察が犯人を追うが、決定的証拠はつかめない。長年にわたる捜査と執念が描かれる実録サスペンス。
ここがおすすめ!
派手なアクションではなく、地道な捜査と心理的緊張で魅せる作品。ボーン・コレクターのように謎解きに重点を置き、知的興奮を味わえる。重厚なサスペンスを求める人に最適。



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