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映画『モアナと伝説の海』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『モアナと伝説の海』の概要:海に出ることを固く禁ずる村に生まれたモアナは、女神テフィティの心を返すため海に選ばれた。食料の取れなくなった村を救い、テフィティの心を返すため、英雄のマウイと共に大海原へと旅立つ。どこまでも前向きなモアナの姿に、勇気付けられること間違いなし!

映画『モアナと伝説の海』の作品情報

モアナと伝説の海

製作年:2016年
上映時間:107分
ジャンル:アニメ、ミュージカル
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
キャスト:アウリイ・クラヴァーリョ、ドウェイン・ジョンソン、レイチェル・ハウス、ジェマイン・クレメント etc

映画『モアナと伝説の海』の登場人物(キャスト)

モアナ・ワイアリキ(アウリイ・クラヴァーリョ)
村長の娘。小さい頃に海に選ばれ、女神テフィティの心を返す運命を背負う。モアナの住む村モトゥヌイの掟で海には出られないが、海に出たくてしょうがない。真っ直ぐな性格で好奇心旺盛。村長の父に次の村長になるべく、大切に育てられてきた。
マウイ(ドウェイン・ジョンソン)
人々に様々なものを与えて英雄とされていたが、テフィティの心を盗んだことで1000年間小島に閉じ込められていた。元々は人間だったが、親に海に捨てられた時、神に釣り針を与えられて力を得た。陽気な性格でお調子者。
トゥイ・ワイアリキ(テムエラ・モリソン)
モアナの父でモトゥヌイの村長。責任感が強く掟を守るためモアナが海に出ることを許さない。
シーナ・ワイアリキ(ニコール・シャージンガー)
モアナの母。そっとモアナを見守っている。
タラ(レイイェル・ハウス)
モアナの祖母で村長トゥイの母。モアナのことを誰よりも理解している。島で唯一モアナが海に出ることを反対しない。
テフィティ
世界を創造したとして伝えられる女神。マウイに心の石を盗まれ、取り戻そうとしている。
タマトア(ジェマイン・クレメント)
魔物の世界にいる巨大ガニ。キラキラした物が大好きで、背中にはゴールドがたくさん付いている。マウイの釣り針も背中に乗せている。
ヘイヘイ(アラン・テュディック)
モアナと一緒に海に出るニワトリ。間抜けだが、いざという時には活躍する…かも。

映画『モアナと伝説の海』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『モアナと伝説の海』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『モアナと伝説の海』のあらすじ【起】

村長の娘として生まれたモアナは、次の村長として育てられていた。小さい頃から、海に出たいという思いを持つが、村には海へ出てはいけないという掟がある。1000年前、神であり英雄のマウイが、世界を創造したとされる女神テフィティの心を盗み、海には魔物がいると信じられてきたからである。

海への思いを密かに持ちながら、モアナは村長へなるべく成長していく。ある日、村で魚やヤシの実といった食料が取れなくなっていることを知る。村長である父に海に出ることを提案するが、反対され落ち込んでいると、おばあちゃんが村の秘密を教えてくれた。

おばあちゃんに教えられた秘密の洞窟で、昔の村の様子を知ることになり、モアナはそれを村長に知らせに行く。すると村長は怒り出し、洞窟を燃やしに行こうとする。しかし、おばあちゃんが倒れてしまい、村長とモアナはおばあちゃんの元へと向かう。そこでモアナは、おばあちゃんに海へ出るよう言われる。テフィティの心を返せば、それが村を救うことになると。

戸惑いながらもモアナは、急いで旅立ちの準備をする。村長にバレないよう、洞窟にあった船に乗り込み、海へと飛び出して行く。いくつもの波がモアナを襲うが、海の力を借りて大波を超えてゆく。サンゴ礁の先には、見たこともない広大な海が広がっていた。

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映画『モアナと伝説の海』のあらすじ【承】

初めての海へと飛び出したモアナは、テフィティの元へ行くために、まずはマウイのいる島を目指す。船には知らぬ間にヘイヘイも乗っていたが、頼りない仲間だった。マウイの持つ武器である釣り針の形をした星を目印に進んでいたモアナだったが、突然の嵐に襲われてしまい波に飲み込まれてしまう。

目を覚ますと、どこかの島に打ち上げられていた。するとそこは、マウイのいる島だった。マウイにテフィティの心を一緒に返しに行くように言うモアナだが、マウイはモアナを洞窟に閉じ込めて1人で行こうとする。しかし、モアナは自力で洞窟から脱出し、何とかマウイの乗る船へと合流したのである。

マウイは、中々テフィティの心を返しに行く気にはならず、モアナが必死に説得しようとする。モアナがテフィティの心を取り出すと、マウイは怖がり出した。魔物を呼び寄せることになると、忠告するマウイの言葉を無視していると、テフィティの心を狙う海賊船に乗った魔物が現れた。

