この記事では、映画『ザ・シューター 極大射程』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『ザ・シューター 極大射程』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。
映画『ザ・シューター 極大射程』の作品情報

上映時間:126分
ジャンル:アクション、サスペンス
監督:アントワーン・フークア
キャスト:マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローヴァー、ケイト・マーラ etc
映画『ザ・シューター 極大射程』の登場人物(キャスト)
- ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)
- 元海兵隊の狙撃手。狙撃手の腕は超一流。ある任務中に、友人であり観測手のドニーを亡くす。現在は退役しており、人里離れた山小屋で暮らしている。
- ニック・メンフィス(マイケル・ペーニャ)
- FBIの新人捜査官。ボブに襲われ、車と銃を奪われてしまう。犯行に疑問を抱き、独自に調査を進める。
- アイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローヴァー)
- 元軍人。ボブに大統領暗殺の阻止を依頼する。本当の目的は他にあり、ボブを利用する。
- サラ・フェン(ケイト・マーラ)
- ボブの友人だったドニーの婚約者。ドニーの希望で看護師の勉強をしていたが、本当は血が苦手。現在は教師。
映画『ザ・シューター 極大射程』のネタバレあらすじ(起承転結)
映画『ザ・シューター 極大射程』のあらすじ【起】
アメリカ軍キャンプ・ルモニエ、エチオピア。狙撃兵のボブ・リー・スワガーは友人で観測手のドニー・フェンの指示の下、敵兵を狙撃していた。だが、想定していたよりも敵兵の数が多く、迫撃砲で攻撃されてしまう。ドニー達は上官にそのことを伝えた。だが、上官はドニー達を見捨て、撤退することを決めてしまう。ボブ達は何とか脱出しようとするが、ドニーがやられてしまう。
36か月後。バージニア州CIA本部。ジョンソン大佐はボブについての経歴を確認した。海兵隊に所属していたボブは、CIAの命令で敵地に入り置き去りにされてしまった。ヘリコプターや100名の敵と交戦した。ボブを見捨てたCIA局員はその後行方不明になり、ボブが殺害したのではないかと言う噂が囁かれた。その後、ボブは退役した。
ジョンソン大佐は大統領暗殺を食い止めるため、ボブに協力を求めた。政府内の陰謀で捜査当局に頼れないため、ボブに白羽の矢が立ったのだ。大統領はこの2週間で3回公衆の面前に出る予定だった。場所は、ボルチモア、フィラデルフィア、ワシントン。犯人は1.6キロ以上離れた場所から狙撃する可能性があった。ジョンソン大佐は現地を調べ、狙撃地点を割り出すようボブに指示した。
ジョンソン大佐から愛国心の話をされたボブは大統領暗殺を放っておくことができず、調査を行うことにした。ボルチモア、フィラデルフィア、ワシントンを巡った結果、狙撃に適しているのはフィラデルフィアだけだった。しかも、演壇上にいる大統領を狙えば、楽に犯行を行うことができた。そのことをジョンソン大佐に報告した。

映画『ザ・シューター 極大射程』のあらすじ【承】
演説当日。ボブも観測手としてジョンソン大佐達と現場入りした。そこに、街に詳しいティモンズ巡査がやってくる。ジョンソン大佐はボブとティモンズを引き合わせて紹介した。その時、ボブはティモンズの腰についているホルスターの蓋が外れていることに気づき、注意した。
ボブは犯人の狙撃手を撃つよう指示するが、捜査員は誰も動かなかった。その間に、演壇上に銃が撃ち込まれ、ボブもティモンズに撃たれてしまう。ボブは怪我を負いながらもその場を逃げ出した。ジョンソン大佐とティモンズは始めからグルで、ボブを騙して始末しようとしていた。
