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映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』のネタバレあらすじ結末と感想

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』の概要:フランスでアリバイ作りの会社を経営しているグレッグ。ある日、中年の男から愛人とカンヌ旅行をするために、アリバイを作ってほしいという依頼を受ける。その男は、恋人のフローの父親だった。

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』の作品情報

アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件

製作年:2017年
上映時間:90分
ジャンル:コメディ
監督:フィリップ・ラショー
キャスト:フィリップ・ラショー、エロディ・フォンタン、ジュリアン・アルッティ、タレク・ブダリ etc

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』の登場人物(キャスト)

グレッグ(フィリップ・ラショー)
「アリバイ・ドットコム」の社長。依頼人の様々な要望に対し、完璧なアリバイを作るのが仕事。ジェラールにアリバイを頼まれ、カンヌに行く。
フロー(エロディ・フォンタン)
グレッグの恋人。父親が不倫旅行をしていることを知らず、母と一緒に同じホテルを予約する。
オーギュスタン(ジュリアン・アルッティ)
グレッグの20年来の友人であり、仕事のパートナー。カンヌ旅行のアリバイ作りにも同行する。
ジェラール(ディディエ・ブルドン)
フローの父。愛人のシンシアとカンヌ旅行をするため、アリバイ作りをグレッグに依頼する。
マルティン夫人(ナタリー・バイ)
ジェラールの妻。夫が愛人と旅行をしていることを知らず、同じホテルに宿泊して夫を驚かせる。
シンシア(ナウェル・マダーニ)
ジェラールの愛人。セクシーで情熱的なアラブ人女性。歌手デビューを目指している。

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』のネタバレあらすじ(ストーリー解説)

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』のストーリー(あらすじ)を結末・ラストまでわかりやすく簡単に解説しています。この先、ネタバレを含んでいるためご注意ください。

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』のあらすじ【起】

顧客の依頼に応え、完璧なアリバイを作る「アリバイ・ドットコム」を経営するグレッグ。依頼内容は浮気のアリバイだけでなく、仕事をさぼるためのアリバイや、子供が学校をズル休みするためのアリバイなど、依頼者の様々なケースに応えてきた。評判は良好だ。

彼の両親は、父親の浮気が原因で離婚していた。浮気さえバレなければ幸せだったと考え、アリバイ作りの仕事は人助けになっていると信じている。相棒は20年来の友人でオタクのオーギュスタンと、アラブ系のメディだ。

そんなある日、グレッグはフローという女性と出会う。すぐに意気投合し、交際をスタートさせるが、仕事は航空会社に勤務していると嘘をついた。

交際は順調に続き、彼女の両親に会うことになった。初顔合わせでグレッグは、父親を見て驚いた。つい先日、愛人とカンヌ旅行に行くために、アリバイを作ってほしいと依頼した男だったからだ。彼らはお互いの秘密を、女性たちにバラさないという約束をした。

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映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』のあらすじ【承】

旅行当日。父親のジェラールは妻に仕事に行くと嘘をついて、グレッグはフローにタンザニアのフライトだと言って、それぞれカンヌへ出発した。

ジェラールはカンヌに着いて早々、情熱的な歌手志望のアラブ系女性のシンシアと、高級ホテルでいちゃついていた。彼はドンペリを買いに部屋を出ると、妻とばったり出会った。

妻はフローと一緒にホテルに宿泊していた。結婚30周年なのに夫婦で過ごせないと落ち込んでいた母を見て、フローが申し込んだという。父のパソコンの履歴を見て、このホテルを選んでいた。

彼は「仕事が早く終わったから、駆け付けたんだよ!」と苦しい言い訳をした。グレッグに電話をして、妻にバレないよう対策を依頼した。グレッグはひとまずシンシアに電話し、ジェラールは泥酔して警察に保護されたと言った。

