この記事では、映画『地球防衛未亡人』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『地球防衛未亡人』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『地球防衛未亡人』の作品情報

上映時間:84分
ジャンル:SF、ファンタジー、コメディ
監督:河崎実
キャスト:壇蜜、大野未来、福田佑亮、福本ヒデ etc
映画『地球防衛未亡人』の登場人物(キャスト)
- 天野ダン(壇蜜)
- かつて怪獣ベムラスに婚約者を殺された防衛軍JAPのエースパイロット。ベムラスに攻撃を加える度に感じてしまう。アメノウズメの末裔である。
- タマオカ長官(森次晃嗣)
- 防衛軍JAPの長官。ダンの直属の上司。時には厳しくあたるが、ダンのことを理解し、信頼をしている。反逆罪に問われるのも構わず、ベムラスを宇宙に飛ばす作戦を立案する。
- トビヤマ参謀(沖田駿一)
- 防衛軍JAPの一番偉い人。宇部総理の言いなりなため、作戦がその場しのぎで、二転三転する。多分、一番役に立たない。
- イワムラ博士(堀内正美)
- 防衛軍JAPの博士。ベムラスの胃袋が使用済み核燃料で一杯になり、その先、破裂する可能性を示唆する。
- カミゴウミツヲ(福田佑亮)
- 防衛軍JAPの整備担当。ヒーロー、電エースに変身するもベムラスに一発で伸されてしまう。
映画『地球防衛未亡人』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『地球防衛未亡人』のあらすじ【起】
宇宙から大型隕石が落下し、その中から宇宙怪獣ベムラスが、三角諸島に現れる。三角諸島は日本と中国が領有権を主張するデリケートな島だった。早速、中国政府は、ベムラス上陸は日本のせいだとし、軍事的手段も辞さないという声明を出す。
しかし、ベムラスは三角諸島から飛び立ち、日本の浜浦原発に飛来する。防衛軍JAP(JAPAN AID PARTY)では、どうしてもベムラスを倒したいと思っているダンが出撃をする。浜浦原発上空に戦闘機JAPヤローで到達したダンは、ベムラスに攻撃を仕掛ける。しかし、ベムラスを攻撃し、ダメージを与える度にダンの身体は性的興奮を感じてしまうのだった。感じてしまい操縦に隙のできたダンは、ベムラスにJAPヤローを落とされてしまう。そして、ベムラスは浜浦原発の使用済み核燃料を食べ始めるのだった。
かつて向島で芸者をしていたダン、そこで礼次郎と出会い結婚を約束する。結婚するまで、契りはしないという今では珍しい信条を持つ礼次郎。ダンもまた、処女を守る女性でもあった。後3日で結婚式、後3日でようやく契れるという日、ベムラスが東京に襲来したのだった。ベムラスの猛攻に礼次郎は巻き込まれ、その命を落としてしまう。礼次郎を殺されたダンは、その恨みをはらすためJAPに入隊し、わずか3年でエースパイロットにまで上り詰めたのだった。
JAP参謀は、ベムラスの件を総理に報告をする。総理官邸で会議をしているとニュースが飛び込んでくる。中国が使用済み核燃料を食べるベムラスの所有権を主張したのだった。韓国も、ベムラスを欲しがっている。ホットラインの繋がったアメリカ大統領に至っては、そもそもベムラスはアメリカのものだと主張する。宇部総理はJAPにベムラスを飼いならすよう要請するのだった。

映画『地球防衛未亡人』のあらすじ【承】
ダンは、心療内科で診察を受けていた。催眠療法を施され、医師からベムラスを攻撃しているとどう感じると聞かれると、身悶えし感じてしまうダン。医師は、ダンを変態と診察する。
浜浦原発では、腹一杯になったベムラスが寝込んでいた。核廃棄物問題を一気に解決するため、JAPはオスプレイとメスプレイでベムラスを七ヶ所村に移送する。
