映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』の概要:春日部市で「ラーメンを食わせろ!」と言いながら暴れて逮捕される事件が起きる。ブラックパンダラーメンのラーメンを食べたのが原因だった。一方、幼稚園児の野原しんのすけは、ひょんなことから拳法「ぷにぷに拳」を修行することになる。
映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』の作品情報
上映時間:104分
ジャンル:アクション、コメディ、アニメ
監督:高橋渉
キャスト:矢島晶子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ etc
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映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』の登場人物(キャスト)
- 野原しんのすけ(矢島晶子)
- ふたば幼稚園の園児。柔軟な心と柔らかい体を持つ。細かいことはあまり気にしない性格。
- 佐藤マサオ(一龍斎貞友)
- ふたば幼稚園の園児。しんのすけの友達。気弱な性格。拳法「ぷにぷに拳」の修業を行っており、強くなろうと頑張っている。
- 玉蘭(潘めぐみ)
- 拳法「ぷにぷに拳」を指導している師匠の一番弟子。孤児で師匠やファイヤータウンの住民に育てられた。ファイヤータウンの住民達を家族のように大切に思っている。
- ドン・パンパン(廣田行生)
- ブラックパンダラーメンのボス。闇突拳の使い手で秘孔を突くのが得意。ブラックパンダラーメンヒルズの建設のため、ファイヤータウンの土地を手に入れようと画策する。
映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』のあらすじ【起】
昔々、摩訶不思議な拳法を極めた1人の男がいた。その男は究極の奥義を使い、大乱の世の争いを治め大地に平和をもたらした。その拳法の名は、ぷにぷに拳という。
春日部市の住宅街で、暴行事件が発生した。男は夜中に急にラーメンが食べたくなり、「ラーメンを食わせろ!」と言いながら暴れて逮捕された。野原ひろしと妻のみさえはニュースでその事件を知り、男の行動に呆れ果てた。
ふたば幼稚園。のばら組の2人の園児が水飲み場を占拠しようとして、ひまわり組の園児であるマサオに絡んだ。マサオは奇妙な動きをしてのばら組の園児達を追い払った。マサオの友人であるしんのすけ、ボーちゃん、ネネ、トオルはいつもとは違い強気なマサオの態度に違和感を抱く。
しんのすけ達は違和感の正体を突き止めるため、マサオの尾行を行った。すると、マサオは中華系移民が造った中華街・ファイヤータウンに入っていった。そこで、マサオは伝説のカンフーと呼ばれる拳法ぷにぷに拳の修業を行っていた。マサオの師匠はしんのすけにぷにぷに拳の使い手としての素質を見出し、修行に誘った。しんのすけは興味はなく断った。
地上げ屋と刺客のヌンとチャックが現れた。マサオはあっさりやられてしまうが、師匠がぷにぷに拳を使って追い返した。マサオは強くなるため、ぷにぷに拳の修業を一緒にやろうとしんのすけ達に声をかけた。師匠の弟子の玉蘭に惹かれたしんのすけは、あっさり承諾した。
映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』のあらすじ【承】
ブラックパンダラーメンは一度食べたら病みつきになるラーメンだったが、店員も客層もガラが悪かった。ボスのドン・パンパンは利益重視の男で、ファイヤータウンの裏通りを潰して店舗と工場を備えた「ブラックパンダラーメンヒルズ」を造ろうとしていた。地上げ屋、ヌン、チャックはドン・パンパンの仲間で、師匠がいる土地を取り上げようとしていた。
しんのすけ達は師匠の元で修業を行った。しんのすけ達は呑み込みが早く、マサオよりも修行の進行が早かった。マサオはそのことが悔しくて、兄弟子としてしんのすけ達に威張った態度を取った。ネネはマサオの態度に腹を立てた。
蘭は孤児で、師匠に拾われて育てられていた。ファイヤータウンの住人達のことを本当の家族のように大切に思っていた。そのため、ファイヤータウンを滅茶苦茶にしているブラックパンダラーメンの存在を憎々しく思っていた。ブラックパンダラーメンのラーメンを食べた動物やスープをかけた植物は凶暴化しており、蘭はラーメンの秘密を突き止めようとしていた。
ドン・パンパンは師匠の店をかけて決闘を申し込んだ。師匠は受け入れず、蘭達を連れて逃げ出した。しかし、ドン・パンパンの一味に足止めされ、追いつかれてしまう。師匠はドン・パンパンと戦うが、「パン・ツー・マル見え」の動作しかできなくなる秘孔を押されてやられてしまう。怒った蘭はドン・パンパンに向かっていくが、全く歯が立たなかった。