その後、グレッグはジェラール家に侵入し、彼が置いてきた結婚指輪を探し出した。帰りにサーカス団の馬を連れ出し、タンザニアの野生のシマウマに見立てて写真を撮った。

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』のあらすじ【転】

夫婦はカンヌ観光に出発した。グレッグは音楽関係者を装ってシンシアにスカウトだと言って近づき、ホテルから出させようとした。フローには携帯電話でシマウマの写真を送り、タンザニアにいるように思い込ませた。

社員のオーギュスタンは夫妻の後を付けていたが、途中ではぐれてしまった。夫婦にとっては久しぶりのデートとなり、浜辺を歩いたり、小石を海に投げたりして、恋人同士のように過ごした。

その頃、タンザニアで大地震が発生。フローは心配して、何度もグレッグに電話をする。グレッグはタンザニアにいるというアリバイを作るため、ホテルにいた土産物売りに頼んでタンザニア人になりすましてもらう。2人は並んで電話に出て、彼女にタンザニアにいることを信じ込ませた。

安心したフローは浜辺で日光浴をした。すると、さっき電話に出たタンザニア人が、土産物を売っているのを目撃。怪しんだ彼女は、タンザニアのホテルに電話をすると、グレッグは宿泊していないことが分かった。

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』の結末・ラスト(ネタバレ)

グレッグはシンシアをホテルから連れ出していたが、車がエンストし、サーカス団員に助けられていた。その団員がシマウマを盗んだ犯人を許さないと言い出して、グレッグは青ざめた。キャンピングカーを盗んで逃走すると、レストランに突っ込んで気を失った。

目が覚めると病院で、フローが目の前にいた。浮気を疑う彼女に、タンザニアから急いで帰国し、ヒッチハイクでカンヌに来たと嘘をついた。ジェラールは妻との愛を取り戻した。妻の素晴らしさを再認識できたのは君のおかげだと、グレッグに感謝した。

別れを告げられたシンシアは、アリバイ・ドットコムの存在を知り、腹いせにマスコミにタレこみをした。テレビはこれまでのアリバイを放送。顧客たちの嘘がすべて公となり、会社は苦情や請求書の山となった。信用を失った彼は、フローからも別れを告げられ、失意のどん底に。

ある日、グレッグが不良グループに絡まれるのを、フローは目撃した。「俺は恋人を失った。殴り殺してくれ」という彼を見て、彼女の心が揺らいだ。「もう嘘をつかないと約束したら許してあげる」と言い、2人は仲直りをした。

そこにオーギュスタンがやって来て、仲直りを手助けする会社を立ち上げたと話した。彼らの横を、「SOSカップル・ドットコム」のバスが横切る。仕組まれたかもしれないと彼女は気付いた。

映画『アリバイ・ドット・コム カンヌの不倫旅行がヒャッハー!な大騒動になった件』の感想・評価・レビュー

フランスで人気のコメディ俳優、フィリップ・ラショーが監督・脚本・主演を務めている作品。ハチャメチャなのに完璧なアリバイで、次々と降りかかる難題を切り抜ける。その上、隙あらばギャグを詰め込む抜け目のなさ。お色気あり、下ネタあり、動物ネタや映画のパロディもあり。くだらないけど笑ってしまうギャグが随所に散りばめられている。テンポが良く、最初から最後まで理屈抜きで笑える映画だ。(MIHOシネマ編集部)


フィリップ・ラショー監督作品の「ヒャッハー!」シリーズの第三弾。今作は、ヒャッハーのキャストが別の役に挑戦し、新しいストーリーになっています。
フランス映画って、オシャレで品のいい雰囲気がありますが、こういうおふざけ映画を作らせても抜群のセンスがありますよね。『TAXi』シリーズでもちょっとお下品なシーンが多々あったり。フランス人は意外とこういうおふざけが好きなのでしょうか。
新たなストーリーもとにかく笑いがいっぱいで、本当に面白かったです。今後も続いて欲しいシリーズです。(女性 30代)

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