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映画『ツインズ(1988)』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『ツインズ(1988)』の概要:アーノルド・シュワルツェネッガーが初めてコメディに挑んだ作品。科学実験の成果誕生した双子の兄弟が母親を探す物語で、シュワルツェネッガーとダニー・デヴィートが双子という奇抜なアイデアが受けて、大ヒットを記録した。

映画『ツインズ』の作品情報

ツインズ

製作年:1988年
上映時間:107分
ジャンル:コメディ
監督:アイヴァン・ライトマン
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー、ダニー・デヴィート、ケリー・プレストン、クロエ・ウェッブ etc

映画『ツインズ』の登場人物(キャスト)

ジュリアス(アーノルド・シュワルツェネッガー)
6人の父親と美人の母親の遺伝子を掛け合わせて誕生し、知能も肉体も秀でている。知識を本から吸収しているために実体験を伴っておらず、世間知らずでもある。
ビンセント(ダニー・デヴィート)
実験の想定外の結果として誕生したジュリアスの双子の弟。誕生後すぐに養子に出された。養護施設で育ち、悪事ばかりを重ねて生きてきた。
リンダ(クロエ・ウェッブ)
ビンセントの恋人。女遊びの激しいビンセントの欠点を十分に承知した上で献身的に愛を注いでおり、同棲したいと願っている。
マーニー(ケリー・プレストン)
リンダの妹。ビンセントのことを見下しており、リンダが交際していることに反対している。しかし、ジュリアスと出会い、一目で恋に落ちてしまう。

映画『ツインズ』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『ツインズ(1988)』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『ツインズ』のあらすじ【起】

米政府は、優秀な6人の父親と美人の母親の遺伝子を兼ね備えた心身ともに優れた子供を作る実験を行う。その結果、ジュリアスが誕生する。ビンセントは母親がお産で亡くなったと教えられ、太平洋の孤島で教養と体力を身につけて育つ。そして、35歳になった時に実は双子の弟ビンセントがいたことを知らされる。ジュリアスはビンセントを探すために旅立つ。

ロサンゼルスに着いたジュリアスは早速ビンセントを探し始める。ビンセントは借金を背負っており、恋人のリンダに金を無心したり、車を盗難したりして暮らしていた。しかし、駐車違反がきっかけに逮捕される。ジュリアスはビンセントが育った養護施設を訪ね、ビンセントは拘置所にいるだろうと言われる。ジュリアスは拘置所でビンセントに面会するが、ビンセントはジュリアスが兄弟だと信じようとしない。そして、ジュリアスに釈放金だけ払わせて置き去りにする。

ビンセントが自分の経営する会社に戻ると、借金取りが現れる。そこにジュリアスがやって来て、借金取りを追い払う。ジュリアスが役立つと思ったビンセントはジュリアスをだましてキャデラックを盗む現場に同行させる。

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映画『ツインズ』のあらすじ【承】

スーパーにやって来たビンセントとジュリアスは、リンダとマーニーに遭遇する。マーニーはジュリアスに一目で惹かれてしまう。自宅に戻り、ジュリアスはビンセントに実験について説明する。しかし、ビンセントは話を信じず、養護施設から盗んだ書類を見せる。そこには母親が生きていると書かれていた。ビンセントは母親を探そうと提案する。

その頃、運び屋の男がキャデラックを探していた。キャデラックには極秘の商品が載せられており、運び屋がヒューストンにいる取引相手に届ける段取りになっていたのだ。車内で運び屋への指示内容を見つけたビンセントは、運び屋になりすまして取引相手に連絡し、500万ドルと引き換えにキャデラックを届けることになる。その頃、ジュリアスはビンセントの書類に書かれていた住所を訪ね、6人の父親の一人に会う。そして、実験の責任者が母親に死産だったと嘘をついていたことを知らされる。

ビンセントがヒューストンに向かおうとしていたところに、ジュリアスが戻って来る。ジュリアスは道中で実験の責任者に会うために同行すると主張する。そこにビンセントの誕生日を祝おうとリンダとマーニーが現れ、4人で旅立つことになる。

