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映画『ゾンビ大陸 アフリカン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』の概要:アフリカ大陸に、突如として溢れ出したゾンビ達。駐屯していた米軍は航空機で撤退を始めるが、途中、機内でトラブルが起こり墜落してしまう。かろうじて生き残ったエンジニアのブライアンは、死者の蠢くアフリカで助けを求め動き出す。

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』の作品情報

ゾンビ大陸 アフリカン

製作年:2010年
上映時間:105分
ジャンル:ホラー
監督:ハワード・J・フォード、ジョン・フォード
キャスト:ロブ・フリーマン、プリンス・デヴィッド・オシーア、デヴィッド・ドントー etc

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映画『ゾンビ大陸 アフリカン』の登場人物(キャスト)

ブライアン・マーフィー(ロブ・フリーマン)
ゾンビで溢れ出したアフリカ大陸から航空機で逃げ出そうとしていた米軍のエンジニア。機内でエンジントラブルと、ゾンビに噛まれた人間によるゾンビハザードから航空機が墜落してしまうも、辛くも無事に生還。生き残るためにゾンビまみれの大陸へと向かうこととなる。
ダニエル・デンベレ(プリンス・デヴィッド・オシーア)
西アフリカ軍に所属する兵士。彼が不在の間、故郷の村がゾンビに襲われ、その際に妻を凄惨な形で殺される。妻が息子を守ったお陰で、息子は無事に軍に拾われ逃げ延びた。ブライアンに協力する形で、息子を探す旅に出る。

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』のあらすじ【起】

アフリカ大陸では、動く死者――すなわちゾンビで溢れ返っていた。アフリカの米軍基地から飛行機で逃げ出した人々は、機内でのパンデミックとエンジントラブルにより墜落してしまう。機体は海に落下し、無事生き延びた米軍エンジニアのブライアンは、銃と家族の写真を手にアフリカ大陸を再び彷徨うこととなる。

一方、大陸の村はゾンビ達の襲撃により崩壊していた。とある一家の息子だけが無事生存し、軍と共に逃げ延びた。襲撃の後、まるで世界の終わりにでも直面したかのようなその村に、息子の父親であり、西アフリカ軍の兵隊・デンベレが帰還する。事情を聞いたデンベレは、自身の到着が遅れたことを悔やみつつも、息子を探しに向かうことを決意する。

ブライアンは偶然見つけた車で、広大な大陸から何とかゾンビ達の群れを掻い潜る。しかし、途中で車が岩に挟まってしまう。抜け出そうと必死になっている間にもゾンビ達は押し寄せてきてしまい、銃の弾も尽きてしまう。あわや、と思った時、窮地を救って切れたのは先のデンベレだった。そして、2人はそれを機に生き残るため互いに行動を共にする。

車道はゾンビの死体まみれだった。デンベレは基地へ逃げたのであろう息子を早く探したい、と言い、ブライアンは改めて助けてもらったことに礼を告げる。その一方で、デンベレは白人が何を考えているのか分からないとぼやく。米軍の傭兵は戦争を仕掛けてくる癖に医者や薬を送り込んでくる、とデンベレは言うが、ブライアンは自分はエンジニアであることを明かし、敵意がないことを訴える。

ブライアンは空港がないかデンベレに尋ねるが、米軍が爆破したと一蹴する。しかし、空軍基地は存在しているらしい。只、飛行機が存在している保証はどこにもない。それでも、一縷の望みに懸け行ってみる価値は無いかと問うブライアン。エンジニアである彼は、壊れた機体を修理できるかもしれないと話し、デンベレは車を譲ってくれることを条件に案内することを了承した。

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』のあらすじ【承】

デンベレはブライアンが何故ここにいるのかを尋ね、ブライアンは事情を説明する。逆にブライアンはデンベレの素性を尋ねる。デンベレの本来の任務は、死体を見張りゾンビ達の増殖を阻むことであった。だが事情が変わり、持ち場を離れ息子を探すこととなったのだった。

やがて、ブライアンらは基地の傍へと辿り着くが、ガソリンが切れてしまう。デンベレはガソリンの燃料缶を発見し、ガソリンの補充をする。その間、ブライアンは停電し灯りのない基地の中を探索する。懐中電灯のライト1つを頼りに暗闇の中を進んでいき、闇の中から現れたゾンビに襲われるブライアン。噛まれそうになりながらも何とか退治し、無線のある場所にまで辿り着く。しかし、無線でいくら救援を呼びかけようとも一向に返答はない。諦め、悲観に暮れるブライアン。

結局、飛行機は見つけられずに終わり、デンベレは軍の基地まで行けば飛行機もあるだろうと話す。独りで向かうには無謀かもしれないが、協力すれば可能性はあると言い、ブライアンもそれに望みを託すことにした。

日も暮れた頃に車へと戻り、燃料を給油するブライアン。その間にも容赦なく迫ってくるゾンビを、デンベレは「こうするしかない」とゾンビの頭部を刃物により切断していく。

やがて、食料と水、弾丸も少なくなり体力の消耗も激しかった。特にブライアンの疲弊は激しく、熱まで出しており、デンベレが交代し運転することに。日が明け、車を走らせていると相変わらず道には大量のゾンビとも犠牲者ともつかぬ遺体や千切れた手首、脚などの部位が大量に散らばっていた。

食料と水の確保のため、デンベレはアフリカ軍が護衛している村へと辿り着き、出てきた兵士に自らの身元とブライアンのことを説明する。それから、食料求めると兵士はそれを了承し彼らを村へと招き入れる。