映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』のあらすじ【転】
蘭はぷにぷに拳の奥義・ぷにぷに真掌を会得して、ドン・パンパン一味の行いを止めようとしていた。しんのすけ達は必死にファイヤータウンを守ろうとする蘭の姿を見て、一緒に戦うことを決める。師匠が見守る中、しんのすけ達は修業に励んだ。マサオだけは修行の進行が遅く、1人でこっそり落ち込んだ。
ファイヤータウンの住民はドン・パンパンにやられてしまい、町を出て行くことにした。一方、ブラックパンダラーメンのラーメンを食べたしんのすけの妹のひまわりが、凶暴化してしまう。しんのすけは蘭にひまわりを診てもらった。しかし、治す手立てはなかった。
しんのすけを始めとした子供達はひまわりを治すため、ラーメンの秘密を探ろうとブラックパンダラーメンの工場の中に侵入した。そこでは、ロボットのブラックパンダロボが生地の「一度食べたらヤミツキ」という秘孔を突き、製麺を行っていた。その秘孔を突いて製麺を行えば、副作用としてむしゃくしゃする成分が生まれた。さらに、ドン・パンパンが行った製麺とは違い、ブラックパンダロボが行うとむしゃくしゃする成分が多く生まれ、ラーメンを食べた人は正気を失ってしまうことになるのだった。
しんのすけ達は敵に見つかってしまう。人質に取られたマサオと引き換えに、工場の中の様子を撮った携帯を渡すことになった。だが、そこに蘭が現れ、しんのすけ達は助けられる。蘭は携帯のデータを見せて人々に真実を明かすが、ラーメンを食べた住民達は聞く耳を持たなかった。しんのすけ達は拳法を使い、ブラックパンダラーメンの店員と戦った。
映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』の結末・ラスト(ネタバレ)
しんのすけと蘭は全ての拳法を会得し、残るは最終奥義だけになった。しんのすけ達は奥義を会得するため、ぷにぷに拳の聖地がある中国に行くことにした。しかし、マサオはしんのすけへの嫉妬と拳法が上達しない自分自身への不甲斐なさから、怒って皆の元を去ってしまう。
しんのすけ達はラーメンを食べた住民達に襲われる。師匠は囮になり、皆を救った。野原一家と蘭は奥義を会得するため、中国へ向かった。そして、妖精のプンプンを見つける。プンプンのチェックを受けた結果、奥義を会得するのはしんのすけに決まった。プンプンは奥義を得ることができる怪しげなドリンクをしんのすけに与えた。しかし、しんのすけは飲むことを嫌がった。奥義を会得したい蘭は、そのドリンクを飲んでしまう。
蘭達は春日部市へと戻ってくるが、ファイヤータウンの街は荒れ果てていた。怒った蘭は、ブラックパンダラーメンの本部に向かいドン・パンパンと戦い彼を倒した。しんのすけは喜んだ。だが、蘭は暴動を起こした住民に対しても攻撃を始めた。心が柔らかくない蘭が奥義を会得した反動で、おかしくなってしまったのだ。ひろし達は蘭のやり方が受け入れられず止めようとするが、やられてしまう。
蘭は奥義を使い、自分が悪だと判断した者達を成敗していった。ひろし達が蘭の奥義によって何もしない無防備な状態になってしまったため、しんのすけはひまわりの世話に追われた。そんな時、マサオに再会する。マサオは師匠と川原で隠れて暮らしていた。しんのすけやネネ達はマサオと和解した。
マサオと師匠は蘭の部屋にあったタンポポ(ラーメンのスープによってトゲトゲになったタンポポ)に毎日水を与えていた。そのお蔭で、トゲトゲのタンポポは普通のタンポポに戻っていた。つまり、「普通」ではないラーメンによって凶暴化しているため、「普通」の物を与え続ければ治るのだ。
しんのすけや町の住民達は蘭を元に戻すため、皆でジェンガを踊った。蘭は抵抗していたが、しんのすけに捕まり一緒にジェンガを踊ることになる。蘭は元の穏やかな蘭に戻った。その後、蘭は師匠に課題を課され、世界を旅することになった。師匠やしんのすけ達に見送られながら旅立った。
映画『クレヨンしんちゃん 爆盛!カンフーボーイズ 拉麺大乱』の感想・評価・レビュー
しんのすけが暴力を振るうのはふさわしくないという理由から、「柔らかい部分だけで戦う」というコンセプトの元に作られた作品。クレヨンしんちゃんの世界観を壊すことなくカンフーが題材になっているのが凄いなと思った。ドン・パンパンを倒すことで終わらず、正義を暴走させた蘭を元に戻すところまで描かれているのがおもしろかった。ただ、ドン・パンパンの存在が薄くなってしまったため、もっとしんのすけと戦って欲しかったなという思いもある。(MIHOシネマ編集部)
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