映画『アダン禁断の果実』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『アダン禁断の果実』のストーリー（あらすじ）をネタバレありで結末まで起承転結で分かりやすく簡単に解説していきます。

また、映画ライターや読者による映画感想も数多く掲載中または掲載予定です。

映画『アダン禁断の果実』の作品情報
映画『アダン禁断の果実』の登場人物（キャスト）
映画『アダン禁断の果実』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）
映画『アダン禁断の果実』の感想・評価・レビュー
映画『アダン禁断の果実』のネタバレあらすじ結末と感想まとめ

映画『アダン禁断の果実』の作品情報

出典：https://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA000140DTD

製作年	2019年
上映時間	101分
ジャンル	スリラー
監督	ローマン・ペリッツ
キャスト	シンディ・ミランダレン・エスカノジェフリー・キソンラフィ・テハダルビー・ルイズ
製作国	フィリピン

映画『アダン禁断の果実』の登場人物（キャスト）

エレン / レンレン(レン・エスカノ): 田舎町に父と2人で暮らす少女。その生活は貧しく、決していいものとは言えない。たまに会いにきてくれるヤンが彼女の心の支えである。
ヤン / マリアン(シンディ・ミランダ): エレンの親友。街に住んでいて、定期的にエレンに会いにきている。閉鎖的な空間に暮らすエレンを心配している。
ルーカス(ベンボル・ロッコ): エレンの父。作物を育てる農夫であり、多額の借金を抱えている。街へ行きたいというエレンに猛反対している。

映画『アダン禁断の果実』のネタバレあらすじ（ストーリー解説）

映画『アダン禁断の果実』のストーリー（あらすじ）を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アダン禁断の果実』のあらすじ【起】

16歳のエレンは幼い頃に母が出て行ってしまい、父と2人田舎町で貧しい生活を送っている。エレンが寝ていると、親友であるヤンに起こされる。ヤンはエレンにラジオをプレゼントすると、また来月来ると去っていく。昔、エレンは1人で家を出たことがあった。そこで心配して声をかけてくれたのがヤンだった。

父がエレンを起こしにくると、布団が血だらけであった。どうやらエレンは生理が来たようだ。ヤンに電話し、ナプキンを届けてもらう。エレンが初潮を迎えた時、ヤンはエレンに生理について教えてくれた。

父はアランという男から金を借りていて、その返済は6ヵ月もの間滞っていた。しびれを切らしたアランは、借金の返済の代わりに娘をいただくといって去っていくのであった。
話を聞いていたエレンは、ヤンに電話で助けを求める。

父の寝ている隙に逃げようとするエレンは、それに気付いた父と激しい揉み合いになり、父を刺してしまう。そこにヤンが現れる。私をアランに売ろうとしていたというエレンに、ヤンは酷すぎるとエレンを家から連れ出す。途中後ろから父に襲われるが必死に抵抗し、ヤンは父にとどめをさす。そして2人は父の死体に火を着けるのであった。

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映画『アダン禁断の果実』のあらすじ【承】

ヤンは仕事終わりにバスに乗り、エレンの元へと向かう。仲良く夕食を共にする2人。ヤンはエレンに特別な感情を抱いていた。2人で寝ている時、エレンは父の残像にうなされ、目を覚ます。私たちは犯罪者だと言うエレンをヤンは抱きしめる。ヤンが仕事から帰ると、エレンは黙って涙を流していた。何を話しても無反応なエレンをヤンは心配し、彼は死んだのよとエレンを諭す。そして2人は身体を重ねるのであった。

アランはエレンの父が1ヶ月前から行方不明であることを警察署長に話している。エレンの父の家を調べると、そこにエレンの父の焼死体を発見する。エレンの父はアランから借りた金を密かに隠し持っていたが、その大金も消えたようだ。アランは娘が怪しいと睨んでいる。

エレンとヤンはスマホを買いにきていた。それを見かけたアランは2人を写真に収め、署長に見せると、俺に任せろと署長は言うのであった。

ヤンは元カノがいたことをエレンに告白する。彼女が妊娠して、男と結婚したから別れたと。エレンとこんな関係になると思ってもみなかったとヤンは言う。ヤンがエレンだけを愛すると涙を流すと、エレンもそれに応えるのであった。

映画『アダン禁断の果実』のあらすじ【転】

アランと署長が話しているのを目撃したヤンは、このあとアランが酒場で飲むことを聞きつけて、後をつけていた。ヤンは店にアランしか居なくなったところを見計らって、背後から近づき刺し殺す。一方、遅く帰ってきたヤンの浮気を疑うエレンであったが、残業していたと疲れた様子のヤンにエレンは寄り添うのであった。

また、盗みを疑われるヤンはついに社長にクビを宣告される。そのあと、署長がヤンの勤め先を訪ねてくる。窃盗のことだろうから署まで行けという社長に、お金を盗んでいるのはマークであることを告げる。そして、署長に署まで同行されるヤン。その様子を町へ買い物に来ていたエレンは目撃する。エレンは浮気されていると勘違いし、悲しそうに涙を流し、怒った表情で2人を睨みつける。

取り調べを受けるヤン。エレンの父が殺され、父が隠し持っていた大金が消えた。エレンはどこだと聞かれるがヤンは黙秘を続ける。そんなヤンを犯す署長。それでもヤンはただひたすらに無表情だ。その頃エレンはヤンのムービーを見て泣いていた。そしてスマホを川へと投げ捨てる。

ヤンはトンカチで署長を殴りつけて殺していた。そして川で泣きながら身体を洗うのであった。

映画『アダン禁断の果実』の結末・ラスト（ネタバレ）

ヤンは家へ帰ると、エレンにマニラへ逃げようと言う。2人で寝床についたあと、ヤンは署長の話を思い出し、エレンが大金を持っていることを確認する。マニラへの身支度をする2人は互いを疑っている。そして互いに武器を隠し持ち、バスへと乗り込むのであった。

どうして缶の中に大金が入っているか聞くヤンに、どうして今聞くのかとエレンは言う。
ヤンはエレンに、最初から計画していたのであろうという。あの家から逃げるために父を殺した。それも全て自分の自由のためであり、最初からヤンとずっと一緒にいる気はなかったのだろうと。どうせ私を捨てて、男と結婚するつもりだろうとヤンは怒る。

そんなヤンに、あの警察は恋人？彼に私を逮捕させるの？裏切り者。とエレンは言う。
警察に、もう追わせないために仕方なく身体を差し出したと涙ながらに語るヤンに。これから2人きりで生きて行くはずなのに男とヤッたなんてまるで売春婦ねと罵倒する。

そして2人は怒りが頂点に達し、バスの中で互いを刺す。パニックになる車内。2人きりになったバスの中でもなお2人は殺し合いをやめない。血だらけになった2人は最後重なり合い、死んでいくのであった。

映画『アダン禁断の果実』の感想・評価・レビュー

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