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映画『ルパン三世VS名探偵コナン』のネタバレあらすじ結末と感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』の概要:架空の国、ヴェスパニア王国で、女王と王子が亡くなる事件が起きた。一人残された王女が王位を継ぐことになるも、様々な困難が待ち受けていた。遠く日本でそのニュースを耳にしたのは、名探偵コナン。王女は無事戴冠式を迎えることができるのか?かの大泥棒・ルパン三世も参戦し、王族の死の原因を探る。

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』の作品情報

ルパン三世VS名探偵コナン

製作年:2009年
上映時間:103分
ジャンル:アニメ、アクション、ファンタジー
監督:亀垣一
キャスト:栗田貫一、小林清志、井上真樹夫、増山江威子 etc

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映画『ルパン三世VS名探偵コナン』の登場人物(キャスト)

ルパン三世(栗田貫一)
世界中で有名な泥棒。大泥棒アルセーヌ・ルパンを祖父に持つ。盗みの技術は超一流だが、少々おっちょこちょいですぐ不二子に騙されるという弱点もある。
次元大介(小林清志)
ルパンの仲間。射撃の名手であり、軍隊での戦法にも詳しい。いつも帽子を目深に被り、滅多に目を見せない。
石川五ェ門(井上真樹夫)
ルパンの仲間。居合の達人であり、常に冷静沈着。ここぞという時に味方を助けに来る。
峰不二子(増山江威子)
ルパンの仲間。だが、時と場合に応じて簡単に味方を裏切るなど、油断できないしたたかな女性。
銭形幸一(納谷悟朗)
世界警察インターポールの警部。凄腕だが、ルパンを毎回寸前のところで取り逃がす。
江戸川コナン(高山みなみ)
見た目は小学生だが、その中身は高校生探偵の工藤新一。『名探偵コナン』の作中で黒ずくめの組織が飲ませた薬により、身体が縮む。以来小学生の姿のまま数々の難事件を解明している。
毛利蘭(山崎和佳奈)
工藤新一の幼なじみ。憎まれ口を叩くが、新一のことが好き。現在は、新一とは知らずコナンを自宅に住まわせて面倒を見ている。
毛利小五郎(神谷明)
蘭の父。元刑事で、引退後に探偵を営む。あまり能力はないが、コナンの助けにより幾多の事件を解き、「眠りの小五郎」と恐れられている。
目暮十三(茶風林)
小五郎の元上司であり、警部。事件のたびに小五郎を頼りにしている。
鈴木園子(松井菜桜子)
蘭の友人。大金持ちの娘で、いつも誰かに恋をしている。ミーハーで騒がしい性格。
ミラ・ジュリエッタ・ヴェスパランド(堀江由衣)
映画の舞台であるヴェスパニア王国の王女。猟銃事故により母と兄を失い、失意の中日本を訪れる。蘭と瓜二つの顔を持つ。
サクラ・アルディア・ヴェスパランド(鈴木弘子)
ヴェスパニア王国の女王。かつては近代五種競技で数多くの優勝を飾ったこともある才女。ジル王子とミラ王女の母。
ジル・カウル・ヴェスパランド(福山潤)
サクラ女王の息子であり、ヴェスパニア王国の王子。猟が趣味だが、母はあまりいい顔をしない。
ジラード・ムスカ・ヴェスパランド(屋良有作)
サクラ女王の弟であり、ヴェスパニア王国の公爵。猟銃事故が起こった時に同行しており、事故の第一発見者。
キース・ダン・スティンガー(緑川光)
ヴェスパニア王国の伯爵で、代々王家に仕えている忠実な青年。滅多に笑わず愛想はないが、ミラ王女のことを誰よりも大切に思っている。

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』のあらすじ【起】

ヴェスパニア王国、春。山に満開の桜が咲いている。そこに王室の一家がやってきた。ジラード公爵、ジル王子、そしてサクラ女王。猟で鹿を狩ろうとジル王子に話しかけるジラードを見、苦い顔をするサクラ女王。狩猟は嫌いです、と言う。そして王子に自ら鉄砲の弾を渡したのだった。そんな彼女に苦笑しながら、叔父と甥っ子は一緒に狩りへ出ていった。

