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映画『ターボ』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ターボ』の概要:カタツムリのテオは、人間のカーレースの世界に強い憧れを抱いており、カーレーサーとして走りたいと思っていた。そんなある日、ひょんなことから速く走れる力を手に入れる。テオはその力を利用し、カーレースに出場した。

映画『ターボ』の作品情報

ターボ

製作年:2013年
上映時間:96分
ジャンル:コメディ、アドベンチャー、アニメ
監督:デヴィッド・ソーレン
キャスト:ライアン・レイノルズ、ポール・ジアマッティ、マイケル・ペーニャ、スヌープ・ドッグ etc

映画『ターボ』の登場人物(キャスト)

テオ(ライアン・レイノルズ)
自称、ターボ。カタツムリ。人間のカーレースの世界に強い憧れを抱いており、カーレーサーとして走りたいと思っている。
チェット(ポール・ジアマッティ)
テオの兄。カタツムリ。真面目な性格。夢見がちな弟に手を焼いている。心配性で、小心者。
ティト(マイケル・ペーニャ)
人間の男性。兄のアンジェロとタコス店を経営している。カタツムリレースが趣味。夢見がちな性格。
ギー・ガニエ(ビル・ヘイダー)
人間の男性。カーレーサー。何度もチャンピオンに輝いている。表向きは良い人だが、実は自分のことしか考えていない冷たい人。

映画『ターボ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ターボ』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ターボ』のあらすじ【起】

カタツムリのテオは、人間のカーレースの世界に強い憧れを抱いていた。自分のことをターボと称し、カーレーサーとしてレースに出場することを夢見ていた。だが、現実は鳥に襲われるのを恐れ、人間が手入れする畑から野菜を手に入れる日々を送っていた。

カーレースの世界では、ギー・ガニエという男が活躍していた。テオはガニエに憧れ、彼のようになりたいと思っていた。ある日、カタツムリ達が狙っていたトマトが地面に落ちた。カタツムリ達が取りに行こうとしたとき、人間が芝刈りを始めた。他のカタツムリ達は死ぬのを恐れ、取りに行くのを諦めた。テオは諦めず、トマトを取り向かった。その時、芝刈り機に巻き込まれそうになる。他のカタツムリ達がホースの水を使い、テオを弾き飛ばして助けた。

テオは素早く動けなかった事実にショックを受ける。町を彷徨い歩いていた際、車の風圧に負け弾き飛ばされた。テオが辿り着いたのは、カーレース中の車の内部だった。テオはそこで、ニトロを全身に浴びた。テオは車の外部に弾き飛ばされ、気を失った。

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映画『ターボ』のあらすじ【承】

目を覚ましたテオは皆の元に戻った。だが、前と体の様子が違っていた。テオの目はライトのように光ることができ、口からはラジオが流れるようになっていた。しかも、高速で移動することができた。

テオは騒動を起こし、仲間から愛想を尽かされてしまう。兄のチェットと共に住処を追い出されることになった。今までテオを庇い尻拭いをしてきたチェットは、激怒した。その時、鳥が現れ、チェットを捕まえて去っていった。テオは猛スピードで鳥を追いかけ、チェットを救い出した。

テオとチェットは人間のティトに拾われる。ティトは仲間達とカタツムリレースを行っていた。テオは猛スピードで走り抜け、ティト達を驚かせる。チェットは変わってしまった弟に恐怖した。

ティトは兄のアンジェロとタコス店を経営していた。アンジェロはカタツムリレースに明け暮れるティトに呆れ、真面目に店を手伝って欲しいと思っていた。ティトはテオがいれば店が流行ると力説するが、まともに聞いてはもらえなかった。

カタツムリレースの参加者であるウィップラッシュ、スキッドマーク、バーン、スムーブムーブ、ホワイトシャドーは速いテオに興味を抱き、仲間に誘う。だが、テオはウィップラッシュ達のことを動きが遅いと馬鹿にし、仲間になることを拒んだ。怒ったウィップラッシュは、テオにレースを挑んだ。テオは自分が勝つと思っていたが、知恵を使ったウィップラッシュ達に負けてしまう。

