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映画『ダーク・クライム』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ダーク・クライム』の概要:引退を間近に迎えたタデック刑事は、ある未解決事件を解決しようとする。ある男が水死体で発見されたのだが、彼は“ケージ”と呼ばれる売春クラブの常連だった。タデックは捜査を続ける中で、一人の作家に目星を付ける。

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映画『ダーク・クライム』の作品情報

ダーク・クライム

製作年:2016年
上映時間:93分
ジャンル:サスペンス
監督:アレクサンドロス・アヴラナス
キャスト:ジム・キャリー、マートン・ソーカス、シャルロット・ゲンズブール、アガタ・クレシャ etc

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映画『ダーク・クライム』の登場人物(キャスト)

タデック(ジム・キャリー)
定年間近の刑事。過去に失態を犯しており、今はデスクワークを任されている。前時代的な考えを持っており、捜査方法も古臭い。家族とは口数は少ないが良好な関係を築いている。
クリストフ・コズロフ(マートン・チョーカシュ)
ベストセラー作家。売春クラブの“ケージ”がある建物に住んでいたことがあり、タデックに犯人ではないかと疑われる。妻とは離婚しており、カシアと関係を持っている。
カシア(シャルロット・ゲンズブール)
コズロフの恋人。8歳になる娘と暮らしている。“ケージ”で客の相手をしていた過去があり、体には今もその時についたアザや傷などが残っている。

映画『ダーク・クライム』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ダーク・クライム』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ダーク・クライム』のあらすじ【起】

刑事のタデックは定年を間近に控えながら、ある事件の再捜査をしたいと考えていた。それは今や警察のトップに上り詰めたグレガー長官が携わった事件だった。“ケージ”と呼ばれる売春クラブに通い詰めていたサドウスキーという男が何者かに殺され、その犯人は捕まっていなかった。

タデックは独自に調べ始めた。“ケージ”のあった建物には当時、芸術家などが多く住んでおり、クラブを楽しんでいた。その中にはベストセラー作家となったクリストフ・コズロフも名を連ねていた。彼の新作をダウンロードしたタデックは、その内容に不可解な点があるのに気がつく。まるで“ケージ”で行われた性行為を描いたような記述や、サドウスキーが遺体で発見された時の状況と酷似する描写を発見したタデックは、コズロフに目をつけ、彼を調べ上げることにした。

タデックは捜査の一線から外され、今は事務処理や書類整理をやらされていたが、再捜査をしたいと申し出た。インタビューを受けるコズロフを任意同行で連行したタデックは彼に自供させようと尋問を開始した。

映画『ダーク・クライム』のあらすじ【承】

サドウスキーのとの関係を尋ねるが、コズロフはのらりくらりとはぐらかしてばかり。サドウスキーの死体が発見された時の状況は公表されていなかったが、コズロフの本にはまるで見たかのようなそっくりな描写が出てくる。それを彼に問い詰めたが、彼は徹底して無関係だと言い張った。

コズロフを長期間拘留するため、彼の家に覚せい剤を仕込んだタデック。コズロフが密かに会っているカシアという女性を突き止めた彼は、彼女に接触した。娘と暮らすカシアにコズロフとの関係やサドウスキーについて質問したが、彼女は何も知らないとしか答えなかった。

ウソ発見器も試したがコズロフは反応せず、事件に関わった証拠も出てこなかった。拘留期限となり彼は釈放されたが、その際、マスコミにタデックから暴力的な違法な取り調べを受けたと言い放ち、告訴すると宣言。コズロフが犯人だと疑わないタデックは証拠を掴もうと躍起になり、違法捜査だと知りながら小型マイクをコズロフの家に取り付けた。

映画『ダーク・クライム』のあらすじ【転】

グレガーに目を付けられたタデックは彼の命令により、上司のピョートルから捜査の終了を言い渡されてしまう。だが、上司もコズロフが犯人だと思っており、内密を条件に単独捜査をすることを許可してくれた。そんな時、グレガーが直々にタデックの前に現れ、深入りするなと忠告していく。捜査をしても何も変わらないと口にすると、彼は去って行った。