満開の桜の下、女王は何かを思い空を見上げていた。その時、一匹の狐が目の前を通りすぎる。ここにいたら撃たれてしまう、早く逃げなさいと狐を気遣う女王。しかし、女王の真上の桜の枝が一本、音を立てて折れて舞い落ちてきた。そして、次の瞬間聞こえた銃声が撃ち抜いたのは、狐ではなく女王だった。倒れる女王に、桜の後ろからふらふらとジル王子が近づいていく。彼はがっくりと膝をつき、「嘘だ!」と慟哭する。狐を狩ろうとした彼は、誤って母親を撃ってしまったようだ。絶望した王子は、追いかけてきたジラードの懐から拳銃を奪い、母を追うように自殺を図った。

そのような経緯を話す、目撃者のジラード公爵。その衝撃的なニュースは遠く日本でも報じられ、テレビの前に座る江戸川コナンは「猟銃事故…」と呟いていた。そして、同じ時刻、ルパン三世はヴェスパニア王国へ降り立つ機内にいた。

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』のあらすじ【承】

王位継承者である兄も亡くなってしまったため、急きょ王位を継ぐことになったミラ王女。しかし、母と兄を一度に亡くしたショックと、いつ自分も狙われるかわからない危険な状況に彼女はひどくナーバスになっていた。しかし、側近のキースの言葉により、嫌々ながらも日本へ旅立つ。母が生前、自分と同じ「サクラ」の名がつくホテルを企画しており、そのオープニングパーティーに招かれているのだ。

その頃、コナンと毛利親子もホテルのパーティー会場にいた。蘭の友人の園子に招待されていたのだ。現れたミラ王女は、刺客により危うく毒を盛られかけるが、居合わせたコナンの機転により難を逃れる。しかし、王女はまたしても狙われたことにショックを受け、周囲に頼んで部屋で一人きりになる。それは王女の罠だった。周囲が気づいた時にはすでに部屋はもぬけの殻、急いで追うも街中で見失ってしまう。やっとボディガードが彼女を見つけた時、王女は自分と瓜二つの顔の蘭と鉢合わせしていた。驚く二人だったが、無理やり王女を連れ帰ろうとするボディガードに蘭は得意の空手をお見舞いし、逃げ切ってしまう。

ミラ王女は、蘭を自分の身代わりに立てることを思いつく。その場で強引にドレスと制服を交換し、蘭には一日プリンセス体験としてホテルへ戻ってもらう。そして、自分はようやく自由に羽を伸ばすのだった。しかし、それも束の間、路地でバイクに乗った峰不二子に拾われる。不審な追っ手を不二子のドライビングテクニックでかわし、王女は初めての体験にドキドキしてしまう。回転寿司を食べたりゲームセンターに行ったり、自分の年頃らしい楽しみを満喫する王女。しかし翌朝、不二子は一緒に王国へ帰ろうと話す。自分はそのために雇われた弁護士だと。王女は渋々ながらも従うのだった。

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』のあらすじ【転】

かたや、入れ替わった蘭の方も大変だった。しばらくミラ王女の振りをしてほしいと懇願するキースだったが、実は彼には違う狙いがあった。空港で記者会見をすると蘭や小五郎、コナンを騙し、睡眠薬で眠らせた蘭をヴェスパニア王国へ連れ去ってしまう。怒り心頭の小五郎だったが、そこで世界の銭形警部が登場する。小五郎のことを自分の部下としてなら、ヴェスパニア王国へ連れていってもいいと話す。彼はルパンを追っているらしい。

一方その頃、コナンはギリギリのところで蘭を乗せた飛行機へ飛び乗っていた。格納スペースに隠れて凍傷寸前だったコナンを見つけ、キースは思わず感嘆してしまう。そして、目を覚ました蘭とコナンに本当のことを話すのだった。曰く、女王と王子を殺した犯人はジラード公爵だと。本物の王女を守るため、もう少し協力してほしいと二人に頼む。

そして、ルパン一味は一足早くヴェスパニア王国にいた。彼らはクィーンクラウンという王家の冠を狙っており、忍び込むチャンスを伺っていたのだ。だが、それ以外にも狙いはあった。実は、この国には「ヴェスパニア鉱石」という世にも珍しい資源があるのだ。その鉱石を使えば、爆弾は着弾する直前まで相手のセンサーに引っかかることはない。世界中の戦争を大きく変えてしまう、恐ろしい資源なのだ。ルパンは間一髪でその鉱石を盗み出すことに成功するが、王国の軍隊に追われてしまう。

