この記事では、映画『アカーサ、僕たちの家』のストーリー(あらすじ)をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。
また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。
映画『アカーサ、僕たちの家』の作品情報
出典:https://video.unext.jp/title/SID0069353
製作年 | 2019年 |
---|---|
上映時間 | 86分 |
ジャンル | ドキュメンタリー |
監督 | ラドゥ・チュロニチュック |
キャスト | エナケ・ヴァリ エナケ・ジカ |
製作国 | ルーマニア ドイツ フィンランド |
映画『アカーサ、僕たちの家』の登場人物(キャスト)
- エナケ・ヴァリ(本人)
- 大都市に隣接する自然に暮らす家族の長男。産まれた時からこの生活が彼にとっての普通である。釣りが得意で、家族の生活を支えている。
- エナケ・ジカ(本人)
- エナケ家の主。ヴァリの父である。多数の子供を抱え、18年もの間この生活を続けてきた。
映画『アカーサ、僕たちの家』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)
映画『アカーサ、僕たちの家』のあらすじ【起】
大都市に隣接する湖。その手つかずの自然の中でエナケ家は暮らしている。飲み水は湧水を汲みに行き、食料は湖で魚を捕る。鳥や犬や猫、沢山の動物たちも共存している。
父に着信が入る。児童福祉課から人がくるようだ。子供たちに会いたいと言っているという父に、子供たちに何かしたらただじゃおかないと母はいう。
1番上の兄であるヴァリは、兄弟たちを隠すよう母に指示され、言われた通りに草むらへ兄弟たちを連れ出す。児童福祉課の人たちが来たとわかると、養護施設には行きたくないとみんな一目散に逃げ出す。ヴァリは兄弟達を隠れ家に隠すと、暗くなるまでここにいるよう告げるのであった。辺りはすっかり夜である。児童福祉課の人たちは帰ったようだ。
子供たちは植物を加工し、竿を作る。ヴァリが釣った大量の魚で今日はご馳走のようだ。そしてヴァリは自分が釣った魚を歩いて売って歩くのであった。
ある日、ヴァリたちの住処の林が酔っ払いの釣り人により火事になってしまったようだ。子供たちは急いで避難する。しばらくして子供たちは様子を見に行き、火事がおさまったことがわかると、もうベンチに寝なくて済むというのであった。
映画『アカーサ、僕たちの家』を無料視聴できる動画配信サービスと方法については、以下の記事をご覧ください。
映画『アカーサ、僕たちの家』のあらすじ【承】
ヴァリたちの住処である自然に重機が稼働している。父は辺りの様子を見に行き、首相がインタビューを受けているのを目撃する。何年も放置され、荒れ放題であるこの区域に開発の手が入り、ヨーロッパでも最大の都市型自然公園に生まれ変わるそうだ。
父のジカに挨拶する記者たち。ジカはここに18年間住んでいるそうだ。子供も9人おり、ここを失えば俺たちはおしまいだという。子供達の就学について話されるが、学校は不要だとジカはいう。ジカは研究員のアシスタントをしていたこともあったが、文明生活に嫌気がさしてここにきたそうだ。
魚も捕れず、子供たちはお腹を空かせて泣いている。酒に酔ったジカは、今すぐ魚を捕りに行けとヴァリに命じる。少し抵抗したヴァリであったが言われた通り漁に出る。しかし捕れる魚は小さいサイズのものばかりであった。
ジカたちの元へボランティアが現れ、メリークリスマスと衣服や食料を渡される。ジカはここから動く気はないという。公園警備の仕事をやると言われたがその後音沙汰がないと語る。渡された物の中には絵本も入っていて、初めて見る絵本に感動する子供たち。しかしこんなものは必要ないとジカは絵本を燃やすのであった。
映画『アカーサ、僕たちの家』のあらすじ【転】
ジカたちの元へ児童福祉課の人たちが現れる。地元警察も同行しているようだ。人の住むようなところではないと指摘されるが、最高の我が家だとジカはいう。子供たちに危険な環境だと言われ、激しい口論になる。市のカウンセラーはきちんとした納税者になってほしいのなら状況を変えるために援助が必要だと語る。ジカは子供たちを失いたくないと泣いている。
結局、ジカたちの家は取り壊されることになったようだ。家の解体作業をするヴァリ。取り壊された家は重機により片付けられていく。
新しい家に案内されるエナケ家。家の提供者は介入する気はなく、ただ静かに清潔にしてくれたらいいと言うのであった。そして、子供たちは皆綺麗に散髪をしてもらう。初めての散髪に嬉しそうだ。新しい住まいで初めて見る洗濯機に釘づけになる子供もいる。
そして学校に通うことになった子供たち。初めての授業に少し恥ずかしそうにしている。他の生徒との交流もあるようだ。
公園の池で釣りをするヴァリたち。ここで釣りをするのは違法だと注意される。それでも釣りを続けるヴァリたちは警察を呼ばれ、警察と揉めてしまい、ついには逮捕されてしまうのであった。
映画『アカーサ、僕たちの家』の結末・ラスト(ネタバレ)
街の生活は捨てて前の生き方に戻りたいというジカに妻は子供たちとここに残るという。
ジカはヴァリに良い子に戻ってほしいというと、自分だっていい父親じゃないだろうと言い返す。魚を売ったお金で家族を養っていたのは自分だと主張するヴァリに、ジカはひどく悲しみ、これも全て文明のせいだという。
もううんざりだとヴァリは家を出ると、彼女の家へと転がり込むのであった。どうやら彼女のお腹の中には赤ちゃんが居るようだ。しかし彼女はまだ15歳であり、子供に育児は無理だとヴァリは強い不安を感じている。中絶さえ望んでいるようだ。
その頃エナケ家は、家の提供者に住居の壁に穴が開いていることを指摘されていた。前の状態に戻してもらうという。子供たちも不潔であり、自分たちの生活を見直すよう注意される。もうここには住めないことを伝えると、子供を連れてホームレスになるとジカ。そんなエナケ家にカウンセラーは公営住宅に入るまでの仮住まいを提供する。
元の住居を離れてから父もヴァリも変わってしまったとリカはいう。この町に僕らの場所はない。コンクリートを食べているみたいだと涙ながらに語るのであった。
映画『アカーサ、僕たちの家』の感想・評価・レビュー
この映画の感想・評価・レビューはまだ投稿されていません。
映画『アカーサ、僕たちの家』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ
以上、映画『アカーサ、僕たちの家』のネタバレあらすじ結末と感想について紹介しました。
映画『アカーサ、僕たちの家』を見逃した人やもう一度見たい人のために、以下の記事では映画『アカーサ、僕たちの家』を無料で視聴できる動画配信サービスと方法について紹介しています。
ぜひ、以下の記事もご覧いただき、映画『アカーサ、僕たちの家』を視聴してみてはいかがでしょうか。
みんなの感想・レビュー