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映画『マイケル』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『マイケル』の概要:地上に舞い降りてきた大天使マイケルが取材に訪れた雑誌記者の恋愛関係を取り持つファンタジー映画。『恋人たちの予感』のノーラ・エフロンの監督作で、ジョン・トラボルタがタバコを吸う太った天使を好演している。

映画『マイケル』の作品情報

マイケル

製作年:1996年
上映時間:106分
ジャンル:ファンタジー、コメディ
監督:ノーラ・エフロン
キャスト:ジョン・トラヴォルタ、アンディ・マクダウェル、ウィリアム・ハート、ボブ・ホスキンス etc

映画『マイケル』の登場人物(キャスト)

マイケル(ジョン・トラボルタ)
地上に舞い降りてきた大天使で田舎町のモーテルに泊まっている。フランクに自分の存在を知らせて、取材をしてもらおうとする。
フランク(ウィリアム・ハート)
雑誌記者。元々は一流紙で働いていたが、問題を起こして三流紙で働く羽目になった。気難しい性格をしている。
ドロシー(アンディ・マクダウエル)
天使の専門家としてフランクに同行する。しかし、実は編集長に雇われた犬の調教師。作曲を趣味にしており、歌詞をいつもメモしている。
ヒューイ(ロバート・パストレリ)
フランクの同僚記者。犬のスパーキーを飼っており、その犬が編集長のお気に入りでもある。妻子がいる。

映画『マイケル』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『マイケル』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『マイケル』のあらすじ【起】

フランクとヒューイは雑誌の表紙用に先住民の子供達と共にサンタの写真を撮る。しかし、編集長はアメリカ人の子供を使うように激怒する。フランクの元にモーテルを経営する老婦人から天使が泊まっているという手紙が届き、フランクはそのネタに飛び付く。しかし、編集長は次に失敗をやらかしたら2人を解雇し、ヒューイの愛犬スパーキーを奪うと警告する。そして天使の専門家としてドロシーを同行させるように命じる。

モーテルに向かう車中で、フランクはドロシーにスパーキーが編集長の死んでしまった愛犬に似ているために重宝されていることを説明する。ボロボロのモーテルに着き、フランクは老婦人に挨拶をする。3人は部屋に招かれ、そこにマイケルが現れる。羽がついた上半身裸の中年男が姿を見せたことに3人は呆気に取られる。

3人はモーテルに泊まることにし、フランクとヒューイは面白いネタを見付けたことに大興奮する。しかし、ドロシーはマイケルが老婦人の財産を狙っている詐欺師だと怪しむ。

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映画『マイケル』のあらすじ【承】

翌朝、3人はマイケルと共に朝食を取る。老婦人はマイケルが悪魔と戦った大天使だと説明する。しかし、途中で老婦人は咳き込んで亡くなってしまう。皆が立ち会う中、老婦人の遺体は埋葬される。フランクは編集長に連絡を取り、マイケルをシカゴまで連れて来るように命じられる。

マイケルはフランクに説得されるまでもなくシカゴ行きに同意する。実は手紙を出したのはマイケルのアイデアだったのだ。ただしマイケルは条件として指示したときにフランクが謝ることを求める。ドロシーはシカゴ行きを渋るが、マイケルが秘密をばらすと言って連れ出す。更にマイケルはドロシーに指示した時に歌うことを求める。

マイケルは車中で冗談を言いながら旅を楽しむ。途中で野原に牛がいるのを見付けたマイケルは牛と頭突きの決闘をする。4人はダイナーで食事を取ることにする。店内ではなぜか周囲の女性達がマイケルに魅了されてしまう。マイケルは女性達とのダンスを楽しむが、そのことで男達と乱闘騒ぎになってしまう。

映画『マイケル』のあらすじ【転】

乱闘騒ぎのせいで4人は拘置所に収容され、そこでフランクはドロシーを傷付ける発言をする。マイケルは約束通りに謝るように指示し、フランクはドロシーに誠心誠意謝罪する。翌日、マイケルの魅力に負けた女性判事は4人を釈放する。

マイケルは途中で寄り道をしたがるが、フランクは拒否する。そこでマイケルは車をパンクさせてしまう。道端で途方に暮れる中、ドロシーは作詞をしながら歌を口ずさみ、フランクを感心させる。新婚カップルに助けられた4人はバーで色々な種類のパイを食べて、幸福感を味わう。そこでマイケルはドロシーに歌うように命じ、ドロシーは自作のパイの歌を歌ってみせる。更にドロシーはステージに上がって今回の旅で作詞した歌を披露する。

その夜、フランクとドロシーは親しく話し込んでキスを交わし、結ばれる。マイケルもバーのウェイトレスと踊って楽しく過ごす中、ヒューイだけがスパーキーと眠りに就く。翌朝、フランクは酔って遅刻したために大手から三流紙に移ったことを打ち明ける。

映画『マイケル』の結末・ラスト(ネタバレ)

ドロシーがスパーキーを呼んだ拍子にスパーキーがトラックにはねられて死んでしまう。ヒューイは悲しみに暮れ、ドロシーは自分が天使の専門家ではなく、犬の調教師なことを打ち明ける。編集長がスパーキーを奪うために雇ったのだ。フランクはマイケルに生き返らせるように迫る。マイケルはスパーキーを抱え、羽で包み込んで蘇らせる。しかし、その結果マイケルは衰弱してしまう。

シカゴに着くが、マイケルは路上で倒れ込んでしまう。そして皆への別れを口にし、姿を消す。フランクとヒューイは編集長に天使は偽物だったと報告し、フランクは退職を申し出る。ドロシーはフランクを追い掛けるが、フランクが心を閉ざした態度を示したために失望する。

フランクとドロシーはそれぞれの生活に戻る。ある日、フランクは駅でマイケルの姿を見た気がして、その人影を追い掛ける。すると同じようにマイケルの人影を追い掛けていたドロシーと行き会う。フランクはドロシーに求婚し、ドロシーも受け入れる。その様子をマイケルが物陰から見守っていた。

映画『マイケル』の感想・評価・レビュー

ジョン・トラボルタが天使という設定が秀逸ながらも、それ以外の見所に欠ける作品。『恋人たちの予感』や『めぐり逢えたら』でメグ・ライアンの魅力を引き出していたノーラ・エフロン監督だが、今作では魅力的なキャラクターを作り出すことに失敗してしまっている。フランクにもドロシーにも共感することが全くできず、2人が恋する過程も唐突過ぎた。ジョン・トラボルタのダンスシーンだけが唯一楽しかった。(MIHOシネマ編集部)

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