映画『VR ミッション:25』の概要:従来のテレビゲームを超越した新感覚仮想空間シュミレーションゲーム。アクションゲームのランキング上位者カールの元に、体験型ゲームの招待状が届く。集まった8人の男女は、賞金を巡り期待に夢を膨らませてゲームを始めていく。だが、仮想現実がリアルになったとき、参加者は恐怖に飲み込まれていく・・・
映画『VR ミッション:25』の作品情報
上映時間:90分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:チャールズ・バーカー
キャスト:マックス・ディーコン、モーフィッド・クラーク、アリ・クック、アドリアーナ・ランドール etc
映画『VR ミッション:25』の登場人物(キャスト)
- カール・アンダーソン(マックス・デーコン)
- 猫と暮らす孤独な青年。オンラインのガンシューティングゲームでランキング上位に入るほどの腕前。HNは“SOXXX_1”
- シェリー・オサリヴァン(モーフィッド・クラーク)
- 両親を亡くし、1人で生活している女性。まとまらないチームの折衝役となり、怯えている人やけが人などを気遣う。
- エドワード(アリ・クック)
- ゲームの製作者にして主催者だが、それを隠してカールたちとゲームに参加する。
映画『VR ミッション:25』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『VR ミッション:25』のあらすじ【起】
オンラインゲームには、ポイントに応じてランキングが決められる。“SOXXX_1”と名乗るカールはランキング上位者。そんなカールの元に、賞金$100,000が出る体験型ゲームの招待状が届く。
カールが向かった先のオフィスビル25階には、同じような男女が8人集まっている。用意されたロッカールームで専用のスーツに着替える。ロッカールームには各々のHN(ハンドルネーム)が書かれていた。
アナウンスが入り広い部屋に入ると、1人ずつスキャニングをし、傍に置かれているHNの書かれた各個人のヘルメットと防具を身に着ける。
ヘルメットのシールドを下げると、部屋は瞬く間に仮想空間に代わり、ヘルメットと防具だった服装も戦場にいる兵士のような衣装に代わる。建物の窓から見える外の景色は、まるで廃墟のようだった。
新感覚のゲームに感動していると、部屋の入り口に上官らしき人物が現れる。あまりにリアルなヴァーチャル映像に驚かされる8人は、上官の後について行き、1人1丁の銃を持たされる。手触り、発砲音、反動などまるで本物そっくりな上、撃たれた時の痛みまで再現されていた。
上官から建物を占拠したテロリストを見つけ出せとミッションを言い渡される。ゲーム開始のアナウンスが入り、カウントダウンが始まると、8人は銃を構えながら建物の中を捜索し始めた。
物陰からテロリストが現れ発砲してくると、銃撃戦が始まる。テロリストを倒すと初級クリアとなり、テロリストの撃退数によって順位が発表された。
映画『VR ミッション:25』のあらすじ【承】
24階へ降りると、更にレベルの上がった武器M4が与えられる。銃で撃たれたテロリストはまるで本物の死体のように体を痙攣させ、血を流して倒れる。余りのリアルさに、メンバーは興奮が止まらなくなる。
女性の1人“スレーヤー・ガール”のテイラーは、怖さのあまり涙目になりながら過呼吸になる。落ち着かせようとするが、襲ってきたテロリストにカールが撃たれる。胸元から血を流し、痛みを訴える。シールドを外せば現実世界ではまるで何ともないのだが、死にそうな程の痛みに、急いで救助用の薬を与える。
8人は集まり、ゲームの企画運営について話しを始める。だが、元兵士だと言う“ストレート・シューター”がゲームに関わっているのではないかと口論になり、怒った“シューター”は部屋から飛び出し別行動をする。
トイレで頭を冷やそうとしていた“シューター”は、物音が聞こえ振り返る。現実では何も起きていなかったが、シールドを装着すると目の前にテロリストが現れ銃撃を受ける。
7人がいる部屋にも蘇ったテロリストが現れ、何とか撃退する。負傷した“シューター”はヘルメットから流れた衝撃を受け、口から泡を吹いて死亡する。本当に人が死ぬゲームだと分かり、残った7人は途方に暮れる。
そこへ上官が現れ、ゲームの途中放棄は認められないと警告する。
7人はゲームを再開して階段を下る。階を下るにつれて敵も増え、何人かが撃たれていく。救助薬を使用し一命をとりとめるが、メンバーは段々と事の重大さに気付いていく。
映画『VR ミッション:25』のあらすじ【転】
