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映画『アメリカン・アサシン』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アメリカン・アサシン』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アメリカン・アサシン』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『アメリカン・アサシン』の結末までのストーリー
  • 『アメリカン・アサシン』を見た感想・レビュー
  • 『アメリカン・アサシン』を見た人におすすめの映画5選

映画『アメリカン・アサシン』の作品情報

アメリカン・アサシン

製作年:2017年
上映時間:112分
ジャンル:アクション
監督:マイケル・クエスタ
キャスト:ディラン・オブライエン、マイケル・キートン、サナ・レイサン、シーヴァ・ネガー etc

映画『アメリカン・アサシン』の登場人物(キャスト)

ミッチ・ラップ(ディラン・オブライエン)
恋人をテロリストに殺されて復讐の鬼になり、単独でテロ組織に潜入するまでになる一般人。その精神力を高く評価され、CIA工作員としてリクルートされる。個人的感情に支配されることが多く、命令違反をよくしてしまう。
スタン・ハーリー(マイケル・キートン)
元ネイビーシールズ。今はCIAで若手工作員を指導している。今回の事件では、自分の教え子が犯罪者となったことから、作戦に参加させられる。

映画『アメリカン・アサシン』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『アメリカン・アサシン』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アメリカン・アサシン』のあらすじ【起】

ミッチ・ラップは恋人のカトリーナとスペインのイビサ島へ行き、そこでプロポーズした。イエスの返事をもらい、幸せの絶頂だったが、その直後、ビーチで無差別銃撃テロが発生し、カトリーナは撃ち殺されてしまった。負傷したラップは、死んでいくカトリーナに何もできず、絶望を味わってしまう。

それから18カ月後、テロの首謀者アル・マンスールへの復讐を誓ったラップは、体を鍛え、銃器の腕を磨いていた。そして、独自にテロ組織に接触し、アル・マンスールと対峙することに成功する。だが、復讐を果たす前にCIA工作員が踏み込み、彼らによってアルは射殺されてしまった。

CIAに拘束されたラップは、テロ対策担当のアイリーンに気に入られ、CIAにリクルートされる。ラップは元ネイビーシールズの凄腕、スタン・ハーリーのところに訓練に行かされた。ハーリーのもとに精鋭が集まり、実践訓練、VR訓練、模擬演習などが行われた。ラップの成績は良いほうだったが、個人的感情が強く、無鉄砲にやりすぎてしまう傾向があり、いつも注意されていた。

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映画『アメリカン・アサシン』のあらすじ【承】

ロシアでプルトニウムが紛失した。すぐに闇市場に流れ、現在の所有者はハーリーの昔の教え子ロニーだった。アイリーンはハーリーにプルトニウム奪取の計画を支持し、ラップも同行させるように言った。

イスタンブールに到着したハーリーたちは、現地に潜入していた工作員アニカと合流。核爆弾の起爆装置を作っている武器商人ハムディーを追跡し、プルトニウムを奪取する作戦を実行する。

だが、ハムディーから起爆装置を受け取ったロニーは、ハーリーたちの存在に気がつき、発砲して逃走。ハーリーは計画中止を伝えるが、ラップは仲間が殺されたことで感情的になり、命令に従わずにハムディーを追跡していった。そして彼を殺すと、PCを持ち帰ってきた。

戻ったラップはハーリーから、個人的感情は捨てて、任務に忠実でいることが我々の仕事だと、こっぴどく叱られた。ハムディーのPCから、ロニーが物理学者を得るためにローマへ向かったことを知る。彼を追いかけてハーリーたちもローマへと向かった。

映画『アメリカン・アサシン』のあらすじ【転】

ハーリーたちはローマ入りし、ロニーが捜している物理学者を発見する。彼が泊まるホテルに潜入するが、ロニーたちに見つかり拘束されてしまった。だが、ハーリーの助けで窮地を脱する。ロニーには逃げられたが、物理学者は拘束できた。

アニカの発言を怪しんだラップは、彼女をスパイ容疑で拘束。その後の調べで、彼女がイランの諜報員アシャーニの部下だと分かった。アシャーニとハーリーは知り合いだったため、ハーリーは彼に会いに行く。

アシャーニから、黒幕はイラン政府のベフルーズ大臣とロスタミ将軍だと教えられる。彼らは核協定に不満を持っており、核爆弾でアメリカを恐怖に陥れようとしていた。ハーリーはそのことを仲間に伝えようとする。だが、ロニーの射撃でアシャーニが殺され、銃創を負わされたハーリーもロニーに連れていかれてしまった。

