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映画『ダブルチーム』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『ダブルチーム』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ダブルチーム』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『ダブルチーム』の結末までのストーリー
  • 『ダブルチーム』を見た感想・レビュー
  • 『ダブルチーム』を見た人におすすめの映画5選

映画『ダブルチーム』の作品情報

ダブルチーム

製作年:1997年
上映時間:93分
ジャンル:アクション
監督:ツイ・ハーク
キャスト:ジャン=クロード・ヴァン・ダム、デニス・ロッドマン、ミッキー・ローク、ポール・フリーマン etc

映画『ダブルチーム』の登場人物(キャスト)

ジャック・クイン(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)
元CIA捜査官。優れた頭脳と鍛え上げられた肉体を持ち、あらゆる任務を成功させてきた実績を持っている。引退後は妻のキャサリンと南フランスで優雅に暮らしていた。テロリストのスタヴロスは宿敵。
ヤズ(デニス・ロッドマン)
アントワープの武器商人。派手好きで毎回、髪の色を変えるのが趣味。高身長で多少の荒事にも動じない。武器の扱いに長けており、地雷の解除もすることができる。
スタヴロス(ミッキー・ローク)
テロリスト。ジャックの宿敵であり、妻子を殺されたことでジャックの妻キャサリンと子供を攫い、人質にする。
キャサリン・クイン(ナターシャ・リンディンガー)
ジャックの妻で妊娠中。彫刻家で夫をとても愛している。スタヴロスによって捕らえられるも、好待遇されていた。

映画『ダブルチーム』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『ダブルチーム』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダブルチーム』のあらすじ【起】

CIAから引退して3年。身重の妻キャサリンと南フランスにて過ごしていたジャック・クインは、穏やかで幸せな生活を送っていた。
だがそんなある日、元同僚が彼の自宅へやって来て宿敵であるテロリスト、スタヴロスが再び動き出したことを知らされる。同僚はジャックに復帰を促し、去って行くのであった。

心配する妻を振り切って、集合場所のアントワープへやって来たジャック。彼はそこで武器商人のヤズという男を訪ね、大量の武器を入手。その後、CIAのデルタチームと合流し、作戦を決行するべくスタヴロスが現れるという遊園地へ向かった。

各員が配置につきスタヴロスを待ったが、様子がおかしいと気付いたジャック。情報通りにスタヴロスは現れたが、更に彼の妻と6歳の息子が姿を現す。ジャックは作戦の停止をしようとしたが、捜査員が狙撃されたため、たちまち遊園地では銃撃戦が開始される。そのせいで、スタヴロスの妻子は命を落としてしまい、ジャックは敵からの攻撃を避けつつ、逃走するスタヴロスを追うのだった。

あるビルへ逃げ込んだため、ジャックもまた中へ。警戒を緩めることなく、攻撃を躱し奴と対峙。激しい戦闘を繰り広げたが、託児所にいた赤ん坊を助けたジャック。手榴弾の爆発に巻き込まれ、意識を失ってしまうのだった。

映画『ダブルチーム』のあらすじ【承】

意識を取り戻したジャックは任務に失敗したことで、世間ではすでに死亡したことにされていた。彼は神経ガスで脅され、やむを得ず契約を交わす。そこは、コロニーと呼ばれる場所で、任務に失敗した元諜報員や元宿敵などが集められていた。

コロニーは政府機関と密接しており、世界的テロを防ぐ最後の砦だと言う。そこではあらゆるテロリストの行動や犯行を分析し、政府機関への提言や事件の早期解決を目指しているのだった。

コロニーの住民には監視人がつくらしく、脱走した者は即座に捕らえられ始末されると言う。更にコロニー内では特殊な腕時計を装着するのを義務付けられている。その時計は装着者の位置情報と直接に指令が下されることもあるようだった。ジャックは綿密な脱走計画を練り、自らの肉体を鍛え上げることにする。