ボブはFBIのニック・メンフィスを襲い、ティモンズの罠だと伝えて車と銃を奪った。そして、怪我の手当てを行い、ティモンズやFBIの追跡を掻い潜りながら逃走した。ニックはボブが潔白だと言っていたことが気になったが、上司や同僚達は取り合ってはくれなかった。ティモンズはボブが犯人だと公表していた。
ボブはドニーの婚約者だったサラに会いに行き、助けを求めた。そこで、亡くなったのが大統領ではなくエチオピアの大司教だと教えられる。ボブは自分が暗殺の犯人ではないことを話した。サラは警察に通報するのを止め、家に招き入れた。
映画『ザ・シューター 極大射程』のあらすじ【転】
事件の調査を行っていたニックは、狙撃手として一流の腕を持つボブが狙いを外し、大統領暗殺を失敗しているのが変だと思った。その他にもたくさんの不審点に気づき、上司のアローデス・ガリンドーに報告した。ティモンズに話を聞きに行こうとするが、彼は強盗に遭い殺されていた。
ニックは狙撃現場を確認し、1メートルほどの三脚とケーブルが使われた形跡があることに気づく。それを元に調べると、遠隔操作ができる銃に辿り着いた。ボブではなく何者かがその銃を使い、大司教を殺したのだ。
ニックは犯人に襲われたFBIとしてニュースで報道されていた。ボブは復讐をするため、ニックを使ってジョンソン大佐を誘き出すことにした。サラはボブに協力し、変装してニックに接触した。そして、ジョンソン大佐が乗っていた車の車体番号の写真をニックに渡した。ニックは車体番号を調べてみるが、セキュリティがかかっており自分では分からなかった。そこで、アローデスに助けを求めた。
アローデスの調査により、軍と太いパイプを持つ会社の車であることが判明する。報告を聞いていたニックは、ジョンソン大佐の一味に捕まってしまう。ニックは暴行を加えられ殺されそうになるが、ボブに助けられる。ニックは戻っても立場がないため、ボブに協力することにした。
映画『ザ・シューター 極大射程』の結末・ラスト(ネタバレ)
ボブ達は銃作りの名人に話を聞きに行き、死亡したと思われていた狙撃手のミハイロ・セルビアックが事件に関与していることに気づく。ニックはアローデスに連絡を取り、ミハイロの行方を探すよう頼んだ。
ボブは観測手として鍛えたニックと共に、ミハイロがいる屋敷に侵入した。ボブはジョンソン大佐の本名、ジョンソン大佐のボスの名前、大司教を殺した理由を尋ねた。ミハイロはジョンソン大佐の本名を知らなかった。だが、大司教が殺された理由は知っていた。アフリカで石油会社がパイプラインを通そうとしたが、村人は神のいないところへの移住を拒んだ。交渉をせぬまま、村人達は殺された。ボブがエチオピアで助けた者達は、村人を殺して埋めた者達だった。ボブも殺される筋書だったが、生き残ったのだ。黒幕はモンタナ州の上院議員チャールズ・F・ミーチャムだった。ミハイロはサラが捕まったことを明かし、自殺した。
ボブはミハイロの話を録音していた。それをサラと交換するようジョンソン大佐に話を持ちかけた。そして、仲介人としてチャールズを指名した。交渉場所に到着したジョンソン大佐達は、ボブを撃った。だが、ジョンソン大佐の一味が撃ったのは防護服を着たニックだった。ボブは敵を狙撃していき、サラを救い出した。
真相を聞いた者は殺される運命にあった。ボブはこれ以上死人を出さないようにするため、録音機を燃やして破棄した。チャールズを見逃し、ボブはFBIに捕まった。ボブは司法長官のラサートやFBI長官達がいる前で自身が潔白であることを証明し、ジョンソン大佐が犯人であることを証言した。さらに、ニックはアフリカで殺された村民の写真を見せ、ジョンソン大佐が惨殺したことを証言した。ラサート達はボブ達の話を信じるが、アフリカで起きたことはアメリカの国の法で裁くことはできなかった。ジョンソン大佐は逮捕されず、ボブは無罪放免となった。
ジョンソン大佐とチャールズが上機嫌に歓談していた。ボブは襲撃し、ジョンソン大佐達を始末した。そして、ジョンソン大佐の遺体に銃を置き、建物を爆破して犯行を偽装した。ボブはサラが乗っている車に乗り込んだ。
映画『ザ・シューター 極大射程』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)
