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映画『パリより愛をこめて』あらすじとネタバレ感想

映画『パリより愛をこめて』の概要:2009年製作のフランス映画。原案がリュック・ベッソンで監督がピエール・モレルのコンビという異色のコンビが描くノンストップアクションムービー。主演はジョン・トラボルタが起用されている。

映画『パリより愛をこめて』 作品情報

パリより愛をこめて

  • 製作年:2010年
  • 上映時間:95分
  • ジャンル:アクション
  • 監督:ピエール・モレル
  • キャスト:ジョン・トラヴォルタ、ジョナサン・リス・マイヤーズ、カシア・スムートニアック、リチャード・ダーデン etc

映画『パリより愛をこめて』 評価

  • 点数:75点/100点
  • オススメ度:★★★★☆
  • ストーリー:★★★☆☆
  • キャスト起用:★★★☆☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★★☆☆

[miho21]

映画『パリより愛をこめて』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『パリより愛をこめて』のあらすじを紹介します。

在仏アメリカ大使館員として働いているリース。
彼は実はCIAの見習いだ。
もちろんそのことは恋人にさえ秘密のこと。
ある日、CIAから任された任務、それはリースにとってはじめての大仕事だった。
やる気になったリースの元に、一緒に仕事をする相棒ワックス(ジョン・トラボルタ)が税関で揉めていると連絡が。

あわてて空港にいくとスキンヘッドの騒がしい男が暴れていた。
二人の任務は麻薬ルートを暴くこと。
そのボスの狙いは何なのか。
しかし空港を出た途端、二人を邪魔するものが現れ、銃撃戦の繰り返しだ。

そしていよいよボスにたどり着けそうな時、その組織がテロリストであり実は麻薬密売で稼いだ金で武器を調達しパリ国際会議で爆破させる計画であることを暴く。
これを食い止めるため二人はいのちがけで闘うことに。

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映画『パリより愛をこめて』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『パリより愛をこめて』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

ノンストップアクションとはまさにこのこと

とにかく止まらない映画。
二人が税関を出たあとからは全くよそみが出来ないのだ。
極端な話、面白いのかどうかもわからせないくらいどんどん進んでいくので、うかうかしてると見逃す箇所が多いかもしれない。

アクション好きにはたまらないだろうが、あまり好みでは無い人には苦痛でさえあるかもしれないそんな作品である。
内容を期待はしない方が良いが、大体広告ポスターを見たらわかるだろう雰囲気そのまま期待を裏切らない作りであることは間違いない。
何も考えずに見たら意外と面白いなんて結末になるかもしれない。

銃撃戦の嵐

アクションの醍醐味といえば銃撃戦。
本作品もとにかく撃ちまくり。
トラボルタの銃撃シーンは本当に痺れる。
昔は恋愛映画やヒューマンドラマに出ているイメージの方が強かったが現在はアクション映画のイメージが強い。
鍛え上げられた肉体も以前よりがっちり見えて、恋愛作品よりしっくりくるようになった。
スキンヘッドのトラボルタの凄みを楽しんでもらいたい1本。

リュック・ベッソン原作×ピエール・モレル監督

この二人のコンビはこのジャンルにおいては特化している。
むしろ話の違いがわからない。
最近の作品は「96時間」というリーアム・ニーソン主演のアクション映画であるが、やはりアクションシーンと銃撃戦のシーンは相当力が入っているのかリアルで楽しめる。
レオンでお馴染みのベッソン監督は、パリを愛しパリを舞台にした映画を撮るのが好きでありまた上手だ。

本当はもっと哀愁漂う内容のあるアクション映画がうまいのかもしれないが、近年はノンストップ系が多い。
レオンを越える名作は出来ないと思ってしまっているのだろうか。
是非並ぶような名作を作って欲しいものだ。

トラボルタの名演技

この人はやはりうまい。
さすかだなと思わせる迫力かあるのだ。
そしてスキンヘッドの似合い具合も半端ない。
邦題タイトルこそ007のサブタイトルのようだがこの辺は敢えて意識しているのかもしれない。
この映画はトラボルタじゃなかったら見たくない映画かもしれない。


ジョン・トラボルタがスキンヘッドで出演しているので、一瞬彼だと気づかなかった。武骨な感じが、上手く表現されていたと思う。
ジョン・トラボルタが演じたワックスは型破りな男で、ぶっ飛んだ行動が驚きを通り越しておもしろかった。彼に振り回される見習いCIAエージェント・ジェームズが対照的な人物で、良い味を出していたと思う。アクションシーンは派手で、なかなか見応えがあった。特に、銃撃戦がカッコ良かった。(女性 30代)

映画『パリより愛をこめて』 まとめ

ベッソン監督は近年、脚本や製作側に回っている。
それが良くもあり悪くもある。
良い面としてはベッソンの色を汲みながら、他の監督の色が混ざること。
これはベッソンだけだとレオンのイメージが強すぎてこれを越えられる作品が出てくるとは思えない。

悪い面としては逆にベッソンらしさが無くなってしまうこと。
どちらも観る手側の問題で決まってしまう。
どちらの評価にいくかどうかだ。

個人的にはベッソン一色の方が見やすく、アクションもノンストップというよりじっくり追い詰める彼のやり方の方がヨーロッパらしい感じがして好感がもてる。
やはりベッソンの独特の暗さがあるフランス映画を見たいというのが客の心情だろう。

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