映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』の概要:魔法界で大魔法フェスティバルが開催されることになった。それは、100年に一度復活する「願いの石」を祝うイベントだった。モフルンはその「願いの石」に選ばれるが、突如現れたダークマターによって連れ去られてしまう。
映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』の作品情報
上映時間:64分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー、アニメ
監督:田中裕太
キャスト:高橋李依、堀江由衣、早見沙織、齋藤彩夏 etc
映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』の登場人物(キャスト)
- キュアミラクル / 朝日奈みらい(高橋李依)
- 伝説の魔法つかい・キュアミラクルに変身して悪と戦っている。子供の頃から、ずっとモフルンと一緒。前向きで明るい女の子。
- キュアマジカル / 十六夜リコ(堀江由衣)
- みらいの友人。キュアマジカルに変身し、みらいと共に悪と戦っている。魔法界からやってきた。しっかり者。
- キュアフェリーチェ / 花海ことは(早見沙織)
- 通称はーちゃん。妖精の女の子。キュアフェリーチェに変身し、みらいと共に悪と戦っている。無邪気な性格。
- キュアモフルン / モフルン(齋藤彩夏)
- みらい達がプリキュアに変身できるようになったときにしゃべれるようになった。元はぬいぐるみ。みらい、リコ、はーちゃんが大好き。甘いものが好物。
- ダークマター / クマタ(浪川大輔)
- 見た目は、ダークマターのときは黒い色の大きなクマで、クマタのときは黒い色の子グマ。魔法を使い怖い見た目をしていることから、周囲に恐れられ孤独を感じていた。
映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』のあらすじ【起】
朝日奈みらいは伝説の魔法つかい、キャミラクルに変身して悪と戦っていた。友人の十六夜リコは魔法界から来た女の子で、キュアマジカルに変身してみらいと一緒に戦っていた。そして、みらいが大切にしているぬいぐるみのモフルンは、みらいが変身できるようになったときに言葉をしゃべるようになった。さらに、もう1人仲間がいた。それは妖精の花海ことは(通称はーちゃん)。はーちゃんもまたキュアフェリーチェに変身することができた。
100年に一度、魔法界をあげて行う祭り大魔法フェスティバルが開催されることになった。みらい達はその祭りに使うライト、ミラクルライトを学校の校長先生から受け取る。みらい達はフェスティバルの会場を訪れ、美味しい物を食べたりイリュージョンを見たりして楽しい時間を過ごした。
大魔法フェスティバルはお店や展示を楽しむだけではなく、「願いの石」の復活を祝うイベントでもあった。「願いの石」はどんな願いでも叶える石のことだが、願いを叶えられるのは石に選ばれた1人だけだった。
石の目覚めに合わせ、会場にいる者達はミラクルライトに願いを込めた。すると、ミラクルライトから願いが込められた風船が生まれ、上空に浮かんでいった。会場の中で一番大きかったのは、モフルンの風船だった。石はモフルンを選んだ。モフルンの願いは、みらいとリコとはーちゃんの願いを叶えて欲しいというものだった。モフルンは皆が喜んでくれれば嬉しかったためそう願ったのだが、みらいから自分の願いを叶えた方が良いと諭され困ってしまう。その時、クマのような見た目をした怪人・ダークマターが現れた。
ダークマターは願いの石を奪い、この世界から全ての魔法つかいを消すという願いを叶えようとしていた。みらい達は変身して戦うがやられてしまう。ダークマターは願いの石を奪い、モフルンを誘拐していった。
映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』のあらすじ【承】
ダークマターはモフルンに自分の願いを叶えさせようとするが、逃げられてしまう。幻影の手下を生み出し、モフルンを追いかけさせた。モフルンは逃げた先で、ジャングルに暮らすクマ達と出会い仲良くなる。そこに、黒色のクマであるクマタがやってくる。他のクマ達が物陰に隠れていく中、モフルンはクマタに声をかけた。
みらいは徹夜でモフルンを探し、空飛ぶ魔法の箒から落ちそうになってしまう。そこをリコに救われる。リコとはーちゃんは1人で暴走するみらいを宥め、一緒にモフルンを探しに行こうと声をかけた。