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』のあらすじ【転】

その日の晩、村人とデンベレは他愛もない会話をしていた。それから、何気なく何故このような事態が起きたのかを尋ねてみる。村人は語る。1週間前、村の娘が死んだ筈の父を森で見かけた。それが全ての始まりだったのだと。その後、村は襲われたそうだ。デンベレは一体何が起きているのか、と漠然と問いかけるが村人は人類に天罰が下ったと答える。人間の強欲によって、人類は自然に淘汰されているのだろう――自然はそのバランスを取り戻そうとしているのだ、と。

ブライアンは熱と疲労から悪夢を見ながらも、翌朝には無事に熱が下がり出発する。しかし、デンベレは息子に会いたい一心から急くあまり車をエンストさせてしまう。ブライアンがすぐに修理にかかるが、冷却水が必要だった。ブライアンはその水を使おうとするが、デンベレは貴重な水を使うなと言う。ならば、基地までこの炎天下の中歩くことになってしまうと反論するブライアン。結局、デンベレは水を渡し、車は再び動き出す。

再び陽は落ち、車を走らせていたがゾンビにぶつかった衝撃で車軸が折れてしまう。不幸中の幸いで2人に怪我はなかったが、車はお釈迦になってしまう。ライトをつけると、目の前にはゾンビ達が大勢迫ってきており、何とか強行突破する2人。

車を失った2人は、ひとまず食事を取ろうとゾンビ達のいない場所で焚火を起こす。すると、ブライアンはデンベレの首に掛けられていたネックレスを見つけそれは何かと尋ねる。それは、デンベレの父が形見に残した先祖代々伝わる「希望」を意味するネックレスなんだそうだ。デンベレは息子にもそれを渡したい、と告げる。デンベレはブライアンに息子がいるか尋ねると、彼の息子は既に他界しているようだった。しかし、妻と娘を故郷に残してきており、この事態で連絡が取れないことを懸念していた。被害がどこまで広がっているのかさえも分からず、安否も分からないのだ。

弾丸の数も残り少なく、無事に基地まで辿り着けるか不安が募るが、溜まっていた疲労により2人は眠りに落ちていた。その間にもゾンビ達は進行してきており、デンベレが襲われ負傷する。無念そうに顔を伏せ、ブライアンは夜が明けた頃に彼を抱えゾンビ達のいない場所へと運ぶ。

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』の結末・ラスト(ネタバレ)

ブライアンはデンベレを寝かせ、「お前は命の恩人だ」と言葉を捧げる。デンベレは悲しむな、とブライアンに伝え、「頼みがある。私の魂を永遠に葬ってくれ」と言い残し、眠るように目を閉じた。そして、彼の願い通りデンベレを撃つブライアン。それから、彼のネックレスを手にし、再び旅を始める。

途中、ブライアンは赤子を抱えた母子に助けを求められ、せめて赤ん坊だけでも助けてくれと母親に頼まれる。母親の方はもう噛まれており、生きる屍になる前に自分を殺して欲しいと懇願する。赤ん坊を受け取る代わりに、その願いを聞き入れるブライアン。途中、避難民達が乗っている車に出会い赤ん坊を託し、ブライアンは再び基地を目指す。

ブライアンの孤独な旅は再開し、難所とされていた山脈をゾンビを凌ぎながらも何とか越え、基地の近くへと辿り着く。基地の傍ではゾンビ達が集まっていたが、ブライアンはデンベレの残した銃と刃物を使い、ゾンビ達を倒し基地の壁の向こうへと降り立った。

避難していた民間人から無線機を借り、それを修理し救助を求めるブライアン。奇跡的にも米軍基地に繋がり、飛行機と物資を送るよう頼むが、皆が撤収をしておりそれはできないと却下されてしまう。米軍基地も電力を停止し、危険な状況なのだという。ブライアンは残してきた妻と娘の安否を問うが、無念なことに既に亡くなっていた。絶望に打ちひしがれるブライアンの耳元に、米軍基地にもゾンビの群れが襲い掛かっている事実が届けられる。無情にも通信は途絶え、基地の壁も破られゾンビ達が押し寄せてくる。阿鼻叫喚に陥り、ブライアンも失意に暮れていた。そんな時、ブライアンがデンベレから預かっていたネックレスを見つけ、近づいてくる子供がいた――それは、無事に逃げ延びていたデンベレの息子だった。「希望」を意味するネックレス。デンベレの息子はそれを静かに受け取り、また、ブライアンもその僅かな希望に縋るように前を見据えるのだった。

映画『ゾンビ大陸 アフリカン』の感想・評価・レビュー

昨今、増え続けていた「走るゾンビ」ではなく「歩くゾンビ」である。しかし、鈍い動きでじわじわと迫ってくる、数の暴力でものを言わすゾンビ達の姿は、走るゾンビ達とはまた違った恐ろしさ。アフリカという、ほぼ隠れられない場所で起こる惨劇は絶望感を大いに煽る。台詞も少なく、車で移動している場面がほとんどのため、ゾンビもの+ロードムービーといった印象。派手なアクションはないが、ゴアシーンはかなりグロい。希望と絶望を同時に感じるラストも余韻が残る。(MIHOシネマ編集部)


アフリカが舞台のゾンビ映画を私は初めて見ました。そう言えばこういうの今まで無かったよな…と言う設定やストーリーなのでこれまで沢山のゾンビ映画を見てきた人もかなり楽しめると思います。
今作に登場するゾンビたちは機敏な動きをすると言うよりも、静かにゆっくり近付いてくるので知らぬ間に居たみたいな怖さがあるんですよね。
笑い無しの正統派の作品だからこそ、こういう新しいシナリオが物凄く活かされていて個人的にはとても好きな作品です。(女性 30代)

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