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映画『オール・ザット・ジャズ』あらすじとネタバレ感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『オール・ザット・ジャズ』の概要:『オール・ザット・ジャズ』(原題:All That Jazz)は、1979年のアメリカ映画。監督は「キャバレー」のボブ・フォッシー。主演は「ジョーズ」、「フレンチ・コネクション」などのロイ・シャイダー。共演に1976年「キング・コング」のヒロイン役を演じたジェシカ・ラング。

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映画『オール・ザット・ジャズ』 作品情報

オール・ザット・ジャズ

  • 製作年:1979年
  • 上映時間:123分
  • ジャンル:ミュージカル、ヒューマンドラマ
  • 監督:ボブ・フォッシー
  • キャスト:ロイ・シャイダー、ジェシカ・ラング、アン・ラインキング、エリザベート・フォルディ etc…

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映画『オール・ザット・ジャズ』 評価

  • 点数:85点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★★☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★★☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

映画『オール・ザット・ジャズ』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『オール・ザット・ジャズ』のあらすじを紹介します。

大勢のダンサーたちが群雄割拠するブロードウェイ。オーディションに集まるダンサーの卵たちを厳しい表情で見守る1人の男。彼はブロードウェイの演出家・映画監督として知られるジョー・ギデオン(ロイ・シャイダー)。ジョーは、幼ない頃からボードビルでタップを踏んでいた根っからのショー・ビジネスマンだった。酒と女とタバコとステージに明け暮れ、目が覚めるとシャワーを浴び、ビバルディを聴きながらコカインと目薬を保給するというのが習慣だった。そして鏡に向かい「イッツ・ショー・タイム」と語りかけ彼の一日が始まる。

彼が手がけている新作映画の主演女優は、別れた妻オードリー(リランド・パーマー)で、二人の間にはミシェル(エリザベート・フォルディ)という娘があり、ミシェルにバレエのレッスンをする時が、ジョーにとってのかけがえのない時間だった。

新作にはジョーと同棲中の女性ケイト(アン・ラインキング)も出演し、彼の人生の集大成とも言えるものだった。その中で新しいアイデアが浮かばず苦悩することもあり、突拍子もなく奇抜でセクシーな振りつけを披露し、プロデューサーが頭を抱える場面も少なくはなかった。そんな中で、ジョーの眼前に幻のように現れる花嫁衣装に身を包んだ女性(ジェシカ・ラング)が、優しく微笑み掛けながら彼の話し相手になっていた。

切磋琢磨を繰り返しながら、ようやく新作の概要が大詰めを迎えたある日、不規則な生活と過労のためジョーは倒れてしまう。入院中に新作映画が公開され、ある評論家による散々な批評をテレビで見ていたジョーに異変が起こり、彼はやがて心臓の手術を受けることになる。その術中に彼は無意識に自分の人生を回顧していた。もう一人の自分も含め、出会った様々な人の前でジョーの過去が壮大なミュージカルとなって繰り広げられてゆく。そして最後に彼を祝福するかのような「ショーほど素敵な商売はない」のメロディが流れてきた。

映画『オール・ザット・ジャズ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『オール・ザット・ジャズ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

名匠フェデリコ・フェリーニへのオマージュ的作風が窺える

ジョージ・ベンソンの「オン・ ブロードウェイ」に合わせ、主人公が起き抜けにビバルディを聴きながらシャワー浴び、コカインと目薬をキメるという不健康極まりなく、ミュージカルとは思えないオープニングで始まる。青白い表情に咥えタバコでしょっちゅう咳き込んでいるジョーは、ミュージカルとは全く無縁のキャラクターのように映る。冒頭から制作現場に渦巻く暗い画面には、泥臭く不健康な汗の匂いが充満し、華やかなショービジネスの雰囲気は微塵も感じられない。

イメージはアメリカのブロードウェイという設定でありながら、イタリア映画の名作、フェデリコ・フェリーニの「8 1/2」をミュージカルに見立て、そして死の直前に現れるジェシカ・ラング扮する美しい死神は、「世にも怪奇な物語」中のフェリーニ監督作「悪魔の首飾り」に登場する少女と同じイメージではないだろうか。その作品の主役であるテレンス・スタンプと、本作のロイ・シャイダーが不思議なくらい被って見え、まるでフェリーニのオマージュのようにも見えてくる。

自らの監督作品「キャバレー」と同じくデカダン風な空気感は、死の恐怖と生への執着を伴ったイマジネーション溢れるステージに展開され、アメリカン・ニューシネマ的な味付けがされた、異色ミュージカルと言えるだろう。

唯一、華やかな場面を作った娘のミシェル

汗臭いシーンの連続の中で、唯一華があるのはジョーの娘ミシェル(エリザベート・フォルディ)の可憐さであろう。あどけなく屈託のない少女の役柄が、この映画の何とも言えない薄汚れた画面を拭ってくれるかのように輝く演出をもたらしている。ジョーの愛人ケイトとデュエットになり、部屋の中でプチミュージカルを披露するのだが、この愛らしい演出がなければクライマックスまでのミュージカルシーンに続く華やかな場面が観られず、席を立ちたくなる衝動に駆り立てられるかも知れなかった程である。多分ボブ・フォッシーの粋な計らいと言ったところであろう。


私たちが知るミュージカルはその迫力や華やかな表舞台ばかりに注目してしまいますが、その世界を作るための「裏」の舞台で苦悩する男の姿を描いた今作。
自分自身もステージに立っていた過去から出演者や作品の構成にも高いレベルを求め、それを追求するジョーでしたが、自分で自分を奮い立たせなければやっていられないほど大きなストレスを抱えていました。
どんな仕事でも大変なのは当たり前ですが、華やかな舞台の裏側ではこんなことが起きているのだとワクワクしながら見られるので全く飽きずに、いつの間にか見終わってしまいました。(女性 30代)

映画『オール・ザット・ジャズ』 まとめ

華やかな業界の舞台裏と、荒れた生活に基づく死への恐怖が幻想的な演出で描かれる。途中のリハーサルではセックスをネタにした前衛舞踏の様相を呈するのだが、この場面までは観る人の好みが分かれるだろう。そして娘の愛らしいプチ・ミュージカルを挟み、自らの死に至るクライマックスのステージシーンが不思議な世界観で描かれる。 監督自身が持つショービジネスに潜む醜悪さをシニカルに表現した印象が強く残り、その裏側をフォッシーなりのエンターテインメントとして表現すればこの作品ができたといったところだろう。奇抜さとアイデアは良かったが、欲を言えば女優にもう少し華が欲しかった。

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みんなの感想・レビュー

  1. 影山 美穂 より:

    間違えてフランス映画と表記しておりました。
    「8 1/2」はイタリア・フランスの合作ですが、製作国がイタリアであることから、イタリア映画と表記する方が的確でしたね。

    ご指摘ありがとうございました!

  2. ヤム より:

    「8 1/2」はフランスとの合作ですが、イタリア映画と書くべきところではないでしょうか?

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