モフルンがお腹を空かせていると、クマタがお菓子をプレゼントしてくれた。クマタは魔法を使うことができ、自由にお菓子を生み出すことができた。モフルンはクマなのに魔法が使えるクマタを褒め称える。一方、みらいもリコ達と木の実を採り、食事をしていた。リコ達のお蔭で久しぶりに笑うことができたため、みらいは2人に感謝した。
クマタは魔法を使えるため、他のクマ達から恐れられていた。しかし、モフルンはクマタの魔法を見ても恐れず、彼のことを優しいクマだと感じていた。一方。みらい達は夜空に輝く流れ星を目撃する。それを見たみらいは、幼い頃一緒に星空を見たモフルンのことを思い出す。
映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』のあらすじ【転】
みらい達はミラクルライトから伸びる風船を目撃し、モフルンの居場所を突き止める。夜空を見ていたモフルンは、みらい達の元に戻ることにした。クマタは自分の傍から離れていこうとするモフルンに怒り、体を変化させた。クマタの正体とは、ダークマターだった。ダークマターは自分の元に留まればみらい達には手を出さないと、モフルンに取引を持ちかけた。モフルンはみらい達のことを思い、その場に留まった。
みらい達はダークマターからの攻撃を受ける。はーちゃんはカゲドラゴンと、リコはダークマター戦い、みらいをモフルンの元まで行かせた。みらいはモフルンに帰ろうと声をかけるが、拒まれてしまう。みらいはモフルンが一緒にいないと楽しくないのだと、自分の気持ちを訴えた。モフルンも本当はみらいと一緒にいたかったので彼女の傍に行こうとするが、ダークマターに阻まれてしまう。モフルンは「みらいを助けたい」と強く願った。すると、願いの石の力で、モフルンはキュアモフルンに変身した。
キュアモフルンはみらいを助け出し、ダークマターと戦った。その間に、みらいは捕らわれていたリコを救った。そこに、キュアフェリーチェがドラゴンと共に駆けつける。ドラゴンとキュアモフルンの攻撃で、ダークマターは吹っ飛ばされた。キュアフェリーチェが連れてきたドラゴンは、ダークマターによってカゲドラゴンに変えられていたドラゴンだった。
映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』の結末・ラスト(ネタバレ)
ダークマターは一緒にいたいと願うモフルンとみらい達に怒りを向け、攻撃を仕掛けた。力があるダークマターは、見た目の怖さも相まってクマだけではなく人間にも恐れられていた。そして、悪のクマと言われるようになった。モフルンは今までのダークマターの言動から、彼が寂しがっていたことに気づく。ダークマターを抱き締めようとするが、彼の攻撃を受けてしまいしゃべらないぬいぐるみの姿に戻ってしまう。みらいはモフルンを抱き締め、涙を流した。
ダークマターも涙を流してモフルンが動かなくなったことを悲しんだ。すると、ダークマターはクマタの姿に変わり、ダークマターの魔力は具現化した。具現化した魔力はフェスティバル会場に向かいながら、人々を攻撃した。クマタの力は全て具現化した魔力に変わってしまったため、止めることができなかった。
みらいはプリキュアに変身できなくなっても、具現化した魔力を止めることを諦めなかった。リコ達もそんなみらいに勇気をもらい立ち上がった。校長先生は水晶を通じてみらいの姿を見ており、皆と共に具現化した魔力を止めようと呪文を唱えた。クマタもみらい達の姿に突き動かされ、具現化した魔力を止めるため呪文を唱えた。
たくさんのミラクルライトの風船が空に浮かんだ。それは、具現化した魔力を止めようとする皆の願いだった。みらい達はプリキュアに変身し、モフルンもしゃべれるようになった。モフルンはクマタを許し、友達として握手をした。
キュアミラクル達は具現化した魔力の中にいたシャドウマターと戦った。クマタや校長先生達は、必死にキュアミラクル達を応援した。皆の思いを力に変え、キュアミラクル達はシャドウマターを倒した。
願いの石は粉々に砕け散った。次はまた100年後に誕生するのだ。モフルンはまたクマタと会うことを約束した。クマタは子グマに誘われ、クマ達の元に向かっていった。
映画『魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』の感想・評価・レビュー
モフルンを中心とした物語となっており、モフルンのファンは必見の作品となっている。キュアモフルンに変身した姿はとても可愛く、映画ならではの特別な設定だったと言える。ダークマターは怖い見た目をしているが、クマタは小柄で他のクマ達と変わらず可愛かった。ファンシーな世界観に対して、メッセージ性はとても強かったと思う。皆から疎外されているダークマターを見て、子供だけではなく大人も色々と考えさせられるストーリーになっていたと思う。(MIHOシネマ編集部)
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