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映画『ステップ・アップ』あらすじとネタバレ感想

映画『ステップ・アップ』の概要:2006年制作のアメリカ映画(原題:STEP UP)。チアーズの振付師アン・フレッチャーの初監督作品であり、様々なダンスを組み入れた楽しさのある青春ストーリーである。

映画『ステップ・アップ』 作品情報

ステップ・アップ

  • 製作年:2006年
  • 上映時間:100分
  • ジャンル:ラブストーリー
  • 監督:アン・フレッチャー
  • キャスト:チャニング・テイタム、ジェナ・ディーワン、マリオ、ドリュー・シドラ etc

映画『ステップ・アップ』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★☆☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

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映画『ステップ・アップ』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『ステップ・アップ』のあらすじを紹介します。

舞台はアメリカのボルチモア。
貧しい家で育った高校生タイラーは天才的なダンスの才能があった。
しかし、現実的に夢をみることなど許されない生活の彼は日々何となく過ごしている。

ある日、仲間と忍び込んだ芸術学校で器物破損の事件を起こしその場で逮捕されてしまう。
彼の処分は芸術学校での200時間の清掃の奉仕活動。
その活動中夢に無向かいひたすら努力を続ける令嬢のノーラと知り合い、自分の人生について考え始める。
ノーラだけではなく芸術学校の生徒たちと徐々に触れ合う中できづいてきたこと。
自分も夢を持っても良いのだということだった。
彼はダンサーになるという夢を持ち、その才能を開花させていく。
彼のヒップホップダンスは素晴らしく、環境の壁を乗り越え成長しようとする。

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映画『ステップ・アップ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『ステップ・アップ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ピュアな映画が好きな人にはオススメの青春映画

最初からラストシーンの予想が完璧についてしまう映画。
でもこの映画はそんなことは全く問題ではなく、むしろなってくれないと困るくらい応援している自分に気が付く。

話としては昔からありがちのサクセスストーリーで、不良だった青年が人信じ夢を持ち人生を見つけていくというもの。
でもこのような純粋な映画はいつ見ても気持ちの良いものである。
わかってはいるものの期待し、主人公の青春に便乗しているかのような錯覚に陥ってしまう。
そうして一緒に夢を追い帰る彼女と仲間うちでの葛藤が芽生え、不良たちを裏切っているかのような気分に襲われ悩むという設定。

この手のシーンは鉄板であり、仲間を裏切るわけではないということを色んな人から学んでいくのだ。
ひねくれもせず新しさも全くない内容だが、安心してピュアな映画を見ることが好きだという人にはピッタリの映画である。

劇中で二人が踊るダンスが魅力的でオススメ

バレリーナのヒロインとヒップホップダンサーの彼。
2人で融合していくジャンルの違うダンスがまた面白い。
ダンス好きには興味深い内容で、ドリームガールズのようなミュージカル性があるわけでもないので人を選ばず楽しむことができる。
本当に踊ることができる2人だから見ている側も納得できるし、ビジュアルとしても美しい。

実は中々良いキャスト陣

そんなにメジャーではないが意外と俳優がよかったという映画にあたったことは無いだろうか?
本作がまさにそうである。
名前も知らずに鑑賞してみたが演技力もダンス力もあり「おっ!」と感心した。
あまり期待せずに見ることも映画を楽しむ上で大切なことである。
ぜひ何となく見て感動して欲しい1本。


チャニング・テイタムはこういう熱い男が本当に似合います。そもそもダンスをテーマにした映画は「考えるな、感じろ」的な要素が強いと思うのですが、中でも今作はハートで感じて踊るようなシーンが目立っていて鳥肌が立つほど感動しました。
身体にズドンと響くようなヒップホップと、可憐で美しいバレエの要素が混ざった2人のダンスは本当に素晴らしいです。演技には見えないほど自然体な表情をするタイラーとノーラに注目して見て欲しいです。(女性 30代)

映画『ステップ・アップ』 まとめ

ダンスやミュージカル映画の人気は根強いものがある。
話があまり面白くなくてもそれなりに別物として楽しむことができるし、元々音楽やダンスに興味がある人も多く見ているわけだからそこが上手ければ納得して帰ってくれるということも考えられる。

しかしそれで話が魅力的だとさらに良い。
本作品は忘れていた童心のようなものを思い出させてくれ、元気な気持ちにさせてくれる。
不必要に小難しく描いていないため、すんなり見ることができるし良い意味で簡単な映画である。

休日や時間がないが映画を見たいときなどは頭を使いたくないもの。
こじゃれて頭ばっかり使う映画がたくさんあるが、たまにはこのようなわかりやすく心のストレートに響く映画も良いものだと思う。

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