映画『メリーに首ったけ』の概要:1998年製作のアメリカ映画(原題:There’s Something about Mary)。キャメロン・ディアスの出世作でとびきりキュートな女の子に恋をする純情男を主役に、おバカでちょっとHに描いたラブコメディ。
映画『メリーに首ったけ』 作品情報
- 製作年:1998年
- 上映時間:119分
- ジャンル:ラブストーリー、コメディ
- 監督:ボビー・ファレリー、ピーター・ファレリー
- キャスト:キャメロン・ディアス、マット・ディロン、ベン・スティラー、リー・エヴァンス etc
映画『メリーに首ったけ』 評価
- 点数:65点/100点
- オススメ度:★★★☆☆
- ストーリー:★★★☆☆
- キャスト起用:★★★☆☆
- 映像技術:★★★☆☆
- 演出:★★★☆☆
- 設定:★★☆☆☆
[miho21]
映画『メリーに首ったけ』 あらすじ(ストーリー解説)
映画『メリーに首ったけ』のあらすじを紹介します。
物語の舞台はロードアイランド。
作家志望のテッド(ベン・スティラー)は高校の時から13年間メリーに片思いをしている。
テッドは友人ドムの紹介で保険調査員ヒーリー(マット・ディロン)をメアリーが現在住むマイアミに派遣する。
彼女の身辺を探ってもらうためだった。
整形外科医になることに成功し、かつてと変わらぬ美しさで未だ独身でエンジョイしているらしいメアリー。
ヒーリーはそんな彼女に一目ぼれしてしまい、テッドに彼女が子持ちのデブ女になったと嘘の報告。
ヒーリーの報告が信じられないテッドは自らマイアミに赴くことにし、メアリーと再会を果たした。
だが、メアリーの周囲は相変わらずストーカーのような男にモテまくっている。
しかし何とかオセオセで念願の交際を始めることができたテッドだが、メアリーを調べるためにヒーリーを雇ったことがメアリーにバレてしまう。
メアリーの前に集まる彼女に恋をしているものたち。
そこにテッドがメアリーが最近まで交際していた彼女の“理想の男性”ブレットを連れてくる。
「彼こそがメアリーと結婚すべきだ」と男らしく身をひいたテッド。
そんなテッドに一気に惹かれたメアリーはテッドにキスをし結ばれるのだった。
映画『メリーに首ったけ』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)
映画『メリーに首ったけ』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む
キャメロン・ディアスの定番ラブコメディ
この映画で世界に彼女の名前を知らしめた話題作。
特にずっと片想いをしている小説家の役を、アメリカでは超人気のコメディ俳優ベン・スティラーが演じていることでも人気を博した。
それまでは彼女の持って生まれたキュートさがうまく噛み合わないような映画もあったのだが、本作品で一気に放出。
彼女の芯からの魅力で観客を虜にした。
少しエッチな仕上がりに世の男性たちは当時こぞってこの映画の話をしていたのを思い出す。
面白くて可愛い、それでいてエッチでお下劣な映画。
そんなものが存在した上に人気が出るという不思議な時代であった。
ベン・スティラーじゃなければダメだった
現代のチャップリンじゃないかと思うくらい、笑いに真摯に向き合い厳しい彼。
最近ではナイトミュージアムなどのコメディにも製作や演出、もちろん俳優として活躍し大ヒットを飛ばしている。
最近でこそ日本でも彼の知名度が上がってきたが、じつは以前はそんなに知られていなかった。
それが不思議である。
というのも映画規模を選ばないベンだからこそ、大型スクリーンの映画にこだわらず出演する。
そのため面白いのに万人うけする映画にばかりでるわけではないからだ。
これは非常にもったいないこと。
彼の笑いへの追求は相当なもので有名なのだ。
是非これを機会に彼の今までの作品を見てほしい。
映画史上珍しいお下劣さに挑戦
B級映画であるならばたくさんありそうなものだが、こんなにキャスティングも良いのにお下劣な物語はそうない。
しかも可愛くて人気と来たから当時びっくりしたのを覚えている。
親的には子供には見せたくない種類の作品であるが、大人的には地味に楽しめる映画である。
なんとなくタイトルを聞いたことがあったのと、大好きなキャメロン・ディアスの出世作ということで鑑賞。
とにもかくにもキャメロン・ディアスが可愛い。まるでバービー人形のような愛らしさにキラキラの笑顔、すでに大女優の風格を感じる。
だが、内容はこれといってめちゃくちゃ面白いわけでも感動するわけでもないただのコメディなので、彼女のファンでないなら特におすすめはしない。
個人的にはまだまだ幼さの残る、初々しい彼女が観られたので大満足である。(女性 30代)
キャメロン・ディアスが可愛すぎて彼女を追っているだけで終わってしまいます。作品の中であれだけモテて、ホラーのようなストーカーに遇うのも納得です。
内容は下品なラブコメディですが、最後までどうなるか分からないので、先が読める安いストーリー展開ではありません。ベン・スティラーの絶妙なダサさと、マット・ディロンのうさん臭い演技も良いです。
恋人や家族と一緒に観るのはおすすめできませんが、何も考えずに観れてハッピーになれる作品です。(女性 30代)
映画『メリーに首ったけ』 まとめ
現在キャメロンも年齢を重ね、ラブコメディから徐々にシリアスなものへの出演も増えてきている。
本物の女優への道を辿っているという雰囲気だ。
見た目は変わらず美しいがキュートというよりも、年相応の綺麗さというところであろう。
このときの彼女は本当に魅力的であったが、今もまた素敵な女優であることには間違いない。
本作品は彼女を語る上で欠かせない代表作であることは間違いないが、これだけではない。
今後彼女が出演する作品は常にみていたいし、その度この作品と比べてみたいと思うのだ。
本人がこの映画をいつまでもひきずられるのは嫌だろうとは思うが、周囲のひとはきっといつまでもメリーに首ったけのキャメロンでいてほしい。
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