映画『SAFE セイフ』の概要:2012年制作のアメリカ映画(原題:Safe)。ジェイソン・ステイサムとタランティーノ組のプロデューサー、ローレンス・ベンダーがタッグを組んだハードボイルドアクション映画。
映画『SAFE セイフ』 作品情報
- 製作年:2012年
- 上映時間:94分
- ジャンル:アクション
- 監督:ボアズ・イェーキン
- キャスト:ジェイソン・ステイサム、キャサリン・チェン、ジェームズ・ホン、クリス・サランドン etc
映画『SAFE セイフ』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★★☆☆
[miho21]
映画『SAFE セイフ』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『SAFE セイフ』のあらすじを紹介します。
物語はNY。
今でこそマイナーな総合格闘技のファイターに成り下がったルーク(ジェイソン・ステイサム)はかつて元市警の特命刑事として活躍していた。
八百長の試合で間違って相手をKOさせてしまった彼は、ロシアのマフィアに妻を殺害されてしまう。
この事件がきっかけでホームレスとなり自殺まで考えていたルークだったが、あるとき妻を殺したマフィアに追われている中国人の少女をみかける。
見かねたルークは少女を救出するも、彼女はチャイニーズマフィアや汚職していると噂の立つ刑事たちからも追われていた。
彼女は一度見た数字を記憶する天才。
その才能を見込んだチャーニーズマフィアのボスは彼女を囲い、不正に得た金銭などの金庫の管理に利用していたのだ。
ロシアンマフィアはこの金庫の強奪を企んでいたため、彼女がどうしても必要だった。
刑事たちはどちらか強い方につこうと企んでいた。
そんな時彼女がチャイニーズマフィアに捕まってしまう。
ロシアンマフィアのボスの息子を拉致しチャイニーズマフィアの金庫がどこにあるか聞き出すルーク。
それは違法カジノの地下だった。
汚職刑事たちをそそのかし踏み込んだルークは少女を救出しようとするも、この事件の背景に市長も絡んでいる陰謀が隠されていることを知ってしまう。
それでも少女を助けたいルークはその陰謀と闘うことを決意するのだった。
映画『SAFE セイフ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『SAFE セイフ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
よく考えたら相当アナログ
「中国人の少女が数字に天才的才能を持っていてその金庫の鍵を握っている」なんてことは映画の中では素通りしてしまったが、後々考えると実は相当アナログである。
この機械時代でかなり高度なデジタル化が進んでいる中での1人の少女頼みというのも有り得ないだろう。
しかしジェイソン・ステイサム主演の映画というのは不思議な魅力があり、こんなアナログご都合主義の演出でも気にならないから不思議である。
きっとアクションが充実している上、話の高度さはあまり求めていない人が多いということなのかもしれない。
ピンチが多すぎ!どれだけ闘うんだ!
このジャンルの映画は敵もまた主役。
多勢に立ち向かう主人公がヒーロー化されて話がまとまるというものである。
だから多少は仕方がないが、チャイニーズマフィアにロシアンマフィアに汚職警官、さらにNY市長とは。
いくらのステイサムも息切れしてしまうのでは?
少々やりすぎで笑ってしまう。
普通に無難なアクション
予想通りという方もおおいはず。
ステイサムとセガール映画は大体パッケージの通り。
可もなく不可もなくある意味全く裏切りません。
アクションシーンは迫力もあり、見所満載。
ストーリーの突っ込みどころは置いておいても、特別感もなくつまらなくもなくの不通のアクション。
しかしこれは良い意味である。
つまらなくはないのだからこれで良いと製作陣も思っているのでは?
すごく面白いアクションは話も凝っていなきゃいけないし、実は見るのも疲れてしまうこともしばしば。
娯楽作品として時間を潰すのであればこのくらいで十分な気がする。
それがステイサム映画の醍醐味なのかもしれない。
ジェイソン・ステイサム主演だから安心してみていられる今作。彼の主演映画はどれも似たようなパッケージで、無敵のステイサムが戦うという同じようなストーリーなのでどの作品を鑑賞したのかわからなくなってしまうほど。しかし、どれを見ても安定した面白さがあるんです。
殺し屋、警察、強盗などどんな役を演じてもしっくりくるのが彼の凄いところですが、今作も寡黙だけど強くて優しいキャラクターは彼のイメージにピッタリだったと思います。
テンポも良いので気軽にサクッと見られる作品でしょう。(女性 30代)
映画『SAFE セイフ』 まとめ
一言でいって普通に面白い映画。
実はこれは一番欲しい評価ではないだろうか?
決してつまらなくはないし、だからといってもう1回見たいのだと意気込むほどのものでもない。
通りすがりに鑑賞したら偶然面白かった程度のラッキー具合である。
しかし映画というのは娯楽作品なのだからこれで良い。
ジェイソン・ステイサムというのはアクションシーンに長けている上、表情も渋くて格好良い。
女性のファンがつきそうな俳優である。
トランスポーターシリーズでも相当ファンを楽しませたが、同じくらいの迫力シーンを自らが演じ見せてくれる。
CG処理が進む映画界の中で貴重なアクションであり、見て欲しい俳優である。
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