ダンは、夫の仇を討つという行為に性的興奮を感じているのだった。ベムラスを倒し、自らも死ぬことで、礼次郎と永遠に結ばれると思っているダン。医師から、ベムラスと戦ってはいけないと言われたダンは、街をさまようのだった。
ベムラスに核廃棄物を処理させる計画の中止を進言するダン。しかし、参謀の決めたことに逆らえない長官。そんな長官にダンは、プライドはないのかと詰め寄る。参謀は政府の言いなりだった。ベムラスを利用して、アメリカと日本に多額のお金が入ってくることを狙っているのだった。
七ヶ所村でも核廃棄物を食べ続け、ベムラスは巨大化していた。しかし、JAPの博士は気がついた。ベムラスは排便をしてない。このまま核廃棄物を食べ続けると、ベムラスは破裂する可能性があるのだった。
映画『地球防衛未亡人』のあらすじ【転】
ベムラス報道に飽きてきた民衆を刺激するスクープをマスコミは探していた。週刊誌の犬神記者は、ダンのことを調べ、彼女とアメノウズメの関係性に興味を持つのだった。
宇部総理は、ベムラス破裂の危機を、アメリカ大統領にホットラインで伝えるが聞き入れてもらえない。結果、このままベムラスに核廃棄物を食べてもらうことが決まる。JAP本部に戻ってきた参謀は、日米会議でそう決まったと隊員たちに伝える。それを聞いたダンは、独り言だと断り、あからさまに参謀を批判する。そのダンを、長官は平手打ちにするのだった。そして、ダンはJAPを去るのだった。
政府はベムラスが巨大化している事実を隠蔽しようと、ベムラスの周りに建屋を作って、外部からの視線をシャットアウトする。
犬神記者は神社で、ダンの出生の秘密をつかんでいた。ダンはアメノウズメの末裔ではないかと推察していた。
ダンは長官より作戦室に呼び出される。長官は、独断でベムラスを宇宙へ飛ばす作戦を立案し、ダンをその作戦に抜擢をする。出撃前、長官は先日の平手打ちの件を謝る。ベムラスを宇宙まで誘導するのはダンの能力にかかっていた。
映画『地球防衛未亡人』の結末・ラスト(ネタバレ)
作戦が開始される。建屋を打ち破り、現れるベムラス。そのベムラスを、ダンはJAPヤローで誘導する。JAP本部では、作戦室に参謀が乗り込んでくる。長官は、国家反逆罪で逮捕され、指揮権を失う。参謀は作戦中止をダンに伝えるが、彼女は応じない。しかし、JAPヤローがマシントラブルを起こし、あと少しのところで作戦は失敗する。
カミゴウが電エースに変身し、ベムラスに立ち向かう。しかし、電エースは一発でのされてしまう。墜落したJAPヤローから脱出したダンに、ベムラスが追ってくる。「ダン隊員、踊るんだ!」長官は、ダンに命令をする。そしてダンは、踊り始める。踊りながら隊員服を脱ぎ全裸になるダン。ダンの踊りにベムラスは興奮するのだった。
ダンの踊りで興奮し気絶したベムラスに、博士の開発したクラインビームを照射する。クラインビームにより、ベムラスの胃袋から四次元空間に運ばれていた核廃棄物は、全て三角諸島に現れるのだった。
スペースオスプレイとスペースメスプレイによって、ベムラスは宇宙へ帰される。日本の危機は回避された。しかし、三角諸島には大量の核廃棄物が残され、政府のその処理に追われることになる。
作戦を終えたダンたちは、夕日を見ていた。ベムラスを許すことができたと話すダン。しかし、裸で踊っているときに感じていたことは、誰にも話すことはできなかった。
映画『地球防衛未亡人』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
バカバカしくてくだらないだろうなと分かっていながらも見てしまった今作。壇蜜主演ということでお色気たっぷりのセクシーシーンはちょこちょこあるものの、ストーリーや設定はやりたい放題で学芸会レベルの作品でした。
壇蜜のファンは楽しめる作品かもしれませんが、特撮ものとして見るとかなりがっかりするでしょう。
