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映画『007 死ぬのは奴らだ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『007 死ぬのは奴らだ』の概要:ロジャー・ムーア版ジェームズ・ボンドの1作目。イギリスの諜報員が立て続けに3名殺されてしまい、その理由を探るため、007という殺しを許された諜報員ジェームズ・ボンドが敵に立ち向かう。イアン・フレミングの小説を原作としたスパイアクションシリーズ。

映画『007 死ぬのは奴らだ』の作品情報

007 死ぬのは奴らだ

製作年:1973年
上映時間:121分
ジャンル:アクション
監督:ガイ・ハミルトン
キャスト:ロジャー・ムーア、ヤフェット・コットー、ジェーン・シーモア、クリフトン・ジェームズ etc

映画『007 死ぬのは奴らだ』の登場人物(キャスト)

ジェームズ・ボンド(ロジャー・ムーア)
イギリスの諜報員。007という番号をもらっており、唯一殺しが許されている。女性に目がなく、出会う女性全てを虜にするイギリス紳士。
カナンダ / Mr.ビッグ(ヤフェット・コットー)
麻薬を広めて、麻薬がないと生きられない人を増やし、市場を独占しようと企んでいる。今回の事件の黒幕。占い師の女性を頼りにしている。自分勝手で横柄。
占い師(ジェーン・シーモア)
カナンダに脅され、占いを続けている女性。占いを信じており、的中することで評判が良い。ジェームズ・ボンドと出会い、彼を好きになってしまう。

映画『007 死ぬのは奴らだ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『007 死ぬのは奴らだ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『007 死ぬのは奴らだ』のあらすじ【起】

ニューヨークの国連、ニューオーリンズ、カリブ海の島で立て続けに、イギリスの諜報員が殺されてしまう。ジェームズ・ボンドは、事件の謎を解明するようにと指令を受ける。そして、まずはニューヨークへと旅立つ。

ジェームズ・ボンドは、ニューヨークでタクシーに乗ると、運転手が銃で撃たれて殺されてしまい、早速事件に巻き込まれてしまう。車をなんとか操縦して、一命を取り留める。

事件に関係していると噂のMr.ビッグを筆頭とするグループが、車で移動するのを追いかけるジェームズ・ボンド。彼らが入っていったバーについて行くと、座った席の後ろの壁が回り、椅子ごと裏へ連れて行かれる。そして、銃を向けられてしまう。そこには、カナンダという男と占い師の女性、義手の男が待ち受けていた。彼らの家来に路地裏へ連れて行かれたジェームズ・ボンドは、隙をついて彼らをやっつける。

そして、すぐに次の目的地であるカリブ海の島へ向かうジェームズ・ボンドであった。その島には、占い師の女性の家があることを知ったジェームズ・ボンドは、彼女からカナンダのことを聞き出そうと考える。

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映画『007 死ぬのは奴らだ』のあらすじ【承】

島へ到着したジェームズ・ボンドは、ホテルに行くと、先に妻が到着していると報告を受ける。その妻というのは、ロージーという女性で、CIAのお手伝いをしていると言う。怪しく思うボンドだったが、彼女と仲良くなる。そして、翌朝ロージーの案内で占い師の家へ向かう。

占い師の家へ向かう道中、様々なトラップが仕掛けられていることに気づくジェームズ・ボンド。ロージーに本当のことを話すように説得するジェームズ・ボンドだったが、ロージーは逃げ出してしまう。そして、森に仕掛けられていたカカシから銃が発射され、ロージーは死んでしまう。

その頃、占い師は、占いの結果上手くいくはずだったのにどうして失敗したのかとカナンダに責められる。

ジェームズ・ボンドは、夜に占い師の家へと忍び込む。そして、占い師の前でタロットカードを引いて彼女を占う。すると、「愛」を表すカードが表を向ける。占い師は、カードを信じていると言い、運命を受け入れるようにジェームズ・ボンドと夜を過ごす。

翌朝、森を散策するジェームズ・ボンドと占い師は、戦闘機の銃に狙われる。街の人々も皆二人を狙い、二人は逃げ惑う。そこで、ジェームズ・ボンドは、二階建てのバスを運転して逃げることにする。派手に街中を走り回り、なんとか敵を撒くことに成功する。そして、仲間の船に乗り込んで逃げるジェームズ・ボンドと占い師であった。

映画『007 死ぬのは奴らだ』のあらすじ【転】

ジェームズ・ボンドと占い師は、ニューオーリンズへ到着する。タクシーに乗り込むと、運転手が敵の家来であり、Mr.ビッグのところへ連れて行くと言う。再び敵に囲まれた状況で、占い師が敵側に付いてしまう。追い込まれたジェームズ・ボンドは、教習用の飛行機に乗り込み逃げ回る。そして、抜群の運転能力で敵陣からの脱出に成功する。

