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映画『フリー・ファイヤー』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『フリー・ファイヤー』の概要:ギャングのクリスとフランクは仲介者のジャスティンを介して、武器の売買を行おうとしていた。武器商人のヴァーノンと取引を成立させるが、あることをきっかけに銃撃戦が始まってしまう。

映画『フリー・ファイヤー』の作品情報

フリー・ファイヤー

製作年:2016年
上映時間:90分
ジャンル:アクション、コメディ
監督:ベン・ウィートリー
キャスト:シャールト・コプリー、アーミー・ハマー、ブリー・ラーソン、キリアン・マーフィ etc

映画『フリー・ファイヤー』の登場人物(キャスト)

ヴァーノン(シャールト・コプリー)
武器商人。口が上手く、調子のいい性格。自分のこととお金が何よりも大切。ちょっと抜けているところがある。
クリス(キリアン・マーフィ)
ギャング。ヴァーノンから銃を購入しようとしている。ジャスティンのことを気に入り、デートに誘う。
ジャスティン(ブリー・ラーソン)
仲介者。美しく、度胸がある女性。クリスとヴァーノンを引き合わせる。お金を独り占めするため、策を練る。
スティーヴォ(サム・ライリー)
麻薬常習者。物事を深く考えない、頭が悪い人物。クリスの相棒のフランクは、妻の兄。フランクの伝手で、銃を運ぶ仕事を手伝うことになる。

映画『フリー・ファイヤー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『フリー・ファイヤー』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『フリー・ファイヤー』のあらすじ【起】

スティーヴォは酷い頭痛に苦しみながら仲間のバーニーと車で移動していた。スティーヴォは頭痛に耐えられなくなり、バーニーから頭痛薬代わりのヘロインを貰った。一方、ギャングのクリスとフランク、仲介者のジャスティンは誰かを待っていた。フランクは空港の係員にお守りを失くされ、イライラしていた。

クリス達のところにスティーヴォ達がやって来る。スティーヴォはフランクの義弟で、仕事を手伝いに来たのだ。そこに、クリス達の取引相手の仲間であるオードがやって来る。オードは盗聴器の有無を調べた後、クリス達を工場へと案内した。

工場には武器商人のヴァーノンと相棒のマーティンがいた。ヴァーノンは商品となる銃をクリス達に説明した。注文していた銃と種類が違いギクシャクした雰囲気が流れるが、とりあえず取引が成立した。ヴァーノンの手下であるハリーとゴードンが、商品の銃を運んできた。

ヴァーノンはわざと種類が違う銃をクリス達に販売していた。クリス達が求めていたM16という銃は、リビア人に売る予定だった。ヴァーノンがマーティンにそのことを話している一方で、クリスはジャスティンをデートに誘っていた。

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映画『フリー・ファイヤー』のあらすじ【承】

スティーヴォを見たハリーが突然殴りかかってきた。スティーヴォは反撃するが、誤ってヴァーノンを殴りつけてしまう。場が荒れそうになったため、ジャスティンは手当てをし、クリスは謝罪してヴァーノンの怒りを収めた。ハリーはスティーヴォを殴った理由を話した。昨夜、スティーヴォはハリーの従妹をナンパし、断られた腹いせに酒の瓶で顔を殴りつけていた。

クリスとフランクはスティーヴォを殴り、ハリーに謝罪させた。だが、スティーヴォは反省しておらず、ハリーの従妹を貶した。怒ったハリーはスティーヴォを撃ち、取引どころではなくなる。クリス側とヴァーノン側で撃ち合いが始まった。そこに、正体不明の狙撃手が2名現れる。

クリスは正体不明の狙撃手の1人を始末した。ジャスティンは撃たれたマーティンを助けようとするが、誰も手を貸してはくれなかった。マーティンは辛うじて生きていたが、動くことはできなかった。そんな中、バーニーが撃たれて亡くなってしまう。スティーヴォはバーニーの亡骸に縋り、泣きじゃくった。

