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映画『悪魔のいけにえ2』のネタバレあらすじ結末と感想

この記事では、映画『悪魔のいけにえ2』のあらすじをネタバレありの起承転結で解説しています。また、累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『悪魔のいけにえ2』を見た人におすすめの映画5選も紹介しています。

この記事でわかること
  • 『悪魔のいけにえ2』の結末までのストーリー
  • 『悪魔のいけにえ2』を見た感想・レビュー
  • 『悪魔のいけにえ2』を見た人におすすめの映画5選

映画『悪魔のいけにえ2』の作品情報

悪魔のいけにえ2

製作年:1986年
上映時間:95分
ジャンル:ホラー
監督:トビー・フーパー
キャスト:デニス・ホッパー、キャロライン・ウィリアムズ、ビル・ジョンソン、ジム・シードウ etc

映画『悪魔のいけにえ2』の登場人物(キャスト)

レフティ・エンライト(デニス・ホッパー)
13年前、甥をソーヤー一家に殺されたレンジャー隊員。世間がソーヤー一家を忘れていく中、一人彼らを追い続ける。
ストレッチ(キャロライン・ウィリアムズ)
ラジオのDJを務める人物。たまたまソーヤー一家に狙われた人物と通話をしていたため、恐ろしい事件に巻き込まれていく。
レザーフェイス(ビル・ジョンソン)
ソーヤー家の一員。皮膚病を患っており、常に人を殺し剥いだ顔の皮を被っている。
チョップトップ(ビル・モーズリー)
ソーヤー家の一員。レザーフェイスの双子の兄弟。電動のこぎりを手に人間に襲いかかる。

映画『悪魔のいけにえ2』のネタバレあらすじ(起承転結)

映画『悪魔のいけにえ2』のストーリーをネタバレありの起承転結で解説しています。この先、結末までのネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『悪魔のいけにえ2』のあらすじ【起】

時代は遡り、1973年8月8日のこと。5人の仲の良い若者が、テキサスにドライブをしに向かっていた。しかし、彼らはそこで恐ろしい事件に巻き込まれることとなる。彼らは、ソーヤー一家という3人組に出会ってしまったのだ。

そして、ソーヤー一家とは、人を殺し、そしてその人肉を食らうという恐ろしい殺人鬼一家だったのだ。その毒牙は、5人の若者達にも向けられる。仲間達が次々と殺されていく中、サリーという少女だけが唯一、なんとか生き延びることができたのだった。後にサリーは警察に保護され、自分達に降りかかった悲劇について全てを話した。

サリーの話を受けて、警察は捜査に乗り出すものの、一ヶ月が経過しても事件には全く進展がみられなかった。そして、なんと警察は、その事件をなかったことにして無理やり調査を終了させたのだった。そして、時の経過と共にその事件とソーヤー一家に関する記憶は、徐々に人々の記憶の中から消えていくのだった。

映画『悪魔のいけにえ2』のあらすじ【承】

サリーが生死の境を彷徨ったあの日から、あっという間に13年が経過した。その頃のテキサスでは、謎の行方不明事件が起こっていた。しかし、面倒ごとを抱えたくはない警察は見て見ぬ振りをしていた。そんな状況で、警察がソーヤー一家による惨殺事件を覚えているはずもない。

しかし、たった一人だけ、未だに事件の調査を行なっている人物がいた。レフティというレンジャーの隊長である。彼は、13年前ソーヤー一家によって殺された、フランクリンの叔父だったのだ。

そして、とある夜、とうとう事件が起こった。二人組の高校生、バズとリックは夜、車を走らせていた。そして、調子に乗った二人は、生放送のラジオ番組に電話をかけた。その電話はストレッチというDJに繋がっており、二人の声はラジオに乗るのだった。そして、そんな時だった。バズ達の乗る車を猛スピードで追い越した車があった。そして、なんとその車の上には、チェーンソーを振り回す男がいたのだった。

映画『悪魔のいけにえ2』のあらすじ【転】

そして、その男こそがソーヤー一家の一人、レザーフェイスだったのだ。レザーフェイスは、持っているチェーンソーで人を殺し、さらにその皮膚を剥ぎまるでマスクのように顔に張り付けるという狂気的な男だった。バズ達は、自分達の見ているその光景に目を疑う。そして、彼らの混乱の様子は、ストレッチとの電話から、ラジオにのり全国へ発信されたのだった。

そして、その翌日、バズとリックは変わり果てた死体となって警察に発見されるのだった。この事件は、長年消息を絶っていたソーヤー一家の復活を意味していた。しかし、それでも尚、警察はソーヤー一家に対して本腰で調査を進めようとはしない。

しかし、レフティにとっては長年追い続けてきた因縁の相手である。レフティは、犯行の一部始終を聞いていたストレッチに連絡を取る。そして、ストレッチからその一部始終を録音したテープがあることを聞くのだった。しかし、今度はその恐ろしい魔の手がストレッチへと伸びていた。

映画『悪魔のいけにえ2』の結末・ラスト(ネタバレ)