コロニーに来てから3か月が経過。あらゆる能力を駆使して工作を行い、更に肉体を鍛え上げたジャックは、全ての準備を整えその時を待った。物資が島の近くに降下し回収する間だけ、脱走防止で海に張り巡らされたレーザーが解除される。その時を狙って海へ飛び込んだジャックは、更に回収される荷物へとしがみつき、レーザーが再稼働する寸前にコロニーからの脱走を成功させた。

映画『ダブルチーム』のあらすじ【転】

荷物から輸送機へ乗り込んだジャックはパイロットを脅し、アントワープのヤズの元へ。半ば無理矢理、武器庫へ入り込み武器を売ってもらおうとしたが、現金を持ち合わせていなかったため、拒絶されてしまう。そこで、CIAの口座を開くコードを教えることで、ヤズの了承を得る。

ヤズと共に自宅を目指したジャック。だが、自宅には罠が仕掛けられており、爆発に巻き込まれてしまう。どうやらスタヴロスの手下らしく、即座に銃撃戦へ突入。無事に難を逃れた。家の近くに停車していた車から情報を得たジャックは、ヤズと共に次の目的地であるローマを目指す。

ローマにてジャックに息子が産まれると知ったヤズは、彼に協力することを決意。情報によると、あるホテルにてスタヴロスがハロウィンパーティーを開くらしい。
同じ頃、スタヴロスはキャサリンを誘拐したものの身重であるため、丁重に扱っていた。だが、ジャックがパーティーの件を突き止めた際、キャサリンが産気づいてしまう。

市内の広場にて奴が現れるのを待ち構えていたジャックは、スタヴロスと再会。だが、その時を待っていたのか、CIAの追手までもが現れ広場はたちまち騒然となる。騒動に紛れて逃走し、スタヴロスが滞在するホテルへヤズと共にやって来たジャックだったが、そこには敵が待っているだけで、妻も宿敵もいないのだった。

キャサリンを病院へ搬送したスタヴロス。彼女はしきりにジャックの名前を呼んでいる。
同じ頃、ジャックはヤズの仲間がいるという教会へ。そこの地下には、大型の通信機器が設置されており、修道士たちが情報を集めていた。ホテルにて処方箋を入手したジャックは、それらから情報を得ようとしたが、向こうから誘うように情報が送られてくるのだった。

映画『ダブルチーム』の結末・ラスト(ネタバレ)

教会の地下道を進み、キャサリンが出産を行っている島の病院へ。中へ侵入したが、ひっそりとしておりやけに静かである。あらゆる場所に潜んでいる見張りを次々に撃破し、処置室へ辿り着いたジャック。彼はそこで出産を終えたキャサリンとようやく再会を果たした。

だが、そこに産まれたばかりの息子の姿はなく。恐らく、人質としてスタヴロスが連れて行ったのだろう。居場所を特定したジャックは、奴の元へ。スタヴロスは闘技場で待ち構えており、ベンガルトラと勝負しろと言う。闘技場の床には地雷が仕込まれている。トラと対峙したジャックだったが、そこへバイクに乗ったヤズが現れ、早々に赤ん坊を救出。

その後、トラを逃がしたジャックは、闘技場へ戻りスタヴロスへと最後の勝負を挑んだ。力量は互いに互角と思われたが、ヤズの工作により地雷を踏んでしまうスタヴロス。そこへ、運悪くトラが現れ窮地に陥る。ジャックとヤズは赤ん坊を連れて逃走したが、スタヴロスは自らの破滅を察して地雷を発動させるのであった。

1つの地雷が爆発すると、他の地雷も誘爆する。ローマの闘技場は一瞬にして大爆発に巻き込まれる。ヤズが自販機を盾にしてくれたため、どうにか助かった。そうして、愛する一人息子と対面を果たしたジャック。ヤズは彼と赤ん坊を先に逃がし、最後まで残って事態の収拾を引き受けてくれるのであった。

