映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』の概要:少年・マックスは恋人を作って家を出て行った父を許すことができずにいた。そんなある日、空からムースが落ちてくる。ムースは足を痛め、お腹を空かせていた。マックスはムースの面倒を見るうちに、友人として大切に思うようになる。
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』の作品情報
上映時間:83分
ジャンル:ファンタジー、アドベンチャー
監督:ラウレンス・ブロック
キャスト:デニス・レインズマ、ダナ・ゴルドベルフ、イェルカ・ファン・ハウテン、アルヤン・エーダーフィーン etc
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』をフルで無料視聴できる動画配信一覧
U-NEXT | × |
---|---|
Hulu | × |
Amazonビデオ | ◯ |
dTV | × |
TELASA | × |
TSUTAYA DISCAS | ◯ |
ビデオマーケット | × |
Netflix | × |
※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』の登場人物(キャスト)
- マックス(デニス・レインズマ)
- 恋人を作って家を出て行った父を許すことができずにいる。現在は、妹と母の三人暮らし。ごく平凡な少年。
- パンネマン(アルヤン・エーダーフィーン)
- マックスの家の近所に暮らす変わり者。狩猟が趣味で、部屋に剥製を飾っている。子供が嫌い。
- ムース(イェロエン・ファン・コニングスブルージュ)
- ムース(ヘラジカの英語名)。名前はなく、ムースと呼ばれている。見栄っ張りなところがあり、つい嘘を吐いてしまう。おしゃべり。どん臭いところがある。
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』のあらすじ【起】
マックスの父親は新しい恋人を作り、家を出て行った。父親から頻繁に電話がかかってきていたが、マックスは折り合いをつけることができず会話することを拒んだ。マックスは寂しい気持ちを押し殺し、納屋にある古いおもちゃで遊んでいた。母はマックスのことを心配していたが、マックスの気持ちを晴らすことはできなかった。
ある夜、マックスは物音を聞きつけ、納屋を訪れた。すると、ムース(ヘラジカの英語名)がいた。ムースのアポロは空から落ちてしまい、お腹を空かせていた。アポロは食べ物が欲しいと訴えた。驚いたマックスは納屋を出て、母に今見たことを話した。母は話を信じず、マックスを寝かしつけた。
次の日、マックスは恐る恐る納屋を確認しに行った。すると、アポロが眠っていた。マックスはアポロの首にかかっている缶を触ろうとして、起こしてしまう。目を覚ましたアポロは旅立とうとするが、足を痛めていて動けなかった。しかも、お腹を空かせたままだった。マックスはアポロに食事を与えた。
アポロはサンタのソリ係だった。トラブルが発生し、アポロはマックスの家に、サンタは別の場所に落ちてしまったのだ。マックスはサンタの存在を信じることができず、困惑する。一方、サンタはごみ置き場に落ちてしまい、泥だらけになっていた。
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』のあらすじ【承】
マックスは妹のキキとツリーに使う木を取りに行った。その道中、近所に暮らすパンネマンに絡まれてしまう。パンネマンは変わり者の男性で、悪戯ばかりする子供達のことを嫌っていた。キキは咄嗟に母親がよろしくと言っていたと伝えた。すると、パンネマンは気を良くし、絡むのをやめた。
キキはツリーの飾りを納屋に取りに行き、アポロを見つけてしまう。頭の良いキキはアポロの嘘を見抜き、論破した。アポロは嘘を吐いていたことを認めた。それはアポロという名前ではないことと、ソリを引く係ではないことだった。本当はムースと呼ばれており、特別な名前が欲しくてアポロと名乗ったのだ。そして、ソリを引く係はトナカイで、ムースはテスト走行をしているだけだった。
