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映画『プロジェクトA』あらすじとネタバレ感想

映画『プロジェクトA』の概要:1983年公開の香港映画で、ジャッキー・チェンのブレイクのきっかけとなった作品。基本的にスタントを使わない彼の代表と言えるスタントが本作の「時計台落下シーン」である。

映画『プロジェクトA』 作品情報

プロジェクトA

  • 製作年:1983年
  • 上映時間:105分
  • ジャンル:アクション、コメディ
  • 監督:ジャッキー・チェン
  • キャスト:ジャッキー・チェン、ユン・ピョウ、サモ・ハン・キンポー、ディック・ウェイ etc

映画『プロジェクトA』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★★☆
  • 設定:★★★★☆

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映画『プロジェクトA』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『プロジェクトA』のあらすじを紹介します。

舞台は20世紀初頭の香港である。
マフィアや海賊がはびこる香港の闇社会に困り果てていた香港。
中でも海賊の横暴にお手上げだった海軍は、遂にイギリス人のメイ総督により「海賊撲滅作戦」を命令された。
その命令をうけた海軍突撃隊長のドラゴン(ジャッキー・チェン)は力が入っていた。

ある日海軍の出撃式に出陣していたドラゴン達だったが、その途中で港に停泊中の海軍の戦艦が海賊の仕掛けた爆薬で炎上してしまう。
船を失った海軍は日頃から仲の良くない陸軍に吸収されてしまった。
そんな時イギリス人VIP達が集まるクラブで海賊に武器の横流しをしているという情報を掴んだ海軍。

すぐさまクラブに向かうが、なぜか陸軍に入られ捜査を打ち切りに。
腹を立てたドラゴンはその場で海軍を辞職すると出て行ってしまった。
しかしイギリス人の乗る船が海賊に襲われ。人質に取られるという事態が発生。

メイ総督はドラゴンを復職させ、救助に向かわせる。
VIPクラブの経営者から海賊のアジトを聞き出すことに成功したドラゴン達は、「プロジェクトA」という計画を練る。
それはVIPクラブのオーナーになりすまし潜入、そこを陸軍に救出してもらうという捨て身作戦だった。

死闘の末、無事に数百人のイギリス人の人質を助け出すことができた。

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映画『プロジェクトA』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『プロジェクトA』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

言わずと知れたジャッキー代表アクション

この映画の最大の見所と言えば、地上25メートルの時計台にジャッキーがぶら下がり耐えられず落下するというシーンではないだろうか。
本作を見ていない人もアクションシーンの特集やテレビ番組か何かで紹介されているのをみたことがある人も多いのでは?
普段からアクションシーンにスタントマンを起用しないことにこだわりをもつジャッキーだからこそできる技であり、演出である。
そのため作品の中でも1度落下したシーンを2度、3度とリピートして放映されるという面白い手法が組まれている。

撮影秘話によると朝様子を見に行ったサモハンが午後見に行った時にもまだぶら下がっていて、本当に力尽きて落ちたというエピソードがあるほど、当人のジャッキーですらさすがに恐怖だったのかもしれない。
しかしもの作りにこだわりのある人間だからこそ出来た、後世に残る驚異のシーンになったに違いない。

海軍と陸軍の闘う酒場のドタバタ劇がお約束

ジャッキーと言えば血を流さない程度のコミカルなドタバタ喧嘩のシーンがお約束である。
本作も海軍率いるジャッキーと陸軍率いるユンピョウの喧嘩が撮影されている。
そこら辺にある木の椅子やテーブルを見事なまでに利用するアクションはコミカルで面白い。

そして何より流血を嫌うジャッキーだからこそできる演出は脱帽である。
今の時代は武器で闘えばすぐに決着がついてしまう時代だが、子供からお年寄りまでみてほしいと敢えてそれをしない彼こそが真のエンターテイナーなのかもしれない。

主題歌が特殊で覚えやすい

1度はどこかで耳にしたことがあるこの主題歌。
みてない人でもジャッキー映画の主題歌だとわかってしまうほどの拡散ぶり。
ジャッキー映画の魅力の1つに主題歌があがる。
この音楽があるから盛り上がるし、記憶に残る。
しかし、あまりに主題歌とアクションシーンが目立ちすぎ『これってこんな話だったんだ!』と後でびっくりするようなこともあるので注意が必要。

映画『プロジェクトA』 まとめ

香港映画にジャッキーありというほど定着している。
日本でも80年代からのブームは凄まじく、現在の30代から40代は夢中になり真似をした人も多いのではないだろうか。
その中でも本作の人気は凄い。
海軍のセーラーを着たジャッキーの姿は眩しく男性だけではなく、女性をも魅了。
コミカルなカンフーや小技の聞いた演出に誰しもが明るい気分になれた。
流血せず人が残忍に殺されない明るい映画は老若男女を虜にし、今でも根強い人気がある。

現在は現役を退くタイミングを探しているというジャッキーだが、今後同じような才能の持ち主は出てこないかもしれない。
それはとても残念なことであるが、チャップリンのように後世にまで名を残せる有名人でいてほしいものである。

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