映画『ツインズ』のあらすじ【転】

運び屋は、ビンセントがキャデラックを盗んだことを突き止め、ビンセントの自宅にやって来る。そして、自宅に残されたメモからビンセントが自分になりすましてキャデラックを運んでいることを把握する。

ジュリアスとビンセントは実験の責任者に会う。責任者は、優秀な遺伝子がジュリアスに、落ちこぼれの遺伝子がビンセントに遺伝したと説明する。そして2人に母親の居場所を教える。ジュリアスは落ち込んだビンセントを励まし、母親を見つけて真の家族を築こうと説得する。

その夜、ジュリアスとビンセント、マーニーとリンダの4人はデートに向かう。初のデートに緊張していたジュリアスにビンセントは踊り方を手ほどきしてあげる。4人がバーでデートを楽しみ、ジュリアスとビンセントも絆を深める。しかし、そこに借金取りが仲間を引き連れてやって来る。借金取りは銃をリンダとマーニーに突き付けて脅すが、ジュリアスとビンセントが全員をたたきのめす。4人はモーテルに戻り、ジュリアスとマーニーは結ばれる。

映画『ツインズ』の結末・ラスト(ネタバレ)

4人は母親が暮らす芸術家村を訪れるが、応対した庭師の女性は母親が亡くなったと告げる。実は庭師の女性こそが母親だったが、2人の話を信じなかったのだ。失望したビンセントは一人でキャデラックを運転して去ってしまう。リンダから事情を知らされたジュリアスはビンセントを探しに追いかける。

ビンセントは工場で取引相手と落ち合い、商品を渡す。商品は飛行機の燃料噴射装置だった。取引相手は他人が開発した技術を盗んで売ろうとしていたのだ。しかし、取引相手は工場に潜んでいた運び屋に殺されてしまい、ビンセントも狙われる。そこにジュリアスが駆けつけ、運び屋の注意を引きつける。それを察知したビンセントはジュリアスを救うために500万ドルを運び屋に差し出す。そして、運び屋が油断した隙に鎖の下敷きにする。

ビンセントとジュリアスの活躍は新聞に報じられ、母親は2人の話が真実だったことを知る。そしてジュリアスの会社で働く2人を訪ねて、家族としての再会を果たす。ジュリアスはマーニーと、ビンセントはリンダと結ばれ、それぞれに双子が誕生する。

映画『ツインズ』の感想・評価・レビュー

アーノルド・シュワルツェネッガーとダニー・デヴィートの軽妙なコンビを楽しめる作品で、シュワルツェネッガーの新たな魅力を引き出すことに成功している。下品な下ネタも過激なジョークもなく、子供にも安心して見せられる。そうした作品は昨今には珍しく、作品が制作された1988年の雰囲気をよく表している。ただ、女優2人が完全にお飾りになっているのは、悪い意味で当時ならでと言えるかもしれない。(MIHOシネマ編集部)


アーノルド・シュワルツェネッガーの新たな魅力が発見できるコメディ映画です。双子役のダニー・デヴィートもワルだけど悪になりきれないという役柄で良い味を出しています。
シュワルツェネッガーの出演している映画の中では珍しく、アクションに重点を置いておらず、マシンガンも持っておらず、母親探しがメインストーリーです。馬鹿力は健在ですが、インテリだけど世間知らずでピュアなシュワルツェネッガーの笑顔が眩しいです。残酷なシーンがないので安心して観れます。(女性 30代)


こんなシュワちゃんを見られるのは『ジングル・オール・ザ・ウェイ』か今作くらいでしょう。シュワちゃんのムキムキの肉体で悪者を倒していく無敵のヒーローのようなイメージからは想像できないような、お茶目でユーモアたっぷりのストーリーなので大人も子供も家族みんなで楽しめる作品です。
全く似ていない双子の兄弟の再会から始まるドタバタ劇は、全体的に優しい雰囲気で細かいことは気にせずにほっこりしながら楽しめました。(女性 30代)

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