映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』の概要:メキシコから移住してきた親子が裕福な米国人家庭と関わることになったことで巻き起こる騒動を描いたコメディ映画。アニメ『ザ・シンプソンズ』のプロデューサーとして知られるジェームズ・L・ブルックス監督作品。
映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』の作品情報
上映時間:131分
ジャンル:コメディ、ヒューマンドラマ
監督:ジェームズ・L・ブルックス
キャスト:アダム・サンドラー、パス・ベガ、ティア・レオーニ、クロリス・リーチマン etc
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映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』の登場人物(キャスト)
- フロール(パス・ベガ)
- 夫に捨てられ、一人娘を連れて米国移住を決意する。娘の教育に対して確固たる信念を持っており、メキシコ人としてのルーツを守ろうとする。
- クリスティーナ(シェルビー・ブルース)
- フロールの娘。徐々に米国文化に染まりながら自らのアイデンティティーを形成していく。英語が話せないフロールのために通訳をする。
- ジョン・クラスキー(アダム・サンドラー)
- 新進気鋭の一流シェフ。ロサンゼルスでレストランを経営しており、新聞のレストランレビューで四つ星を獲得する。
- デボラ・クラスキー(ティア・レオーニ)
- ジョンの妻。情緒不安定で子供の教育方針などを巡りジョンと意見の相違がある。浮気をして初めてジョンの大切さに気付く。
映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』のあらすじ【起】
夫に去られたフロールは娘のクリスティーナを連れてメキシコからアメリカに不法移住する。2人はロサンゼルスの移民街で暮らし始める。そしてフロールは米国人家庭で家政婦として働くために、デボラの面接を受ける。フロールは英語を一切話せないのにも関わらず、デボラに気に入られる。収入が一気に増えることになったフロールはクリスティーナとレストランでお祝いをする。
デボラは夫のジョンと子供の教育方針などを巡って意見が合っていなかった。ジョンのレストランに新聞のグルメ評論家がやって来る。注目を集め過ぎるのが嫌なジョンは緊張してしまう。一方自宅では、ジャズ歌手として有名だったデボラの母が昼間からワインを飲んでいた。ジョンが娘の勉強を手伝っていたところに、デボラが娘の服を買ってくる。しかし、娘のダイエットを促すためにどれも一回り小さいサイズだった。娘は傷付いてしまい、ジョンはデボラの仕打ちに怒り狂う。同じように動揺したフロールは服のサイズ直しをしてあげることにし、娘を喜ばせる。
映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』のあらすじ【承】
ジョンは新聞のレビューを緊張しながら読む。見事に四つ星評価を獲得し、大絶賛されていた。家族一家がそのことに大喜びする。フロールもレビューを読み、ジョンを祝す。デボラは夏休みの期間中に別荘を借りることにし、不動産業者と見学に出掛ける、デボラはフロールに別荘に住み込みで働くことを頼むが、フロールはクリスティーナがいるからと断る。しかし、最終的にデボラに寝負けして、引き受ける。
クリスティーナは浜辺に建つ別荘に大興奮する。ジョンは子供達に浜辺でガラスの破片を集めればお小遣いをあげると告げ、クリスティーナは夜遅くまで拾い続ける。デボラは翌朝、フロールに無断でクリスティーナを連れ出して遊びに行く。フロールはそのことに激怒する。ジョンもデボラの行為を非難する。クリスティーナは大量のガラスを集め、ジョンを驚かせる。ジョンは約束通りにお金を払うが、それを見つけたフロールはジョンに対して怒り、自分の家庭に干渉しないように頼む。しかし、ジョンも娘の服を直したのは干渉だと言い返す。そして2人はお互いに謝り合う。
映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』のあらすじ【転】
フロールはいつまでもクリスティーナに通訳を頼めないと思い、英語の勉強をする決意をする。ジョンのレストランは予約が殺到するようになり、ジョンはいつでも気軽に入れるレストランでありたいと苦悩する。その夜。デボラは不動産業者と出掛けてしまう。酔っ払って帰宅したジョンは、デボラが無断で外出していることを知り、気落ちしてしまう。
デボラはクリスティーナが優秀なので進学校に入学させようと思い、クリスティーナに学校見学をさせる。その結果、奨学金のオファーを受ける。フロールは夜通しでどうすべきか悩み、ジョンに相談を持ちかける。2人は浜辺に座り込んで子供の教育について話し合う。
クリスティーナの入学が決まり、デボラは入学祝いのプレゼントとしてネックレスを贈る。それを複雑な心境で見守っていたフロールはデボラに対する対抗意識を燃やす。フロールが親族のためにパーティーを開くが、クリスティーナは学校の友達と遊んでデボラの家に泊まることを優先する。一方、デボラが夜中に出掛けようとしたところに母親が駆け寄り、ジョンを失うような行為をやめるように諭す。
映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』の結末・ラスト(ネタバレ)
ジョンが帰宅すると、デボラが泣いていた。デボラは不動産業者と浮気していたことを打ち明ける。そこにフロールがクリスティーナを連れ戻すためにやって来るが、寝ている姿を見て断念する。玄関でフロールと顔を合わせたジョンは、フロールを車で送ろうと申し出る。フロールはジョンに仕事を辞めると告げるが、ジョンはしばらく一緒に時間を過ごしたいと頼む。ジョンはフロールを自分のレストランに連れて行き、料理を振る舞う。2人はお互いに惹かれ合っている気持ちを吐露するが、家庭を大切にするために一線を乗り越えないようにする。
デボラは母親に慰められながら、ジョンの帰りを待つ。そしてジョンが帰ってくると、母親の助言に従って優しい言葉をかけるようにする。翌朝、フロールはクリスティーナを迎えに来る、そして皆にお別れを告げる。フロールはクリスティーナに学校も転校させると告げる、猛反発をするクリスティーナに対し、フロールは自分とは違う人間になりたいのかと問いただす。クリスティーナはその言葉を噛みしめ、フロールの娘としてのアイデンティティーを受け入れる。
映画『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』の感想・評価・レビュー
「機能不全に陥った米国人家族の再生の物語」と「2つの文化の間で揺れ動く移民親子の物語」が混在しており、結果的にどっちつかずの内容となってしまった。同じジェームズ・L・ブルックス監督作品の『恋愛小説家』では神経質な小説家が非常に魅力的に描かれていて成功したが、今作のデボラの言動にはただただ苛々させられるばかりだった。ティア・レオーニのコミカルな演技が素晴らしいだけに残念でならない。(MIHOシネマ編集部)
物語の中盤までおもしろくストーリーに引き込まれていただけに、結末にガッカリしてしまった。ジョン、デボラ、フロールの三人の関係も中途半端だったように思うし、クリスティーナが学校を辞めなくても自分のアイデンティティーは失われないと思った。フロールは娘を取られるような気がして、仕事を辞めて離れることを決めたように感じた。どうせなら、しっかりと基盤を作り、ジョンと再婚して子供達と一緒に幸せになって欲しかったなと思う。(女性 30代)
アダム・サンドラーが出ているのだから安心だと思って鑑賞しましたが、コメディなのに意外と悲しい展開の連続で、ラストはなんとも微妙な気持ちになってしまいました。
家族の関係を再構築したいアメリカ人一家と、メキシコから移住してきた家政婦のお話。上手く噛み合えばもっと面白い展開になったと思うのですが、それぞれの家族のこともあまり共感できず、何が正しいのか、間違っているのかよく分かりませんでした。
ティア・レオーニのお顔がとっても可愛くてキュートなのですが、なかなか嫌な役だったので笑ってしまいました。(女性 30代)
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