とは言え、パロディや時事ネタなども絡めているので好きな方にはハマるのかも知れません。個人的には1度見れば十分です。(女性 30代)
特撮への愛とバカバカしさが全力でぶつかり合う怪作だった。未亡人が謎の宇宙人と“合体”することで怪獣を倒すという設定からして常軌を逸しているが、その振り切れ方が清々しい。夫を怪獣に殺された過去を背負いながらも、最終的に地球のために身を捧げる展開は、意外にもヒロイン像として筋が通っている。ラストの自己犠牲もどこかコミカルで、真面目と悪ふざけの境界線を突き破った一本だった。(30代 男性)
最初は色物映画だと思って観たが、突き抜けた演出に圧倒された。未亡人が地球防衛の鍵を握る存在になる展開は荒唐無稽だが、昭和特撮へのオマージュが随所に感じられる。怪獣出現のたびに繰り返されるお約束展開も、あえてのチープさが味になっている。夫の死という悲劇を背負いながらも、最後は使命を受け入れる姿には不思議な説得力があった。真剣にふざける姿勢が印象的。(40代 女性)
B級どころかZ級の匂いすら漂うが、それを計算でやっている点が面白い。怪獣と未亡人の設定、そして防衛隊のやり取りまで徹底してパロディ精神に満ちている。終盤、ヒロインが地球を守るために究極の選択をする展開は、笑いながらもどこか切ない。夫を失った悲しみと使命感が交錯する構図は意外と王道だ。低予算特撮の魅力を理解できる人ほど楽しめる怪作。(50代 男性)
正直、賛否が分かれる作品だと思う。でも私は嫌いになれなかった。未亡人が怪獣退治の中心になるという突飛な発想がまず大胆。ギャグとシリアスの落差が激しく、ついていくのが大変だが、最後はきちんと自己犠牲で締める。亡き夫への想いを抱えたまま戦う姿には、妙なロマンを感じた。笑っていいのか迷いながら観る不思議な体験だった。(20代 女性)
特撮ファンとしてはニヤリとする小ネタの連続。明らかに往年の怪獣映画を意識した演出が満載で、あえての安っぽさが愛おしい。未亡人が選ばれる理由も理屈より勢いだが、その勢いこそ本作の魅力。夫を怪獣に奪われた復讐心と、地球を守る使命が結びつく構図は実に分かりやすい。最後の決断は唐突ながらも、この世界観なら納得できる締めだった。(40代 男性)
深夜枠的なノリかと思いきや、意外とテーマは一貫している。未亡人という立場を通して、喪失と再生を描こうとしているのが分かる。怪獣との対決シーンはあえてチープに作られており、そこが逆に味わい深い。クライマックスでヒロインが全てを受け入れる姿には、パロディを超えた覚悟を感じた。笑いと哀愁が同居する不思議な作品。(30代 女性)
荒唐無稽という言葉がぴったりだが、それを本気でやり切る姿勢に拍手。未亡人が宇宙規模の存在と関わり、怪獣を撃退する流れは説明より勢い重視。しかし夫の死という動機があることで、物語に一本筋が通る。最終的に地球の未来を背負う存在になる展開は予想外ながら痛快だった。肩の力を抜いて楽しむべき一本。(60代 男性)
友人に勧められて半信半疑で鑑賞。序盤から飛ばし気味の展開に戸惑ったが、次第にこの世界観に慣れてくる。未亡人の悲しみを軸にしながらも、怪獣バトルは徹底してユーモラス。最後にヒロインが自らの役割を受け入れる場面は、ふざけた設定の中にしっかりとしたドラマがあると感じた。カルト的な魅力を持つ一本。(20代 男性)
突拍子もないタイトルに惹かれて観たが、予想以上に振り切れていた。未亡人が怪獣と対峙するたびに、悲劇と笑いが同時に押し寄せる。夫の死という過去が物語の原動力になっており、単なる色物では終わらない。終盤の自己犠牲的な展開も、どこかヒーロー映画の王道を踏襲している。好き嫌いは分かれるが、忘れられない体験。(50代 女性)
映画『地球防衛未亡人』を見た人におすすめの映画5選
いかレスラー
この映画を一言で表すと?