ムースは干し草が好物だった。マックスはムースのためにパンネマンの家から干し草を盗もうとした。すると、キキに良い案があると言われる。キキは母親が欲しがっていたと嘘を吐き、パンネマンから干し草を貰う約束を取り付ける。
母は納屋でムースを見つけ、警察に通報しようとした。マックスはそれに気づき通報を止めて母に事情を説明した。母が驚きながらも納得したとき、干し草を届けにパンネマンがやって来る。その時、母はパンネマンに夕食に誘われる。母が断ろうとしたとき、ムースが納屋で物音を立てた。パンネマンは悪戯好きの子供が忍び込んだと誤解し、納屋に押し入ろうとした。母はムースの存在を誤魔化すため、話を変えて夕食の誘いに応じた。
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』のあらすじ【転】
通報を受けた警察が、納屋にムースがいないか訪ねて回っていた。パンネマンは警察から話を聞き、マックスの家の納屋にいることに気づく。狩猟が趣味のパンネマンは自分が始末するために、ムースがいるのは誤解だと話して警察を追い返した。その後、パンネマンはこっそりマックスの家を訪れ、ムースの姿を確認する。
マックスとムースは友情を深めていった。しかし、ムースが父親のことを話して、マックスを怒らせてしまう。一方、サンタは自分の直感を信じ、女性に声をかけて車に乗せて欲しいと頼んだ。偶然にもその女性はマックスの祖母で、彼の家に行くところだった。
マックスは悪戯好きの子供達に殴られそうになるが、ムースに助けられる。マックスはムースを抱き締め、怒ったことを謝罪した。その時、パンネマンが銃を撃ってきた。弾はムースの首にかかっていた紐に当たり、缶が落ちた。マックス達は雪を被って身を隠した。パンネマンはマックス達に気づかず、落ちていた缶を拾っていった。
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』の結末・ラスト(ネタバレ)
サンタはムースに会い、落下した件を怒った。その時、首にかかっていた缶がないことに気づく。その缶には、飛ぶために必要な星屑が入っていた。ムースはどこに落としたか分からず、サンタは激怒した。このままではプレゼントを配ることができなくなり、クリスマスを迎えることができなかった。マックスはパンネマンが拾っていたことを思い出す。
マックスはサンタに愛想を尽かされればムースがずっと家にいられると思い、パンネマンが缶を拾ったことを内緒にしていた。しかし、ムースが缶をなくしたことを気に病んでいたため、ずっと秘密にしておくことはできなかった。マックスはムース達に正直に話した。
サンタはパンネマンから缶を取り返そうとするが、上手くいかなかった。無理矢理家に押し入ろうとして、警察に逮捕されてしまう。サンタは「自分がサンタだ」と言ったことで、精神病院に入院させられた。
マックスはムースと協力して、パンネマンの家に忍び込んだ。無事に星屑が入った缶を見つけるが、パンネマンに見つかってしまう。ムースは雄叫びを上げ、パンネマンの気を引いた。パンネマンは歌を歌い、星屑の使い方を教えた。マックスはパンネマンに星屑をかけた。パンネマンは空高く飛んでいった。
ムースは星屑を使い、マックスを背に乗せて飛んだ。そして、精神病院からサンタを救い出した。マックス達は家に戻った。サンタは今回の件を通して、ムースが大切な存在だと気づく。ムースはまた会うことをマックスと約束し、サンタと一緒に去っていった。
クリスマスの夜、マックスが寂しがっていると、無線機からムースとサンタの声が聞こえてきた。ムース達は無事にプレゼントを配り終えたことを報告し、空を飛び去っていった。マックスはムース達の飛ぶ姿を見て、喜んだ。母にそのことを報告しに行くと、父と電話で話していた。マックスは電話を替わり、父と話をした。
映画『マックスとヘラジカの大冒険 クリスマスを救え』の感想・評価・レビュー
マックスとムースの種族を超えた友情が温かくて素敵な物語だった。それに、ムースとサンタの主従関係も素敵だった。ムースに対して怒っていたサンタが、自分の今までの考えを改めムースのことを大切な存在だと認めたシーンはうるっときた。子供だけでなく、大人も楽しめる作品だと思う。変わり者のパンネマンがやっつけられたシーンはスカッとしたが、どこまで飛んでいったのか気になった。脇役のマックスの祖母が豪快な人で、作品の中で一番好きになった。(MIHOシネマ編集部)
みんなの感想・レビュー