ローマにアイリーンがやってきて、ラップに帰国を命じたが、彼はそれを無視した。連行されていくアニカを助け出し、彼女の協力でハーリーを捜すことにする。

ハーリーを恨むロニーは彼を拷問したが殺さず、核爆弾が爆発するところを見せようとする。核爆弾が完成し、ロニーは時限装置をセットすると、カウントをスタートさせた。

映画『アメリカン・アサシン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ロニーのアジトを発見したラップとアニカは、そこで拷問されたハーリーを見つけた。彼を救助したラップは、ボートで海上に出ていくロニーを追いかけてボートに飛び乗った。

ロニーの狙いは核爆弾でイタリア沖に出ている第六艦隊を爆破することだった。ロニーと一騎打ちになったラップは、挑発してくるロニーの言葉に動揺せず、冷静さで彼をやっつける。

第六艦隊がボートごと核爆弾を排除しようと砲撃の準備をしていた。ボートにハーリーから無線が入り、今すぐ核爆弾を海中に捨てろと命令される。ラップは爆弾を海へ投げ込むと、救助にきたヘリに逃げ込んだ。核爆発が起こり、強烈な突風と大津波が発生するが、死傷者はなく、放射能レベルも低かったため、皆から安堵の声が漏れた。

事件が解決し、入院中のハーリーにアイリーンが会いに来た。ラップと連絡がつかないという。ハーリーは何も知らないと言った。生き残ったロスタミ将軍は、核爆発はアメリカの仕業とマスコミに発表した。人気者のロスタミは次期大統領候補の筆頭だった。核開発の再開を発表し、アメリカの抹殺を仄めかしていた。だが、彼は脅威ではなくなるだろう。なぜなら、彼が乗り込んだエレベータには、ラップも乗っていたからだ。

映画『アメリカン・アサシン』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

アメリカ本位で作られており、とても単純なストーリー。登場人物の描写が浅いので、メッセージ性はほとんど感じられない。単純なアクション映画として観ても、これといった目玉のシーンが無いのは寂しい。ラップは頭が良いからだと思うが、一般人が少し鍛えただけでCIA工作員に成れてしまうように描かれている様は、“彼、かっこいでしょう。あなたも国のために働いでみませんか”という人員募集のPR映画に見えてしまう気もした。そういう観方で眺めるなら面白い。(MIHOシネマ編集部)


ディラン・オブライエンって、いつも幸せになれない役を演じてませんか?今回もやっぱりそうです。恋人へのプロポーズの最中にテロに巻き込まれ、恋人は帰らぬ人となってしまいます。男はそのテロリストたちへの「復讐心」から、ネイビーシールズの訓練を受けエージェントとして活躍します。
こういう感情に任せた復讐の仕方はだいたい失敗すると思うのですが、この作品では思いっきり個人的な感情でネイビーシールズの訓練まで受けて、かなり成長し強くなっていきます。そのストーリーが無駄がなくスピード感もあり、とても楽しめました。(女性 30代)


海の中でのプロポーズから一転、突然のテロ発生に目が離せなくなりました。オープニングから間もない急激な展開、さらには主人公ミッチがCIAにスカウトされ、訓練を重ねてスパイとして活躍してしまいます。この型破りなストーリーが魅力的です。ディラン・オブライエンのアクションが鋭く、すっかりファンになりました。また、教官役のマイケル・キートンには独特のオーラが感じられ、釘付けになります。海での核爆発は非常にリアリティがあり、衝撃を受けました。(女性 30代)


婚約者をテロで失ったミッチの怒りと復讐心が物語の起点として非常に強烈。CIAの秘密工作員として育成される過程は、訓練シーンや駆け引きのリアリティが魅力的でした。ネタバレですが、元CIAで裏切り者となった“ゴースト”との対決が物語のクライマックス。最終的に核爆弾を海中で爆発させるシーンの緊張感は圧巻でした。(20代 男性)


冒頭のビーチでの惨劇が衝撃的で、ミッチの行動原理が強く伝わってきました。訓練パートはやや駆け足ですが、スタンとの師弟関係の構築は熱い展開。ラストでゴーストを倒すシーンは感情的にもスカッとします。ただ、敵役の背景描写がもう少しあれば深みが増したかも。(30代 女性)


ミッチの荒削りな才能と危うさを、スタンが実戦的に磨き上げる過程が見どころ。ネタバレですが、テロリストの取引に潜入し核兵器を奪うシーンは、張り詰めた空気感が映画全体のハイライト。最後に核爆発の津波から逃れる場面はスリル満点でした。(40代 男性)


