12000作品を紹介!あなたの映画図書館『MIHOシネマ』

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』あらすじとネタバレ感想。無料視聴できる動画配信は?

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』の概要:全く新しいモキュメンタリーホラー「V/H/S」の3作目。合計4作の短編を、それぞれ別の監督、スタッフ、キャストで作り上げた作品。劇場公開はされず、2015年にDVDスルーでリリースされた。

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』 作品情報

V/H/S ファイナル・インパクト

  • 製作年:2014年
  • 上映時間:82分
  • ジャンル:ホラー
  • 監督:マルセル・サーミエント、グレッグ・ビショップ、ナチョ・ビガロンド、ジャスティン・ベンソン、アーロン・ムーアヘッド
  • キャスト:エミリア・ゾリアン、パトリック・ローリー、ジャスティン・ウェルボーン、エミー・アーゴ etc

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』をフルで無料視聴できる動画配信一覧

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』をフル視聴できる動画配信サービス(VOD)の一覧です。各動画配信サービスには2週間~31日間の無料お試し期間があり、期間内の解約であれば料金は発生しません。無料期間で気になる映画を今すぐ見ちゃいましょう!
U-NEXT ×
Hulu ×
Amazonビデオ ×
dTV ×
TELASA ×
TSUTAYA DISCAS ×
ビデオマーケット
Netflix ×

※動画の配信情報は2022年5月時点のものです。配信状況により無料ではない場合があります。最新の配信状況は各動画配信サービス(VOD)の公式サイトでご確認ください。

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』 評価

  • 点数:45点/100点
  • オススメ度:★★☆☆☆
  • ストーリー:★★☆☆☆
  • キャスト起用:★★★★☆
  • 映像技術:★★★☆☆
  • 演出:★★★☆☆
  • 設定:★★☆☆☆

[miho21]

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』 あらすじ(ストーリー解説)

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』のあらすじを紹介します。

「Vicious Circles」

動画アップロードに夢中のケビン。
スマートフォンで動画を見ていた彼女アイリスが突然おかしくなり、道路に出たまま消えてしまう。
アイリスから助けを求めるメッセージを受け、自転車で走り回るケビンだったが、街ではアイリスと同じように動画を見ておかしくなる人が増殖していた。

「Dante the Greant」

大人気マジックツアー“ダンテ・ザ・グラント”の公演中、助手のスカーレットによって秘密のテープコレクションが暴露された、手品師ダンテは逮捕される。
稀代の奇術師、ハリー・フーディーニも恐れたという曰く付きのマントを手に入れ、生贄を与える代わりに手品師として成功したダンテ。
ジョンと呼ばれていた頃の彼の母や知人たち、逮捕前のインタビューや専門家の証言を交えて、何が起こっていたのかを解き明かそうとする。

「Parallel Monsters」

妻に隠れてパラレルワールドを行き来する機械を作り上げたアルフォンソ。
完成した機械の向こう側には、同じように機械を完成させた異世界の自分。
15分だけ別の世界を体験することになった彼らだったが、パラレルワールドの向こう側の人間は異質な存在だった。

「Bonestorm」

3人のスケボー少年たちは“クールな動画”を撮るため、友人にカメラマン役を頼んでメキシコにやってきた。
しかし動画を撮っていた広場に不気味な女性が突然現れ、謎の骸骨軍団が襲い掛かってくる。

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』 感想・評価・レビュー(ネタバレ)

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』について、感想・レビュー・解説・考察です。※ネタバレ含む

悪い意味でインパクトのある内容

「V/H/S」シリーズのラストを飾る作品とは言い難く、VHSテープのファウンド・フッテージ(残されていた映像を使った設定)として成り立っているのは「Bonestorm」だけ。
ベースストーリーの「Vicious Circles」は、YOUTUBEなどへの動画のアップロード、という設定自体が「V/H/S」の醍醐味であるビデオテープからズレてしまっている。
また、撮りためていた彼女との映像集も、使った意味がわからない。
ラストに発見される彼女の遺体、蔓延するウィルスなど、意味が分からず恐怖もない展開にはガッカリ。

「Bonestorm」は「V/H/S」シリーズらしい作品。
不吉な女性と骸骨軍団に驚きながらも、カメラを抱えてスケボーを武器に戦う少年たちと、捕まってバラバラにされる少年のグロテスクさなどは不気味。
そして、モンスターにカメラごと食べられてしまうというラストは迫力満点。

ショートストーリーのように入っている、自分のセクシー動画をブログで公開されてしまった女性の復讐劇は、ビデオテープの恐怖としては全くかみ合ってこない。

消化不良で終わる4作品

「Dante the Greant」は、手品師ダンテが、マントを使った手品(正確にはマントの不思議な力)をVHSテープに録画して、種が明かされるのではないかというギリギリの部分も楽しめる作品。
シャワーを浴びている女性に向かって凶器が振り落とされる、というホラー映画お約束のシーンもある。
残されていた犯行の様子を撮ったビデオテープと、ダンテについてのドキュメンタリー番組風の仕立てだが、ビデオテープがモチーフのはずなのにその設定はないだろう。

「Parallel Monsters」の、パラレルワールドの向こう側の自分と対面するシーンは、鏡を使ったようで面白い。
だが、意味の分からないクリーチャーもので終わってしまっている。


前の2作が最高すぎて、期待値が高かったのかかなり残念に思えてしまった今作。4つのオムニバス作品ですがどれも意味がわからない展開で前作までの面白さはどこへ行ってしまったのか…。
スケボー少年が過激な骸骨の魔術軍団に襲われる「Bonestorm」だけは唯一楽しめましたが、他の3つはかなりお粗末な印象。前作までの不気味な廃墟でVHSを見るというコンセプトも無くなってしまったので、前の2作を観ておけば十分かなと思います。(女性 30代)

映画『V/H/S ファイナル・インパクト』 まとめ

最近ではめったに使われなくなったVHSビデオテープをモチーフにしている部分が面白かったのにも関わらず、本作では「動画アップロード」という言葉のほうが使われている。

1作目の「V/H/S シンドローム」、2作目の「V/H/S ネクストレベル」と連続で携わっていたアダム・ウィンガード監督が手を引いたからか、“意味の分からないラストの面白さ”が薄くなり、ただ意味の分からない短編映画のオムニバスになってしまっている。
だが、短編オムニバスではなく、それぞれ独立した1本の長編映画になれば、面白いのではないかという印象を強く受ける。

全体的に残酷描写や過激なシーンは少なくなっており、1作目と2作目よりも見やすい内容にはなっている。

関連作品

みんなの感想・レビュー