映画『ターボ』のあらすじ【転】

チェットはタコス店を何とか流行らせたいと思っていた。テオはカーレースの「インディ500」に出場することを提案した。チェットとテオはそれぞれ兄にカーレースに出場したいことを話すが、認めてはもらえなかった。

カーレースに出場するためには大金が必要だった。ウィップラッシュ達はバスを乗っ取り、お客さんをタコス店に案内した。そして、テオが素早く動き、お客さん達を楽しませた。タコス店や周囲の店は繁盛するが、アンジェロはカーレースの出場を認めなかった。ティトの友人達はお金を出し合い、カーレースに出場できるようにした。

ティトは友人達、テオ、ウィップラッシュ達とカーレース会場に向かった。道中、皆で協力してテオの甲羅をおしゃれに飾った。チェットは夢を叶えつつあるテオのことを認めながらも、特別な力を失くした後のことを心配していた。

ティトは受付をしようとするが、ルーキーテストを受けていないせいで認めてはもらえなかった。テオは記者、スタッフ、ガニエの前で走った。人々は高速で走るカタツムリのテオに驚き、興味を抱く。記者達はガニエのインタビューをやめ、テオの周りに集まった。

映画『ターボ』の結末・ラスト(ネタバレ)

テオの存在は広まり、大きな騒動になった。そして、ガニエの口添えのお陰で、試合に出場できることになる。チェットは車に轢かれるのではいかと心配し、今でも出場に反対していた。テオは兄に受け入れてもらえなかったことに心を痛める。

テオはガニエに認められたと思っていた。だが、ガニエはレースに注目を集めるために、テオを利用しただけだった。テオは複雑な気持ちを抱いたまま、レースに出場した。ウィップラッシュ達はティト達の代わりにピットクルーを担当し、水を与えたりしてテオのコンディションを整えた。不調だったテオは、ウィップラッシュ達のお陰で本来の自分の走りを取り戻す。巻き返しを図り、二番手に躍り出た。ガニエはタイヤのカスが落ちているエリアに追い込み、テオの走行を邪魔する。

テオは壁に当たり、殻にヒビが入ってしまう。ティト達はこれ以上体が持たないと、棄権することにした。しかし、テオは諦めなかった。テオはレースに復帰した。ガニエはカタツムリに負けたくないと無理な走りをして事故を起こしてしまう。大渋滞が起こり、他の車はゴールに辿り着くことができなくなった。テオも殻が壊れてしまい、速く走る力を失ってしまう。テオはゴールを諦め、蹲った。チェットはそんなテオを見て、必死に励ました。テオは兄の言葉に勇気をもらい、ゴールに向けて這っていった。それを見た観客達は、拍手を送った。

ガニエも諦めておらず、車を引きずりながらゴールしようとした。さらに、テオのことを踏み潰そうとした。テオは転がり、一位でゴールした。テオとチェットは喜び合った。ティトは店に戻り、新しいオーブンを兄にプレゼントした。タコス店やティトの友人達の店は客が集まり、大盛況だった。ティト達は客の前でカタツムリレースをした。殻が治ったテオは、速く走れる力を取り戻していた。

映画『ターボ』の感想・評価・レビュー

ただカタツムリの活躍を描いているだけでなく、兄弟の確執と愛情が描かれていたところが良かったと思う。人間のティトとカタツムリのテオでは言葉が交わせないのだが、夢を追う弟として境遇が似ており、思いを通じ合わせているところが素敵だった。ティトの兄のアンジェロもテオの兄のチェットもただ分からず屋なだけでなく、弟に対して傷ついて欲しくないという愛情を持っているのがしっかりと伝わってきた。(MIHOシネマ編集部)


兄弟の愛を強く感じられる素敵なアニメーション作品です。ドリームワークスの制作ということで子供向けのストーリーかと思いましたが、子供にわかりやすいシナリオではあるものの大人も考えさせられるような兄弟の愛や、自分の心の奥底にあるものをとても上手く描いていて、大人も子供も楽しめる作品だと感じました。
のろまなイメージのかたつむりが人間のレーサーに憧れるなんて…と期待していなかったのですが実際に作品として見るとキャラクターそれぞれに愛着が湧き、応援したくなりました。(女性 30代)

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