物語の冒頭からボブが騙されていたことが分かったが、ストーリーの展開がおもしろく登場人物達も魅力的な人物ばかりだったため、飽きずにラストまで楽しむことができた。「このミステリーがすごい!」の海外部門で第1位に輝いた小説が原作なだけはあると思う。続編があれば見たかったなと思った。頼りなく見えたニックの正義感溢れる行動がカッコ良く、ボブとの相棒関係も素敵だったなと思う。銃撃戦も迫力があり、小説では味わえない緊張感を感じた。(MIHOシネマ編集部)
マーク・ウォールバーグが主演を務めていたこともあり、安心して見られる作品。アクションとサスペンス要素のバランスがよく、ラストまで飽きずに楽しめた。主人公のボブだけでなく、新人FBI捜査官のニックが物語の中で良い味を出していたと思う。ジョンソン大佐とチャールズの悪事について、国の法で裁くことができなかったというところで終わらず、制裁が加えられたところで物語が終わったのですっきりとした気持ちになる。ただ、ボブとドニーが二人の陰謀に巻き込まれてしまったのが、可哀そうだなと思った。(女性 30代)
マーク・ウォールバーグが主人公を演じる今作。軍人の役を演じることの多い彼ですが、今作ほどサスペンスやミステリー要素の含まれた作品は珍しいのではないでしょうか。邦題がかなりダサいのでB級作品かなと思っていましたが、かなり緻密に作り込まれたストーリーは簡単に引き込まれてしまうほど魅力的で、最後まで飽きずに見ることが出来ました。
騙されながらも、しっかりと復讐を果たしていくボブがとてもかっこよかったです。(女性 30代)
狙撃のリアリティと陰謀劇が噛み合った、非常に見応えのあるアクション映画だった。主人公が国家に利用され、濡れ衣を着せられる展開は王道だが、狙撃技術や軍事知識の描写が細かく、説得力がある。特に長距離射撃の理論や風の計算などはマニア心をくすぐる。最後に黒幕へ復讐を果たす流れは痛快で、娯楽性の高い一本だと感じた。(20代 男性)
陰謀に巻き込まれた一人の男の戦いを描いた作品で、テンポよく物語が進むのが印象的だった。主人公がただのアクションヒーローではなく、過去のトラウマや孤独を抱えている点が良い。政府の裏側や情報操作の恐ろしさが描かれ、単純な勧善懲悪では終わらない。ラストはスッキリするが、どこか苦味も残るのが印象的だった。(30代 女性)
原作付きらしい骨太なストーリーで、単なる銃撃戦映画とは一線を画している。スナイパーという特殊な職業に焦点を当て、戦場での判断力や精神的負荷がしっかり描かれているのが好印象。主人公が真実にたどり着くまでの過程も丁寧で、陰謀のスケールが大きくなるにつれて緊張感が増していく。アクションとサスペンスのバランスが良い。(40代 男性)
アクション映画として楽しみつつ、政治的なテーマも感じ取れる作品だった。主人公が信じていた国家に裏切られ、孤立無援で戦う姿は切ない。狙撃シーンの静と動の使い分けが巧みで、銃声一発の重みが伝わってくる。最後に復讐を果たしても完全な救いはなく、その余韻が大人向けだと感じた。(50代 女性)
最初から最後まで無駄のない展開で、集中して観られた。主人公のプロフェッショナルぶりが徹底して描かれており、狙撃に関する描写は説得力が高い。敵役も単なる悪ではなく、組織としての冷酷さが強調されているのが良い。派手さよりも緊張感を重視した作りで、渋いアクション映画として評価したい。(30代 男性)
陰謀論的な要素が好きな人にはたまらない内容だと思う。政府高官や企業が絡む構図は現実味があり、観ていて怖さも感じた。主人公が追い詰められながらも冷静さを失わない姿が印象的で、知性で戦うタイプのアクションが新鮮だった。単なる爽快感だけでなく、考えさせられる部分もある。(40代 女性)
スナイパーを主人公にした映画の中でも、かなり完成度が高い部類だと思う。狙撃の準備や環境分析など、地味な工程を省略せず描いているのが好印象。陰謀の全貌が明らかになるにつれ、物語が一気に加速する構成も見事。ラストの決着は賛否ありそうだが、個人的には納得できた。(20代 女性)
映画『ザ・シューター 極大射程』を見た人におすすめの映画5選
ローン・サバイバー
この映画を一言で表すと?