捜査に熱中していく一方で、家族との仲は急速に悪くなっていった。そこへカシアが娘を連れて現れる。誰かに監視されていると怯える彼女に、家まで送って行くとタデックは言ったが、妻は捜査を続けるなら家を出ていくと言いだした。だが、彼は捜査をやめる気は無く、カシアたちを送って行った。不安からカシアに求められたタデックは、誘惑に負けて衝動的に関係を持ってしまう。

コズロフは一転してサドウスキー殺しを自供し始めた。だが、タデックには別の考えがあった。彼はカシアの所へ行くと真実を話すように迫った。グレガーもサドウスキーも“ケージ”時代からの彼女の客で、カシアがコズロフに頼みサドウスキーを殺されたのではないかとタデックは考えていた。その話を聞いたカシアは否定したが、コズロフは私を愛してくれていたのだと呟いた。苛立ったタデックは、子供と引き離すと彼女を脅して供述書へサインをさせた。

映画『ダーク・クライム』の結末・ラスト(ネタバレ)

カシアの話をコズロフに告げると、彼女がサドウスキーにされたことを許せなかったのだと彼は語り、罪を認めた。芋づる式にグレガーの汚職も発覚し、彼は長官の座から辞任。後任はピョートルが務めることになる。

だが、タデックはある事実を知り驚愕する。サドウスキーの事件当日、コズロフは海外にいたので犯行は不可能だったのだ。しかし、彼が犯人だと疑わなかったタデックはそのことを見落としてしまった。これは正義じゃないとタデックは喚いたが、それを聞かされたピョートルはこれで良いのだと諭した。ピョートルは自分が長官に成り上がるために、タデックに捜査をさせていたのだった。

全ての証拠はきれいさっぱり無くなり、関係者も姿を消していた。コズロフは全てを承知した上で刑務所に入り、タデックの家族は家を出ていってしまった。タデックはマスコミに事件の詳細をリークし、それは大々的にメディアで報道された。

カシアの後を追ったタデックは“ケージ”のあった建物に辿り着く。彼女から真実を知りたいかと問われたタデックは頷いた。サドウスキーは極悪なサディストでカシアは酷い目にあっていた。そのため、彼女は行為の最中に彼を絞め殺し、コズロフに連絡したのだという。コズロフはカシアを愛していたため、何も聞かずに処理をしてくれた。カシアはコズロフと娘を愛していたので、どんなことでもする覚悟だった。

カシアは真実をありのまま話したが、その話はタデックには伝わっていなかった。彼は話を聞かされる前に、カシアが持ってきた酒を飲んでいた。その酒にはクスリが混ぜられており、深い眠りに落ちてしまったのだ。この後、タデックにどのようなことが起こるのかは、想像に難しくない。

映画『ダーク・クライム』の感想・評価・レビュー

コミカルで大げさな演技が得意なジム・キャリーが、それを封印してクールな役を演じているが、作品自体があまり面白くないため、彼の良さが引き出されていない。オチが非常に弱く、ストーリーが一本調子になってしまっている。また、説明不足のせいで説得力が生まれていない。タデックがサドウスキー事件に執着する動機。カシアとコズロフの愛の深さ。“ケージ”で繰り広げられていた行為の壮絶さなどが描かれていれば、少しは良くなったのではないか。(MIHOシネマ編集部)


主人公のタデックをジム・キャリーが演じているのだが、見た目がいつもと違うので最初彼だと気づかなかった。明るいコミカルな演技が素晴らしいのはもちろん知られているが、こういうシリアスな役も上手いなと思った。
タデックが事件を解明しようと捜査に勤しむのだが、捜査方法が違法だったり、無理矢理自供を取ろうとしたりするので、複雑な気持ちが常にあった。定年間近で焦っていたのかもしれないが、もっと正々堂々と捜査を行って欲しかったなと思う。(女性 30代)


これは完全にキャストミスでしょう。ジム・キャリーと言えば誰もがイメージするのがコミカルで明るいキャラクターですよね。そんな彼が今作で演じるのは、笑いの一切ないシリアスな役どころ。俳優なのでどんな役でも演じられるのは当たり前なのですが、今作はジム・キャリーの良さは一切無く、なぜ彼を選んだのだろうと考えてしまうほどでした。
ストーリーにもあまり深みはなく、よくあるこの手の作品と言った感じなのでわざわざこれを見る必要は無いかなと感じました。(女性 30代)

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