映画『ダブルチーム』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

主人公の相棒、武器商人役を元NBAバスケットボール選手のデニス・ロッドマンが演じたことで話題を呼んだ作品。主人公のジャン=クロード・ヴァン・ダムのアクションはもちろんのこと、デニス・ロッドマンもなかなか素晴らしいアクションをこなしている。

任務に失敗した主人公がコロニーに入る意味があったのかどうか。少々、腑に落ちない感じは否めない。アクションはやはり素晴らしく、若きヴァン・ダムの尋常ならざる動きが拝める。(MIHOシネマ編集部)


デニス・ロッドマンって結構演技が上手いしアクションもいけるんだと驚いた今作。元NBAのスーパースターがまさかジャン=クロード・ヴァン・ダムと共演しているとは知らず、かなり興奮して鑑賞してしまいました。
この2人だけでも十分見応えがあるのですが、ミッキー・ロークも登場しアクション全開のやりたい放題で見ていて楽しかったです。
ストーリーは特に無いので、ヴァン・ダムの筋トレやロッドマンの個性的なキャラクター、ちょっと可愛いミッキー・ロークなどファンにはかなりオススメの作品です。(女性 30代)


ジャン=クロード・ヴァン・ダムとデニス・ロッドマンの共演という異色のキャスティングに惹かれて鑑賞。正直、ストーリーの深さはそれほど期待していませんでしたが、アクションの連続で退屈せずに楽しめました。終盤のコロシアムでのトラップ満載のバトルシーンはB級映画らしい荒唐無稽さがあって逆に良かったです。ロッドマンのキャラも謎すぎて笑えるレベル。(30代 男性)


完全にアクション目当てで観たら大正解。ヴァン・ダムのキレキレの格闘と、ロッドマンの奇抜なファッション&キャラの組み合わせが意外と相性良し。物語はツッコミどころ満載だけど、爆発、銃撃、格闘のオンパレードで「これぞ90年代!」って感じでした。娯楽作品として割り切ればとても楽しい一本です。理屈よりテンポとビジュアル派におすすめ。(20代 男性)


若い頃にテレビで観た作品で、改めて再視聴。やっぱりこの時代のアクション映画って“勢いとキャラクターの濃さ”が魅力。ジャン=クロード・ヴァン・ダムが妻子を守るために奮闘する姿は王道だけど熱い!終盤の虎が出てくるシーンは何度見ても「どうしてそうなった!?」とツッコミたくなるけど、それも含めて楽しい。懐かしのB級アクション!(40代 男性)


女性目線だとロッドマンのビジュアルに最初は驚いたけど(笑)、不思議と途中からクセになる存在感。ヴァン・ダムのアクションは相変わらず華麗で、特にトラップをかいくぐるシーンは見応えありました。展開に無理はあるけど、それを突き抜けた演出と演技で魅せる力がこの作品にはあると思います。アクション初心者でも気軽に楽しめる一本。(30代 女性)


筋肉と爆発とド派手な演出の三拍子が揃った、ザ・90年代アクション!ジャン=クロード・ヴァン・ダムが主人公として活躍する中、まさかのロッドマンがサポート役という驚きの設定。セリフはちょっと安っぽい部分もあるけど、テンポがいいので気にならない。派手さ重視のアクションを求めている人には、ピッタリの作品だと思います。(20代 男性)


ジャン=クロード・ヴァン・ダムの映画は昔から好きだけど、これは中でもぶっ飛んでて記憶に残ってる。正直、ストーリーはめちゃくちゃ(笑)。でも、最後の虎と地雷のシーンなんかは「そう来たか!」と笑いながら見ちゃう。ロッドマンの奇抜すぎるファッションと行動も、時代を感じさせる名(迷)演出。頭を空っぽにして観るには最高。(50代 男性)


ヴァン・ダム好きとしては見逃せない一本。序盤から飛ばしていて、静かなシーンはほとんどなし。テンション高めの演出と、デニス・ロッドマンのぶっ飛んだキャラのギャップが面白い。特に、トラップ満載のラストバトルは何回見てもハラハラできる。リアルさとか細かい設定にこだわらない人には文句なしに楽しめるアクション映画だと思います。(20代 女性)


