映画『アレックス・ライダー』の概要:小説『ストームブレイカー』を原作とした2006年公開のスパイアクション映画。14歳の少年アレックスが叔父の死をきっかけにスパイとなり、凶悪なテロ事件を阻止する物語である。
映画『アレックス・ライダー』の作品情報
上映時間:110分
ジャンル:SF、アクション
監督:ポール・グリーングラス
キャスト:ジェームズ・ネスビット、ティム・ピゴット=スミス、ニコラス・ファレル、ジェラルド・マクソーリー etc
映画『アレックス・ライダー』の登場人物(キャスト)
- アレックス・ライダー(アレックス・ペティファー)
- 14歳の中学生ながらもスパイとして活動することになる。両親が亡くなってから叔父のイアンと家政婦のジャックと共に暮らしていた。
- ジャック・スターブライト(アリシア・シルヴァーストーン)
- 家政婦としてアレックスの世話をしている。
- ダリアス・セイル(ミッキー・ローク)
- アレックスがスパイとして侵入するIT企業のCEO。
- イアン・ライダー(ユアン・マクレガー)
- 銀行員として働きながら、アレックスの両親が亡くなってからアレックスを育てていたが、本当は英国諜報部員であった。
映画『アレックス・ライダー』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アレックス・ライダー』のあらすじ【起】
アレックスは幼い頃に両親を亡くしてから、叔父のイアンと暮らしていた。銀行員として働く叔父は、普段あまり家にはいなかったため、アレックスの面倒は家政婦のジャックが見ていた。両親がいないながらもアレックスは幸せに暮らしていた。
そんなある日、アレックスは週末イアンと共に過ごすことを楽しみにしており、いつものように学校から帰宅すると、警察が家にやって来た。そして叔父のイアンが事故に遭い、亡くなってしまったことを聞かされる。
イアンの葬儀の最中、アレックスは銃を持ったボディーガードが警備をしていることに気づく。イアンの葬儀に銃を持ったボディーガードがいたことを疑問に感じつつも、アレックスとジャックは自宅に帰る。するとそこには、イアンの車を盗もうとしている怪しい男がいた。
イアンの車が盗まれてしまったため、アレックスは自転車で車を追いかける。アレックスが車を追いかけていくと、車を解体する工場にたどり着いた。
映画『アレックス・ライダー』のあらすじ【承】
アレックスは、男達の会話を聞こうと忍び寄ると見つかってしまい、男達に囲まれてしまう。その場を切り抜けたアレックスは、盗品を駅へ運ぶことを聞いていたため駅へ向かう。
駅に到着すると、葬儀に参加していた1人の男性を発見する。その男の後をつけてみると、証明写真機の中に入っていく。なんと証明写真機の中には隠し通路があり、その先には秘密情報部のアジトがあった。
秘密情報部のアジトに侵入したアレックスは、イアンの上司に出会った。そして、イアンの本当の姿はスパイであり、任務中に殺されたことを聞かされる。イアンの後を継いで、スパイとなるように言われるアレックスであったが、あまり気乗りしないようだった。
しかしアレックスは、イアンにスパイの基礎となる格闘術や語学、射撃などを仕込まれていた。またジャックのビザがすでに切れており、強制送還を免れるためにアレックスはスパイとなることを決める。
スパイの基礎は固まっていたアレックスであったが、それだけでは心許ないため、特殊部隊キャンプ地に訓練を受けに行く。
映画『アレックス・ライダー』のあらすじ【転】
2日も耐えられないと言われていたキャンプであったが、アレックスは見事最終日まで耐え抜き、訓練から帰って来た。訓練を終え帰って来たアレックスは、スパイグッズを渡され、任務を与えられる。与えられた任務は、半年前イアンが失敗してしまった任務であり、ストームブレイカーというパソコンを発明したセイルのもとに侵入することだった。
セイルは、イギリスの学校に次世代パソコンであるストームブレイカーを寄付し、コンピューターコンテストで優勝した子どもを招待することになっていた。アレックスは、このコンピュータコンテストの優勝者になりすまし、セイルのもとに侵入を開始した。
アレックスは、スパイグッズを駆使することでセイルの真の目的を調べることに成功する。セイルは子どもの頃いじめを受けており、その復習のために、学校へ寄付するストームブレイカーに殺人ウイルスを内蔵させ、ばら撒くことが目的であった。
セイルの目的を暴くことに成功したアレックスであったが、セイルに捕まってしまい殺されそうになる。アレックスは、間一髪のところでスパイグッズにより脱出し、ヘリコプターに乗り込む。
映画『アレックス・ライダー』の結末・ラスト(ネタバレ)
ストームブレイカーの祝勝会では、首相がストームブレイカーのスイッチを押すところであり、そのスイッチが押されるとウイルスがばら撒かれる仕組みになっていた。アレックスは、祝勝会の会場にヘリコプターから飛び降り、会場に降り立つ。
会場に到着したアレックスであったが、首相の警備に邪魔をされてしまう。しかし、共にスパイの訓練を受けた仲間から銃を借り、スイッチを破壊することに成功する。
セイルは会場を後にするが、スイッチを起動させるバックアップがあるビルに向かう。アレックスは、セイルがまだ諦めていないことに感づき、ジャックの運転でセイルを追う。しかしながら、渋滞にハマってしまい途方に暮れてしまう。
そこに乗馬の練習をしていたアレックスの同級生を見つけ、馬に跨りビルに連れていってもらう。ビルに到着したアレックスは、ビル内のスイッチに繋がるケーブルを引き抜き、セイルがスイッチを押すのを阻止する。
そして最後には、イアンを殺した敵である殺し屋の手も借り、セイルを倒すことができた。その後アレックスは、学校に戻り、恋人と幸せそうに過ごした。
映画『アレックス・ライダー』の感想・評価・レビュー
話の構成や展開は単純であるが、その分肩肘を張らずに楽しむことができる。本格的なスパイ映画ではないので、物足りなさを感じることもあるかもしれないが、ハラハラするようなスパイアクションシーンもあるので、気楽にスパイ映画を楽しみたい人にはおすすめであると感じた。また、主役のアレックスは美少年であるので、イケメンが活躍する映画を観たい人も楽しめる内容になっている。(MIHOシネマ編集部)
ユアン・マクレガーにミッキー・ローク出演のスパイ映画、渋すぎますよね。これは見るしかありません。一言で言うとイギリス版『スパイ・キッズ』と言った感じです。ストーリーも大道で、わかりやすいシナリオは子供向けかと思います。ディズニーチャンネルにありそうな作品なので、大人も子供も一緒に楽しめるでしょう。
あくまでスパイ映画なので、スパイの秘密道具はかなり凝っていて面白かったです。ちなみに、ユアン・マクレガーはカメオ出演かと思うほど短い出演時間でした。(女性 30代)
アレックス・ペティファーの演技が少々ぎこちない気がしましたが、とにかく美男子です。オーディションにより多人数の中から選び抜かれた彼ですが、自転車等の様々なアクションに果敢に挑戦していて、応援したくなりました。ストーリーは適度に大雑把、小道具や音響等はチープな感じが否めません。だからこそ大人なら気楽に楽しめ、子供なら夢中になることでしょう。原作の『ストームブレイカー』は若者向けの小説のようですが、ぜひ読んでみたいです。(女性 30代)
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