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映画『地球防衛未亡人』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『地球防衛未亡人』の概要:婚約者を怪獣ベムラスに殺された防衛軍のダンは、そのベムラスに攻撃を加えるたび、性的快感を得てしまう。壇蜜を主演にした、エロティックパロディ怪獣映画。随所に社会風刺を効かせている。

映画『地球防衛未亡人』の作品情報

地球防衛未亡人

製作年:2014年
上映時間:84分
ジャンル:SF、ファンタジー、コメディ
監督:河崎実
キャスト:壇蜜、大野未来、福田佑亮、福本ヒデ etc

映画『地球防衛未亡人』の登場人物(キャスト)

天野ダン(壇蜜)
かつて怪獣ベムラスに婚約者を殺された防衛軍JAPのエースパイロット。ベムラスに攻撃を加える度に感じてしまう。アメノウズメの末裔である。
タマオカ長官(森次晃嗣)
防衛軍JAPの長官。ダンの直属の上司。時には厳しくあたるが、ダンのことを理解し、信頼をしている。反逆罪に問われるのも構わず、ベムラスを宇宙に飛ばす作戦を立案する。
トビヤマ参謀(沖田駿一)
防衛軍JAPの一番偉い人。宇部総理の言いなりなため、作戦がその場しのぎで、二転三転する。多分、一番役に立たない。
イワムラ博士(堀内正美)
防衛軍JAPの博士。ベムラスの胃袋が使用済み核燃料で一杯になり、その先、破裂する可能性を示唆する。
カミゴウミツヲ(福田佑亮)
防衛軍JAPの整備担当。ヒーロー、電エースに変身するもベムラスに一発で伸されてしまう。

映画『地球防衛未亡人』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『地球防衛未亡人』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『地球防衛未亡人』のあらすじ【起】

宇宙から大型隕石が落下し、その中から宇宙怪獣ベムラスが、三角諸島に現れる。三角諸島は日本と中国が領有権を主張するデリケートな島だった。早速、中国政府は、ベムラス上陸は日本のせいだとし、軍事的手段も辞さないという声明を出す。

しかし、ベムラスは三角諸島から飛び立ち、日本の浜浦原発に飛来する。防衛軍JAP(JAPAN AID PARTY)では、どうしてもベムラスを倒したいと思っているダンが出撃をする。浜浦原発上空に戦闘機JAPヤローで到達したダンは、ベムラスに攻撃を仕掛ける。しかし、ベムラスを攻撃し、ダメージを与える度にダンの身体は性的興奮を感じてしまうのだった。感じてしまい操縦に隙のできたダンは、ベムラスにJAPヤローを落とされてしまう。そして、ベムラスは浜浦原発の使用済み核燃料を食べ始めるのだった。

かつて向島で芸者をしていたダン、そこで礼次郎と出会い結婚を約束する。結婚するまで、契りはしないという今では珍しい信条を持つ礼次郎。ダンもまた、処女を守る女性でもあった。後3日で結婚式、後3日でようやく契れるという日、ベムラスが東京に襲来したのだった。ベムラスの猛攻に礼次郎は巻き込まれ、その命を落としてしまう。礼次郎を殺されたダンは、その恨みをはらすためJAPに入隊し、わずか3年でエースパイロットにまで上り詰めたのだった。

JAP参謀は、ベムラスの件を総理に報告をする。総理官邸で会議をしているとニュースが飛び込んでくる。中国が使用済み核燃料を食べるベムラスの所有権を主張したのだった。韓国も、ベムラスを欲しがっている。ホットラインの繋がったアメリカ大統領に至っては、そもそもベムラスはアメリカのものだと主張する。宇部総理はJAPにベムラスを飼いならすよう要請するのだった。

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映画『地球防衛未亡人』のあらすじ【承】

ダンは、心療内科で診察を受けていた。催眠療法を施され、医師からベムラスを攻撃しているとどう感じると聞かれると、身悶えし感じてしまうダン。医師は、ダンを変態と診察する。

浜浦原発では、腹一杯になったベムラスが寝込んでいた。核廃棄物問題を一気に解決するため、JAPはオスプレイとメスプレイでベムラスを七ヶ所村に移送する。

ダンは、夫の仇を討つという行為に性的興奮を感じているのだった。ベムラスを倒し、自らも死ぬことで、礼次郎と永遠に結ばれると思っているダン。医師から、ベムラスと戦ってはいけないと言われたダンは、街をさまようのだった。