婚約者を失った男が復讐のためにスパイの世界へ足を踏み入れるという王道展開ながら、アクションの質感が高く見応え十分。ゴーストの動機が“裏切られた弟子の恨み”という構図も面白かった。終盤の海上シーンはIMAXで観たら迫力倍増だと思います。(50代 女性)


主人公がCIA訓練に適応していくスピード感が気持ちよく、観客も一緒に成長を体感できる構成。ネタバレですが、核爆弾を巡る最終決戦で、ギリギリの判断力と冷静さを見せるミッチがかっこよかった。続編を意識させるラストカットも良い余韻。(20代 女性)


テロ組織との心理戦と肉体戦の両立が楽しめるスパイアクション。特に、ミッチがゴーストの作戦を先読みして動く展開は痛快。核爆弾の処理が間に合わず、海底で爆発する描写は予想以上に迫力があり、緊張で手汗が止まりませんでした。(30代 男性)


スタンとミッチの関係性は、親子にも似た複雑な絆を感じさせます。ネタバレですが、ゴーストとの最終対決でスタンを救うため命懸けの行動をとるミッチは、序盤の復讐心だけの青年から成長していました。核爆発のシーンは映像的にも強烈です。(40代 女性)

映画『アメリカン・アサシン』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『アメリカン・アサシン』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ジェイソン・ボーン

この映画を一言で表すと?

「記憶を失った暗殺者が、自らの正体と国家の陰謀に迫るノンストップスパイアクション。」

どんな話?

海で発見された男は、自分の名前も過去も覚えていないが、驚異的な戦闘能力を持っていた。やがてCIAの追跡をかわしながら、自らの素性を探るうちに、巨大な秘密工作計画と繋がっていくことを知る。

ここがおすすめ!

リアル志向のアクション、緊迫したカーチェイス、諜報戦が三位一体で展開。『アメリカン・アサシン』のように主人公が成長しながら任務を遂行する姿を楽しめる。知力と体力を駆使した戦いに没入できる作品。

ザ・イコライザー

この映画を一言で表すと?

「過去を封印した元工作員が、悪を一掃するため再び動き出す復讐アクション。」

どんな話?

静かに暮らすロバート・マッコールは、街で出会った少女が暴力組織に支配されていることを知る。かつての特殊工作員としての技能を駆使し、組織を一人で壊滅させる壮絶な戦いに身を投じる。

ここがおすすめ!

冷静沈着な戦闘シーンと、正義感あふれる主人公像が魅力。『アメリカン・アサシン』のスタンのような熟練の戦士像を堪能できる。敵の心理を読み切る知略と圧倒的な技術に惚れ込むこと間違いなし。

ジャック・リーチャー

この映画を一言で表すと?

「正体不明の元軍人が、法では裁けない悪を追い詰めるクライムサスペンス。」

どんな話?

元軍警察のジャック・リーチャーは、無実を訴える容疑者のために独自捜査を開始。やがて軍や政治が絡む巨大な陰謀に辿り着き、冷徹な推理と驚異的な戦闘力で真相を暴く。

ここがおすすめ!

一匹狼のカリスマ性と、理詰めの捜査力が光る。『アメリカン・アサシン』同様、近接戦闘と心理戦の両面が楽しめる。トム・クルーズのアクションと、緻密な脚本が見どころ。

シチズン・フォー スノーデンの暴露

この映画を一言で表すと?

「国家機密を暴露した男の実話を追うドキュメンタリースリラー。」

どんな話?

元CIA職員エドワード・スノーデンが、米政府による大規模監視プログラムの存在を暴露するまでの過程を、実際の映像で描く。国家と個人、正義と裏切りの狭間に立たされた男の決断が映し出される。

ここがおすすめ!

『アメリカン・アサシン』のようなフィクションでは味わえないリアルな諜報の世界。緊迫感と倫理的葛藤が生々しく、観終わった後も現実との境界が曖昧になる感覚を味わえる。

13時間 ベンガジの秘密の兵士

この映画を一言で表すと?

「実際の武装襲撃事件を元に描かれた、極限の戦場サバイバルアクション。」

どんな話?

2012年、リビア・ベンガジの米国領事館が武装勢力に襲撃される。わずかな警備契約兵たちが、圧倒的な敵に囲まれながらも仲間と施設を守るため13時間の死闘を繰り広げる。

ここがおすすめ!

銃撃戦と戦術のリアリティは圧巻。『アメリカン・アサシン』の戦闘シーンが好きな人には刺さる臨場感。ミッション達成のための献身と仲間との絆が、重厚な感動を生む。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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