映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の概要:家賃が払えないほどの貧乏に陥ったよろず屋が、アルバイトをする中で様々なトラブルに巻き込まれていく。一方で、新たな参謀を加えた真選組にも不穏な影が迫っていた。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の作品情報
上映時間:135分
ジャンル:アクション、コメディ、時代劇
監督:福田雄一
キャスト:小栗旬、菅田将暉、橋本環奈、柳楽優弥 etc
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の登場人物(キャスト)
- 坂田銀時(小栗旬)
- よろず屋の主人。かつては伝説の侍で、現在も顔は広いが、働かずにぐうたらしていることが多い。
- 志村新八(菅田将暉)
- よろず屋の中では常識人のツッコミ屋。メガネをかけている。アイドルオタクで、好きなアイドルの親衛隊長を務める。
- 神楽(橋本還奈)
- 夜兎族と呼ばれる、戦闘の得意な宇宙人の女の子。大食いで、超人的な馬鹿力を持つ。カタコトの語尾に「アル」をつけて喋る。
- 土方十四郎(柳楽優弥)
- 『鬼の副長』と恐れられる真選組の2番手。いつもは厳しい法度を隊士に課しているが、謎の人格に乗っ取られてヘタレオタクになってしまう。
- 伊藤鴨太郎(三浦春馬)
- 1年前から真選組の参謀となった有能な男。頭が切れていつも冷静なため、局長から一目置かれている。
- 沖田総悟(吉沢亮)
- 真選組一番隊隊長。副長の座を狙っており、隙あらば土方を亡き者にしようとしている。性格はドS。
- 徳川茂茂(勝地涼)
- 江戸幕府の征夷大将軍。とても真面目な性格で、少しのことでは弱音を吐かない。市井の生活に興味があり、自ら体感しようとする良き将軍。
- 近藤勲(中村勘九郎)
- 真選組の局長。新八の姉・お妙のストーカーだが隊士からは信頼が厚く、頼れる男。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』のあらすじ【起】
家賃が払えず、3ヶ月も滞納中の銀時に新八がバイトを提案する。乗り気でない銀時だったが、神楽が米をすべて食い尽くしてしまったことをきっかけにバイトせざるを得なくなる。
お妙以外のキャバ嬢が全員風邪で休んでしまったキャバクラで、銀時と新八は女装してバイトを始めた。銀時のストーカー・さっちゃんと、看板を見てやってきた桂も女装してキャバ嬢に加わる。
ところが客としてやってきたのは真選組だった。まさかの将軍を連れており、市井の生活を見せたいのだと言う。大金が出るかもしれないが、首が飛ぶ可能性もあるため、キャバクラに緊張が走る。将軍様ゲームをして空気を読みながら将軍を立てようとしたが、上手くいかず将軍が全裸になってしまった。
一方土方は攘夷志士に襲われていた。いつもなら返り討ちだが、今日は何故か体が勝手に土下座をはじめ、謝り出す。ピンチの土方を助けたのは伊藤だった。真選組に入って1年だが、先生と呼ばれて近藤から一目置かれる男だ。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』のあらすじ【承】
キャバクラで懲りたよろず屋は、美容院の留守番をするバイトを始めた。ところがそこにも将軍が来店。将軍の髷を結うことになってしまった。果敢に挑戦する神楽だったが髷を剃り落としてしまい、大騒ぎに発展する。
土方は未だにへたれている状態だった。虫に刺されてから調子がおかしいのだと言う。重役会議に遅刻した土方に苦言を呈す伊藤。沖田と伊藤が組んで、オタクになった土方を追い出そうと画策していたのだ。沖田を取り込むことに成功した伊藤が狙っているのは、近藤局長の暗殺だった。
源外に土方を診てもらったところ、首にヘタレオタクになるチップを埋め込まれているのだと言う。背骨と一体化しているため、どんな医者でも取り出せないそうだ。完全に乗っ取られかけている土方だったが、最後の意識を振り絞ってよろず屋に「真選組を守ってほしい」と頼む。