コナンと毛利親子は王宮に案内され、不二子が無事送り届けてきたミラ王女と再会する。猟銃事故の調査のため女王の部屋を調べることを許可されたコナンは、犯人に繋がるいくつかのヒントを見つけたのだった。

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』の結末・ラスト(ネタバレ)

舞台は王宮外れにある東屋の中。ミラ王女を始め、キース、ジラード、毛利親子、コナン、銭形警部と全ての関係者が揃っている。コナンはいつものように小五郎を眠らせることで推理を開始しようとするが、麻酔針を打とうとする瞬間に小五郎が身軽にそれをかわす。針はそのまま真っすぐ銭形警部に刺さってしまい、動揺するコナン。普段の小五郎のように眠り始めた銭形を見、仕方なくコナンは銭形の振りをして推理を始める。

しかし、銭形がすぐに目覚めてしまった。象でも30分は眠る麻酔針なのに、どうして…。焦るコナンを尻目に、なんと小五郎が軽快な調子でしゃべり始めたのだった。普段の彼に似つかわしくなく、もう犯人はわかっていると自信たっぷりに話す小五郎。しかし、時折コナンの方へ目配せをし、二人で交互に事件の真相に迫っていくのだ。

亡くなった女王は近代五種の名手だった。その種目の中には射撃があり、部屋に飾られた数々のトロフィーや賞状が示す通り、サクラ女王は相当な腕前だったのだ。そして部屋には、中身を抜いた弾丸が落ちていた。彼女は自ら銃や弾をいじることもできる。その腕で、狩猟に向かうジル王子の弾を動物に無害なものにすり替えていたのだ。

彼女は本当に自分たちの国の自然や資源を大切にしていた。だからこそ、弟であるジラードが利権や金銭目的でヴェスパニア鉱石を発掘して売ろう、と言い出した時に強硬に反対したのだ。「自然をないがしろにする者は、いずれ自然によって滅ぼされる」と弟に言い放つサクラ王女。怒りをためたジラードは、自らの姉とその血や思想をひく子供たちを殺す決心をする。次はミラ王女の番だ、と迫るジラード、一方それまで快活に推理を進めていた小五郎は、自分の腕に銭形の手錠がはまったことに気づく。彼は小五郎に扮したルパンだったのだ。それに気づいた銭形が、まんまと彼をはめることに成功した。…かに見えたが、やはりルパン、すぐにそれを抜け出す。そのドサクサで、ジラードが東屋の柱に仕込んでいた爆弾を爆発させるのだ。

間一髪で助かった面々だったが、ジラード以下彼の側近たちは重傷、軽傷を負い無残な姿。そして、ミラ王女は自分こそがこの国の王だ、母の遺志を継いでこの国を守ると宣言する。コナンたち一行はそんな彼女を暖かく見守る。

ところで、なぜルパンはこんな小国にわざわざ来たのだろう?それは、実は若き日のサクラ女王とあの桜の下で会っていたからなのだ。その時もルパンはクィーンクラウンを盗んでおり、それと一緒に自分も盗んでほしい、自由がほしいとサクラ女王は訴えていた。彼女も、娘であるミラ王女と同じ悩みを抱えていたのだ。それに対してルパンは、「あんたがこの国をちゃんと治めて美しい国になったら、また来るよ」と約束していた。彼女が亡くなったと聞き、ルパンはすぐその約束を思い出していた。やっぱりこの王冠はあんたに似合うな、とミラ王女の頭に冠を載せるルパン。また盗みに来て下さいね、と笑うミラ王女だった。

最後に、コナンはなぜかルパン一味の車に乗せられている。慌てるコナンだったが、どうやらルパンたちはコナンの秘密を知っているのだ。その状態ならパスポートもないんだろうから、仲間の船で日本まで送ってやるとルパンは言う。コナンは感謝しつつも、「次に俺の前で泥棒をやったら、今度こそ捕まえる」と宣戦布告をするのだった。

映画『ルパン三世VS名探偵コナン』の感想・評価・レビュー

タイトルにはVSとあるが、実際は一つの壁に向かって二人(とその仲間たち)が協力し合って乗り越える、という物語だった。それぞれのキャラクターの持ち味や良さを生かしながら、もしあの二人が一緒にいたらどうなるんだろう?というファンの想像を楽しく満たしてくれる作品だった。コナンの世界のキャラクター、怪盗キッドとルパンが対決したらどうなるのだろうか?色々と想像は尽きない。(MIHOシネマ編集部)

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