“テロリスト1”のザヒドが荷物をビルの窓ガラスにぶつけ始め、ゲームからの脱出を試みる。だが再び上官が現れ、ザヒドを階段から突き落とした。その衝撃でザヒドは足の骨を折り、膝から多量の血が溢れ出る。
ザヒドは、メンバーに自分を置いていくように申し出、メンバーは再開されるゲームに戻る。
銃弾を浴びる仲間を救助薬で助けながら、6人は階段を降り先へ進む。途中で休憩を挟み、小話で身の上を語り合う。話の途中で、友人の代わりに参加したと言うテイラー以外、誰も身内がおらず、消えても捜されない存在なのだと知る。
9階まで下りると、上官がテロリストの1人をイスに縛り付け、拷問している場面に遭遇する。地下階に爆弾が仕掛けられ、解除パスコードが必要となり、メンバーもテロリストに拷問を始める。
テロリストがとある単語を叫び、その単語を入力する。それは起爆コードで、爆弾が起動する。30分以内に手動で停止するようにとミッションが下される。上官がエレベーターを起動させ、メンバーはエレベーターに乗り込み地下を目指す。ところが、途中の5階でエレベーターが止まり、出入口を無理やりこじ開けエレベーターから降りる。
エレベーターからカール含めた4人が下りたところで、“リーパー”と“アトラス”が取り残され、2人は3階で降ろされる。ビビる“リーパー”を先に行かせると、“リーパー”はテロリストから襲撃を受け、その後ヘルメットのショックにより死亡する。
もはやゲームどころではないカールたちは、HNではなく本名で呼び合う。カール、エドワード、シェリーがテロリストを引き受けている間、テイラーは救助薬を探しに1人で建物を散策する。薬を見つけたところで“アトラス”と出会う。“アトラス”は薬を寄越せと脅し、テイラーを射殺して薬を奪った。
映画『VR ミッション:25』の結末・ラスト(ネタバレ)
弾が切れたカールはテイラーを追いかけ、“アトラス”と出会う。テイラーの行方についてとぼける“アトラス”だったが、カールはテイラーの死体と、テイラーが死に際に血文字で残した“アトラス”の名を発見する。カールは“アトラス”に襲い掛かり、消火器でヘルメットを殴打する。
“アトラス”から反撃を受けて倒れ、仕留められる寸前、ゲームからの離脱と判断された“アトラス”は、上官に首を絞められ殺される。
爆発まで間もないため、カールたちは地下へ急ぐ。テロリストからの襲撃を受け、カールとシェリーが被弾する。カールが持っていた残り1つの救助薬をシェリーに使い、カールはヘルメットのショックにより息絶えた。
爆発まで20秒のアナウンスが聞こえ、エドワードが走り出し手動停止ボタンを押す。爆発は回避され、ゲームは終了した。泣き崩れているシェリーの元に、上官が現れる。
兵士姿ではなく軍服に身を包んだ上官は、突然エドワードに敬礼する。このゲームの主催者がエドワードだと分かると、シェリーは困惑し銃でエドワードを撃とうとする。だが、ゲームが終了した時点で銃はただのプラスチックのおもちゃになっていた。
部屋にスタッフが現れ、シェリーに薬を打とうとするがシェリーはブレーカーを落とし逃げ出す。警護がシェリーの後を追いかけるも、シェリーは警護の銃を奪ってエドワードに銃を向ける。
戦った者同士の絆を説くエドワードに、一度は銃を下ろすシェリー。しかし、二度と繰り返さないようにと、シェリーはエドワードを射殺した。
その後シェリーは真っ暗になった建物を歩き回り、外からの光が漏れる非常出口の扉を押し開いた。
映画『VR ミッション:25』の感想・評価・レビュー
最後まで登場人物の見分けがつかず、名前で呼んだりあだ名で呼んだりで誰が誰なのかわからなくなっってしまった。
バーチャルなゲームなのに痛みを感じゲームオーバーで死んでしまう。
ただひたすらゲームをクリアしていく。
途中、飽きてしまいそうになったが、爆破を止めるミッションに目が離せなくなりハラハラドキドキした。
ラスト、まさかの黒幕で驚いた。(女性 40代)
口コミでかなり酷評が多いこの作品。新作のVRゲームを体験できると集められた男女が実際にゲームをし始め、攻撃を受けると本物(現実世界)の人間も同じ痛みを感じる。すぐに何かの罠だと気づき、助けを求める参加者たちだが、助けてもらえるはずもなく…という今どきなストーリー。
こういう作品って『名探偵コナン』シリーズにありましたよね。あの時代にあのシナリオが書けたコナンに比べると、この作品は全体的に「中途半端」。設定は面白いのに残念です。
参加者のゲームの腕前が下手すぎるなんて口コミもありましたが、この状況であの行動は焦りや不安を表していてとてもリアルだと思いました。(女性 30代)
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