90年代の“ちょっとダサかっこいい”アクションが好きな人にはたまらない一本。ジャン=クロード・ヴァン・ダムの美しい回し蹴りに惚れ直しました。デニス・ロッドマンのキャラがとにかく濃くて、場面ごとに笑いも混ざるバランスが良い。ストーリーよりも勢いで見せるタイプの映画だけど、変に深刻にならないのが逆に良かったです。(30代 男性)

映画『ダブルチーム』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ダブルチーム』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

タイムコップ

この映画を一言で表すと?

ジャン=クロード・ヴァン・ダムの魅力が炸裂するタイムトラベル×アクションの傑作。

どんな話?

タイムトラベルが可能となった近未来、過去改変を防ぐための警察「タイムエージェンシー」に所属する主人公が、愛する人と未来を守るために時を超えて戦う。アクションとSF要素が絶妙に絡む娯楽作。

ここがおすすめ!

本作同様、ヴァン・ダム主演で“家族を守る男”というテーマが貫かれている。アクションはもちろん、時間を超えたドラマ性もあり、スリルと感動のバランスが心地よい。ヴァン・ダム作品初心者にもおすすめ。

フェイス/オフ

この映画を一言で表すと?

ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタが顔を“交換”して激突する異色のアクションスリラー。

どんな話?

FBI捜査官とテロリストが顔を入れ替えるという驚きの設定の中で、互いに相手の人生を生きながら死闘を繰り広げていく。アクション、心理戦、人間ドラマが高密度で詰まった名作。

ここがおすすめ!

『ダブルチーム』のようなぶっ飛んだ設定とアクションが好きな人にぴったり。顔を入れ替えるという非現実的な展開ながらも、演技力と演出で緊迫感を保ち続ける。ド派手アクションが好きなら必見!

ザ・ロック

この映画を一言で表すと?

伝説の刑務所を舞台に繰り広げられる緊張と爆破のフルスロットル・アクション。

どんな話?

アルカトラズ島を占拠したテロリストに対抗すべく、元囚人とFBIの化学兵器専門家がタッグを組む。時間制限つきの極限ミッションが、緊張感あふれる展開を生み出す。

ここがおすすめ!

ヴァン・ダム&ロッドマンの異色コンビに魅力を感じたなら、本作のショーン・コネリー×ニコラス・ケイジのタッグもハマるはず。緻密なストーリーとスリリングな展開、見応え抜群のアクションが揃っています。

トゥルーライズ

この映画を一言で表すと?

アーノルド・シュワルツェネッガー主演、家族を守る“二重生活スパイ”が大暴れする王道エンタメ。

どんな話?

普段は冴えないサラリーマンを装う主人公が、実は国家のエリートスパイ。家族に秘密がバレそうになりながらも、世界の危機を救おうと奔走する。笑いとアクションのバランスが絶妙。

ここがおすすめ!

『ダブルチーム』と同じく、スパイ×家族×アクションという構成。終始テンションが高く、ユーモアも満載なので気楽に観られる娯楽大作。アクションにちょっと笑いがほしい人にもおすすめです。

エグゼクティブ・デシジョン

この映画を一言で表すと?

飛行機内で繰り広げられる命懸けの救出作戦が息もつかせぬ展開を生む。

どんな話?

テロリストに乗っ取られた旅客機を、特殊部隊と民間の分析官が協力して制圧しようとするスカイアクション。予想を裏切る展開と、計算された緊張感が魅力のサスペンスアクション。

ここがおすすめ!

チームワーク×特殊任務×爆破×タイムリミットと、『ダブルチーム』で味わえるアドレナリン全開の展開がここにも。派手すぎない分、リアリティのある緊張感と巧妙な脚本が光ります。緊張感重視の方に。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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