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映画『ポンペイ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ポンペイ』の概要:ローマ帝国に囚われた剣闘士マイロ。一目惚れした女性カッシアのため、ローマ帝国の権力者と立ち向かう。だが、彼に襲ってくるのは人間だけではなく自然の猛威も立ち塞がるのであった。

映画『ポンペイ』の作品情報

ポンペイ

製作年:2014年
上映時間:105分
ジャンル:アクション、ファンタジー
監督:ポール・W・S・アンダーソン
キャスト:キット・ハリントン、キャリー=アン・モス、エミリー・ブラウニング、アドウェール・アキノエ=アグバエ etc

映画『ポンペイ』の登場人物(キャスト)

マイロ(キット・ハリントン)
幼少期ローマ帝国に拉致された奴隷剣闘士。カッシアだけが彼の戦う希望となっていた。
カッシア(エミリー・ブラウニング)
マイロに想いを寄せる女性。どんな状況下でもマイロを信じる強い心を持っている。
アティカス(アドウェール・アキノエ=アグバエ)
マイロと同じ剣闘士。剣闘士最強と呼ばれている。
コルヴス(キーファー・サザーランド)
ローマ帝国の権力者。カッシアを自分の妻に引き入れようとする。

映画『ポンペイ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ポンペイ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ポンペイ』のあらすじ【起】

遥か昔、ガリアへ侵攻したローマ帝国してくる。帝国はケルトの騎馬民族の村を襲い、ほとんどの村人は皆殺しにされてしまった。だが、当時幼かったマイロは唯一生き残り奴隷となるのであった。

それから数年後、マイロは大きく成長しローマ帝国の奴隷で剣闘士へとなっていた。ローマ帝国からポンペイへ向かう最中、ぬかるみで馬車の馬が転倒し負傷してしまう。マイロは苦しむ馬を楽にさせるため、馬の首を折るのであった。一緒に移動していた商人の娘カッシアだけは唯一マイロの行動を理解しておりマイロの奥底には優しさがあると理解する。

カッシアは婿を探すためローマに行っていた。だが、カッシアは改めてポンペイで探すと父に告げる。

一方、闘技場に連行されたマイロは闘技場の下にある奴隷部屋に収容される。同じ奴隷たちからの暴行にも負けずに、その場を凌ぐ力を示すのであった。

ポンペイ最強の剣闘士アティカスは脅しにも屈しないマイロを気にかける。アティカスは、残り1勝で自由の身になる予定であった。その最後の相手というのはマイロであった。

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映画『ポンペイ』のあらすじ【承】

ポンペイでの新しい闘技場の建設のためローマ帝国からコルヴスが来訪する。コルヴスは過去カッシアがローマ帝国を訪れた際に会っており、カッシアに惚れていた。

コルヴスから逃げるためにローマ帝国を離れたカッシアにとっては会いたくない相手だったが、資金が欲しいカッシアの父親は、コルヴスとカッシアを2人きりにしてしまう。コルヴスは妻になるようカッシアへ打診するもカッシアは断るのであった。

その日の夜、カッシアの愛馬が暴れてしまいマイロへなだめるようお願いする。静かになった愛馬とマイロのもとへカッシアは行くと、惹かれ合っていた2人は互いに会話をする。

お互いの距離が近づいた結果2人はその場から脱出を試みる。だが、カッシアを守り切れないと感じたマイロは、カッシアと共にもといた場所へ戻ることに決めるのであった。

コルヴスはカッシアが惚れているマイロが気に食わず、鞭打ちでマイロの身体を傷つける。マイロの傷つく様子に耐え切れなかったカッシアは、コルヴスの言う通り妻になることを条件にマイロを救うのであった。

映画『ポンペイ』のあらすじ【転】

ポンペイでは地震が多発していた。だが決闘は延期されることなく開始されるのであった。当初の予定とは変更され競技にはマイロ以外にもアティカスや他の剣闘士も集められていた。

状況が飲み込めない中、武装した兵士たちが剣闘士の前に複数現れる。見せしめに虐殺されることを理解したアティカスは、ローマ帝国が奴隷から解放するという約束を守ることはないと理解し、ローマ帝国と戦うことを決意する。