山崎が殺害されたと報が入り、真選組が内部分裂して土方を殺そうとしていることに銀時たちも気付くのだった。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』のあらすじ【転】
近藤を殺そうとした伊藤だったが、沖田がそれを阻止。沖田は副長の座は狙っていたものの、自分の大将は近藤だけだと主張した。近藤を突き放して、自分一人で戦いの中に飛び込む。
洗脳の解けない土方を連れて乗り込んだ銀時に、近藤が「トシを連れて逃げろ」と言う。自分の戦死を伝えてほしいという近藤の声を聞き、土方がマイクを握って隊士を激励。近藤を救い出したと主張した後、タバコを吸い始める。
一方、将軍と松平は鬼兵隊に囲まれていた。真選組に出動要請をかけるが、手一杯の真選組が出動できるわけがない。そこに桂と源外が助太刀に現れた。沖田は裏切り者を大勢倒し、土方と伊藤は一騎打ちになった。
戦いの中で気を失った伊藤が目覚めると、遠くに腕が見えた。土方の腕だと思い、勝ったと喜んだのも束の間、自分の左腕がないことに気付く。
子供の頃、試験で満点を取ったが褒められず、いじめられ、次男なので頑張る意味がないと言われ続けた伊藤は、心の中でずっと助けを求めていた。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の結末・ラスト(ネタバレ)
列車から落ちそうになった伊藤を近藤の手が掴む。近藤を沖田が支え、沖田を神楽が支えていた。ヘリから飛び移ってきた土方の手を伊藤が掴む。二人は互いに、お前が嫌いだ。いつか殺してやるからここで死ぬなと憎まれ口を叩き合う。
銀時は鬼兵隊の万斉との戦いで、弦を使って拘束されていた。何のために戦うのか聞かれた銀時は、大事なものが沢山あるからだと叫ぶのだった。
死を目前にした伊藤を引き渡すよう、真選組はよろず屋に要求。神楽たちはそれを止めようとするが、裏切り者をこのままにするわけにはいかないと説得される。真選組は、伊藤を裏切り者のままで死なせないために、皆で彼の死を見届けようとしていたのだ。
殺されたはずの山崎は生きていた。自分の葬式が行われているところに入っていけず、あれこれ考えているところに土方が帰ってくる。副長の帰還に喜ぶ隊士達のなかで、山崎の生存は有耶無耶になった。
銀時たちは報酬を受け取りそこね、また家賃の支払いに追われることになるのだった。
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』の感想・評価・レビュー
前作と同じく、豪華なキャストをふんだんに使った贅沢なギャグ映画。後半はシリアスな展開に移行していき、最後に感動も待ち受けている。役にピッタリな俳優たちが全力で演じていることが伝わって来るので、こちらも全力で笑える映画になっている。
またアクションシーンにかなりの力が入っており、とくに列車内での殺陣は圧巻。笑って、泣けて、盛り上がれる、バランスのいいエンターテインメント作品である。(MIHOシネマ編集部)
ギャグ要素強めのアクション映画と言っても過言では無いほど、今作ではアクションシーンに力を入れていたように感じます。
小栗旬、菅田将暉、橋本環奈など豪華な俳優陣に加え、吉沢亮まで登場するとはどうなっているのでしょう。菅田将暉演じる新八が、普通の人であるはずなのに周りのキャラクターの個性が強すぎて「普通」がよく分からなくなりました。
今後もシリーズとして沢山の作品を公開して欲しいです。(女性 30代)
銀魂の実写化のまさかの続編。馬鹿馬鹿しいお笑いと、シリアスが共存する不思議な魅力のある作品だ。
監督を含めてB級映画を狙って制作しているのだろうが、作品の質を高めているのは演者たちの本気だろう。特に亡くなってしまった三浦春馬さん演じる鴨太郎の演技がとても良い。映画でも亡くなってしまう敵役だが、現実とリンクしてしまって「惜しい役者を亡くした」と改めて思った。
配役がどれもこれもばっちりで、そこは安心して見ていられる。(男性 30代)
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