なんと、ラジオ放送直後、ソーヤー一家の一員、チョップトップがソーヤーのファンを装ってラジオ局に潜入してきたのだ。チョップトップは、金槌を手にストレッチに襲いかかる。しかし、ここで予想外のことが起こる。なんと、レザーフェイスがストレッチに恋をしてしまったのである。二人はストレッチに変わり、エンジニアのLGを誘拐していく。

勇敢なストレッチは、そんなチョップスティックたちの後をつける。すると、彼らは現在は使われていない、バトルランド遊園地へと入っていくのだった。その遊園地の地下で彼らは現在生活をしていた。しかし、とうとうストレッチはソーヤー一家に見つかってしまう。彼らは今度こそストレッチを殺そうと襲いかかるが、そんな絶体絶命の時、駆けつけたのがレフティだった。

レフティは、チェーンソーを振り回すソーヤー一家と必死の戦いを繰り広げる。そんな最中、ストレッチがソーヤー家の一人からチェーンソーを奪うことに成功する。そして、そのチェーンソーで、ストレッチはチョップトップを倒したのだった。

映画『悪魔のいけにえ2』の感想・評価・レビュー(ネタバレ)

殺人鬼に可愛いという言葉は似合わないかもしれない。しかし、今作のレザーフェイスには愛嬌があり、人らしい感情を表に出す瞬間も幾度かある。ストレッチに対しては、恋する少年のように振る舞い、彼女とダンスをしたりと、チェーンソーを握っている時とはまるで異なる印象となっている。殺人鬼が恋をして、相手にたじたじとしてしまう姿は、ある種のギャップ萌えである。
ストレッチにLGの顔皮を被せたのは、きっと自分がされて嬉しいと思うことを、彼女にしてあげたいと思ったからだろう。レザーフェイスは純粋な好意からそれをしたが、ストレッチにとっては苦痛そのものであったと感じる。二人の少し切ないすれ違いは、恐ろしいような面白いような奇妙な雰囲気を作り上げている。ちょっぴり可哀相なレザーフェイスが可愛く思える作品であった。(女性 20代)


ひょっとしたらホラーコメディに入るのかもしれないという程、絶妙に間の抜けた展開を入れ込んでくる本作。元々はレザーフェイスという恐ろしい殺人鬼を筆頭としたソーヤー一家にまつわる話なのだが、今作ではまさかのレザーフェイスが恋をしてしまうというなんとも不思議な展開を盛り込んでくる。凶悪な殺人鬼に愛着を持たせるという、製作者の意図には疑問を感じるが、一応大筋のホラー展開は健在なので、そこまで外した作品ではない。なんともいえない気分が味わえる作品である。(男性 30代)


この作品の映画会社は「キャノンフィルムズ」始まってすぐにこの会社のロゴが出てきます。キャノンフィルムズとは80年代のB級映画市場を独占していた会社。ホラーやニンジャなど「何も考えずに見られる」ただ面白い作品を大量生産していました。そんな会社の作ったこの作品。本当に何も考えずに見て、ただ楽しめます。
ホラーと言うよりもコメディ要素も強く、怖いけど面白い、明るい作品でした。親子で楽しめる作品だと思います。(女性 30代)


前作から13年も経っているというのに、相変わらず元気に殺人一家をやっているソーヤー家の人々に思わず笑ってしまった。ホラーなのにいまいちホラーに集中出来ないのは大体この一家のせいだが、もはやこれこそが本シリーズの魅力なのだから仕方がない。ストレッチに恋してしまい右往左往するレザーフェイスの姿が可笑しかった。
レフティの助けはあったものの、最終的には自分の力で敵を倒し生き延びたストレッチの姿は、前作のヒロインを彷彿とさせ、なんだか妙に感動してしまった。(女性 30代)


前作のリアルな恐怖とは打って変わって、今回はホラーとコメディが混ざり合ったカオスな世界観が印象的。レザーフェイスのキャラが“怖い”を通り越して“哀れ”に見える場面もあって、妙な人間味が加えられていた。地下の隠れ家での不気味なセットとグロテスクな演出は健在で、90分ずっと不快な緊張感が続く。過激さは増したけど、前作の純粋な恐怖とは方向性が違うので、別物として楽しむべき。(30代 男性)


ホラーというよりも、ブラックユーモア満載のグロテスクなサーカスって感じ。冒頭のドライブ中の殺人シーンからして過剰で、思わず笑ってしまった。DJのストレッチがレザーフェイスと“奇妙な関係”になるあたりから、もう常識は通用しない。あの異常な家族の騒がしさが怖さを打ち消して、逆にクセになる。前作ファンには賛否あるだろうけど、私はこういう方向転換もアリだと思う。(20代 女性)


トビー・フーパーが意図的に“悪趣味な娯楽”に振り切った続編。チェーンソーアクションが増えてスプラッター要素が強まり、ホラーというよりスラッシャーとして楽しめた。特にラストの“チェーンソー決戦”は大迫力。レザーフェイスの恋?とも取れる行動や、地下迷宮の狂ったセットなど、80年代ホラーらしいケレン味が詰まっていた。前作の影はもうないけど、これはこれで好き。(40代 男性)