闘技場の見物席ではコルヴスとカッシア、カッシアの両親も同席していた。いかなる手段を用いようともカッシアを自分のものにしようとするコルヴスにカッシアの母は不信感を募らせる。だが、父は資金援助のため抵抗できないでいた。

闘技場では、すでに競技が始まっていた。人数的にも圧倒的不利に立たされていたが、マイロとアティカスの息の合わせた共闘により敵兵を倒し切った。

その直後、ヴェスビオ山が噴火する。コルヴスは自分の部下とマイロに一騎打ちをさせるのであった。その部下とは、かつてマイロの一族を殺した張本人であった。

復讐するマイロだが、重なってヴェスビオ山が噴火と大地震が起き、闘技場が崩れていく。マイロとコルヴスの部下は闘技場の地下へ落下し決闘は中断する。

一方闘技場が崩れたことでカッシアの母は下敷きになっていた。カッシアの父親もコルヴスに刺されてしまい、2人の命は風前の灯となっていた。

映画『ポンペイ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ヴェスビオ山の噴火で噴石がポンペイの町に降り注ぐ。噴火に紛れて自由となったマイロとアティカスは闘技場へ戻るとカッシアの両親を見つける。母親から最後の頼みとして娘を救うようお願いされたマイロは、カッシアが監禁されている場所へ向かうのであった。

マイロはアティカスと港で会う約束をし、2人は別行動をする。だが、地震の影響により津波が発生し、船での脱出は絶望的になる。だが、マイロはカッシアを助け、別ルートで逃げようとする。

途中アティカスと再度合流する。闘技場にいる馬を使って逃げようとするがコルヴスに遭遇しカッシアを奪われてしまう。コルヴスの部下とはアティカスが決着をつけ、その間にマイロはカッシアを追うことにする。

アティカスはコルヴスの部下に勝利するも隕石にのまれて死んでしまう。

マイロはカッシアを攫ったコルヴスに追いつき最後の決闘を行う。敗戦したコルヴスは鎖で繋がれそのまま爆炎に身を焦がれ命を落とす。

コルヴスに勝利した2人は可能な限り遠くへ離れた。だが、逃げ切れないと悟った2人は足を止め最後の瞬間を2人抱き合いながら迎えるのであった。

映画『ポンペイ』の感想・評価・レビュー

前半は決闘もので後半は自然災害の猛威から逃げるというローマ時代の剣闘士を描く作品にしてはちょっと変わった作り。そのため作品の軸が決闘にあるのか、愛する人と一緒に壮絶な自然の猛威から逃げる純愛ものなのかが少しぶれてしまっていたように感じた。だが、男達が命を懸けて挑む戦いには男女問わず惚れてしまうものがあると思う。(MIHOシネマ編集部)


火山の噴火によって消滅してしまった古代都市「ポンペイ」を舞台に友情、恋愛など熱いドラマを描いたこの作品。『グラディエーター』を彷彿とさせるコロッセオでの剣闘士の戦いはものすごく迫力がありました。優れた剣術を持っていながらも、身分が低いためいい生活ができないこと。そして身分の差から自由に恋愛ができないこと。観ていてつらくなるようなシーンが沢山ありました。
この作品で「ポンペイ」という場所を初めて知りました。とても興味を持ち、さらに深く知りたいと思わせてくれた作品です。(女性 30代)


戦いのシーンや、火山が噴火しマグマが村を襲うシーンなどは迫力満点で見応えがとてもあります。特に闘技場での戦いは映画の「グラディエーター」を彷彿とさせるほどのものでした。純愛のラブストーリ、2人を邪魔する敵役、そして自然パニックとかなり見どころの多い作品でしたが、マイロとカッシアの出会いからの愛が芽生えることころまでが、少し浅く物足りなさがあり、もう少し掘り下げて欲しかったなぁとも思いましたが、ラストの抱き合ったまま灰になってしまうところは、とても胸を痛め切なかったです。前半は古代ローマの活気のある雰囲気や美しい衣装なども楽しめる作品です。(女性 30代)

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