人気超大作『海猿』シリーズの第一作目。主演、仙崎大輔役は伊藤英明。ヒロイン・井沢環菜役は、加藤あい。映画『電車男』で主演を務めた伊藤淳史も出演している。
映画『海猿』 作品情報
- 製作年:2004年
- 上映時間:120分
- ジャンル:アクション
- 監督:羽住英一郎
- キャスト:伊藤英明、加藤あい、海東健、香里奈、伊藤淳史 etc…
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映画『海猿』 評価
- 点数:60点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★☆☆☆
- 映像技術:★☆☆☆☆
- 演出:★★★★★
- 設定:★★★★★
[miho21]
映画『海猿』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『海猿』のあらすじを紹介します。
物語は海上保安大学校の潜水士課程に本編の主人公の仙崎大輔が入校するところから始まる。仙崎は地上や船上勤務が退屈という理由で潜水士を目指した。
教官が1人1人の新入校生達に本当に潜水士を目指す理由を問い詰める。本音の理由は人様々であった。教官は非常に厳しく、訓練生たちを戒める意味を込めて「最前線に楽しい事はない」と言い、訓練生達の反感を買っていた。
海上保安庁の訓練内容は陸上、水上問わず非常に過酷なものとなっており、人命についての現場選択の判断を求められるバディとの関係性では、意見の対立も生まれた。しかしこの過程は、潜水士になる為には避けて通れないものであり、訓練生は皆、バディとの関係も踏まえて訓練に取り組んでいく。
そして、訓練課程中に外出許可が出た時、訓練生同士の飲み会をしていた。その時にお酒の勢いもあって、仙崎と井沢環菜は出会う。最初は仙崎に反目していたが、仙崎を知っていくうちに彼に惹かれていくようになる。
潜水士を目指して訓練をしていく潜水士訓練生の情景。
潜水士として大切なバディの存在…。仲間との葛藤…。そして仲間生まれる絆。
果たして、仙崎達訓練生は無事訓練課程を消化して潜水士になれるのか…。
映画『海猿』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『海猿』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
教官の厳しさ
教官は仙崎に対して他の訓練生より若干厳しく接します。理由は、教官が過去に潜水士としてバディを死なせた事かあり、バディと業務における関係を非常に重視する為でした。物語が進むにつれて教官と仙崎を含めた訓練生が和解してゆくのは素直に気持ちのいいものでした。
仙崎の弱音
仙崎が海上保安官に就いた理由は、営業職で友人にまで商品を売る自分に嫌気が刺したためです。ちょっと現実感のある内容となっていてそこがまた良いと思えました。
チョットやり過ぎな潜水士
まず、訓練中に死人が出ています。この時点でかなり現実離れしていて潜水関係に恐怖すら覚えます。(訓練外の出来事とはいえ…)
また、バディである三島とも不仲であり、訓練を通じて絆を深めあっていくとはいえ、一歩間違えれば死んでいた恐れもあり…。ちょっと現実を通り越していますね。
現実でそのような事がないかと言われれば即答は出来かねますが、潜水士を目指している以上は安全第一を心掛けて訓練に励んで欲しいものですね。
伊藤英明の代表作とも言える『海猿』シリーズ最初の作品である今作は、潜水士を目指す男たちの過酷な訓練や、仲間との交流、少しずつ育まれていく絆など力強くて男臭い物語が描かれていました。
こういう男の世界の物語に恋愛要素は必要ないと思っているのですが、今作がヒットした所以は大輔と環菜の恋模様にあったように思えます。熱い男の世界で雰囲気を引きしめつつも、自然体な表情を見せてくれる大輔と環菜の関係でときめかせてくれました。
シリーズ通して楽しめる作品なので他の作品もぜひ見てほしいです。(女性 30代)
映画『海猿』 まとめ
潜水士の訓練が描かれた本作品ですが、潜水士としての職業の魅力と責任がとても表現出来ていると思いました。
私自身の感想としては、映画を見た後、一週間ぐらいは海上保安官になりたいと思ってしまうぐらい、“潜水士カッコいい!!”と思ってしまったぐらいです。
まぁあ、実際は想像以上に大変だと思うので、やめときたいですが…。しかも、仕事が海の上ばかり…。海猿シリーズを通して見ると、全国転勤で異動が多い印象を受けます。理解を得られるパートナー探しが大変そう。
でも、海猿メンバーが集まっている絵は非常にかっこいいです!
そして、使命の重い仕事だと思います。
仙崎大輔の成長を通して訓練生との絆が深まっていくというストーリー自体は、おもしろかったです。海猿シリーズを見たいと思うようでしたら、是非、本作から鑑賞してみて下さい。
海猿シリーズは全て鑑賞していますが、全体的に内容が濃くてオススメ出来る作品だと私は思います。
みんなの感想・レビュー
教官の厳しさの理由が、徐々に分かっていく物語です。「なんか格好良くてモテそう」だとか、「以前の仕事に不満があった」などの理由を引っ提げ、新人潜水士達が、教官に向かって、潜水士を志した理由を説明するシーンがありました。「楽しい事は無い」とハッキリ厳しく言い切った教官。その言葉の裏には、生死を分ける海という現場での厳しさ、実際に命を落としていった仲間との思い出があったのだなと感じました。実際に映画を見ていて、命を懸けて救命をする姿やバディーを大切にする姿を「かっこいい!」と思ってしまうほどでした。海の恐ろしさと、そこに立ち向かっていき命を救おうとする主人公たちの姿が見物の映画となっています。