全体的にグロいし不快な描写が多いのに、なぜか笑ってしまう。グラインドハウス映画のノリに近い感じで、理屈抜きで楽しめる狂気の世界だった。家族全員が頭おかしい中で、レザーフェイスがちょっと“優しさ”を見せるあたりが不気味だけど魅力的。DJブースでのシーンの演出も面白かった。完全に前作とは毛色が違うので、覚悟して観るべし。(30代 女性)


シリーズものの続編って失速しがちだけど、『悪魔のいけにえ2』はむしろ加速して変な方向に行ってて面白い。ホラーというより“悪趣味な芸術作品”みたいな印象すらある。レザーフェイスがストレッチに恋する展開はシュールで笑ったけど、最後の惨劇で一気にバランスが崩れる。この落差がクセになる。怖いだけじゃないホラーを求める人向け。(20代 男性)


ひたすら不快でグロくて汚い。でも、そこに独特のテンポとギャグセンスがあって、不思議と見入ってしまう。特にチョップ・トップの狂気じみたキャラクターが強烈で、レザーフェイスすら霞んで見えるほど。女性DJのストレッチが巻き込まれていく過程も丁寧に描かれていて、ただのスプラッターには終わらない緊張感がある。観終わった後はしばらく放心状態。(40代 女性)

映画『悪魔のいけにえ2』を見た人におすすめの映画5選

累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家が、映画『悪魔のいけにえ2』を見た人におすすめの映画5選を紹介します。

ハウス・オブ・1000・コープス

この映画を一言で表すと?

狂気とグロテスクの祝祭!悪趣味全開のアメリカンホラー。

どんな話?

田舎町で奇怪な伝説を追う若者たちが、猟奇一家に囚われ、次々と残虐な儀式の犠牲になっていく。ロブ・ゾンビ監督による、80年代ホラーへのオマージュと狂気の融合。

ここがおすすめ!

『悪魔のいけにえ2』のように、家族単位で襲ってくる異常者たちの狂気が全編にわたって描かれる。グロとユーモア、そしてレトロな映像美の融合はホラー好きにとってまさにご褒美レベルの怪作です。

デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2

この映画を一言で表すと?

逃亡する殺人一家と警察の死闘、まさに“血で血を洗う”ロードムービー。

どんな話?

前作『ハウス・オブ・1000・コープス』の続編で、猟奇一家が警察の手を逃れながら各地で暴れまわる。単なるスラッシャーではなく、逃亡劇としてのドラマ性と暴力美が光る作品。

ここがおすすめ!

猟奇性と人間ドラマを併せ持った構成は『悪魔のいけにえ2』に通じる。レザーフェイス一家に魅了されたなら、この“ファイアフライ一家”も間違いなくハマるはず。暴力と美学が共存する傑作。

バスケットケース

この映画を一言で表すと?

“兄弟の絆”がもたらすは狂気と殺人、80年代低予算ホラーのカルト名作。

どんな話?

普通の青年と、彼のかつて切り離された奇形の兄が繰り広げる復讐劇。ニューヨークの裏路地で巻き起こる、グロテスクかつ切ないホラーコメディ。

ここがおすすめ!

低予算ながら愛され続ける本作は、異形の者に人間味を持たせる点で『悪魔のいけにえ2』のレザーフェイスに通じる。B級感と狂気のバランスが絶妙で、カルトホラー好きには外せません。

デッド・アライブ(ブレインデッド)

この映画を一言で表すと?

グロの限界に挑んだ、ピーター・ジャクソン監督の異色ゾンビホラー!

どんな話?

マザコン青年が、ゾンビ化した母親や町の住人たちと血まみれの大騒動を繰り広げる、スプラッターとギャグの狂乱劇。過剰なまでの流血とテンションが話題に。

ここがおすすめ!

『悪魔のいけにえ2』のような“笑えるグロ”が好きな人にはどストライク。ギャグとグロの境界線をぶっ壊す勢いの映像は、一見の価値あり。スプラッターホラーの金字塔です。

ホステル2

この映画を一言で表すと?

金持ちによる人体ハンティングの闇…恐怖と拷問描写が極まる地獄絵図。

どんな話?

旅行中の女性たちが、表向きはリゾート施設の裏に潜む拷問組織の餌食となり、生き地獄を体験する。イーライ・ロスが描く、拷問と人間の暗部を凝縮したサディスティック・ホラー。

ここがおすすめ!

『悪魔のいけにえ2』のグロ描写や“人間を商品化する異常さ”といった要素に惹かれた人に刺さる一作。後半のカタルシス的展開も用意されていて、衝撃の中に一本筋が通っています。

この記事の編集者
影山みほ

当サイト『MIHOシネマ』の編集長。累計10,000本以上の映画を見てきた映画愛好家です。多数のメディア掲載実績やテレビ番組とのタイアップ実績があります。平素より映画監督、俳優、映画配給会社、映画宣伝会社などとお取引をさせていただいており、映画情報の発信および映画作品・映画イベント等の紹介やPRをさせていただいております。当サイトの他に映画メディア『シネマヴィスタ』の編集長も兼任しています。

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