この記事では、映画『エイブのキッチンストーリー』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『エイブのキッチンストーリー』の作品情報
出典：https://video.unext.jp/title/SID0052315
| 製作年 | 2020年 |
|---|---|
| 上映時間 | 85分 |
| ジャンル | ヒューマンドラマ |
| 監督 | フェルナンド・グロスタイン・アンドラーデ |
| キャスト | ノア・シュナップ セウ・ジョルジ ダグマーラ・ドミンスク アリアン・モーイエド |
| 製作国 | アメリカ |
映画『エイブのキッチンストーリー』の登場人物（キャスト）
- エイブ（ノア・シュナップ）
- ニューヨークのブルックリンに住む12歳の少年。イスラエル系の母と、パレスチナ系の父を持つ。料理とSNSが好き。
- チコ（セウ・ジョルジ）
- ブラジル出身のシェフ。様々な国の料理をフュージョンさせた創作料理を作るのが得意で、屋台を出している。
- レベッカ（ダグマーラ・ドミンスク）
- エイブの母。イスラエル系の血筋を持ち、ユダヤ教を信仰している。
- アミール（アリアン・モーイエド）
- エイブの父。パレスチナ系の血筋だが、イスラム教徒ではない。
- ベンジャミン（マーク・マーゴリス）
- エイブの母方の祖父。イスラエル系のユダヤ人で、過去に数多くの辛い経験をしている。
- エイダ（セーラム・マーフィー）
- エイブの父方の祖母。パレスチナ系のイスラム教徒。
映画『エイブのキッチンストーリー』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『エイブのキッチンストーリー』のあらすじ【起】
エイブは、ニューヨークのブルックリンに住む少年。食べ物とSNSが好きで、作った料理や日常生活を撮影して投稿している。
12歳の誕生日を迎えた彼は、自分で誕生日ケーキを作った。彼の誕生日を祝って親戚たちが集まるが、イスラエル系の母方と、パレスチナ系の父方は、宗教の違いから衝突し、折角のパーティーは失敗に終わってしまう。
エイブはインターネットで料理について調べるうちに、ブラジル人シェフ、チコの存在を知り、実際に訪ねてみることにした。チコはブラジルやジャマイカなどの料理を「フュージョン」した、創作料理を提供している。エイブはチコの屋台を手伝いたいと申し出るが、子どもを雇うと国外退去になってしまうからと、チコに断られる。
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映画『エイブのキッチンストーリー』のあらすじ【承】
両親は、エイブを料理キャンプに参加させる。しかし、いかにも子ども向けでレベルが低すぎる講座には参加する気になれず、そのまま脱走してチコのキッチンへ向かう。最初は、料理を教えてくれるように頼んでも相手にされなかったが、熱意が通じたのか、手伝うことを許される。
ある日、父方の祖父から、断食をしてみるようにと言われる。しかしそのせいで、母方の祖父と見学しに行ったイスラエル系の成人式の場では、腹が鳴り続けて恥ずかしい思いをする。母は、宗教を信仰することが人生の指針になると言うが、両親ですらも、事あるごとに宗教のことで口論をし続けているため、エイブはどちらを選べばよいかわからない。
エイブは、料理キャンプに参加するふりをして、チコのキッチンを手伝い続ける毎日を送っている。当初は雑用ばかりでつまらないと感じていたが、徐々に他の仕事も任せてもらえるようになり、また料理に関する知識も増えてきた。
18日目。父方の祖母から譲り受けた肉を使って賄い料理を作ったところ、チコに褒められ、チームの一員の証であるエプロンをもらうことができた。しかし、料理キャンプに参加していないことが両親にばれてしまい、スマホとパソコンは没収、外出禁止を命じられてしまう。
映画『エイブのキッチンストーリー』のあらすじ【転】
新年を迎え、ようやくスマホを返してもらえることになった。しかし、両親は相変わらず口論を続けており、ついには離婚をほのめかし始める。
エイブは、家族の絆を取り戻すために、父方、母方、双方のルーツである料理をフュージョンしたメニューを振る舞うパーティー「エイブのセム感謝祭」を開いた。なんとか親戚一同をもてなそうとするエイブだが、またしても、宗教や歴史をめぐって口論が始まってしまう。
嫌気が差したエイブは、家を出ていく。親戚たちは夜の街を探し回るが、なかなか見つからない。探し疲れて帰宅し、エイブの料理を食べながら、反省し始める大人たち。やがて、エイブのSNSを見て、エイブがチコの元に行っているのではないかと思い、迎えに行く。
映画『エイブのキッチンストーリー』の結末・ラスト（ネタバレ）
翌朝。自宅のキッチンのシンクには、汚れた食器が積み上げられていた。親戚たちは、エイブの料理を全部食べてくれたのだ。洗い物をしながらも、幸せな気分で、次はどんな料理を作ろうかと考えるエイブ。そして試行錯誤をしながら、できた作品をSNSに投稿していく。
エイブがチコの屋台を手伝う様子を、親戚一同が見に来た。彼らは時々言い合いをしているが、以前のように険悪な雰囲気ではない。できるだけ仲良くしようとしてくれているのがわかる。
エイブは、チコから、問題から逃げず、自分らしくいるようにとのアドバイスをもらっていた。最終的に彼は、パレスチナ系のエイブラハムでも、イスラエル系のイブラハムでもなく、エイブであることを選んだのだ。
映画『エイブのキッチンストーリー』の感想・評価・レビュー
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映画『エイブのキッチンストーリー』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『エイブのキッチンストーリー』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
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