そして、ジェームズ・ボンドは、ニューオーリンズの事件があった場所へ行く。怪しいバーに入ると、またも裏へ連れて行かれ、カナンダと占い師、義手の男に囲まれる。そこで、実はカナンダの正体がMr.ビッグであったことを知る。Mr.ビッグは、自身が麻薬を多く配っており、麻薬がないと生きられない人を大勢生み出し、市場を独占しようと考えていると言う。また、占い師とジェームズ・ボンドの関係を怪しんでおり、二人の関係を問い詰めるMr.ビッグ。しかし、はっきりしないジェームズ・ボンドに苛立ちが増し、義手の男に指示してジェームズ・ボンドを殺すこととする。

映画『007 死ぬのは奴らだ』の結末・ラスト(ネタバレ)

ジェームズ・ボンドは、義手の男に連れられて、山奥の研究施設へやってくる。そこでは、たくさんのワニが飼育されていた。ワニがたくさん集まる池の真ん中の石の上に、ジェームズ・ボンドは置き去りにされる。ワニが四方から狙ってくるという絶体絶命の状況の中、ジェームズ・ボンドはワニの背中を走って渡り、無事に岸にたどり着くことに成功する。そして、ワニを餌でおびき寄せて、研究施設へと導くのであった。

モーターボートに乗って川を走って逃げるジェームズ・ボンド。Mr.ビッグの仲間もモーターボートに乗って追いかけてくる。派手に走り回ったため、警察にも追われることになる。しかし、ジェームズ・ボンドは、敵を上手く爆破させ、その場をしのぐことに成功する。

ジェームズ・ボンドは、モーターボートで追いかけられている間に、占い師と共にMr.ビッグが逃げたと知る。そこで、彼らが向かった島へジェームズ・ボンドも向かう。

島では、占い師が紐で括られており、毒ヘビで殺されそうになっていた。ジェームズ・ボンドは、彼女を助け出し地下の研究施設へ逃げる。すると、そこではMr.ビッグが待ち伏せていた。占い師と共に装置に固定され、サメのいるプールへと運ばれるジェームズ・ボンドだったが、上手く固定を解き、脱出する。そして、Mr.ビッグをサメの元へ突き落とす。一件落着したジェームズ・ボンドは、占い師と共に船で陸へ向かう。

陸についたジェームズ・ボンドと占い師は、ゆっくり列車で街まで戻ることとする。のんびり過ごしていたところに、あの義手の男が襲いにくる。しかし、ジェームズ・ボンドは義手を壊して列車の窓から男を放り投げる。そして、再び占い師と楽しい時を過ごすのであった。

映画『007 死ぬのは奴らだ』の感想・評価・レビュー

子供のような仕掛けや戦い方に、どこかクスッと笑ってしまうような印象を受けた。そんな戦い方をするジェームズ・ボンドだが、紳士的で礼儀正しくキメる姿も面白い。敵陣も、次から次へと面白い古典的なトラップを仕掛けており、次はどんな面白い仕掛けが出てくるのだろう?と、観ている者を飽きさせない作品である。子供から大人まで、一緒になって笑って観れるアクションムービーだ。(MIHOシネマ編集部)


ボンド役がロジャー・ムーアになっての最初の作品。敵役のビジュアルのインパクトが強い印象の一本。呪術的なイベントのシーンや「それ占いで当てられるものなの?」ということまで言い当てちゃう占い師もいてどこかオカルト的雰囲気も漂うが、ロジャー・ボンドはどこか飄々としてユーモラスでさえある。
007シリーズを後追いする場合あまり順番は気にしなくても差し支えないと思うが、この作品に出てくるある脇役(?)はその後のある作品にも出てくるので、ロジャー・ボンドの中ではこの作品を最初に観た方がよいかもしれない。(男性 40代)


3代目ボンドを演じるのはロジャー・ムーア。イギリスではボンドと言えばロジャー・ムーアの名が挙がるほど人気だそうです。シリーズとしては8作目になりますが、ムーアボンドはかなりユーモラスでお茶目なんです。クールな表情をしつつも、冷たいわけではなくて何となく親しみやすい雰囲気があります。
英国紳士のイメージにぴったりだと感じるのは、ショーン・コネリーのボンドがかなり濃いキャラクターだったからかも知れません。
シリーズの中でも1番多くボンドを演じたロジャー・ムーアの最初の物語は007を語る上で欠かせない作品です。(女性 30代)

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