極限状況で試される兵士の覚悟と生存本能を描いた、圧倒的リアリズムの戦場映画。
どんな話?
アフガニスタンで極秘任務に就いた米軍特殊部隊が、想定外の事態により敵勢力に包囲される。圧倒的な不利の中で、仲間との絆と生き延びるための選択を迫られていく。実話を基に、戦場の混乱と判断の重さを生々しく描いている。
ここがおすすめ!
『ザ・シューター』同様、軍事描写のリアルさが際立つ作品。銃撃戦の迫力だけでなく、判断一つが生死を分ける緊張感が全編を支配する。ヒーロー映画ではない、現実の戦場を体感したい人に強くおすすめ。
ジャック・リーチャー
この映画を一言で表すと?
狙撃事件の裏に潜む真実を暴く、知的で骨太なアクションサスペンス。
どんな話?
無差別狙撃事件の容疑者として逮捕された元兵士が、「ジャック・リーチャーを呼べ」と告げたことから物語が動き出す。捜査を進める中で、事件の背後に隠された陰謀が次第に明らかになっていく。
ここがおすすめ!
国家権力や情報操作が絡む構図は『ザ・シューター』と非常に近い。派手すぎないアクションと論理的な推理が融合し、主人公の孤独な戦いが際立つ。知性派アクションが好きな人に最適。
アメリカン・スナイパー
この映画を一言で表すと?
英雄と呼ばれた狙撃兵の内面を描いた、静かで重い戦争ドラマ。
どんな話?
イラク戦争で数々の戦果を挙げた米軍狙撃兵が、戦場と家庭の間で葛藤しながら任務を続けていく。戦争が人の精神に与える影響と、帰還後の苦悩が丁寧に描かれる。
ここがおすすめ!
狙撃という行為の重みを真正面から描いている点で『ザ・シューター』と共通。派手な復讐劇ではなく、狙撃兵の心理と孤独に焦点を当てた構成が心に残る。
ボーン・アイデンティティー
この映画を一言で表すと?
国家に追われる男の逃走と覚醒を描いた、スタイリッシュ・サスペンス。
どんな話?
記憶を失った男が、自身の正体を探る中で国家規模の陰謀に巻き込まれていく。追う者と追われる者の攻防が、ヨーロッパ各地を舞台に展開される。
ここがおすすめ!
政府に利用され、切り捨てられる構図は『ザ・シューター』と高い親和性がある。主人公のプロフェッショナルな立ち回りと緊張感ある演出が、最後まで飽きさせない。
エネミー・オブ・アメリカ
この映画を一言で表すと?
監視社会の恐怖を先取りした、スリリングな陰謀アクション。
どんな話?
偶然国家機密を手に入れた弁護士が、政府機関から命を狙われることになる。監視技術を駆使した追跡と、個人が国家に立ち向かう姿が描かれる。
ここがおすすめ!
権力による情報操作と個人の抵抗というテーマは『ザ・シューター』と共通。スピード感のある展開と現実味のある恐怖が、陰謀サスペンス好きにはたまらない一本。



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