巨大イカがプロレスで闘う、常識崩壊型の熱血怪作。
どんな話?
突如現れた巨大イカが、なぜかプロレスラーとしてリングに立つという前代未聞の設定。人類の存亡をかけた闘いが、プロレスという舞台で展開される。荒唐無稽なストーリーながら、友情や師弟愛といった王道要素も盛り込まれ、最後はなぜか感動すら覚える展開が待っている。
ここがおすすめ!
低予算特撮と本気のドラマが奇跡的に融合。バカバカしさを全力でやり切る姿勢が『地球防衛未亡人』と通じる。笑いながら観ていたはずが、終盤には妙な熱さに包まれる体験が味わえる。怪獣映画やB級映画好きなら必見の一本。
日本以外全部沈没
この映画を一言で表すと?
世界が沈み、日本だけが残るという超過激ブラックコメディ。
どんな話?
世界各国が次々と海に沈み、日本だけが無事という衝撃的な状況から物語は始まる。各国の要人が日本に押し寄せる中、国のあり方やナショナリズムが風刺的に描かれる。大胆すぎる設定と過激なギャグで社会を切り取る、強烈な一本。
ここがおすすめ!
タブーに踏み込みながらも、あくまでエンタメとして突き進む潔さが魅力。真面目にやるほど面白いという逆説的な笑いは『地球防衛未亡人』と共通する。ブラックユーモアを楽しめる人には強烈に刺さる作品。
デッド寿司
この映画を一言で表すと?
寿司が襲いかかる、前代未聞のパニックアクション。
どんな話?
謎のウイルスにより寿司が凶暴化し、人々を襲うという奇想天外な物語。寿司職人の娘が、父の技を武器に立ち向かう。ありえない設定ながら、アクションやコメディのテンポが良く、最後まで勢いで突き進む痛快作。
ここがおすすめ!
チープさを武器にした演出と、全力投球の役者陣が魅力。真面目にふざける姿勢は『地球防衛未亡人』と同系統。ツッコミどころ満載なのに、なぜか最後まで観てしまう中毒性がある。肩の力を抜いて楽しみたい人に最適。
片腕マシンガール
この映画を一言で表すと?
復讐に燃える少女が、片腕にマシンガンを装着する衝撃作。
どんな話?
弟を殺された女子高生が、片腕を失いながらも改造手術でマシンガンを装着し、敵に立ち向かう。過剰なアクションとスプラッター描写が特徴だが、復讐というシンプルな動機が物語を支える。勢い重視の展開が魅力。
ここがおすすめ!
やりすぎなくらいの演出が逆に爽快。理屈よりも情念とパワーで突き進む姿勢は『地球防衛未亡人』と共鳴する。カルト映画の醍醐味を味わいたい人におすすめ。振り切れた世界観を堪能できる一本。
地球防衛ガールズP9
この映画を一言で表すと?
アイドルが地球を守る、ゆるくて本気の特撮コメディ。
どんな話?
地球侵略を狙う宇宙人に対抗するため、アイドルグループが防衛チームとして立ち上がる。歌と戦いを武器に、ゆるいノリで怪獣や宇宙人と対峙。コミカルな展開の中に、仲間との絆や成長が描かれる。
ここがおすすめ!
特撮への愛情とパロディ精神が光る作品。チープさを逆手に取った演出や、全力で演じるキャストの姿が楽しい。『地球防衛未亡人』のような怪作テイストが好きなら、きっとハマるはず。笑って楽しめる地球防衛エンタメ。



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