ヴァーノンは金を持って自分だけ逃げようとするが、上手くいかなかった。オードは正体不明の狙撃手の声を聞き、知り合いのハワードだと気づく。オードは誰に雇われたのか尋ねた。ハワードは答えようとするが、雇い主を明かす前に撃たれて亡くなってしまう。

映画『フリー・ファイヤー』のあらすじ【転】

クリスはオードと交渉し、お互いの仲間を呼びに行くという名目でジャスティンだけでも逃がそうとした。オードは了承し、ヴァーノンも渋々承諾した。その時、工場の電話が鳴り、ジャスティンを逃がさなくても仲間を呼べることが判明する。ヴァーノンは約束を破り、ジャスティンに向けて発砲した。そして、再び銃の撃ち合いが始まった。

クリスは自分がオード達を引きつけている間に、ジャスティンを逃がそうとした。ジャスティンは必死に体を動かすが、足を怪我していたため走って逃げることができなかった。オードはクリスに殴りかかろうとした。その時、ハリーは誤ってオードの足を撃ってしまう。オードは痛みを感じながらも、クリスと戦った。フランクはクリスを助けたかったが、クリスに弾が当たりそうだったため銃を撃つことができなかった。

スティーヴォの撃った弾が、工場にあったガスが入っている容器に当たり爆発を起こした。皆、ダメージを負った。クリスは地面を這いながら、フランク達の元に戻った。フランクとヴァーノンは仲間を呼ぶため、それぞれ行動を開始した。

映画『フリー・ファイヤー』の結末・ラスト(ネタバレ)

フランク達が電話を求めて移動している中、ハリーは弾を手に入れようとしていた。弾があるのは車の中で、鍵はマーティンが持っていた。ハリーはマーティンの体を探り、鍵を手に入れようとした。その時、生きていたマーティンが起き上がった。マーティンは歩き回り、ハワードの遺体のところに向かった。ハワードを雇ったのは、マーティンだった。

マーティンはお金が入ったアタッシュケースを手に入れるが、そのまま倒れた。ハリーは皆に撃ち合いをやめさせ、マーティンが死亡したか確認した。一方、ジャスティンはゴードンに追いかけられ、殺されそうになっていた。ジャスティンは戦い、ゴードンを倒した。

フランクはガソリンと火を使ってヴァーノンを攻撃した。電話をかけようとするが、ヴァーノンに撃たれて亡くなってしまう。ヴァーノンは消火器を使って自分の体に燃え移った火を消していたが、体中に酷い火傷を負った。

クリスはフランクの様子を見に行き、生きていたヴァーノンを始末した。仲間に電話をかけるが、途中で切れてしまう。オードが電話線を引っこ抜いたのだ。その時、工場にクリスの仲間のリアリーがやって来る。ハリーは戦い、リアリーを倒した。

ハリーはお金が入ったアタッシュケースを持ち、車に乗って逃げようとした。しかし、スティーヴォに邪魔されてしまう。スティーヴォは車に轢き殺され、ハリーは暴発した弾に当たって亡くなった。オードは戦うのをやめ、金を持ってクリスと一緒に逃げることにした。しかし、生きていたジャスティンに2人共撃たれてしまう。オードは亡くなり、辛うじて生きていたクリスはジャスティンと対話した。マーティンの本当の雇い主はジャスティンだった。ジャスティンは巻き込んだことをクリスに謝罪し、お金を持って立ち去ろうとした。その時、パトカーのサイレンの音が聞こえてきた。

映画『フリー・ファイヤー』の感想・評価・レビュー

映画の一場面を切り取ったかのようなお話で、最初から最後までくだらない撃ち合いのシーンしかなかった。クリスが折角助けようとしたのに、ジャスティンが黒幕だったという後味の悪い終わり方も微妙だった。おもしろさやドキドキハラハラしたシーンも特になく、物語に深みがなかったのが残念だった。逆に、ほとんど銃撃のシーンだけで90分間の物語を作れたのが凄いと思う。ある意味でマニアックな作品だった。(MIHOシネマ編集部)

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