モアナとマウイは海賊達に囲まれ攻撃を受けるが、何とか逃げる事に成功。そして、マウイはようやくテフィティの心を返しに行く気になった。しかし、マウイは釣り針がなければ、力を使うことができない。そこでまずは、釣り針を取りに行くことになるのであった。

映画『モアナと伝説の海』のあらすじ【転】

モアナとマウイは釣り針のある島に到着する。島の頂上へ登ると、そこには魔物の世界へと繋がる入口があった。モアナは怖がりながらもその中へ飛び込むと、見たこともない幻想的な世界が待っていた。見たこともない生き物に食べられそうになりながら、奥へと進んで行くと、釣り針を見つける。

しかしそこには、巨大ガニのタマトアが待っており、釣り針はタマトアの背中の上にある。モアナが囮になり、マウイがそっと取り戻そうとするが、気付かれてしまう。マウイは為す術もなくタマトアにやられるが、モアナの機転により釣り針を取り戻すことができた。

無事に釣り針を取り戻したマウイだが、力がうまく使えないことに落ち込んでいる。モアナが励まそうとする中で、マウイの過去の話を聞くことになる。マウイは元々人間で、神に釣り針を与えられ、今の力を得たのである。そして、マウイは人間のために、テフィティの心を盗んだことを知る。

この話を聞いたモアナが励ますと、マウイは次第に元気を取り戻す。元気と共に力が戻ってきたマウイは、思い通りの変身ができるようになる。そして、力を取り戻したマウイとモアナはテフィティの元へと向かうのであった。

映画『モアナと伝説の海』の結末・ラスト(ネタバレ)

テフィティに到着した2人は、マウイが心を返しに行こうとする。しかし、島の前には炎の魔物であるテカーがいて、マウイは攻撃を受けて進むことができないでいる。モアナが船で抜けようとすると、テカーはモアナへ向かって攻撃をする。危険を感じたマウイが飛び込んでいき、テカーの攻撃を釣り針で受けると、船ごと吹き飛ばされる。2人は無事だったが、釣り針は壊れてしまった。

釣り針が壊れたマウイは無理だと去っていき、モアナもまた諦めてしまう。しかしそこに、エイになったおばあちゃんが現れ、再びテフィティの心を返しに行こうとする。1人で島へと向かったモアナは、テカーに阻まれながらも進もうとするが、捕まってしまう。しかし、そこにマウイが現れ、モアナはテフィティの島へ行くことができた。

島に着いたモアナがテフィティの心を返そうとすると、目の前には何も無かった。マウイと戦っているテカーを振り向くと、モアナはテカーこそがテフィティであることに気づく。海に道が現れ、テカーの胸へとテフィティの心を返すと、テカーは本当の姿を取り戻す。

本当の姿に戻ったテフィティは、モアナに船を、マウイには新しい釣り針を与え、姿を島へと変えていった。モアナはマウイをモトゥヌイの島へ誘うが、ここでお互いに別々の道へと進んで行く。

無事に島へと戻って来たモアナは、両親に出迎えられ、島民みんなに囲まれる。そして、島からはたくさんの船が出てくる。モアナと村長、島民みんなで大海原へと向かって行くのであった。

映画『モアナと伝説の海』の感想・評価・レビュー

海が舞台で登場キャラクターも南国の人特有の陽気さがあり、夏にこそ観たくなる、気持ちのいい映画になっていた。モアナとマウイのコンビもいいテンポで、観ていて飽きさせない。真っ直ぐな主人公が強大な壁に立ち向かっていくという、ディズニーらしい内容になっていて、シンプルに楽しめた。ミュージカルシーンで使われている音楽も、全部いい曲で映画の内容や雰囲気にマッチしていた。あと、本物の人形が動いているようにも見える、映像のクオリティがとにかく凄い。(MIHOシネマ編集部)


近年の、“自分の力で運命を切り拓くディズニーヒロイン”を象徴するようなヒロインだった。作中の曲も映像もどれも素晴らしく、特に、序盤で家族を思う気持ちと海に惹かれる気持ちで揺れていたモアナが、意を決して海へと飛び出すシーンは、映像の美しさと歌声の伸びやかさも相まって本当に綺麗で晴れやかな気持ちになった。
ストーリーの面白さはもちろん、マウイとの友情や亡くなったおばあちゃんとの再会など泣けるシーンもたくさんあり、全体的に非常に見応えのある作品だった。(女性 30代)


海の映像表現が素晴らしく、製作者の意図通りまるで生き物のように見える動きに感動を覚えた。特に好きなキャラクターはドウェイン・ジョンソン吹き替えのマウイ。彼のおっかなびっくり収録したという歌も好き。モアナの歌う今作のテーマソング『どこまでも~How Far I’ll Go~』も耳に残る楽曲で気づけば口ずさんでいる。

祖母とモアナの関係性が好きで、祖母がモアナの人格形成の大きな面を担ったことは間違いない。それゆえに死別、海での再会の流れは感動を誘う。(男性 30代)

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