ベムラスに核廃棄物を処理させる計画の中止を進言するダン。しかし、参謀の決めたことに逆らえない長官。そんな長官にダンは、プライドはないのかと詰め寄る。参謀は政府の言いなりだった。ベムラスを利用して、アメリカと日本に多額のお金が入ってくることを狙っているのだった。

七ヶ所村でも核廃棄物を食べ続け、ベムラスは巨大化していた。しかし、JAPの博士は気がついた。ベムラスは排便をしてない。このまま核廃棄物を食べ続けると、ベムラスは破裂する可能性があるのだった。

映画『地球防衛未亡人』のあらすじ【転】

ベムラス報道に飽きてきた民衆を刺激するスクープをマスコミは探していた。週刊誌の犬神記者は、ダンのことを調べ、彼女とアメノウズメの関係性に興味を持つのだった。

宇部総理は、ベムラス破裂の危機を、アメリカ大統領にホットラインで伝えるが聞き入れてもらえない。結果、このままベムラスに核廃棄物を食べてもらうことが決まる。JAP本部に戻ってきた参謀は、日米会議でそう決まったと隊員たちに伝える。それを聞いたダンは、独り言だと断り、あからさまに参謀を批判する。そのダンを、長官は平手打ちにするのだった。そして、ダンはJAPを去るのだった。

政府はベムラスが巨大化している事実を隠蔽しようと、ベムラスの周りに建屋を作って、外部からの視線をシャットアウトする。

犬神記者は神社で、ダンの出生の秘密をつかんでいた。ダンはアメノウズメの末裔ではないかと推察していた。

ダンは長官より作戦室に呼び出される。長官は、独断でベムラスを宇宙へ飛ばす作戦を立案し、ダンをその作戦に抜擢をする。出撃前、長官は先日の平手打ちの件を謝る。ベムラスを宇宙まで誘導するのはダンの能力にかかっていた。

映画『地球防衛未亡人』の結末・ラスト(ネタバレ)

作戦が開始される。建屋を打ち破り、現れるベムラス。そのベムラスを、ダンはJAPヤローで誘導する。JAP本部では、作戦室に参謀が乗り込んでくる。長官は、国家反逆罪で逮捕され、指揮権を失う。参謀は作戦中止をダンに伝えるが、彼女は応じない。しかし、JAPヤローがマシントラブルを起こし、あと少しのところで作戦は失敗する。

カミゴウが電エースに変身し、ベムラスに立ち向かう。しかし、電エースは一発でのされてしまう。墜落したJAPヤローから脱出したダンに、ベムラスが追ってくる。「ダン隊員、踊るんだ!」長官は、ダンに命令をする。そしてダンは、踊り始める。踊りながら隊員服を脱ぎ全裸になるダン。ダンの踊りにベムラスは興奮するのだった。

ダンの踊りで興奮し気絶したベムラスに、博士の開発したクラインビームを照射する。クラインビームにより、ベムラスの胃袋から四次元空間に運ばれていた核廃棄物は、全て三角諸島に現れるのだった。

スペースオスプレイとスペースメスプレイによって、ベムラスは宇宙へ帰される。日本の危機は回避された。しかし、三角諸島には大量の核廃棄物が残され、政府のその処理に追われることになる。

作戦を終えたダンたちは、夕日を見ていた。ベムラスを許すことができたと話すダン。しかし、裸で踊っているときに感じていたことは、誰にも話すことはできなかった。

映画『地球防衛未亡人』の感想・評価・レビュー

バカバカしくてくだらないだろうなと分かっていながらも見てしまった今作。壇蜜主演ということでお色気たっぷりのセクシーシーンはちょこちょこあるものの、ストーリーや設定はやりたい放題で学芸会レベルの作品でした。
壇蜜のファンは楽しめる作品かもしれませんが、特撮ものとして見るとかなりがっかりするでしょう。
とは言え、パロディや時事ネタなども絡めているので好きな方にはハマるのかも知れません。個人的には1度見れば十分です。(女性 30代)

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